ゲートウェイのインストール後、この章の手順に従いゲートウェイを構成してください。この章の内容は次のとおりです。
ゲートウェイは、たくさんのコンポーネントおよび製品と連携し、OracleデータベースとWebSphere MQ間で通信します。
Oracle Net
ゲートウェイとOracleデータベースは、Oracle Netを使用して、サーバーからサーバーの方法で通信します。tnsnames.ora
およびlistener.ora
ファイルを構成してOracle Net通信を可能にするために、ゲートウェイおよびOracleデータベースを構成する必要があります。
ゲートウェイには、使用するインストール用にカスタマイズが必要な初期化ファイルおよびパラメータがあります。たとえば、ゲートウェイ・システム識別子(SID)を選択し、ゲートウェイ・ログ・ファイルの宛先などのその他の情報を提供する必要があります。
ゲートウェイは、ゲートウェイSID、ディレクトリ名、ゲートウェイ・パラメータ設定のデフォルト値を使用して、インストールおよびプリインストールされます。デフォルトSID値は次のとおりです。
これは、ゲートウェイがWebSphere MQと同一システム上にある場合に使用されるデフォルトSIDです。
dg4mqc
これは、ゲートウェイがWebSphere MQと別のシステム上にある場合に使用されるデフォルトSIDです。この場合、ゲートウェイはリモートWebSphere MQクライアントとして機能します。
基本的なゲートウェイ初期化ファイルもインストールされ、このファイル内の値がインストール・フェーズ中に入力した情報に基づいて設定されます。
ゲートウェイ・インスタンスを1つ構成し、どのデフォルト値も変更する必要がない場合、ほとんどのゲートウェイ構成プロセスはOracle Universal Installerによって完了します。この場合、次のアクションを実行してください。
「デフォルト値の変更」の手順をすべてスキップします。
「手順2: ゲートウェイのOracle Net Listenerの停止および起動」から開始し、章の最後まで進みます。
複数のインスタンスがゲートウェイに構成されている場合またはインストール・フェーズ中に設定したデフォルト値を変更する場合、「デフォルト値の変更」の手順から開始し、章の最後まで進んでください。
デフォルト値の変更の際、ゲートウェイSIDを選択してゲートウェイ初期化ファイルをカスタマイズしてください。
ゲートウェイSIDは、ゲートウェイ・インスタンスを識別する1から64文字の英数文字列です。SIDは、ゲートウェイ・ブート・ファイル内でゲートウェイ・パラメータ・ファイルのファイル名の一部として使用されます。デフォルトSIDではない、dg4mqs
およびdg4mqc
以外のSIDを選択してください。
アクセスするそれぞれのキュー・マネージャに、個別のゲートウェイ・インスタンスが必要です。異なる2つのキュー・マネージャにアクセスする場合、ゲートウェイのインスタンスに対して1つずつ、2つのゲートウェイSIDが必要です。キュー・マネージャが1つあり、それにアクセスする際に、ゲートウェイ・パラメータ設定のあるセットを使用するときと、別のゲートウェイ・パラメータ設定を使用するときがある場合、1つのキュー・マネージャに複数のゲートウェイSIDを持つことで可能になります。
ゲートウェイ初期化ファイル(init
sid
.ora
)は、付録C「ゲートウェイ初期化パラメータ」で説明しているすべてのゲートウェイ初期化パラメータをサポートします。ゲートウェイの起動の際、初期化ファイルが使用可能である必要があります。
インストール中、デフォルト初期化ファイルは、sid
がdg4mqs
またはdg4mqc
のデフォルトSIDである場合、Microsoft WindowsではORACLE_HOME\dg4mq\admin\init
sid.
ora
、およびUNIXベース・システムでは$
ORACLE_HOME/dg4mq/admin/init
sid.
