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Oracle Database Gateway for WebSphere MQインストレーションおよびユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1)
E05710-01
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5 インストール

この章では、Oracle Database Gateway for WebSphere MQのEnterprise Editionのインストールについて説明します。この章の内容は次のとおりです。

5.1 インストール

表5-1に、インストール・プロセスの流れを示します。それぞれの画面で、「対応」列で説明する処理を実行してください。

表5-1 ソフトウェアのインストール

画面 対応

ようこそ

「次へ」をクリックします。

ファイルの場所

画面の「ソース」セクションでは、Oracle Database Gateway for WebSphere MQのインストールの際にOracle Universal Installerが使用するソースの場所を指定します。「パス」フィールドのデフォルト設定は、Oracle Database Gateway for WebSphere MQのインストール・メディアのOracle Universal Installerファイルに指定されているため、このフィールドのファイルの指定を編集する必要はありません。

「ファイルの場所」画面の「インストール先」セクション内の「パス」フィールドで、インストール先を指定します。「パス」フィールドのパス指定を編集する必要はありません。このフィールドのデフォルト設定は、ORACLE_HOMEに指定されています。必要に応じて「ファイルの場所」画面のフィールドを設定し、「次へ」をクリックして続行します。インストール・メディアから必要な情報をロードすると、インストーラに「使用可能な製品」画面が表示されます。

使用可能な製品

「Oracle Database 11g」を選択し、「次へ」をクリックして続行します。Oracle Universal Installerに「インストール・タイプ」画面が表示されます。

インストール・タイプ

「カスタム」を選択し、「次へ」をクリックして続行します。Oracle Universal Installerに「使用可能な製品コンポーネント」画面が表示されます。

使用可能な製品コンポーネント

チェック・ボックスを使用して、インストールする製品コンポーネントを示します。デフォルトでは、使用可能なすべてのコンポーネントが選択されています。チェック・ボックスをクリックして、使用しないコンポーネントの選択を解除します。「次へ」をクリックして続行すると、Oracle Universal Installerに「WebSphere MQキュー・マネージャのインストール場所を指定してください。」画面が表示されます。

WebSphere MQキュー・マネージャのインストール場所を指定してください。

MQMをゲートウェイと同一システムで実行する場合は「ローカル」を選択し、MQMをゲートウェイとは別のシステムで実行する場合は「リモート」を選択します。「次へ」をクリックして続行します。

ローカルWebSphere MQキュー・マネージャ名

「WebSphere MQキュー・マネージャのインストール場所を指定してください。」画面で、使用するMQMに「ローカル」を選択した場合、ローカルWebSphere MQキュー・マネージャ名画面が表示されます。ローカルのWebSphere MQキュー・マネージャ名を「Queue Manager」フィールドに入力します。「次へ」をクリックして続行すると、Oracle Universal Installerに「サマリー」画面が表示されます。

リモートWebSphere MQキュー・マネージャ名

ローカルWebSphere MQキュー・マネージャ名画面で、使用するMQMに「リモート」を選択した場合、リモートWebSphere MQキュー・マネージャ名画面が表示されます。リモートWebSphere MQキュー・マネージャの名前を「Queue Manager」フィールドに入力し、WebSphere MQチャネル名を「チャネル」フィールドに入力します。

サーバー接続チャネルの詳細は、WebSphere MQクライアントに関するIBMの発行物を参照するか、WebSphere MQシステム管理者に問い合せて、ゲートウェイを接続するキュー・マネージャのチャネル定義を確認してください。

次に定義構文を示します。

CHANNEL_NAME/PROTOCOL/server_address[(port)]

ここで、CHANNEL_NAMEおよびPROTOCOLは大文字、server_addressはサーバーのTCP/IPホスト名です。ポート値はオプションで、サーバーがリスニングするTCP/IPポート番号です。

ポート番号を指定しない場合、QM.INIファイルで指定したポート番号がWebSphere MQで使用されます。QM.INIファイルに値を指定しない場合、WebSphere MQサービス名としてTCP/IPサービス・ファイルで識別されるポート番号がWebSphere MQで使用されます。このエントリがサービス・ファイルに存在しない場合、デフォルト値の1414が使用されます。クライアントで使用するポート番号と、サーバー・リスナー・プログラムで使用するポート番号は同一である必要があります。

たとえば、次のようになります。CHANNEL1/TCP/Sales

「次へ」をクリックして続行します。Oracle Universal Installerに「サマリー」画面が表示されます。

Oracle Universal Installerのサマリー

この画面では、オプションのツリー・リストおよびこのインストールのコンポーネントを確認できます。「インストール」をクリックしてインストール・ステータス画面を表示します。

インストール・ステータス

インストール・ステータス画面には、インストールの進行状況およびこのインストール・セッションのOracle Universal Installerログ・ファイルの場所が表示されます。

Oracle Universal Installerがソフトウェアのインストールを処理するまで待機します。使用するシステムのCPU、CD-ROMドライブおよびハードウェア・ドライブによって、インストール処理の完了に時間がかかる場合があります。

インストールの終了

これは、インストールを処理するOracle Universal Installerの最後の画面です。インストールが成功したとみなし、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。


5.2 UNIXベース・システムでのroot.shの実行

インストールの完了後、次の手順に従いroot.shスクリプトを実行します。

  1. rootユーザーとしてログインします。

  2. 使用するWebSphere MQゲートウェイの$ORACLE_HOME/dg4mq/adminディレクトリに移動します。

    prompt> cd $ORACLE_HOME/dg4mq/admin
    
  3. root.shスクリプトを実行します。

    prompt> ./root.sh
    

    このスクリプトにより、WebSphere MQゲートウェイが厳密なセキュリティ・モデルを操作できます。

  4. rootアカウントを終了します。