Oracle Database Gateway for APPCインストレーションおよび構成ガイド 11gリリース1(11.1) for Microsoft Windows E05712-01 |
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この章では、ゲートウェイのシステム要件について説明します。含まれる項は、次のとおりです。
Microsoft Windowsにおけるゲートウェイのこのリリースのハードウェア要件を、次の項で説明します。
使用するシステムでゲートウェイを運用する場合の動作保証されたハードウェア・プラットフォームおよびオペレーティング・システムのバージョン要件の最新リストは、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドおよびOracleMetaLinkの動作要件マトリックスを参照してください。OracleMetaLink Webサイトには次からアクセスできます。
Oracle Database Gateway for APPCには、Microsoft Windows 2000以上で動作する、Intel Pentiumまたは完全互換のプロセッサを搭載したパーソナル・コンピュータが必要です。
通常のインストールでは、Oracle Database Gateway for APPCを実行するシステムには256MB以上の実メモリーを搭載することをお薦めします。
ゲートウェイの同時使用数に10 MBをかけた値。
ゲートウェイ・サーバー・プロセッサの仮想メモリー要件には、次の要素が関係します。
各ユーザーにより開かれているゲートウェイ同時接続数
ゲートウェイとRTPの間で転送されるデータ項目数
ネットワーク・バッファ・サイズの構成など、その他の要素
ゲートウェイのインストール時にインクルードされたOracle Netプロトコル・アダプタ
ゲートウェイには、ご使用のプラットフォームのSNAサーバーまたはTCP/IP Networking Facility(TCP/IP通信の場合)によりサポートされているネットワーク・アタッチメントが必要です。
ただし、新しいTCP/IP support for IMS Connect機能のみを使用する場合、SNAパッケージは不要です。Windowsオペレーティング・システムには初期状態でTCP/IPがインストールされているため、それを構成する必要があります。
Oracleでは、これらの要件で説明されるシステム・ソフトウェア構成がサポートされます。ただし、基礎となるシステム・ソフトウェア製品がそれぞれのベンダーによってサポートされていることが条件です。最新のサポート状況はシステム・ソフトウェア・ベンダーにご確認ください。
Windows Intelシステムでゲートウェイを運用する場合の動作保証されたオペレーティング・システムのバージョン要件の最新リストは、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドおよびOracleMetaLinkの動作要件マトリックスを参照してください。OracleMetaLink Webサイトには次からアクセスできます。
Microsoft Host Integration Server 2000またはWindows版IBM Communication Server V6.1.1(以上)が必要です。このマニュアルでは、このいずれかの通信サーバーを、単に「SNAサーバー」と呼びます。
注意: 通信プロトコルにTCP/IP support for IMS Connectを選択する場合、SNAサーバーを使用する必要はありません。各オペレーティング・システムには初期状態でTCP/IPが自動的にインストールされています。TCP/IPプロトコルを使用する場合、ゲートウェイで正しく作動するようにプロトコルを構成する必要があります。そのための手順は第10章「TCP/IP通信プロトコルを使用したゲートウェイの構成」を参照してください。 |
Microsoft Windowsプラットフォームで、OracleデータベースがOracleデータベースとして機能するためには、サポートされているOracleデータベース・リリース用の最新のパッチセットで更新されている必要があります。
Oracleデータベースがインストールされたシステムおよびゲートウェイがインストールされているシステムには、Oracle Netが自動的にインストールされています。構成の情報は、このガイドの第5章「Oracle Networkの構成」を参照してください。また、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』も参照することをお薦めします。
この項では、IBMメインフレームで、ゲートウェイおよび特定のプラットフォームの他のソフトウェア要件の他に必要になる要件について説明します。
SNAの場合のOLTP
OLTPは、マップされたAPPC対話をサポートする必要があります。ゲートウェイを介して実行されるOLTPトランザクション・プログラムがデータベース更新を実行する場合、APPC動詞CONFIRM
、CONFIRMED
およびSEND_ERR
がOLTPによりサポートされている必要があります。これらの動詞はAPPC SYNCLEVEL 1
を実装しています。
ゲートウェイを介して呼び出されるトランザクション・プログラムにより更新できるOLTP制御下のリソースは、そのリソースに対してCOMMIT
/ROLLBACK
機能が必要な場合、すべてOLTPおよびホスト・システムに対してリカバリ可能なリソースとして定義される必要があります。たとえば、COMMIT
/ROLLBACK
が更新を制御するためには、CICSトランザクションによって更新されるVSAMファイルがCICSに対してリカバリ可能なファイルと定義される必要があります。
ゲートウェイは、CICS、IMS/TMおよびz/OSなどのSNA対応製品の、サポートされているすべてのリリースと互換性があります。
重要: ゲートウェイのインストールを続行する前に、「既知の制限」の項で既知の制限に関する情報を参照してください。
IMS/TM: リリース7.1以降が必要です。また、IBM社の『IMS Connect Guide and Reference』に記載されているすべてのAPAR(パッチ)も必要です。