ora
に作成されます。デフォルトではないSIDを選択する場合、「手順1: ゲートウェイのシステムIDの選択」で選択したSIDを使用してこのファイル名を変更してください。必要に応じ、デフォルト初期化ファイルをカスタマイズしてください。
次のエントリが、初期化ファイルに表示されます。
LOG_DESTINATION=log_file QUEUE_MANAGER=manager_name AUTHORIZATION_MODEL=auth_model TRANSACTION_MODEL=tx_model TRANSACTION_LOG_QUEUE=tx_queue_name TRANSACTION_RECOVERY_USER=rec_user TRANSACTION_RECOVERY_PASSWORD=rec_password TRACE_LEVEL=0 MQSERVER=channel MQCCSID=character_set
関連項目: 詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』および『Oracle Database Net Servicesリファレンス』を参照してください。 |
説明:
log_file
は、ゲートウェイ・ログ・ファイルのフルパス名を指定します。
manager_name
は、アクセスするWebSphere MQの名前です。
auth_model
は、使用する認可モデルです。デフォルト値は、RELAXED
です。
tx_model
は、使用するトランザクション・モデルです。デフォルト値は、SINGLE_SITE
です。
tx_queue_name
は、分散トランザクションのロギング・トランザクションIDのキュー名です。これは、tx_model
がCOMMIT_CONFIRM
に設定されている場合にのみ使用されます。
rec_user
は、分散トランザクションのリカバリを開始する際にゲートウェイが使用するユーザー名です。これは、auth_model
がSTRICT
に設定され、tx_model
がCOMMIT_CONFIRM
に設定されている場合にのみ使用されます。
rec_password
は、分散トランザクションのリカバリを開始する際にゲートウェイが使用するユーザー名のパスワードです。
channel
は、使用するWebSphere MQサーバーおよび通信メソッドの場所を指定します。チャネル書式は、次のとおりです。
channel_name/connection_type/hostname [(port_number)]
次に例を示します。
MQSERVER=CHAN9/TCP/dolphin(1425)
character_set
は、WebSphere MQキュー・マネージャとの通信の際にゲートウェイが使用するコード化したキャラクタ・セット番号を指定します。これは、オプションのパラメータです。
このパラメータは、WebSphere MQキュー・マネージャを実行中のシステムが、ゲートウェイを実行するシステムとは別のコード体系を使用する場合にのみ設定されます。設定されると、character_set
の値は、ゲートウェイ・システム上でデータを変換するために、WebSphere MQクライアント・ソフトウェアで使用されます。
トランザクションおよびセキュリティ・モデルの詳細は、第8章「ゲートウェイ実行環境」を参照してください。
関連項目: 詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』および『Oracle Database Net Servicesリファレンス』を参照してください。 |
ゲートウェイには、Oracleデータベースへ、またはOracleデータベースからの透過的データ・アクセスを提供するために、Oracle Netが必要です。Oracle Netは、Oracle Net Listenerを使用して、Oracle Netクライアントからの受信接続を受信します。ゲートウェイの場合、Oracle Net Listenerは、Oracleデータベースからの受信リクエストをリスニングします。Oracle Net Listenerでゲートウェイをリスニングするには、ゲートウェイに関する情報をOracle Net Listner構成ファイル(listener.ora
)に追加する必要があります。ゲートウェイがインストールされたディレクトリがORACLE_HOME
の場合、Microsoft WindowsではORACLE_HOME
/network/admin
ディレクトリおよびUNIXベース・システムではORACLE_HOME\network\admin
ディレクトリに、このファイルがあります。このファイルのデフォルト値は、Oracle Universal Installerによるインストール・プロセスの際に設定されます。
ゲートウェイ・インスタンスを1つ構成し、どのデフォルト値も変更する必要がない場合、Oracle Netをさらに構成する必要はありません。「手順2: ゲートウェイのOracle Net Listenerの停止および起動」のみを実行してください。
Oracle Net Listenerを複数のゲートウェイ・インスタンスで使用する、またはインストール・フェーズで設定したデフォルト値のいくつかを変更する必要がある場合、この項の手順1および手順2を実行してください。
手順1では、Microsoft WindowsではORACLE_HOME\network\admin
およびUNIXベース・システムではORACLE_HOME
/network/admin
にあるゲートウェイ・ディレクトリ内のlistener.ora
のゲートウェイ情報を追加またはデフォルト情報を変更します。
2つのエントリをlistener.ora
ファイルに追加する必要があります。
Oracle Net ListenerがリスニングするOracle Netアドレスのリスト
受信接続リクエストに応答してOracle Net Listenerが開始するゲートウェイ・プロセス
注意: Oracle Net Listenerおよびゲートウェイは、同一のノードにある必要があります。ノードでOracle Net Listenerをすでに実行中の場合、手順1および手順2で示すように既存のlistener.ora およびtnsnames.ora ファイルを変更する必要があります。
変更後、 |
Oracle Net ListenerのOracle Netアドレスの指定
