この付録では、Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタを使用してOracle Communications Data Modelウェアハウスを移入する情報について説明します。
内容は次のとおりです。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタのインストールおよび構成の詳細は、『Oracle Communications Data Modelインストレーション・ガイド』を参照してください。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタに関連付けられたオブジェクトおよびETLの詳細は、『Oracle Communications Data Modelリファレンス』を参照してください。
Oracle Communications Data ModelのOracle Communications Network Charging and Controlアダプタ(Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタとも呼ばれます)は、Oracle Communications Data Modelのオプションです。Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタを使用して、Oacle Communications Network Charging and Control(NCC)システムのデータでOracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤー(つまり、実表、参照表および検索表)を移入できます。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタは、次のコンポーネントを使用します。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタは、次のデータベース・スキーマを使用します。
ソース・スキーマ Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタのソースは、NCC BEおよびCSSスキーマで定義されるNCCシステムです。
特定のソース・オブジェクトは、「NCCソース・スキーマ・オブジェクト」で説明します。
ステージング・レイヤー・スキーマOracle Communications Data ModelのNCCアダプタは、NCCシステムからOracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤー・オブジェクトにデータをロードする場合にステージング領域を使用します。このステージング領域は、変更済データおよび履歴データ格納のために使用され、Oracle Communications Data Modelの基盤レイヤー・オブジェクトをロードする場合にソース・スキーマとして使用されます。Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタは、ncc_stgというデータベース・スキーマとしてステージングを定義します。
ncc_stgスキーマは、「ncc_stgスキーマ・オブジェクト」で説明します。
ターゲット・スキーマOracle Communications Data ModelのNCCアダプタのターゲットは、Oracle Communications Data Modelウェアハウスです。特定のターゲット・オブジェクトは、Oracle Communications Data Modelの基盤レイヤー・オブジェクトです。これらのオブジェクトは、Oracle Communications Data Modelで提供されるocdm_sysスキーマで定義され、『Oracle Communications Data Modelリファレンス』に示されています。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタは、ocdm_sysスキーマの追加プロシージャを定義します。これらのプロシージャは、「ocdm_sysスキーマに追加される定義」に記載されています。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタは、Oracle Communications Data Modelの基盤レイヤー・オブジェクト(つまり、実表、参照表および検索表)の初期ロードを実行するETLとして、Oracle Data Integrator(ODI)で作成されたETLを使用します。また、ODI ETLを使用して、ステージング・データベースのスケジュール・リフレッシュも実行できます。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタのODIの使用の詳細は、次のトピックを参照してください。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタを使用して、Oracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤー(つまり、ocdm_sysスキーマで定義された実表、参照表および検索表)を移入またはリフレッシュできます。詳細は、次を参照してください:
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタを使用して基盤レイヤーを移入した後、基盤レイヤーを移入するためにOracle Communications Data Modelのアプリケーション・アダプタを使用していない場合、同じようにOracle Communications Data Modelのアクセス・レイヤー(つまり、ocdm_sysスキーマで定義された導出表、集計表、OLAPキューブおよびデータ・マイニング・モデル)を移入またはリフレッシュします。詳細は、「アクセス・レイヤーの初期ロードの実行」および「Oracle Communications Data Modelウェアハウスのアクセス・レイヤーのリフレッシュ」を参照してください。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタを使用してOracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤーの初期ロードを実行するには、Oracle Data Integrator(ODI)を使用して、次の手順に従います。
