Oracle Warehouse Builderインストレーションおよび管理ガイド 11gリリース1(11.1)for Microsoft Windows and UNIX Systems E05735-03 |
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この章では、Oracle Warehouse Builderコンポーネントを削除する次の手順を説明します。
Warehouse Builderを削除する手順は、ユーザーのコンピュータからクライアント・コンポーネントのみを削除する場合と、ユーザーの環境からサーバーおよびクライアント・コンポーネントをすべて削除する場合によって異なります。
クライアントのインストールを削除する場合は、「Oracle Warehouse Builderソフトウェアの削除」の説明に従ってください。リポジトリを含むすべてのWarehouse Builderコンポーネントを削除する場合は、リポジトリ・データベースに対するSYSDBA
権限が必要です。この章に記載された順序に従って手順を実行すれば、SQL Plusなどのユーティリティを使用して手動でコンポーネントを削除する必要はありません。
複数またはすべてのコンポーネントを削除する場合は、この章に記載された順序に従ってください。
すべてのコンポーネントを削除するには、次の手順を実行します。
リポジトリ・アシスタントの「拡張設定」オプションを使用して、1人以上のユーザーを削除します。
リポジトリ・アシスタントの「拡張設定」オプションを使用して、ワークスペース所有者を削除します。
Oracle Warehouse Builderソフトウェアの削除
Oracle Universal Installerを起動して、ソフトウェア・コンポーネントを削除します。
ワークスペース所有者を削除する場合は、その前に関連するワークスペースのユーザーを削除する必要があります。ワークスペース・ユーザーを削除する場合は、リポジトリからそのユーザーを登録解除して削除します。Warehouse Builderリポジトリからユーザーを削除しても、Oracle Database内のユーザーのアカウントは削除または変更されません。
ワークスペース・ユーザーを削除する手順は次のとおりです。
Oracle Warehouse Builderリポジトリ・アシスタントを起動します。
Windowsの場合は、「スタート」→「プログラム」→owb home→「Warehouse Builder」→「Administration」→「Repository Assistant」を選択します。
UNIXの場合は、owb home/owb/bin/unix
に移動し、reposinst.sh
を実行します。
「インストール・タイプ」ページで、「拡張設定」を選択し、「次へ」をクリックします。
「接続情報」ページで、次のようなリポジトリへの接続情報を入力します。
SYSDBAユーザー名
SYSDBAパスワード
ホスト名
ポート番号(デフォルトのポート番号は1521)
Oracleサービス名
「操作を選択」ページで、「Warehouse Builderワークスペース・ユーザーの管理」オプションを選択し、「次へ」をクリックします。
「ワークスペース・ユーザーの管理」ページで、「1人以上のWarehouse Builderワークスペース・ユーザーの登録を削除」オプションを選択します。
「ワークスペース所有者情報」ページで、削除するユーザーのワークスペース所有者を選択します。ワークスペース所有者のパスワードを入力し、「次へ」をクリックします。「ワークスペース・ユーザーの選択」ページが表示されます。
削除するワークスペース・ユーザーを選択し、左から右方向のシャトル・ボタンをクリックして、そのユーザーを「選択済:」ボックスに移動します。
「サマリー」ページで、選択内容を確認し、「終了」をクリックします。
ワークスペース・ユーザーが削除された後、「削除の成功」ページが表示されます。
ワークスペース・ユーザーを削除した後、ワークスペース所有者を削除できます。ワークスペース所有者を削除する場合は、リポジトリからその所有者を登録解除して削除します。リポジトリから所有者を削除しても、Oracle Database内の所有者のアカウントは削除または変更されません。
ワークスペース所有者を削除する手順は次のとおりです。
リポジトリ・アシスタントを起動し、「操作を選択」ページにナビゲートします。
「ワークスペース・ユーザーの削除」の手順1〜3を繰り返します。
「操作を選択」ページで、「Warehouse Builderワークスペース所有者の管理」オプションを選択します。
「次へ」をクリックします。
「ワークスペース所有者の管理」ページで、「既存のWarehouse Builderワークスペース所有者の削除」オプションを選択します。
「次へ」をクリックします。「ワークスペース所有者情報」ページが表示されます。
「ワークスペース所有者のパスワード」を入力します。
「サマリー」ページで選択内容を確認し、「終了」をクリックします。
ワークスペース所有者が削除された後、「削除の成功」ページが表示されます。
Oracle Warehouse Builderを削除する手順は次のとおりです。
Oracle Universal Installerを起動します。
Windowsの場合は、「スタート」→「プログラム」→owb home→インストールされたOracle製品→「Universal Installer」を選択します。
UNIXの場合は、owb home/oui/bin
に移動し、Installer.sh
を実行します。
「Oracle Universal Installer: ようこそ」ページで、「製品の削除」をクリックします。
「インベントリ」ページの「内容」タブの「次のOracle製品がインストールされています。」ボックスで、Oracle Warehouse Builderホームを選択します。
「削除」をクリックします。
「確認」ページで、「はい」をクリックし、Oracle Warehouse Builderを削除します。削除プロセスが開始されます。
削除が完了した後、「インベントリ」ページの「閉じる」をクリックします。
「Oracle Universal Installer: ようこそ」ページで、「取消」をクリックし、「Oracle Universal Installer」ページを閉じます。
ワークスペース・ユーザーまたはワークスペース所有者を削除する場合は、リポジトリからその所有者を登録解除して削除します。Warehouse Builderリポジトリからユーザーまたは所有者を削除しても、Oracle Database内の所有者のアカウントは削除または変更されません。
必要と判断した場合には、Oracle Enterprise Managerを使用して、Oracle Databaseからワークスペース・ユーザー、ワークスペース所有者、およびWarehouse Builder関連のロールとシノニムを完全に削除できます。
注意: タスクを実行するためにOWBリポジトリ・ユーザーにEnterprise Managerの使用権限を付与するには、SQL*Plusで次のコマンドを入力します。GRANT SELECT any dictionary to "&OWB repository user"; |
SQLスクリプトclean_owbsys.sql
を使用すると、Oracle Warehouse Builder 11gリポジトリとその関連オブジェクトを10gリリース2データベースから削除できます。このスクリプトは、owb home/owb/UnifiedRepos
ディレクトリに保存されています。
11g Warehouse Builderリポジトリを10gリリース2データベースから削除する手順は次のとおりです。
作業ディレクトリをowb home/owb/UnifiedRepos
に変更します。たとえば、次のように入力します。
C:> cd owb home
SYSDBA権限を使用してSQL*Plusを起動します。
Warehouse Builder 11gリリース1(11.1)で提供されているバージョンのSQL*Plus実行可能ファイルを使用します。この実行可能ファイルはowb home/bin
ディレクトリにあります。
たとえば、次のコマンドを入力します。
C:>owb home\bin\sqlplus sys/
sys_password
as sysdba;
clean_owbsys.sql
スクリプトを実行します。たとえば、次のように入力します。
SQL> @clean_owbsys.sql
OWBSYS
ユーザーとWarehouse Builder関連のロールが、10gリリース2データベースから削除されます。
ワークスペース、ワークスペース所有者のDBユーザーおよびワークスペース・ユーザーのDBユーザーの作成にリポジトリ・アシスタントを使用した場合は、これらのオブジェクトがclean_owbsys.sql
を実行した後も継続してデータベースに存在します。