Oracle NetおよびTCP/IPプロトコル・アダプタを使用する場合、listener.ora
ファイルのエントリの構文は次のとおりです。
LISTENER= (ADDRESS_LIST= (ADDRESS= (PROTOCOL=TCP) (HOST=host_name) (PORT=port_number) ) )
説明:
host_name
は、ゲートウェイがインストールされているシステムの名前です。
port_number
は、Oracle Net Listenerで使用するIPポート番号を指定します。同一システム上のOracleデータベースのリスナーなど、host_name
上で実行中の別のリスナーがある場合、port_number
はそのリスナーのポート番号と異なっている必要があります。
Oracle Netおよびプロセス間ソケット・コール(ICP)・プロトコル・アダプタを使用する場合、listener.ora
ファイルのエントリの構文は次のとおりです。
LISTENER=
(ADDRESS_LIST=
(ADDRESS=
(PROTOCOL=IPC)
(KEY=key_name)
)
)
説明:
IPC
は、接続に使用するプロトコルをIPCに指定します。
key_name
は、ユーザー定義の一意のサービス名です。
ゲートウェイのエントリ
Oracle Net Listenerを構成して受信接続リクエストのゲートウェイ・インスタンスをリスニングするには、次の構文を使用してlistener.ora
ファイルにエントリを追加してください。
SID_LIST_LISTENER= (SID_LIST= (SID_DESC= (SID_NAME=gateway_sid) (ORACLE_HOME=gateway_directory) (PROGRAM=driver) ) )
説明:
gateway_sid
は、ゲートウェイのSIDを指定し、tnsnames.ora
ファイル内の接続記述子エントリで指定されたゲートウェイIDと一致させます。「Oracle DatabaseのためのOracle Netの構成」を参照してください。
gateway_directory
は、ゲートウェイ・ソフトウェアがあるゲートウェイ・ディレクトリを指定します。
driver
は、ゲートウェイ実行可能ファイルの名前です。ゲートウェイがローカルWebSphere MQサーバーを使用する場合、このファイル名はdg4mqs
です。ゲートウェイをWebSphere MQクライアントとして実行しリモートWebSphere MQサーバーにアクセスする場合、このファイル名はdg4mqc
です。
複数のゲートウェイ・インスタンスにエントリを追加する場合、既存のSID_LIST
構文にエントリを追加してください。
SID_LIST_LISTENER= (SID_LIST= (SID_DESC=. . . ) (SID_DESC=. . . ) (SID_DESC= (SID_NAME=gateway_sid) (ORACLE_HOME=gateway_directory) (PROGRAM=driver) ) )
次に、listener.ora
ファイルに追加するエントリの例を示します。
Microsoft Windowsの場合:
(SID_DESC = (SID_NAME=dg4mqs) (ORACLE_HOME=gateway_directory) (PROGRAM=dg4mqs) )
UNIXベース・システムの場合:
(SID_DESC = (SID_NAME=dg4mqs) (ORACLE_HOME=/oracle/app/oracle/product/dg4mq) (PROGRAM=dg4mqs) )
関連項目: listener.ora の変更に関する詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』および『Oracle Database Net Servicesリファレンス』を参照してください。 |
新しい設定を初期化するには、Oracle Net Listenerを起動またはリロードする必要があります。
注意: ゲートウェイがインストールされているOracleデータベース上で、Oracle Net Listenerをすでに実行中の場合、既存のlistener.ora およびtnsnames.ora ファイルを変更する必要があります。変更後、lsnrctl ユーティリティ内のreloadサブ・コマンドを実行すると、Oracle Net Listenerを停止せずに変更をリロードできます。
「手順1: Oracle Net Oracle Net Listenerのゲートウェイへの構成」の注意を参照してください。 |
ゲートウェイ・ディレクトリ名を設定します。
Microsoft Windowsの場合:
set TNS_ADMIN=c:\orant\network\admin
BourneまたはKornシェルを使用している場合、次のように入力します。
$ ORACLE_HOME=gateway_directory;export ORACLE_HOME
Cシェルを使用している場合、次のように入力します。
$ setenv ORACLE_HOME gateway_directory
説明:
gateway_directory
は、ゲートウェイ・ソフトウェアがインストールされているディレクトリを指定します。
リスナーがすでに実行中の場合、lsnrctl
コマンドを使用してリスナーを新しい設定でリロードします。
Microsoft Windowsの場合:
c:\orant\bin> lsnrctl reload your_listener_name
UNIXベース・システムの場合:
$ cd $ORACLE_HOME/bin $ ./lsnrctl reload your_listener_name
説明:
ORACLE_HOME
は、ゲートウェイ・ソフトウェアがインストールされているディレクトリを指定します。
Microsoft Windowsの場合:
c:\orant\bin> lsnrctl status your_listener_name
UNIXベース・システムの場合:
$ ./lsnrctl status listener_name
次に、lsnrctl
ステータス・チェックの出力の例を示します。
Microsoft Windowsの場合:
