| Oracle Database Gateway for APPCインストレーションおよび構成ガイド 11gリリース1(11.1) for Microsoft Windows E05712-01 |
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この章では、ゲートウェイのインストール完了後に行うネットワークの構成手順について説明します。
含まれる項は、次のとおりです。
この項では、ゲートウェイで通信プロトコルにSNAまたはTCP/IPを使用する場合のネットワーク構成方法を説明します。
ゲートウェイがOracle Net Listener向けに定義されていて、サービス名がゲートウェイにアクセスできるように定義されている必要があります。実際の手順は次のとおりです。
SNAを使用する場合:
(SID_DESC=
(SID_NAME=PGA)
(ORACLE_HOME= C:\oracle\pga\11.1)
(PROGRAM=pg4asrv)
)
ここで、C:\oracle\pga\11.1はゲートウェイのOracleホーム、PGAはゲートウェイのSID名です。
TCP/IPを使用する場合:
(SID_DESC=
(SID_NAME=PGA)
(ORACLE_HOME= C:\oracle\pga\11.1)
(PROGRAM=pg4t4ic)
)
ここで、C:\oracle\pga\11.1はゲートウェイのOracleホーム、PGAはゲートウェイのSID名です。
ゲートウェイのサービス名を、Oracleデータベースがあるシステムのtnsnames.oraファイルに追加します。サービス名はOracleデータベースからゲートウェイにアクセスするために定義されたデータベース・リンクのUSINGパラメータで指定されています。たとえば、IPCプロトコル・アダプタを使用していて、ゲートウェイのsidがPGAの場合は、次のエントリをtnsnames.oraに追加します。
pgaipc=
(DESCRIPTION =
(ADDRESS = (PROTOCOL = ipc) (KEY=key))
(CONNECT_DATA = (SID=PGA))
(HS=)
)
この例で、keyは、listener.oraファイルでIPCプロトコル用に定義されたIPCキーです。IPCプロトコルを使用できるのは、Oracleデータベースとゲートウェイが同一のシステム上にある場合のみです。
TCP/IPプロトコル・アダプタを使用していて、ゲートウェイのsidがPGAの場合は、次のエントリをtnsnames.oraに追加します。
pgatcp=
(DESCRIPTION =
(ADDRESS = (PROTOCOL= TCP)(Host= gateway)(Port= port))
(CONNECT_DATA = (SID=PGA))
(HS=)
)
この例で、portはlistener.oraファイルでTCPプロトコル用に定義されたTCPポートで、gatewayはゲートウェイがあるシステムのTCP/IPホスト名です。
定義したリスナーを忘れずに起動してください。ネットワーク構成作業の詳細は『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。
通信プロトコルがSNAの場合、サンプルのlistener.oraファイルについては、付録Aの「SNAを使用するゲートウェイ用のlistener.oraサンプル・ファイル」および「SNAを使用するゲートウェイ用のtnsnames.oraサンプル・ファイル」を参照してください。
通信プロトコルがTCP/IPの場合、サンプルのlistener.oraファイルについては、付録Bの「TCP/IPを使用するゲートウェイ用のlistener.oraサンプル・ファイル」および「TCP/IPを使用するゲートウェイ用のtnsnames.oraサンプル・ファイル」を参照してください。
通信プロトコルがSNAの場合は、次にAPPC接続用のSNAサーバー・プロファイルを構成します。
通信プロトコルがTCP/IPの場合は、 第7章「IMS Connect用のTCP/IP通信パッケージの構成」に進みます。