Oracle Hyperion Planning Webインタフェースのテキストを非ラテン言語にカスタマイズするには、HspCustomMsgs_en.template
ファイルを更新します。この例では、ファイルをロシア語に更新する方法を示します。
HspCustomMsgs_en.template
をカスタマイズするには:
/custom
ディレクトリでHspCustomMsgs_en.template
を探します。HspCustomMsgs_ru.source
など、.source
拡張子を使用するようにテンプレート・ファイルの名前を変更します。HspCustomMsgs_ru.source
など、その言語のソース・ファイルをレビューして、ファイルのどのラベルをカスタマイズする必要があるかを判断します。そのラベルの翻訳を.source
ファイルに追加し、その他のすべてのラベルを除去し、ファイルを保存します(カスタマイズが必要なのは、このファイル内のラベルのみです)。ロシア語、日本語、韓国語、トルコ語、簡体字中国語、繁体字中国語などの言語では、ステップ5に進んで、Javaプロパティ・ファイルを作成します。
デンマーク語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ブラジル・ポルトガル語、スウェーデン語などのLatin1言語では、.source
ファイル(HspCustomMsgs_ru.source
など)を.properties
拡張子付きで保存して(HspCustomMsgs_ru.properties
など)手動でプロパティ・ファイルを作成します。
native2ascii
プログラムを使用し、ソース文字列をUnicode文字列に変換し、HspCustomMsgs_ru.properties
など、その言語用のカスタム・プロパティ・ファイルを作成します。このプログラムを使用するには、ロシア語用のCp1251など、その言語用のエンコードを入力する必要があります。使用方法:
native2ascii [-encoding language_encoding] [inputfile_name[outputfile_name]]
表13-5 言語エンコード・パラメータの例
言語 | エンコード・パラメータ |
---|---|
ロシア語 | Cp1251 |
トルコ語 | Cp1254 |
日本語 | SJIS |
簡体字中国語 | EUC_CN |
繁体字中国語 | Big5 |
韓国語 | EUC_KR |
native2ascii
プログラムがインストールされていることを確認し、このプログラムへのインストール・パスを記録します。一部のアプリケーション・サーバーは、このプログラムを自動的にインストールします。このプログラムがインストールされていない場合は、JDKをインストールできます。native2ascii
プログラムへのパス、言語エンコード・パラメータ、作成するソースおよびターゲット・ファイルの名前を順に入力します。例:
C:\j2sdk1.4.2_15\bin\native2ascii -encoding Cp1251 HspCustomMsgs_ru.source HspCustomMsgs_ru.properties
HyperionPlanning.ear
ファイルを一時的な場所に抽出します。HspCustomMsgs_ru.properties
など)を、HyperionPlanning.war
が抽出されたcustom
ディレクトリにコピーします。HyperionPlanning.ear
を再作成し、earファイルを EPM_ORACLE_INSTANCE_HOME\products\Planning\AppServer\InstallableApps\Common
に配置します\HyperionPlanning
を一時的な場所から削除します。