プランニング・ユニットの検証

予算プロセスが完了するまで、プランニング・ユニットは確認者間を移動します。各確認者は、予算を次の確認者に送信する前にプランニング・ユニットを検証する必要があります。検証により、確認者が処理するプランニング・ユニットに定義されているすべてのデータ検証ルールが実行され、プランニング・ユニットの移動パス内のデータ・エラーまたは変更がレポートされます。

選択した「承認」テンプレートによって、予算をレビューする最初のユーザーが決定されます。最初のユーザーは、割り当てられたタスクを完了し、次に、予算を上位に移動したり(「ボトム・アップ」テンプレート)、予算を送信します(「配分」テンプレート)。プリファレンスで承認通知が設定されている場合、次の所有者に予算に注目するよう警告します。予算がユーザー間で受渡しされれば、他のユーザーにも通知されます。

レビュー・プロセスは、イベントにより変更がトリガーされていなければ移動パスに沿って行われます。移動パスに影響するイベントは次のとおりです:

  • 給与、新規採用または資本設備などの予算項目の費用の境界を超過する場合、または境界に到達しない場合

  • 現在の所有者が予算を、追加情報を求めて前の所有者に戻す場合

  • 現在の所有者が、必ずしも移動パスにいないが許可されたユーザーに支援を求める場合

プランニング・ユニットを検証するには:

  1. 「ツール」「承認の管理」の順に選択します。
  2. 「シナリオ」で、シナリオを選択します。
  3. 「バージョン」で、バージョンを選択します。
  4. 「実行」をクリックし、選択したシナリオとバージョンの組合せに関連付けられたプランニング・ユニットを表示します。

    リストされたプランニング・ユニットは承認に使用できます。ツリーまたはフラット・リストでのプランニング・ユニット・メンバーの表示、階層の展開、および列ヘッダーのクリックによるリストのソートを行うことができます。

  5. 「列のフィルタ」アイコンが含まれる列で列ヘッダーを右クリックし、コンテンツ別にプランニング・ユニット・リストを並べ替えます。列ヘッダーでダブルクリックして「フィルタ」ダイアログ・ボックスを開いてから、オプションを選択することで、リストをフィルタします。

    プランニング・ユニットの順序付けおよびフィルタリングの詳細は、承認ダッシュボードを使用したプランニング・ユニットのステータスの表示の手順5から6を参照してください。

  6. プロセス・ビュー、プランニング・ユニットの順に選択し、「検証」をクリックして、プランニング・ユニットに関連付けられているすべてのデータ検証ルールを実行します。

    関連付けられているすべてのデータ検証ルールの条件が満たされると、「追加の承認は不要です」というメッセージが「サブステータス」に表示されます。これは、プランニング・ユニットが移動可能であることを示します。

  7. 他のメッセージが表示された場合は、データ検証レポートを確認し、必要なアクションを実行します。プランニング・ユニットの検証問題の表示と解決を参照してください。

    注:

    開始されていないプランニング・ユニットは検証できません。

    注:

    「上位へ移動」を選択した場合も、プランニング・ユニットに定義されている検証ルールが実行されます。関連付けられているすべてのデータ検証ルールの条件が満たされると、プランニング・ユニットの移動パスに定義されている次の所有者にプランニング・ユニットが移動されます。