Connecting to (ADDRESS=(PROTOCOL=IPC)(KEY=ORAIPC)) STATUS of the LISTENER ------------------------ Alias LISTENER Version TNSLSNR for MS Windows: version 11.1.0.6.0 - Production Start Date 21-AUG-04 18:16:10 Uptime 0 days 0 hr. 2 min. 19 sec Trace Level off Security OFF SNMP OFF Listener Parameter File oracle\app\oracle\product\dg4mqs\network\admin\listener.ora Listener Log File \oracle\app\oracle\product\dg4mqs\network\log\listener.log Services Summary... dg4mqs has 1 service handler(s) The command completed successfully
UNIXベース・システムの場合:
Connecting to (ADDRESS=(PROTOCOL=IPC)(KEY=ORAIPC)) STATUS of the LISTENER ------------------------ Alias LISTENER Version TNSLSNR for Solaris: version 11.1.0 - Production Start Date 21-AUG-04 18:16:10 Uptime 0 days 0 hr. 2 min. 19 sec Trace Level off Security OFF SNMP OFF Listener Parameter File /oracle/app/oracle/product/dg4mqs/network/admin/listener.ora Listener Log File /oracle/app/oracle/product/dg4mqs/network/log/listener.log Services Summary... dg4mqs has 1 service handler(s) The command completed successfully
例では、dg4mqs
がインストール中に割り当てられたデフォルトSID値です。いずれかの有効なIDをSIDに使用するか、デフォルトを維持してください。
注意: 構成される各ゲートウェイ・インスタンスに対して、tnsnames.ora ファイル、listener.ora ファイルおよびゲートウェイ初期化ファイルのGATEWAY_SID 環境変数で同じSID値を使用する必要があります。 |
Oracleデータベースにアクセスを持つOracleアプリケーションは、ゲートウェイを通じてWebSphere MQにアクセスできます。ゲートウェイを使用してWebSphere MQにアクセスする前に、Oracleデータベースを構成し、Oracle Netを使用してゲートウェイと通信できるようにする必要があります。サーバーを構成するには、接続記述子をtnsnames.ora
ファイルに追加します。
ゲートウェイにアクセスするOracleデータベースでは、Oracleデータベースに接続方法を告げるため、Oracleデータベースにサーバー上のtnsnames.ora
ファイル内に、サービス名エントリまたは接続記述子名エントリが必要です。デフォルトでは、OracleデータベースがインストールされたディレクトリがORACLE_HOME
の場合、Microsoft WindowsではORACLE_HOME
/network/admin
ディレクトリおよびUNIXベース・システムではORACLE_HOME\network\admin
ディレクトリに、このファイルがあります。tnsnames.ora
ファイルがゲートウェイにアクセスするOracle Databaseに必要ですが、ゲートウェイには必要ありません。「構成の概要」および「ゲートウェイの構成」を参照してください。
関連項目: tnsnames.ora の変更に関する詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』および『Oracle Database Net Servicesリファレンス』を参照してください。 |
ゲートウェイ・ソフトウェアがインストールされたディレクトリがORACLE_HOME
の場合、Microsoft WindowsではORACLE_HOME/network/admin
ディレクトリおよびUNIXベース・システムではORACLE_HOME\network\admin
ディレクトリに、Oracle Universal Installerはtn
snames.ora
ファイルを作成し事前構成します。デフォルト値を使用する場合、および追加のゲートウェイ・インスタンスを構成する必要がない場合、ゲートウェイにアクセスする各Oracleデータベースのtnsnames.ora
ファイルにこのファイルの内容を追加できます。
いくつかのデフォルト設定を変更する必要がある場合、この項で説明する例を使用してください。
Oracleデータベースは、Oracle NetおよびTCP/IPプロトコル・アダプタを使用してゲートウェイにアクセスします。tnsnames.ora
内の接続記述子エントリの構文は次のとおりです。
tns_name_entry= (DESCRIPTION= (ADDRESS= (PROTOCOL=TCP) (HOST=host_name) (PORT=port_number) ) (CONNECT_DATA= (SID=gateway_sid) ) (HS=OK) )
説明:
tns_name_entry
は、CREATE DATABASE LINK
文のtns_name_entry
です。詳細は、「データベース・リンクの作成」を参照してください。
TCP/IP
は、接続に使用するプロトコルをTCP/IPに指定します。
port_number
は、ゲートウェイをリスニングするOracle Net Oracle Net Listenerで使用するポート番号です。この番号は、Oracle Net Listenerで使用するlistener.ora
ファイルにあります。「Oracle Net ListenerのOracle Netアドレスの指定」を参照してください。
