用途
ALTER DATABASE
コマンドを使用すると、データベースをマウントまたはオープンできます。
関連項目: ALTER DATABASEの構文とセマンティクスについては、 『Oracle Database SQL言語リファレンス』 を参照してください。 |
セマンティクス
構文要素 | 説明 |
---|---|
MOUNT |
データベースをマウントします。オープンはしません。このオプションを指定したコマンドは、SQL文ALTER DATABASE MOUNT と等価です。 |
OPEN |
データベースをオープンします(例2-13を参照)。RECOVER DATABASE の実行後にデータベースをオープンすると、RMANのリポジトリに記録されているローカル管理のすべての一時ファイルが必要に応じて再作成されます。ただし、リカバリ・カタログを使用せずに、バックアップ制御ファイルを使用してリカバリを実行した場合、制御ファイルのバックアップ後に作成された一時ファイルはRMANのリポジトリに記録されません。また、RMANでは一時ファイルを自動的に再作成しません。 |
RESETLOGS |
現行のオンラインREDOログ・ファイル(または、破損が検出された場合はREDO破損前の最後のREDOレコードまで)をアーカイブし、オンラインREDOログ・ファイルの内容を消去してオンラインREDOログをログ順序1にリセットします。RMANコマンドのALTER DATABASE OPEN RESETLOGS は、SQL文のALTER DATABASE OPEN RESETLOGS と等価です。
リカバリ・カタログを使用する場合、RMANは、データベースがオープンされた後で |
例2-13 データベースの一貫性バックアップの作成
データベースがオープンされており、そのデータベース全体の一貫性バックアップを作成する必要があるとします。この例では、一貫性を保ってデータベースを停止し、データベースをマウントし、一貫性のあるデータベース全体のバックアップを作成してから、データベースをオープンします。
SHUTDOWN IMMEDIATE; STARTUP MOUNT; BACKUP DATABASE PLUS ARCHIVELOG; # Now that the backup is complete, open the database. ALTER DATABASE OPEN;
例2-14 制御ファイルのリストア後のデータベースのマウント
この例では、制御ファイルのリストアとマウントを行ってから、リカバリを実行します。最後に、オンラインREDOログをリセットします。
STARTUP FORCE NOMOUNT; RESTORE CONTROLFILE FROM AUTOBACKUP; ALTER DATABASE MOUNT; # You must run the RECOVER command after restoring a control file even if no # datafiles require recovery. RECOVER DEVICE TYPE DISK DATABASE; ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS;