Oracle Warehouse Builderインストレーションおよび管理ガイド 11gリリース1(11.1)for Microsoft Windows and UNIX Systems E05735-03 |
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この章は、インストール時にエラーや問題が発生した場合に参照してください。この章では、次の項目について説明します。
Warehouse Builderで発生したエラーのトラブルシューティングを行うには、次の手順を実行します。
この章を参照して、問題を解決します。
インストール・プロセスでWarehouse Builderによってエラー・メッセージが表示される場合は、「インストールに関連したエラー・メッセージ」を参照してください。エラー番号を控えていない場合は、「インストール・エラーのログ・ファイル」を参照してください。
エラー・メッセージがない場合は、「エラー・メッセージが表示されないインストール時の問題のトラブルシューティング」を参照してください。
問題の追加情報を確認するには、「Warehouse Builderのログ・ファイルの検査」を参照してください。
それでも問題が解決されない場合は、https://metalink.oracle.com/
にアクセスして解決方法を検索します。
Oracle Warehouse Builderのリリース・ノートに記載されている、インストールに関する注意点および既知の問題を参照してください。
前の手順で問題を解決できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。
Oracleサポート・サービスによって、「Warehouse Builderの特定コンポーネントに対するログ・ファイルの生成」の手順を実行するよう要求されることがあります。
この項では、Warehouse Builderでログに記録されるすべてのタイプのエラー・メッセージについて概略を示し、そのアクセス方法について説明します。
Warehouse Builderでログに記録されるエラーのタイプは次のとおりです。
インストール・エラーのログ・ファイル
Oracle Universal Installerを実行してWarehouse Builderをインストールすると、インストール・エラーのログが次のディレクトリに自動的に保存されます。
C:\ProgramFiles\Oracle\Inventory\logs\installActions<timestamp>.log
Warehouse Builderリポジトリ・アシスタントを実行すると、ワークスペースのインストール・エラーのログが次のディレクトリに保存されます。
owb home\UnifiedRepos\log_timestamp.log
インストール時に発生する一般的なエラーに対して推奨されるアクションについては、「インストールに関連したエラー・メッセージ」を参照してください。
メタデータのインポートおよびエクスポート・エラーのログ・ファイル
メタデータのインポート: メタデータ・インポート・ユーティリティを使用してプロジェクトや特定のオブジェクトをワークスペースにインポートすると、Warehouse Builderではインポート・プロセスの詳細がログ・ファイルに記録されます。このログ・ファイルの名前と場所は、「メタデータのインポート」ダイアログ・ボックスで指定できます。
メタデータのエクスポート: メタデータ・エクスポート・ユーティリティを使用してWarehouse Builderのプロジェクトや特定のオブジェクトをエクスポートすると、Warehouse Builderではエクスポートの詳細がログ・ファイルに記録されます。このログ・ファイルの名前と場所は、「メタデータのエクスポート」ダイアログ・ボックスで指定できます。
転送ウィザードを使用したメタデータのインポート
Warehouse Builder転送ウィザードを使用してデザイン・メタデータをインポートした場合は、インポートの完了後にログ・ファイルを確認できます。Warehouse Builderに「転送するメタデータ」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「ログ・ファイルの表示」をクリックすると、図6-1に示すログ・ファイルが表示されます。ログ・ファイルをローカル・システムに保存するには、「別名で保存」をクリックします。
検証エラーのログ・ファイル
Warehouse Builderでは、コンソール・ツリーでオブジェクトを選択し、「オブジェクト」メニューから「検証」を選択すると、すべてのオブジェクトを検証できます。検証が完了すると、図6-2に示す「検証結果」ウィンドウに検証メッセージが表示されます。
マッピング・エディタで「マッピング」→「検証」を選択すると、マッピングを検証することもできます。検証メッセージおよびエラーが「検証結果」ウィンドウに表示されます。
「検証結果」ウィンドウの「検証」タブで「オブジェクト」列にあるオブジェクト名をダブルクリックすると、そのオブジェクトのエディタが表示されます。エディタでエラーを修正できます。「メッセージ」列のメッセージをダブルクリックすると、メッセージ・エディタのウィンドウに詳細なエラー・メッセージが表示されます。メッセージをローカル・システムに保存するには、メニュー・バーで「コード」→「ファイルとして保存」を選択します。
Warehouse Builderでは、検証したオブジェクトごとに最新の検証メッセージが保存されます。これらのメッセージには、プロジェクト・エクスプローラ内のコンソール・ツリーでオブジェクトを選択し、メニュー・バーから「表示」→「検証メッセージ」を選択することでいつでもアクセスできます。メッセージが「検証結果」ウィンドウに表示されます。
生成エラーのログ・ファイル
Warehouse Builderのオブジェクトに対してスクリプトを生成した後、その生成結果とエラーが、図6-3に示す「生成結果」ウィンドウに表示されます。「検証」タブの「メッセージ」列でエラーをダブルクリックすると、メッセージ・エディタが表示され、そこでエラーをローカル・システムに保存できます。
配布および実行エラーのログ・ファイル
場所を指定することによって、実行または配布エラーおよび警告メッセージのログをローカル・システムに保存できます。プロジェクト・エクスプローラでプロジェクトを選択します。次に、「ツール」メニューから「プリファレンス」を選択します。「プリファレンス」ダイアログ・ボックスで、左側のオブジェクト・ツリーにある「ロギング」オプションをクリックします。右側のリスト・ボックスで、ログ・ファイルのパス、名前および最大サイズを設定できます。保存するログのタイプを選択することもできます。
この配布およびエラー・メッセージのログは、Warehouse Builderのコンソールで、メニュー・バーから「表示」→「メッセージ・ログ」を選択することで表示できます。この「メッセージ・ログ」ダイアログ・ボックスは読取り専用です。
コントロール・センター・サービスに関するエラーは、次のパスに保存されます。
Oracle Databaseサーバー上のowb home\log\Repository_Name\log.xx
データの変換またはロードに関連するエラーは、ランタイム表に保存されます。これらのエラー・レポートには、リポジトリ・ブラウザを使用してアクセスできます。このブラウザには、過去の配布および実行に関する詳細情報が表示されます。エラー・メッセージを表示して詳細を監査するには、実行レポートで「実行」タブをクリックします。
Name and Addressサーバー・エラーのログ・ファイル
Warehouse Builderで提供されるName and Addressのクレンジング・サービスを使用する場合は、それに関連したエラーが表示されることがあります。
Name and Addressサーバーの起動および実行エラーは、次の場所に保存されます。
owb home
\owb\bin\admin\NASver.log
たとえば、Name and Addressサーバーが次の設定で有効化されているとします。
owb home
\owb\bin\admin\NameAddr.properties:TraceLevel=1
,
この場合、ログ・ファイルNASvrTrace.log
が作成されます。
この項では、次の項目について説明します。
'<ドライブ>:\Program Files\ Qarbon\viewlet Builder3jre\lib\fonts'にフォントが見つかりません
IMP-00003: ORACLEエラー30371が発生しました、ORA-30371: 同じ列で2ディメンション以上のレベルを定義することはできません。
ORA-04020: オブジェクトをロックしようとしてデッドロックを検出しました。または、ORA-04021: オブジェクトをロック待ちしていてタイムアウトが発生しました。
原因と処置
WindowsとUNIXを含むすべてのプラットフォームで、入力するパスにはスラッシュ(/)を使用する必要があります。また、大文字と小文字も区別されます。ここで入力したパスの文字は、オペレーティング・システムで認識されているWarehouse Builderホームのパスと完全に一致している必要があります。
UNIXでは、正しいパスはowb home
ディレクトリのパスになります。Windowsでowb home
ディレクトリの正しいパスを決定するには、デフォルトのWindowsコマンド・プロンプトの一部として表示されるパスで、円記号をUNIX形式のスラッシュに置換します。後続のスラッシュは不要です。たとえば、次のWindowsコマンド・プロンプトの場合、
C:\Oracle\My_OWB_Home\>
次のテキストを入力します。
C:/Oracle/My_OWB_Home
SYS
ユーザーはSYSDBA
資格証明とREMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE=EXCLUSIVE
を持ちます。この資格証明は、次のconnect文を発行することにより確認できます。
SQL> CONNECT sys@tns_name_of_db AS SYSDBA;
sys_passwordを入力します。
データベースがREMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE=NONE
を使用して構成されている場合は、前述の文が失敗します。
データベースを
REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE=EXCLUSIVE
を使用して再構成し、パスワード・ファイルが存在しない場合は作成します。
前述の操作が不可能な場合は、
O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITY=TRUE
を使用してデータベースを再構成します。
start_service.sql
を使用します。
コントロール・センター・サービスをサーバー・ホストで実行できない場合は、適切なスクリプトlocal_service_login.sh
またはlocal_service_login.bat
を使用して、ローカル・コンピュータで起動します。このスクリプトは次のように使用します。
local_service_login.sh [-startup | -closedown] owb home
この場合、コントロール・センター・サービスはローカル・コンピュータで実行され、そのローカル・コンピュータが稼動状態でコントロール・センターに接続できる場合のみ使用可能になります。
サービスのステータスを調べるには、スクリプトshow_service.sql
を使用します。
NAMESPACESERVICEIMPL