host_name
は、ゲートウェイ・ソフトウェアを実行中のシステムを指定します。Oracle Net Listenerホスト名は、ゲートウェイをリスニングするOracle Net Listenerで使用するlistener.ora
ファイルにあります。「Oracle Net ListenerのOracle Netアドレスの指定」を参照してください。
gateway_sid
は、ゲートウェイのSIDを指定し、ゲートウェイをリスニングするOracle Net Listenerのlistener.ora
ファイル内で指定されたSIDと一致させます。
Oracleデータベースは、Oracle NetおよびIPCプロトコル・アダプタを使用してゲートウェイにアクセスします。tnsnames.ora
内の接続記述子エントリの構文は次のとおりです。
tns_name_entry= (DESCRIPTION= (ADDRESS= (PROTOCOL=IPC) (KEY=key_name) ) (CONNECT_DATA= (SID=gateway_sid) ) (HS=OK) )
説明:
tns_name_entry
は、CREATE DATABASE LINK
文のtns_name_entry
です。詳細は、「データベース・リンクの作成」を参照してください。
IPC
は、接続に使用するプロトコルをIPCに指定します。
key_name
は、サービス名です。
gateway_sid
は、ゲートウェイのSIDを指定し、ゲートウェイをリスニングするOracle Net Listenerのlistener.ora
ファイル内で指定されたSIDと一致させます。
ゲートウェイ初期化ファイル内のTRANSACTION_MODEL
パラメータが、COMMIT_CONFIRM
に設定されて分散トランザクションが可能な場合、次の追加の構成手順が必要です。
WebSphere MQキューの作成
ゲートウェイ初期化ファイル内でのTRANSACTION_LOG_QUEUE
、TRANSACTION_RECOVERY_USER
およびTRANSACTION_RECOVERY_PASSWORD
パラメータの作成
コミット確認トランザクション・モデルの詳細は「コミット確認トランザクション」を、TRANSACTION_LOG_QUEUE
、TRANSACTION_RECOVERY_USER
およびTRANSACTION_RECOVERY_PASSWORD
の詳細は付録C「ゲートウェイ初期化パラメータ」を参照してください。
関連項目: キューの作成および構成の詳細は、IBMのドキュメントを参照してください。 |
ゲートウェイで分散トランザクションをリカバリするには、WebSphere MQシステム管理者が、リカバリ・アカウントおよびキューをキュー・マネージャに設定する必要があります。このアカウントは、有効なWebSphere MQユーザーを持ち、リカバリ・キューへのアクセスを認可されている必要があります。アクセス権限の詳細は、「WebSphere MQオブジェクトの認可」を参照してください。
ゲートウェイは、ゲートウェイによりキュー・マネージャで起動され、このキューにログインした失敗したトランザクションのステータスを、リカバリ・キューを使用して確認します。このキュー内の情報はリカバリ・プロセスで有効で、ゲートウェイ以外が使用、アクセスまたは更新できません。
ゲートウェイへの接続は、最初にOracleセッションで使用された際、データベース・リンクを通じて確立されます。このコンテキストで、接続はOracleデータベースとゲートウェイ間の接続を指します。接続は、Oracleセッションが終了するまで持続します。別のセッションまたはユーザーは、同一のデータベース・リンクにアクセスし、ゲートウェイおよびキュー・マネージャに別個に接続できます。
データベース・リンクは、ゲートウェイ・セッションの期間中にアクティブです。セッション中にデータベース・リンクを閉じる場合、ALTER SESSION
文を使用します。
関連項目: データベース・リンクの使用方法の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。 |
別名ライブラリは、PL/SQL内のライブラリを表すスキーマ・オブジェクトです。Oracle Database Gateway for WebSphere MQは、別名ライブラリを使用して、Oracle Database Gateway for WebSphere MQとインストールされている共有ライブラリにアクセスします。別名ライブラリを作成するには、CREATE LIBRARY PRIVILEGE
が必要です。Oracle Database Gateway for WebSphere MQで使用する別名ライブラリはlibdg4mq
で、これはpgmobj.sql
スクリプトで定義され、Oracle Database Gateway for WebSphere MQデプロイ・スクリプトの実行の際に作成されます。
データベース・リンクを作成するには、CREATE DATABASE LINK
文を使用します。USING
句では、tnsnames.ora
ファイル内の接続記述子を指定します。CONNECT TO
句では、セキュリティ・モデルがAUTHORIZATION_MODEL
パラメータでSTRICT
に定義された場合、WebSphere MQユーザーIDとパスワードを指定します。CONNECT TO
句を含めない場合、現行のユーザーIDおよびパスワードが使用されます。
AUTHORIZATION_MODEL
パラメータがRELAXED
に設定された場合、Oracleデータベースは、ゲートウェイのOracle Net Listenerを起動したユーザー・アカウントのユーザーIDおよびパスワードを使用するため、ユーザーIDおよびパスワードを指定する必要はありません。CONNECT TO
句でユーザーIDおよびパスワードを指定すると、Oracleデータベースおよびゲートウェイはこれらの値を無視します。詳細は、「セキュリティ・モデル」を参照してください。
CREATE DATABASE LINK
構文は次のとおりです。
CREATE [PUBLIC] DATABASE LINK dblink [CONNECT TO userid IDENTIFIED BY password] USING 'tns_name_entry';
説明:
dblink
は、データベース・リンク名です。
