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Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
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PUSH

PUSHコマンドは、ディメンション(NAMEディメンションを含む)の現行のステータス、値セットのステータス、オプションの値または単一セル変数の値を保存するコマンドです。これらの保存値およびステータスは、POP文によって後でリストアできます。

一般にPUSHおよびPOPは、プログラムの実行時にのみ適用されるオプションおよびディメンション・ステータスを変更するときに、プログラム内で使用されます。その後、オプションおよびステータスはプログラムの実行前と同じになります。

構文

PUSH name1 [name]

引数

name

ステータスまたは値を保存する、ディメンション、値セット、オプションまたは変数の名前。

注意

ディメンションのプッシュされたステータスでのMAINTAIN文の効果

ディメンションを指定してMAINTAIN文を使用すると、ディメンションのプッシュされたステータス・リストが消去されます。たとえば、毎回異なる制限値を使用してディメンションmonthを数回プッシュしたとします。MAINTAIN文を使用してmonthディメンションのメンテナンス・アクティビティを実行すると、monthのステータスはALL(デフォルト)にリセットされ、monthディメンションをポップしても効果がなくなります。

例10-85 値の保存とリストア

次のプログラムは、PUSHおよびPOPを使用して、特定の製品、地区および月に関して小数桁のない売上高を表示し、その後、ステータスの設定およびDECIMALSの値をプログラム実行前の状態にリストアします。

DEFINE report1 PROGRAM
PROGRAM
TRAP ON cleanup
PUSH DECIMALS product district month

DECIMALS = 0
LIMIT product TO 'Sportswear' 'Footwear'
LIMIT district TO 'Atlanta' 'Dallas'
LIMIT month TO 'Jan96' TO 'Jun96'
REPORT sales

cleanup:
POP DECIMALS product district month
END