レビュー・プロセス

予算プロセスが完了するまで、プランニング・ユニットは確認者間を移動します。レビュー・プロセスは、プランニング・ユニットに対して所有者および確認者を選択したときに設定した移動パスに沿って行われます。ただし、イベントにより移動パスの変更がトリガーされた場合は異なります。移動パスに影響するイベントは次のとおりです:

  • 給与、新規採用または資本設備などの予算項目の費用の境界を超過する場合、または境界に到達しない場合

  • 現在の所有者が予算を、追加情報を求めて前の所有者に戻す場合

  • 現在の所有者が、必ずしも移動パスにいないが許可されたユーザーに支援を求める場合

選択した承認テンプレートによって、予算を確認する最初のユーザーが決まります(プランニング・ユニット階層の名前、スコープ、テンプレートの設定を参照)。最初のユーザーは、割り当てられたタスクを完了し、次に(「ボトム・アップ」テンプレートを)上位に移動したり、(「配分」テンプレートを)送信します。これにより、次の所有者に予算に注目するよう警告します。予算がユーザー間で受渡しされれば、他のユーザーにも通知されます。

各確認者は、予算を次の確認者に送信する前にプランニング・ユニットを検証する必要があります。検証により、確認者が処理するプランニング・ユニットに定義されているすべてのデータ検証ルールが実行され、プランニング・ユニットの移動パス内のすべてのデータ・エラーまたは変更がレポートされます。プランニング・ユニットの移動パスの変更を参照してください。

ヒント:

「承認」に(ユーザーIDではなく)ユーザーのフルネームを表示するには、システム設定の指定の説明に従って、オプション「ユーザーのフル・ネームの表示」を選択します。