userid
は、キュー・マネージャでのセッションを確立するために使用するユーザーIDです。これは、init
sid
.ora
ファイルでAUTHORIZATION_MODEL
がSTRICT
に設定されている場合にのみ使用されます。ユーザーIDは、すべてのWebSphere MQオブジェクトへのアクセスに対して認証され、PL/SQLコマンド内のデータベース・オブジェクト参照を使用する必要があります。
userid
は、WebSphere MQおよびゲートウェイがインストールされているコンピュータ上のパスワード・ファイル内にある必要があります。そうでなければ、WebSphere MQおよびゲートウェイが別のシステムにインストールされている場合、userid
は、UNIXネットワーク情報サービス(NIS)で公開される必要があります。useid
に小文字または英数字ではない文字が含まれる場合、userid
を引用符(")で囲む必要があります。userid
の詳細は、WebSphere MQのドキュメントを参照してください。
password
は、キュー・マネージャでのセッションを確立するために使用するパスワードです。これは、init
sid
.ora
ファイルでAUTHORIZATION_MODEL
がSTRICT
に設定されている場合にのみ使用されます。
password
は、WebSphere MQおよびゲートウェイがインストールされているシステム上のパスワード・ファイル内にある必要があります。そうでなければ、WebSphere MQおよびゲートウェイが別のシステムにインストールされている場合、passowrd
は、WindowsまたはUNIXネットワーク情報サービス(NIS)で公開される必要があります。
password
に小文字または英数字ではない文字が含まれる場合、password
を引用符(")で囲む必要があります。
tns_name_entry
は、tnsnames.ora
ファイル内で指定されるOracle NetのTNS接続記述子名です。
DROP DATABASE LINK
文を使用すると、データベース・リンクを削除できます。たとえば、dblink
という名前のデータベース・リンクを削除するには、次のようにします。
DROP [PUBLIC] DATABASE LINK dblink;
インダウト分散トランザクションを解決する必要がある場合は、データベース・リンクを削除しないでください。
関連項目: データベース・リンクの削除の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。 |
それぞれのデータベースのデータ・ディクショナリには、そのデータベースのすべてのデータベース・リンクの定義が格納されています。USER_DB_LINKS
ビューには、ユーザーに定義済のデータベース・リンクが表示されます。ALL_DB_LINKS
データ・ディクショナリ・ビューには、定義済のすべてのデータベース・リンクが表示されます。
OPEN_LINKS
パラメータを使用すると、ユーザー・プロセスからリモート・データベースへの接続数を制限できます。このパラメータで、単一のユーザー・プロセスが単一のユーザー・セッションで使用できるリモート接続数を制御します。
関連項目: アクティブなデータベース・リンク数の制限の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。 |
Oracle Database Gateway for WebSphere MQデプロイ・スクリプトを使用して、Oracle Database Gateway for WebSphere MQ別名ライブラリ、libdg4mq
を作成してください。インストール中、適切な共有ライブラリ名が、Microsoft WindowsではORACLE_HOME\dg4mq\admin\deploy\pgmobj.sql
、およびUNIXベース・システムではORACLE_HOME
/dg4mq/admin/deploy/pgmobj.sql
内で、選択するOG4MQモデルに基づき、定義されます。
リモート・モデルの場合、libdg4mqc.so
共有ライブラリが使用されます。次に例を示します。
CREATE OR REPLACE LIBRARY libdg4mq AS 'ORACLE_HOME/lib/libdg4mqc.so' TRANSACTIONAL;
ローカル・モデルの場合、libdg4mqs.so
共有ライブラリが使用されます。次に例を示します。
CREATE OR REPLACE LIBRARY libdg4mq AS 'ORACLE_HOME/lib/libdg4mqs.so' TRANSACTIONAL;
注意: hp-ux上の共有ライブラリのファイル拡張子は、.sl です。たとえば、libdg4mqc.sl です。 |
この項の手順に従い、Oracle Visual Workbenchリポジトリをインストールしてください。
Oracle Visual Workbenchを使用する計画がない場合、またはVisual Workbenchが必要ではないがOracle Database Gateway for WebSphere MQデプロイが必要な本番Oracleデータベースを準備している場合、Oracle Visual Workbenchリポジトリのインストールをスキップできます。詳細は、「本番Oracleデータベースの準備」を参照してください。
次に、インストール前のタスクの手順を示します。
Visual Workbenchリポジトリのインストール・スクリプトは、Visual Workbenchとともにインストールされます。リポジトリをOracle Visual Workbenchと同一システムにインストールする場合、必要なインストール・スクリプトはリポジトリ・サーバーにインストール済です。手順3に進んでください。
スクリプト・ディレクトリのリポジトリ・サーバーにディレクトリを作成します。次に例を示します。
Microsoft Windowsの場合:
> md %ORACLE_HOME%\dg4mqadmin\repo
UNIXベース・システムの場合:
$ mkdir $ORACLE_HOME/dg4mq/admin/repo $ chmod 777 $ORACLE_HOME/dg4mq/admin/repo
ファイル転送プログラムを使用して、リポジトリzipファイル(repos
XXX.