インストールおよび構成で「Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタで追加したスキーマ定義」に示されているスキーマ・オブジェクトが作成されたことを確認します。
|
参照: ODIで使用するOracle Communications Data ModelのNCCアダプタのインストールおよび構成の手順は、『Oracle Communications Data Modelインストレーション・ガイド』を参照してください。 |
ODI Studio Designerから、NCC_OCDMプロジェクトに移動して、次の手順に従います。
「SRC_STG_NONOGG」、「パッケージ」の順に選択して、次のパッケージを選択および実行します。
SRC_STG_LOAD_NON_OGG_PKG
SRC_STG_EDR_LOAD_INITIAL_PKG
「STG_OCDM」、「パッケージ」の順に選択して、次のパッケージを選択および実行します。
STG_OCDM_INITIAL_LOAD_PKG
STG_OCDM_EDR_PKG
Oracle Communications Data Modelウェアハウスの初期データ・ロードを実行した後、データをリフレッシュする必要があります。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタを使用して、Oracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤーのデータをリフレッシュします。基盤レイヤーのデータをリフレッシュできる2つの異なる方法があります。
Oracle Data Interfaceを使用して、ステージング領域およびOracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤーのすべてのデータをリフレッシュします。このタイプのリフレッシュを実行するこの手順は、「スケジュール単位の基盤レイヤーのリフレッシュ」で説明します。このタイプのリフレッシュの実行フローは、「ODIのみによるアダプタを使用した場合の実行フロー」で説明します。
Oracle GoldenGateを使用してステージング領域にリアルタイム・データを移入し、Oracle Data Interfaceを使用してOracle Communications Data Modelウェアハウスのデータをリフレッシュします。このタイプのリフレッシュを実行するこの手順は、「リアルタイム・データを使用した基盤レイヤーのリフレッシュ」で説明します。このタイプのリフレッシュの実行フローは、「アダプタ、Oracle GoldenGateおよびODIを使用した場合の実行フロー」で説明します。
Oracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤー(つまり、実表、参照表および検索表)を移入するためにOracle GoldenGateとともにOracle Communications Data ModelのNCCアダプタを使用していない場合、Oracle Data Integrator(ODI)を使用して、スケジュール単位で基盤レイヤーをリフレッシュします。
ODIのみを使用して基盤レイヤーのデータをリフレッシュするには、次の手順に従います。
インストールおよび構成で「Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタで追加したスキーマ定義」に示されているスキーマ・オブジェクトが作成されたことを確認します。
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参照: ODIで使用するOracle Communications Data ModelのNCCアダプタのインストールおよび構成の手順は、『Oracle Communications Data Modelインストレーション・ガイド』を参照してください。 |
ODI Studio Designerから、NCC_OCDMプロジェクトに移動して、次の手順に従います。
「SRC_STG_NONOGG」、「パッケージ」の順に選択して、次のパッケージを選択および実行します。
SRC_STG_LOAD_NON_OGG_PKG
SRC_STG_EDR_LOAD_INCREMENTAL_PKG
「STG_OCDM」、「パッケージ」の順に選択して、次のパッケージを選択および実行します。
STG_OCDM_INITIAL_LOAD_PKG
STG_OCDM_EDR_PKG
「Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタを使用した初期ロード」の説明に従ってOracle Communications Data Modelウェアハウスの初期ロードを実行した後、リアルタイムでOracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤーのデータをリフレッシュできます。
この方法でOracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤーのデータを確認するには、次の手順に従います。
『Oracle Communications Data Modelインストレーション・ガイド』の説明に従って、Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタをインストールして、Oracle GoldenGateおよびOracle Data Integrator(ODI)で使用するために構成します。
インストールおよび構成で「Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタで追加したスキーマ定義」に示されているスキーマ・オブジェクトが作成されたことを確認します。
GGSCIプロンプトから、info allコマンドを発行して、Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタで必要なOracle GoldenGateプロセス(次に記載)が実行されていることを確認します。
| ソース・システム・プロセス | ステージング・システム・プロセス |
|---|---|
| マネージャ・プロセス