が無効になっている可能性があります。この問題は、リポジトリ所有者がSYS.V_$SESSION
に対するSELECT
権限を持たない場合に、Warehouse Builderリポジトリ・スキーマからデータベースをエクスポートまたはインポートした後で発生します。この問題の原因は、次の手順で診断できます。
SQL*Plusで、Warehouse Builderリポジトリ・スキーマに接続します。
SQLプロンプトで次のコマンドを入力します。
ALTER PACKAGE NAMESPACESERVICEIMPL compile body;
「警告: パッケージ本体が変更されましたが、コンパイル・エラーがあります。」というメッセージが表示された場合は、SQLプロンプトで次のコマンドを入力します。
show errors;
次のエラーは、Warehouse Builderリポジトリの所有者がSYS.V_$SESSION
に対するSELECT
権限を持たないことを意味します。
PL/SQL: SQL statement ignored PLS-00201: Identifier 'SYS.V_$SESSION' must be declared
SQL*Plusで、SYS
ユーザーとして接続します。
SQLプロンプトで、次のコマンドを入力します。
grant SELECT on V_$SESSION to Warehouse Builder_Repository_Owner;
Repository_Owner
に接続します。
SQLプロンプトで次のコマンドを入力します。
alter package NAMESPACESERVICEIMPL compile;
SYS
ユーザーはSYSDBA
資格証明を持ちます。これはSQL*Plusで次のconnect文を発行することにより確認できます。
connect sys/
sys_password
@
TNS_NAME_OF_DB
as sysdba;
標準のデータベースのインストールでは、REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE
=EXCLUSIVE
およびデフォルトのパスワード・ファイルがインストール・プロセスで作成されるため、前述のconnect文が機能します。
データベースが
REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE
=NONE
を使用して構成されている場合は、次の文が失敗します。
connect sys/
sys_password
@
TNS_NAME_OF_DB
as sysdba;
この場合は、次のいずれかの操作を実行できます。
REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE
=EXCLUSIVE
を使用して再構成し、パスワード・ファイルが存在しない場合は作成します。
O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITY
=TRUE
を使用してデータベースを再構成します。この設定を使用すると、
connect sys/
sys_password
@
TNS_NAME_OF_DB
文が機能し、Warehouse BuilderアシスタントでSYS
ユーザーに接続できるようになります。
NAS_DATA
ディレクトリへのリージョン・データの抽出が成功していることを確認します。
owb home
から、Name and Addressサーバーを起動します。
Windowsの場合: owb\bin\win32\NAStart.bat
を実行します。
UNIXの場合: owb/bin/unix/NASTART.sh
を実行します。
ログ・ファイルowb\bin\admin\NASvr.log
を開きます。
このログには、インストールされた国のリストが含まれます。
このようなリストがない場合は、リージョン・ライブラリ・データが正しいロケーションに抽出されていることを確認します。不適切なロケーションにデータを抽出していた場合は、データを再インストールするか、またはowb\bin\admin\NameAddr.properties
ファイルを変更して、適切なファイル・パスを示します。NameAddr.properties
ファイルを変更する場合は、次の手順でName and Addressサーバーを停止し、再起動します。
Windowsの場合: サーバーを起動するには、owb\bin\win32\NAStart.bat
を実行します。サーバーを停止するには、owb\bin\win32\NAStop.bat
を実行します。
UNIXの場合: サーバーを起動するには、owb/bin/unix/NAStart.sh
を実行します。サーバーを停止するには、owb/bin/unix/NAStop.sh
を実行します。
インストールの確認後は、必要に応じてName and Addressサーバーを停止できます。これは、このサーバーが、Name and Address演算子を使用するマッピングの実行時に自動的に起動されるためです。
Autoextend On
に設定されていることを確認します。
注意: タスクを実行するためにOWBリポジトリ・ユーザーにEnterprise Managerの使用権限を付与するには、SQL*Plusで次のコマンドを入力します。GRANT SELECT any dictionary to "&OWB repository user" ; |
owbclient.bat
ファイルの-mx
パラメータで定義されているように、最大ヒープ・サイズで実行されます。owbclient.bat
ファイルの-Dlimit
パラメータにより、Warehouse Builderメモリー・マネージャでJavaのガベージ・コレクションのサポートを開始するメモリーのしきい値(Dlimitの80%)が指定されます。-mx
パラメータ値を変更する場合は、-Dlimit
パラメータを同じ値か、または少なくともその値の90%に設定します。-Dlimit
を低い値に設定すると、Warehouse Builderのパフォーマンスに悪影響を与えます。-Dlimit
パラメータの値を次の手順で増やします。
Warehouse Builderを終了します。
テキスト・エディタで次のファイルを開きます。
Windowsの場合: $OWBHOME\bin\win32\ombplus.bat
UNIXの場合: $OWBHOME\bin\win32\owbclient.sh
-Dlimit
パラメータを334に変更します。
ファイルを保存し、閉じます。
Warehouse Builderを再起動します。
MAX_ENABLED_ROLES
パラメータの値を超えると、このエラーが発生します。init.ora
ファイルで、MAX_ENABLED_ROLES
パラメータの値を増やします。リポジトリまたはターゲット・スキーマを削除するときには、関連するロールも削除します。SQL*Plusで、SYS
ユーザーに接続します。
Create user test_lj identified by test_lj; Grant connect, resource to test_lj;
次の内容を含むowb home
/owb/bin/unix/test.sh
を作成します。
../unix/loadjava -thin -verbose -order -resolve -user 'test_lj/test_lj@(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=hpdgpa3)(PORT=1522))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=dgpadw)))' ../../lib/int/rtpserver.jar
ディレクトリをowb home
/owb/bin/unix/
に変更します。
test.sh
を実行します。
TNS名をデータベース・リンク用に設定するには、このTNS名がデータベース・サーバー・ホームからアクセス可能である必要があります。TNS名に確実にアクセスできるようにするには、データベース・サーバー・ホームからNet Configuration Assistantを実行します。
SERVICE_NAME
が、ネット・サービス名エントリ内のCONNECT_DATA
セクションの副次句としてTNSNAMES.ORA
に追加されます。この副次句は、データベースの以前のリリース(たとえば、Oracle Database8i(8.1.x))の(SID=SIDname)
副次句と入れ替わります。TNSNAMES.ORA
ファイルを次の手順で実装します。
個別のサービスとして識別する各SIDに対して、LISTENER.ORA
でGLOBAL_DBNAME
パラメータを使用します。このパラメータの値を、SERVICE_NAME
パラメータの値として使用します。リスナー・プロセスの停止と再起動を行って、LISTENER.ORA
で変更した内容をすべて有効にする必要があります。
INIT.ORA
に存在するパラメータ(すなわち、SERVICE_NAMES
およびDB_DOMAIN
)の値を使用して、TNSNAMES.ORA
で使用する必要のあるSERVICE_NAME
の値を決定します。この値の有効な構成はSERVICE_NAMES.DB_DOMAIN
で、ピリオドにより2つのINIT.ORA
値が分けられています。SERVICE_NAMES
がBIKES
で、DB_DOMAIN
がCOM
の場合、SERVICE_NAME
はBIKES.COM
となります。
INIT.ORA
で設定されているDB_DOMAIN
パラメータがない場合、またはLISTENER.ORA
にGLOBAL_DBNAME
がない場合は、SERVICE_NAME
パラメータ用にTNSNAMES.ORA
内のINIT.ORA
からSERVICE_NAMES
を使用できます。
たとえば、INIT.ORA
にSERVICE_NAMES = "TEST817"
が含まれており、db_domain
が設定されていない場合、TNSNAMES.ORA
エントリはCONNECT_DATA =(SERVICE_NAME = "TEST817"))
となります。
init.ora
のSERVICE_NAMES
パラメータで複数の値が指定されている場合は、これらの値のうち1つを使用できます。SERVICE_NAMES
が設定されていない場合は、INIT.ORA
ファイルからDB_NAME.DB_DOMAIN
パラメータを使用できます。
INIT.ORA
でSERVICE_NAMES
およびDB_DOMAIN
が設定されておらず、LISTENER.ORA
にGLOBAL_DBNAME
が存在しない場合、TNSNAMES.ORA
ファイルのSERVICE_NAME
は、DB_NAME
となります。
SYS
ユーザーとしてSQL*Plusにログインし、コマンドSELECT * FROM GLOBAL_NAME;
を入力すると確認できます。古いデータベースと新しいデータベースのグローバル名が一致していない場合は、このドメイン名の不一致がエラーを引き起こしています。ALTER DATABASE RENAME GLOBAL_NAME TO
xxx10G.US.ORACLE.COM
;
のようなコマンドを発行して、新しいデータベースのグローバル名にドメイン名を追加するか、あるいはコネクタを再配布します。
コネクタの配布の詳細は、『Oracle Warehouse Builderユーザーズ・ガイド』を参照してください。
select_catalog_role
権限を使用して作成されます。複数のWarehouse Builderターゲット・スキーマに同じディメンション・オブジェクトが定義されている場合、Oracle Exportがエクスポート・ファイルに複製を作成し、インポート時には、このエラーが発生します。SYS