zip
、ここでXXX
はリリース番号)を転送する、または、Visual Workbenchシステム上のスクリプト・ファイル・ディレクトリ(Windowsの場合、ORACLE_HOME\dg4mqvwb\server\admin
)の.sql
接尾辞のあるすべてのスクリプト・ファイルを、リポジトリ・サーバー・システム上のスクリプト・ファイル・ディレクトリに移動します。
Windowsの場合はORACLE_HOME\dg4mq\admin\deploy
ディレクトリおよびUNIXベース・システムの場合はORACLE_HOME/dg4mq/admin/deploy
ディレクトリにあるOracle Database Gateway for WebSphere MQとともにインストールされているpgm
xxx
.sql
ファイルをコピーして、既存のVisual Workbenchリポジトリ・インストール・スクリプトをアップグレードしてください。
Visual Workbenchで生成されたマッピング・パッケージは、ロー・データ操作のルーチンを提供するUTL_RAW
パッケージを使用します。
SQL*Plusから、SYS
ユーザーとして、次の文を発行してください。
SQL> DESCRIBE UTL_RAW
DESCRIBE
文が成功の場合、リポジトリ・サーバーにUTL_RAW
がインストール済のため、手順5に進んでください。
DESCRIBE
文が失敗の場合、UTL_RAW
をインストールしてください。
SQL*Plusから、SYS
ユーザーとして、WindowsではORACLE_HOME\rdbms\admin
ディレクトリおよびUNISベース・システムではORACLE_HOME
/rdbms/admin
ディレクトリにあるutlraw.sql
およびprvtrawb.plb
スクリプトを実行します。utlraw.sql
スクリプトを先に実行する必要があります。
SQL> @utlraw.sql SQL> @prvtrawb.plb
配布CD-ROMのサンプル・プログラムおよびインストール検証プログラムは、DBMS_OUTPUT
パッケージを使用します。
SQL*Plusから、SYS
ユーザーとして、次の文を発行してください。
SQL> DESCRIBE DBMS_OUTPUT
DESCRIBE
文が成功の場合、リポジトリ・サーバーにDBMS_OUTPUT
がインストール済のため、手順6に進んでください。
DESCRIBE
文が失敗の場合、DBMS_OUTPUT
をインストールしてください。
関連項目: 詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。 |
Oracle本番システム・サーバー上にデータベース・リンクを作成して、Oracle Database Gateway for WebSphere MQにアクセスしてください。
データベース・リンクがまだない場合、データベース・リンクの詳細は、「データベース・リンク別名ライブラリの管理」を参照してください。
pgvwbrepos.sql
を使用して、Visual WorkbenchリポジトリをOracle10gにインストールしてください。現在のディレクトリが、Microsoftの場合はORACLE_HOME\dg4mq\admin\repo
ディレクトリおよびUNIXベース・システムの場合はORACLE_HOME
/dg4mq/admin/repo
ディレクトリであることを確認し、次のコマンドを入力してpgvwbrepos.sql
を実行します。
sqlplus /nolog @pgvwbrepos.sql
注意: Visual WorkbenchリポジトリをOracle8i以前にインストールする場合、pgvwbrepos8.sql を使用してください。この項で説明する例はすべて、Oracle9i以降にインストールする前提で提供されています。 |
スクリプトには、次の手順があります。
[Enter]を押して、LOCAL
のデフォルト値を使用します。次に、OracleデータベースのSYSTEM
およびSYS
アカウントのパスワードの入力を求められます。各パスワードの入力後、[Enter]を押します。
情報が正しくない場合、スクリプトは停止します。スクリプトを再実行する前に、情報を検証してください。
スクリプトは、既存のVisual Workbenchリポジトリおよびデータ・ディクショナリを検索します。どちらも見つからない場合、スクリプトは次の手順3に進みます。
データ・ディクショナリが存在する場合、スクリプトは停止します。別のOracleデータベースを選択し、スクリプトを再実行して、「手順1: リポジトリ・サーバーの選択」から始めます。
Visual Workbenchが存在する場合、スクリプトには次のオプションがあります。
既存のプライベート・リポジトリをパブリック・リポジトリにアップグレードし、手順3に進みます。
既存のリポジトリを新規プライベート・リポジトリに更新し、手順3に進みます。
スクリプトを停止します。
スクリプトは、Oracleデータベース内で、UTL_RAW
、DBMS_OUTPUT
およびDBMS_PIPE
を検索します。このソフトウェアが見つかった場合、スクリプトは手順4に進みます。
ソフトウェアが存在しない場合、スクリプトは停止します。足りないソフトウェアの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。ソフトウェアをインストールしたら、スクリプトを再実行します。
スクリプトは、UTL_PG
パッケージを検索します。見つからない場合、UTL_PG
がインストールされています。スクリプトは、手順5に進みます。
UTL_PG
が見つかった場合、再インストールを求められます。「戻る」を押して、UTL_PG
を再インストールしてください。
Visual Workbenchリポジトリの作成後、別のオプションの手順で、Visual Workbenchリポジトリの開発権限がユーザーに付与されます。