抽出プロセス( 抽出ポンプ・プロセス( |
マネージャ・プロセス
レプリケート・プロセス( |
次のコードは、これらのコマンドを発行した正常な結果を示しています。
GGSCI> (mypc1) 5> info all
Program Status Group Lag Time Since Chkpt MANAGER RUNNING EXTRACT RUNNING EXTNCC 00:00:00 00:00:02 EXTRACT RUNNING EXTPNCC 00:00:00 00:00:06
GGSCI> (ocdm01) 2> info all
Program Status Group Lag Time Since Chkpt MANAGER RUNNING REPLICAT RUNNING REPNCC 00:00:00 00:03:09
|
ヒント: 2つのソース・システムがある場合、2つのソース・システムのプロセス・ステータスを確認します。Oracle GoldenGateプロセスを管理するコマンドは、『Oracle Communications Data Modelインストレーション・ガイド』を参照してください。 |
ODI Studio Designerから、NCC_OCDMプロジェクトに移動して、次の手順に従います。
「SRC_STG_NONOGG」、「プロシージャ」の順に選択して、「EXEC_ NORMAL_TABLES_PKG」を選択および実行します。
「STG_OCDM」、「パッケージ」の順に選択して、STG_OCDM_OGG_CDC_LOAD_SCENARIO_PKGを選択および実行します。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタは、Oracle GoldenGateとともにアダプタを使用しているかどうかによって少し異なる実行フローを使用します。
「リアルタイム・データによる基盤レイヤーのリフレッシュ」の説明に従って、Oracle GoldenGateとともにOracle Communications Data ModelのNCCアダプタを使用してOracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤーをリフレッシュする場合、基盤レイヤー・データがNCCソース・データと常に同期します。
図C-1に、Oracle GoldenGateでアダプタを使用する場合のOracle Communications Data ModelのNCCアダプタの実行フローを示します。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタとともにOracle GoldenGateを使用する場合、実行フローは次のとおりです。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタのすべてのOracle GoldenGateプロセスが実行モードであると想定すると、新しいデータがソース・データベースに挿入されるたびに、GoldenGateパラメータ・ファイルは新しい受信データを抽出し、それを使用して通常のステージング表に移入します。
(図の手順2および3) pre_ocdm_loadプロシージャは、通常のステージング表のデータを使用したステージング領域のデルタ表およびデルタ表のデータを使用したステージング領域のデルタ履歴表を実行およびロードします。
|
注意: デルタ履歴表のデータのみ永久に残存し、常にソース・データと同期します。デルタ・ステージング表のデータがOracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤーにロードされると、デルタ表が切り捨てられます。 |
(図の手順4) ODIは、ステージング表のデータが変更されると、ステージング・レイヤーのデルタ表からOracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤーにデータをロードします。
Oracle Data Integrator(ODI)のみでOracle Communications Data ModelのNCCアダプタを使用できます。Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタを使用するこの方法は、Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタのODIプル・バージョンと呼ばれる場合があります。
「Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタを使用した初期ロード」の説明に従ってインストール直後に実行する初期ロードに対して、NCCアダプタのODIプル・バージョンを常に使用します。後で、「スケジュール単位の基盤レイヤーのリフレッシュ」の説明に従って、これを使用してスケジュールされたデータ・リフレッシュを実行することもできます。
図C-2に、ODIのみでアダプタを使用する場合のOracle Communications Data ModelのNCCアダプタの実行フローを示します。
このアプローチを使用する場合、実行プロセスは次のとおりです。
(図の手順1および3) アダプタは、ODIを使用して、ソース・データベースからステージ・データベースにデータをロードします。
(図の手順2および5) 事前および事後プロシージャを使用して、アダプタは、最終日表、デルタ表、履歴表など、データを複数の表のステージ・データベース表にロードします。
(図の手順4) アダプタは、通常の表'MINUS'最終日表を使用して、ステージング領域のデルタ表をロードします。
(図の手順6) アダプタは、デルタ表からOracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤーにデータをロードします。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタは、次のコンポーネントを使用します。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタは、ソース・データとして次のNCC表のデータを使用します。
BE_BALANCE BE_BUCKET BE_WALLET CCS_ACCT CCS_ACCT_ACCT_REFERENCES CCS_ACCT_REFERENCE CCS_ACCT_TYPE CCS_BALANCE_TYPE CCS_BALANCE_UNIT CCS_BE_CDR CCS_MB_RECHARGE CCS_VOUCHER_BATCH CCS_VOUCHER_REFERENCE CCS_WALLET_TYPE
