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Oracle Warehouse Builderインストレーションおよび管理ガイド
11gリリース1(11.1)for Microsoft Windows and UNIX Systems
E05735-03
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4 Oracle Warehouse Builderの削除

この章では、Oracle Warehouse Builderコンポーネントを削除する次の手順を説明します。

Oracle Warehouse Builderを削除する一般的な手順

Warehouse Builderを削除する手順は、ユーザーのコンピュータからクライアント・コンポーネントのみを削除する場合と、ユーザーの環境からサーバーおよびクライアント・コンポーネントをすべて削除する場合によって異なります。

クライアントのインストールを削除する場合は、「Oracle Warehouse Builderソフトウェアの削除」の説明に従ってください。リポジトリを含むすべてのWarehouse Builderコンポーネントを削除する場合は、リポジトリ・データベースに対するSYSDBA権限が必要です。この章に記載された順序に従って手順を実行すれば、SQL Plusなどのユーティリティを使用して手動でコンポーネントを削除する必要はありません。

複数またはすべてのコンポーネントを削除する場合は、この章に記載された順序に従ってください。

すべてのコンポーネントを削除するには、次の手順を実行します。

  1. ワークスペース・ユーザーの削除

    リポジトリ・アシスタントの「拡張設定」オプションを使用して、1人以上のユーザーを削除します。

  2. ワークスペース所有者の削除

    リポジトリ・アシスタントの「拡張設定」オプションを使用して、ワークスペース所有者を削除します。

  3. Oracle Warehouse Builderソフトウェアの削除

    Oracle Universal Installerを起動して、ソフトウェア・コンポーネントを削除します。

  4. スキーマ・オブジェクトの削除(オプション)

  5. Oracle 10gデータベースからのリポジトリの削除

ワークスペース・ユーザーの削除

ワークスペース所有者を削除する場合は、その前に関連するワークスペースのユーザーを削除する必要があります。ワークスペース・ユーザーを削除する場合は、リポジトリからそのユーザーを登録解除して削除します。Warehouse Builderリポジトリからユーザーを削除しても、Oracle Database内のユーザーのアカウントは削除または変更されません。

ワークスペース・ユーザーを削除する手順は次のとおりです。

  1. Oracle Warehouse Builderリポジトリ・アシスタントを起動します。

    Windowsの場合は、「スタート」→「プログラム」→owb home→「Warehouse Builder」→「Administration」→「Repository Assistant」を選択します。

    UNIXの場合は、owb home/owb/bin/unixに移動し、reposinst.shを実行します。

  2. インストール・タイプ」ページで、「拡張設定」を選択し、「次へ」をクリックします。

  3. 接続情報」ページで、次のようなリポジトリへの接続情報を入力します。

    • SYSDBAユーザー名

    • SYSDBAパスワード

    • ホスト名

    • ポート番号(デフォルトのポート番号は1521)

    • Oracleサービス名

  4. 操作を選択」ページで、「Warehouse Builderワークスペース・ユーザーの管理」オプションを選択し、「次へ」をクリックします。

  5. ワークスペース・ユーザーの管理」ページで、「1人以上のWarehouse Builderワークスペース・ユーザーの登録を削除」オプションを選択します。

  6. ワークスペース所有者情報」ページで、削除するユーザーのワークスペース所有者を選択します。ワークスペース所有者のパスワードを入力し、「次へ」をクリックします。「ワークスペース・ユーザーの選択」ページが表示されます。

  7. 削除するワークスペース・ユーザーを選択し、左から右方向のシャトル・ボタンをクリックして、そのユーザーを「選択済:」ボックスに移動します。

  8. サマリー」ページで、選択内容を確認し、「終了」をクリックします。

ワークスペース・ユーザーが削除された後、「削除の成功」ページが表示されます。

ワークスペース所有者の削除

ワークスペース・ユーザーを削除した後、ワークスペース所有者を削除できます。ワークスペース所有者を削除する場合は、リポジトリからその所有者を登録解除して削除します。リポジトリから所有者を削除しても、Oracle Database内の所有者のアカウントは削除または変更されません。