PGMADMIN
ユーザーではないユーザーに、Visual Workbenchリポジトリでの開発操作を許可するには、PGMADMIN
でユーザーに必要な権限を付与する必要があります。これには、次のようにします。
pgvwbremove.sql
を使用して、Oracle10g上のVisual Workbenchリポジトリを削除してください。現在のディレクトリが、Microsoftの場合はORACLE_HOME\dg4mq\admin\repo
ディレクトリおよびUNIXベース・システムの場合はORACLE_HOME
/dg4mq/admin/repo
ディレクトリ(スクリプトのコピー先)であることを確認し、次のコマンドを入力してこのスクリプトを実行します。
sqlplus /nolog @pgvwbremove.sql
注意: Oracle8i以前のVisual Workbenchリポジトリを削除する場合、pgvwbremove8.sql を使用してください。この項で説明する例はすべて、Oracle9i以降にインストールする前提で提供されています。 |
スクリプトには、次の手順があります。
これには、本番データベースのPL/SQLパッケージの準備、インストールおよび削除が含まれます。
本番OracleデータベースでMIPをコンパイルする前に、次のPL/SQLパッケージが本番Oracleデータベースに存在している必要があります。
これらのパッケージは、Oracle Database Gateway for WebSphere MQとともに出荷されます。これらは、Visual Workbenchリポジトリの作成プロセス中にインストールされます。デプロイ・スクリプトを、インストール済のVisual WorkbenchリポジトリのOracleデータベース上で実行しないでください。リポジトリに使用されるOracleデータベースが、本番環境で使用されるOracleデータベースと異なる場合、これらのパッケージを本番Oracleデータベース上にインストールする必要があります。
この項では、次のスクリプトの実行方法を説明します。
次のスクリプトを検出します。
これらのスクリプトは、ORACLE_HOME
がゲートウェイのホーム・ディレクトリの場合、WindowsではORACLE_HOME\dg4mq\admin\deploy
ディレクトリおよびUNIXベース・システムではORACLE_HOME
/dg4mq/admin/deploy
ディレクトリに、ゲートウェイとともにインストールされます。
使用する本番インストールデータベースがゲートウェイとは別のシステム上にあり、ORACLE_HOME
が使用するゲートウェイ・システムのゲートウェイ・ホーム・ディレクトリの場合、Microsoft WindowsではORACLE_HOME\dg4mq\admin\deploy
ディレクトリおよびUNIXベース・システムではORACLE_HOME/dg4mq/admin/deploy
ディレクトリ内のファイルを、透過的、FTPなどのファイル転送メソッドを使用して転送します。使用する本番Oracleデータベース・システム上で、転送したデプロイ・スクリプトを含んでいるディレクトリにディレクトリを変更し、手順4にスキップします。
使用する本番インストールデータベースがゲートウェイと同一システム上にあり、ORACLE_HOME
がゲートウェイ・ホーム・ディレクトリの場合、Microsoft WindowsではORACLE_HOME\dg4mq\admin\deploy
ディレクトリおよびUNIXベース・システムではORACLE_HOME/dg4mq/admin/deploy
ディレクトリにディレクトリを変更します。
pgmdeploy.sql
スクリプトを、次のようにして実行します。
$ sqlplus /nolog @pgmdeploy.sql
スクリプト・プロンプトで、Oracleデータベースの接続文字列LOCALを入力し、[Enter]を押してデフォルト値のLOCAL
を使用します。
スクリプト・プロンプトで、必要なOracleデータベースのパスワードを入力し、SYS
アカウントのパスワードを入力します。
スクリプトがSYS
アカウント・パスワードを検証すると、本番Oracleデータベースに接続します。スクリプトは、ここにインストールされているPL/SQLパッケージを検証し、レポートします。
本番環境のアプリケーションがMIPを使用していない場合、pgmdeploy.sql
スクリプトでインストールされたPL/SQLパッケージを削除できます。次の手順に従って、これらのパッケージを削除してください。
使用する本番Oracleデータベースで、次のコマンドを入力してデプロイ・スクリプトを含んでいるディレクトリに変更します。
Microsoft Windowsの場合:
> cd ORACLE_HOME\dg4mq\admin\deploy
UNIXベース・システムの場合:
$ cd $ORACLE_HOME/dg4mq/admin/deploy
pgmundeploy.sql
を、次のようにして実行します。
$ sqlplus /nolog @pgmundeploy.sql
スクリプト・プロンプトで、Oracleデータベースの接続文字列LOCALを入力し、[Return]を押してデフォルト値のLOCAL
を使用します。
スクリプト・プロンプトで、必要なOracleデータベースのパスワードを入力し、SYS
アカウントのパスワードを入力します。
スクリプトがSYS
アカウント・パスワードを検証すると、本番Oracleデータベースに接続し、pgmdeploy.sql
スクリプトでインストールされたパッケージを削除します。
pgmundeploy.sql
スクリプトの正常な完了後、ここでコンパイルされるMIPへ参照を試みると、本番Oracleデータベースのアプリケーションは失敗します。