また、Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタは、NCC cssデータベースで定義されるCCS_RECHARGE_TYPEビューを使用します。
『Oracle Communications Data Modelインストレーション・ガイド』の説明に従ってOracle Communications Data ModelのNCCアダプタをインストールおよび構成すると、次の定義が追加されます。
アダプタで使用するステージング領域を定義するncc_stgというデータベース。このデータベースの定義の詳細は、「ncc_stgスキーマ・オブジェクト」を参照してください。
Oracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤーを移入するために使用するプロシージャ定義。これらの定義は、Oracle Communications Data Modelで提供されるocdm_sysスキーマに追加されます。これらのプロシージャの詳細は、「ocdm_sysスキーマに追加される定義」を参照してください。
ncc_stgスキーマは、Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタで使用するステージング領域を定義します。スキーマには、表C-1に記載された定義が含まれます。
表C-1 ncc_stgスキーマの定義
| オブジェクト・タイプ | オブジェクト名 | 説明と使用方法 |
|---|---|---|
|
タイプ |
|
イベント詳細レコード(EDR)データの移入をサポートします。 |
|
タイプ |
|
EDRデータの移入をサポートします。 |
|
表 |
|
イベント詳細レコード表。 |
|
表 |
|
通常のステージング表。「NCCソース・スキーマ・オブジェクト」にリストされているNCCソース表ごとに1つの表定義があります。 |
|
表 |
|
前日表。「NCCソース・スキーマ・オブジェクト」に示されているNCCソース表ごとに1つの表定義があります。 |
|
表 |
|
デルタ表。「NCCソース・スキーマ・オブジェクト」に示されているNCCソース表ごとに1つの表定義があります。 |
|
表 |
|
デルタ履歴表。「NCCソース・スキーマ・オブジェクト」に示されているNCCソース表ごとに1つの表定義があります。 |
|
ビュー |
|
これは、 |
|
ビュー |
|
EDRデータの移入をサポートします。 |
|
ビュー |
|
EDRデータの移入をサポートします。 |
|
ビュー |
|
EDRデータの移入をサポートします。 |
|
ビュー |
|
EDRデータの移入をサポートします。 |
|
ビュー |
|
EDRデータの移入をサポートします。 |
|
ビュー |
|
EDRデータの移入をサポートします。 |
|
パッケージ |
|
EDRデータの移入をサポートします。 |
|
プロシージャ |
|
毎日のソース・データ変更およびデータ変更の履歴を保守します。Oracle GoldenGateオプションで使用されます。 |
|
プロシージャ |
|
毎日のソース・データ変更およびデータ変更の履歴を保守します。Oracle GoldenGateオプションで使用されます。 |
|
プロシージャ |
|
毎日のソース・データ変更およびデータ変更の履歴を保守します。ODIのみのオプションで使用されます。 |
インストールおよび構成すると、次のプロシージャ定義がOracle Communications Data Modelで提供されるocdm_sysスキーマに追加されます。
DISB_CONS ENAB_CONS INSERT_REF LOOK_UP_LOAD_ONE_TIME UPDATE_ACCT UPDATE_CHURN_DATE UPDATE_CNRT UPDATE_CUST UPDATE_PROD UPDATE_PRPD_VCHR_INSTNC UPDATE_SBRP
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタは、ターゲット・オブジェクトを移入するため、これらのプロシージャを使用します。
Oracle Communications Data ModelのNCCアダプタをインストールおよび構成すると、NCC_OCDMプロジェクトというODIプロジェクトが定義されます。NCC_OCDMプロジェクトには、次のフォルダが含まれます。
SRC_STG_NONAGGフォルダは、ステージング領域にNCCソース・システムのデータを移入するために使用するパッケージを含みます。
STG_OCDMフォルダは、Oracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤーにOracle Communications Data ModelのNCCアダプタのステージング領域のデータを移入するために使用するパッケージを含みます。
NCC_OCDMプロジェクトのSTG_STG_MPMAGGフォルダのパッケージを使用して、NCCソース・システムのデータ(つまり、NCC BEおよびCSSデータベースで定義される表)からステージング・レイヤーの表(つまり、ncc_stgデータベースで定義される表)を移入します。
このパッケージは、NCCソース・データベースからNCCステージング・データベースにデータをロードします。初期ロード中およびODI.のみを使用して基盤レイヤーをリフレッシュする場合に、このパッケージを使用します。
このパッケージは、NCCソースのイベント詳細レコード増分データをステージング・データベースのEDR表(つまり、CCS_BE_CDR表)にロードします。
STG_OCDMフォルダのパッケージを使用して、ステージング領域のデータ(つまり、ncc_stgデータベースで定義される表)からOracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤーの表(つまり、ocdm_sysデータベースで定義される表)に移入します。
次のパッケージは、NCC_OCDMプロジェクトのSTG_OCDMフォルダで定義されます。
