メンバーの選択

「メンバー選択」ダイアログ・ボックスを使用して、Oracle Hyperion Planning機能のメンバーおよび他の情報を選択します。たとえば、フォーム管理、ビジネス・ルール実行時プロンプト、および「セル詳細のクリア」のメンバーを選択できます。メンバーの選択には、現在のアプリケーションに対するディメンション編集者のメンバーの設定およびユーザーによって設定されたメンバー選択オプションに応じて、メンバー名または別名、あるいはその両方を使用できます。

メンバーを選択するには:

  1. メンバー・リストからメンバーを選択します。
  2. オプション: 検索条件を選択または入力します。
    1. 「検索」ボックスで、「メンバー名」「メンバーの別名」「説明」または「UDA」の中からオプションを選択します。

      また、メンバー名、別名、説明、UDAのすべてまたは一部を入力することもできます。検索の対象には共有メンバーも含まれます。完全一致を検索するには、「完全一致」を選択し、検索文字列を入力します。検索では大文字と小文字は区別されません。検索できるのは、1つの単語、複数の単語またはワイルドカード文字です。ワイルドカードを使用した検索を参照してください。

    2. 「検索」アイコンをクリックします。
  3. オプション: 現在のセッションの「メンバー選択」ダイアログ・ボックスの左ペインで情報を表示する方法およびメンバーをフィルタする方法を設定するには、メンバー・リストの上にある次のアイコンの1つをクリックします。関数や世代などの複数のフィルタを選択できます。
    • 「すべて縮小」アイコンすべてのメンバーを縮小します

    • 「すべて展開」アイコンすべてのメンバーを展開します

    • プロパティ・アイコンの表示プロパティを表示します。「メンバー名」「別名」「メンバー名:別名」または「別名:メンバー名」を選択します。または、「追加表示プロパティ」を選択し、「説明」または「カウント」を選択します。選択したオプションは、左ペインまたは右ペインの列に表示されます。列を削除するには、選択をクリアします。

    • 「関数別に選択項目のみ保持」アイコン 「関数別に選択項目のみ保持」。「メンバー」「子孫」「子孫(含む)」「祖先」「祖先(含む)」「兄弟」「兄弟(含む)」「親」「親(含む)」「子」「子(含む)」または「レベル0子孫」を選択します。

    • 「属性別に選択項目のみ保持」アイコン 「属性別に選択項目のみ保持」。属性が定義されている場合、「属性」「演算子」および「値」のオプションを選択し、「OK」をクリックします。複数の属性を選択できます。

    • 「レベル別または世代別に選択項目のみ保持」アイコン 「レベル別または世代別に選択項目のみ保持」。「レベル」または「世代」を選択して、表示するレベルまたは世代を選択し、「OK」をクリックします。

    • 「リフレッシュ」アイコン : 表示をリフレッシュしてフィルタを解除します。

  4. メンバー・リストで、選択を行います。

    アクセス権があるメンバーのみが表示されます。

    ノート:

    • 実行時プロンプトの場合のみ: 表示される階層は、ビジネス・ルールの起動対象となるアプリケーションおよびプラン・タイプに対するものです。実行時プロンプトの場合、実行時プロンプトの制限を満たすメンバーが表示されます。

    • ディメンション間またはメンバー範囲実行時プロンプトを持つビジネス・ルールまたは検証ルールの場合のみ: 「ディメンションの選択」リストから、この実行時プロンプトについてビジネス・ルール・デザイナが設定するディメンションを選択します。

    • 共有メンバーの場合のみ: 共有メンバーはshared_member.parent_member (shared)のフォーマットで表示されます。共有メンバーをダイアログ・ボックスの右側で選択したときには、共有メンバー名のみが表示されます。

  5. オプション: 「縮小」アイコンまたは「展開」アイコンをクリックし、階層を縮小または展開します。
  6. 「選択したメンバー」リストとの間でメンバーを移動します。

    階層関係に基づいてメンバーの範囲を選択するには、ダイアログ・ボックスの中央にある「関数セレクタ」アイコンをクリックします。

    表7-1 メンバーの関係

    関係 含まれるメンバー

    メンバー

    選択したメンバー

    子孫

    選択したメンバーのすべての子孫(選択したメンバーは除く)

    子孫(含む)

    選択したメンバーとその子孫

    祖先

    選択したメンバーの上方にあるすべてのメンバー(選択したメンバーは除く)

    祖先(含む)

    選択したメンバーとその祖先

    兄弟

    選択したメンバーと同じ階層レベルからのすべてのメンバー(選択したメンバーは除く)

    兄弟(含む)

    選択したメンバーとその兄弟

    選択したメンバーの上方にあるレベルのメンバー

    親(含む)

    選択したメンバーとその親

    選択したメンバーの真下にあるレベルのすべてのメンバー

    子(含む)

    選択したメンバーとその子

    レベル0の子孫

    子を持たない選択したメンバーのすべての子孫

    オプション: 右側のペインで選択したメンバーに関数を挿入するには、ダイアログ・ボックスの右側にある「関数セレクタ」アイコン「関数セレクタ」アイコンをクリックします。

  7. 変数または属性が定義されている場合、「変数」タブをクリックし、ユーザー変数、代替変数および属性のメンバーを選択します。各カテゴリのメンバーは子として表示されます。フォームに表示されるのは、ユーザーが読取りアクセス権を持つメンバーのみです。
    • ユーザー変数: メンバーとしてのユーザー変数の選択についての説明に従って、メンバーを選択します。

    • 代替変数: メンバーとしての代替変数の選択についての説明に従って、メンバーを選択します。選択内容は、システム設定の指定で説明されている、「代替変数の表示を使用可能にする」のプリファレンス設定に応じて異なります。

    • 属性: 次の表で説明されている値に基づいて属性を選択します。非レベル0属性を選択すると、すべてのレベル0子孫が選択され、各子孫に演算子が適用されます(メンバーとしての属性値の選択についてを参照)。

      オプション: カスタム属性に適用される関数を選択するには、「関数セレクタ」アイコンをクリックします。ディメンション別にフィルタするには、「ディメンション」ドロップダウン・リストからオプションを選択します。

      表7-2 属性値の選択

      演算子 含まれる属性値

      等しい

      選択された属性に等しい

      等しくない

      選択された属性に等しくない

      より大きい

      選択された属性よりも大きい

      以上

      選択された属性に等しいか大きい

      より小さい

      選択された属性より小さい

      以下

      選択された属性に等しいかより小さい

  8. メンバー選択オプションがメンバー・セレクタ・ダイアログ・ボックスを呼び出すコンテキストに適していることを確認します。
  9. 「OK」をクリックします。