ワークスペース所有者を削除する手順は次のとおりです。

  1. リポジトリ・アシスタントを起動し、「操作を選択」ページにナビゲートします。

    ワークスペース・ユーザーの削除」の手順1〜3を繰り返します。

  2. 操作を選択」ページで、「Warehouse Builderワークスペース所有者の管理」オプションを選択します。

  3. 次へ」をクリックします。

  4. ワークスペース所有者の管理」ページで、「既存のWarehouse Builderワークスペース所有者の削除」オプションを選択します。

  5. 次へ」をクリックします。「ワークスペース所有者情報」ページが表示されます。

  6. 「ワークスペース所有者のパスワード」を入力します。

  7. 「サマリー」ページで選択内容を確認し、「終了」をクリックします。

ワークスペース所有者が削除された後、「削除の成功」ページが表示されます。

Oracle Warehouse Builderソフトウェアの削除

Oracle Warehouse Builderを削除する手順は次のとおりです。

  1. Oracle Universal Installerを起動します。

    Windowsの場合は、「スタート」→「プログラム」→owb homeインストールされたOracle製品→「Universal Installer」を選択します。

    UNIXの場合は、owb home/oui/binに移動し、Installer.shを実行します。

  2. Oracle Universal Installer: ようこそ」ページで、「製品の削除」をクリックします。

  3. インベントリ」ページの「内容」タブの「次のOracle製品がインストールされています。」ボックスで、Oracle Warehouse Builderホームを選択します。

  4. 削除」をクリックします。

  5. 確認」ページで、「はい」をクリックし、Oracle Warehouse Builderを削除します。削除プロセスが開始されます。

  6. 削除が完了した後、「インベントリ」ページの「閉じる」をクリックします。

  7. Oracle Universal Installer: ようこそ」ページで、「取消」をクリックし、「Oracle Universal Installer」ページを閉じます。

スキーマ・オブジェクトの削除(オプション)

ワークスペース・ユーザーまたはワークスペース所有者を削除する場合は、リポジトリからその所有者を登録解除して削除します。Warehouse Builderリポジトリからユーザーまたは所有者を削除しても、Oracle Database内の所有者のアカウントは削除または変更されません。

必要と判断した場合には、Oracle Enterprise Managerを使用して、Oracle Databaseからワークスペース・ユーザー、ワークスペース所有者、およびWarehouse Builder関連のロールとシノニムを完全に削除できます。


注意:

タスクを実行するためにOWBリポジトリ・ユーザーにEnterprise Managerの使用権限を付与するには、SQL*Plusで次のコマンドを入力します。
GRANT SELECT any dictionary to "&OWB repository user";

Oracle 10gデータベースからのリポジトリの削除

SQLスクリプトclean_owbsys.sqlを使用すると、Oracle Warehouse Builder 11gリポジトリとその関連オブジェクトを10gリリース2データベースから削除できます。このスクリプトは、owb home/owb/UnifiedReposディレクトリに保存されています。

11g Warehouse Builderリポジトリを10gリリース2データベースから削除する手順は次のとおりです。

  1. 作業ディレクトリをowb home/owb/UnifiedReposに変更します。たとえば、次のように入力します。

    C:> cd owb home

  2. SYSDBA権限を使用してSQL*Plusを起動します。

    Warehouse Builder 11gリリース1(11.1)で提供されているバージョンのSQL*Plus実行可能ファイルを使用します。この実行可能ファイルはowb home/binディレクトリにあります。

    たとえば、次のコマンドを入力します。

    C:>owb home\bin\sqlplus sys/sys_password as sysdba;

  3. clean_owbsys.sqlスクリプトを実行します。たとえば、次のように入力します。

    SQL> @clean_owbsys.sql

OWBSYSユーザーとWarehouse Builder関連のロールが、10gリリース2データベースから削除されます。

ワークスペース、ワークスペース所有者のDBユーザーおよびワークスペース・ユーザーのDBユーザーの作成にリポジトリ・アシスタントを使用した場合は、これらのオブジェクトがclean_owbsys.sqlを実行した後も継続してデータベースに存在します。