ビジネス・ルール・セキュリティの移行

アップグレードされたアプリケーションでOracle Hyperion Business Rulesを使用していた場合、管理者はビジネス・ルールの起動アクセス権限およびそのプロジェクトを、Business RulesからOracle Hyperion PlanningOracle Hyperion Calculation Managerビジネス・ルールにHBRMigrateSecurity.cmdユーティリティを使用して移行できます。

HBRMigrateSecurity.cmdユーティリティで次の操作を実行します:

  • 特定のPlanningアプリケーションのビジネス・ルールに割り当てられている起動アクセス権限を上書きします。

  • Oracle Hyperion Shared Services Consoleで特定のPlanningアプリケーションに提供されるユーザーおよびグループのアクセス権を移行します。

注:

Business Rulesは、現在ではPlanningでサポートされておらず、Calculation Managerが唯一のオプションであるため、「計算モジュール」設定は「システム設定」ページから削除されました。

ビジネス・ルールおよびそのフォルダのアクセス権限を移行するには:

  1. HBRMigrateSecurity.cmdを実行する前に:
    • ビジネス・ルールをBusiness RulesからCalculation Managerへ移行します。Oracle Hyperion Calculation Manager設計者ガイドを参照してください。

    • ビジネス・ルールをPlanningにデプロイします。

  2. コマンド・ラインで、planning1ディレクトリから次のコマンドとそのパラメータを入力し、それぞれをスペースによって区切ります:

    HBRMigrateSecurity.cmd [-f:passwordFile] /A: appname /U: admin /F: output file

    planning1の完全パスは、EPM Oracleインスタンスについてを参照してください。

    表3-6 HBRMigrateSecurityパラメータ

    パラメータ 目的 必須?

    [-f:passwordFile]

    オプション: 暗号化されたパスワードを設定する場合、passwordFileで指定されたファイルのフル・パスおよび名前からパスワードを読み取るため、コマンド・ラインでの最初のパラメータとして使用します。Planningユーティリティでパスワード・プロンプトを抑制を参照してください。

    いいえ

    /A: appname

    ビジネス・ルールの起動アクセス権限を移行するPlanningアプリケーションを指定します。

    はい

    /U: admin 管理者のユーザー名を指定します

    はい

    /F: output file

    XML出力ファイルの名前を指定します。ファイルがplanning1ディレクトリにない場合は、完全パスを指定します(planning1の完全パスは、EPM Oracleインスタンスについてを参照してください)。このファイルにはトランザクションのログが含まれ、トラブルシューティングに役立ちます。

    はい

    /? HBRMigrateSecurity.cmdの構文とオプションを印刷します

    いいえ

  3. プロンプト表示があればパスワードを入力します。

例:

HBRMigrateSecurity.cmd /A:appname /U:admin /F:C:\temp\HBRExportedSecurity.xml

移行したビジネス・ルールに関するCalculation Managerセキュリティ設定の詳細は、実行時プロンプトと承認セキュリティについてを参照してください。