ユーザーとして接続します。次の文を入力します。
SQL*Plus: revoke select_catalog_role from
OLD_Target_Schema
;
もう一度ターゲット・スキーマをOracle .DMP
ファイルにエクスポートしてから、そのファイルをOracle Databaseにインポートします。
ORACLE_HOME
とPATH
が正しく設定されていることを確認します。Oracleホーム・ディレクトリはowb home
を指している必要があります。PATH
変数では、owb home\bin
ディレクトリを指定します。このディレクトリは他のOracle製品よりも前に指定する必要があります。
TNSNames.ora
ファイルが正しく構成されていることを確認します。
Windowsの場合: Oracle Databaseのプログラム・グループからNet Configuration Assistantを起動し、「ローカル・ネット・サービス名構成」を選択して、TNSNames.ora
を構成します。
UNIXの場合: ORACLE_HOME
とPATH
をWarehouse Builder 11gリリース1(11.1)のowb home
に設定し、owb home
/bin/netca
を実行して、Net Configuration Assistantを起動します。「ローカル・ネット・サービス名構成」を選択して、TNSNames.ora
を構成します。
sys.dbms_aq
をロックしようとすると、オブジェクトの作成が停止され、エラー・ログにこのエラーが出力されます。SYS
ユーザーとしてログインし、アドバンスト・キュー・パッケージを占有しているユーザー・セッションを識別する問合せを実行します。たとえば、次のような問合せを実行します。
column s.sid format a5;
column s.serial# format a8;
column s.username format a10;
column objectname format a10;
select distinct
s.sid,
s.serial#,
s.username,
x.kglnaobj as objectname
from
dba_kgllock l,
v$session s,
x$kgllk x
where
l.kgllktype = 'Pin' and
s.saddr = l.kgllkuse and
s.saddr = x.kgllkuse and
x.kglnaobj in ('DBMS_AQ', 'DBMS_AQADM');
この例では、問合せの結果は次のようになります。
SID SERIAL# USERNAME OBJECTNAME
--- ------- -------- ----------
9 29623 RTU_4942 DBMS_AQ
SIDとシリアル番号を書き留め、次のコマンドを発行してユーザー・セッションを切断します。
ALTER SYSTEM KILL SESSION '
SIDNoted
,
SerialNumberNoted
';
たとえば、このエラーの出力例で示されているセッションを切断するには、次のコマンドを入力します。
ALTER SYSTEM KILL SESSION '9,29623';
この項では、次のインストール時の問題の原因と処置について説明します。
原因と処置
クライアントがWindowsにインストールされており、そのクライアントを「スタート」メニューから起動した場合、エラー・メッセージが表示されないことがあります。
run owb home\owb\owbclient.bat.
と入力して、クライアントを手動で起動します。「'<ドライブ>:\Program Files\ Qarbon\viewlet Builder3jre\lib\fonts'にフォントが見つかりません」のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。データベース内のJava Virtual Machine(Java VM)サーバーのチェック、確認、または再インストールを行うには、OracleMetaLinkを参照します。
Webブラウザでhttp://metalink.oracle.com
に接続します。
OracleMetaLinkにログインするか、または新規ユーザーとして登録します。
「Search」フィールドに次の用語を入力します(各用語をセミコロンで区切る)。
INITJVM.SQL;
INSTALL;
JAVAVM;
JVM;
VERIFY;
SERVER;
INSTALL;
CLEANUP
[Enter]キーを押します。
この検索により、Java VMのクリーンアップ・ノートが返されます。使用可能なドキュメントの数は頻繁に変更されます。これは、Oracleサポート・サービスにより様々なクリーンアップ・ノートが作成、結合、および削除されるためです。この検索語句の文字列により、適切な最新のドキュメントが返されます。
Warehouse Builderでエラーが生成された場合、または他の予期せぬ結果が示された場合は、詳細なエラー・ロギングを使用すると、ユーザーやOracleサポート・サービスが原因を特定できることがあります。
詳細なエラー・ロギングを行うには:
コマンド・プロンプトで次のディレクトリに移動します。
Windowsの場合: owb home
\owb\bin\win32
UNIXの場合: owb home
/owb/bin/unix
表1-9に記載のいずれかの実行ファイルを実行し、パイプを通して出力をログ・ファイルに書き出します。
たとえば、owbclient.bat 1>out.log 2>error.log
と入力します。
結果として生成されたログ・ファイルを調べます。
Oracleサポート・サービスに連絡する際には、このログを使用します。