このパッケージは、ステージング領域のデルタ表のデータ(イベント詳細レコード・オブジェクト以外)からOracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤー表にデータをロードします。初期ロード中およびODIのみを使用してデータをリフレッシュする場合に、このパッケージを使用します。このパッケージは、階層順でncc_source_table_MAPというSTG_OCDMフォルダ(ncc_source_tableは「NCCソース・スキーマ・オブジェクト」にリストされているNCCソース表の名前です)のインタフェースを実行します。これらのインタフェースは、ステージング・デルタ表(つまり、ncc_source_table_DELTA表)のデータを使用して、関連する基盤レイヤー表を移入します。
次のインタフェースは、このパッケージで実行されます。
BE_BALANCE_MAP
BE_BUCKET_MAP
CCS_ACCT_ BE_WALLET _MAP
CCS_ACCT_CNRT_MAP
CCS_ACCT_REFERENCE_MAP
CCS_ACCT_SBRP_MAP
CCS_ACCT_TYPE_MAP
CCS_BALANCE_TYPE_MAP
CCS_BALANCE_UNIT_MAP
CCS_MB_RECHARGE_MAP
CCS_RECHARGE_TYPE_MAP
CCS_VOUCHER_BATCH_MAP
CCS_VOUCHER_REFERENCE_MAP
CCS_WALLET_TYPE_MAP
このパッケージは、ステージング・レイヤーのイベント詳細レコード・オブジェクトからOracle Communications Data Modelウェアハウスの基盤レイヤーの表をロードします。初期ロード中およびODIのみを使用してデータをリフレッシュする場合に、このパッケージを使用します。
パッケージは、階層順で次のSTG_OCDMイベント詳細レコード・インタフェースを実行します。
EDR_FREEFROM
EDR_RECHARGE_BALANCE_TYPE
EDR_RECHRG
EDR_CALL_EVT
EDR_PREPAID
EDR_SMS
STG_OCDMフォルダは、各NCCソース表の1つのパッケージを含みます。これらのパッケージの名前は、ncc_source_table_PKGです。ncc_source_tableは、「NCCソース・スキーマ・オブジェクト」にリストされているNCCソース表の名前です。
これらのパッケージが実行モードの場合、Oracle Communications Data Modelの基盤レイヤー表を移入するインタフェースを実行します。
Oracle GoldenGateを使用してステージング・レイヤーのデータをリフレッシュする場合、これらのパッケージを使用します。
STG_OCDM_OGG_CDC_LOAD_SCENARIO_PKGは、最終的に次のインタフェースをコールするSTG_OCDM_OGG_CDC_LOAD_PKGをコールします。
BE_BALANCE_PKG
BE_BUCKET_PKG
CCS_ACCT_ BE_WALLET _PKG
CCS_ACCT_CNRT_PKG
CCS_ACCT_REFERENCE_PKG
CCS_ACCT_SBRP_PKG
CCS_ACCT_TYPE_PKG
CCS_BALANCE_TYPE_PKG
CCS_BALANCE_UNIT_PKG
CCS_MB_RECHARGE_PKG
CCS_RECHARGE_TYPE_PKG
CCS_VOUCHER_BATCH_PKG
CCS_VOUCHER_REFERENCE_PKG
CCS_WALLET_TYPE_PKG
表C-2に、NCCアダプタによって入力されるOracle Communications Data Modelの表および列を示します。
表C-2 NCCアダプタによって入力されるOracle Communications Data Modelの表および列
| ターゲット表 | ターゲット列 | 備考 |
|---|---|---|
|
DWB_ACCT_BAL_BUCKET |
BUCKET_CD |
|
|
DWB_ACCT_BAL_BUCKET |
ACCT_BAL_TYP_CD |
|
|
DWB_ACCT_BAL_BUCKET |
NEVER_EXP_IND |
|
|
DWB_ACCT_BAL_BUCKET |
EXP_DT |
|
|
DWB_ACCT_BAL_BUCKET |
BUCKET_AMT |
|
|
DWB_ACCT_BAL_BUCKET |
NEVER_USED_IND |
|
|
DWB_ACCT_BAL_BUCKET |
LAST_USE_DT |
|
|
DWB_ACCT_BAL_BUCKET |
EXTRNL_REF |
|
|
DWB_ACCT_BAL_BUCKET |
STRT_DT |
|
|
DWB_ACCT_BAL_HIST |
ACCT_KEY |
ルックアップの実行、acct_cd別のacct_keyの検出 |
|
DWB_ACCT_BAL_HIST |
ACCT_BAL_TYP_CD |
|
|
DWB_ACCT_BAL_HIST |
MIN_CRDT_AMT |
|
|
DWL_ACCT_BAL_TYP |
ACCT_BAL_TYP_CD |
|
|
DWL_ACCT_BAL_TYP |
ACCT_BAL_TYP_NAME |
|
|
DWL_ACCT_BAL_TYP |
CRNCY_UNIT |
|
|
DWL_ACCT_BAL_TYP |
ACCT_BAL_TYP_DESC |
|
|
DWL_ACCT_TYP |
ACCT_TYP_CD |
|
|
DWL_ACCT_TYP |
ACCT_TYP_DESC |
|
|
DWL_ACCT_TYP |
ACCT_TYP_NAME |
NAMEの値とncc_acctの連結 |
|
DWL_ACCT_TYP |
ACCT_TYP_CD |
|
|
DWL_ACCT_TYP |
LAST_UPDT_DT |
|
|
DWL_ACCT_TYP |
LAST_UPDT_BY |
|
|
DWL_ACCT_TYP |
ACCT_TYP_NAME |
|
|
DWL_UOM |
UNIT_OF_MSR_CD |
|
|
DWL_UOM |
LAST_UPDT_DT |
|
|
DWL_UOM |
LAST_UPDT_BY |
|
|
DWL_UOM |
UNIT_OF_MSR_NAME |
|
|
DWR_ACCT |
ACCT_CD |
NCCウォレットおよびprnt_acct_keyの"NCCWL_" || IDは空 |
|
DWR_ACCT |
STAT_CD |
|
|
DWR_ACCT |
BAL_EXP_PRD |
|
|
DWR_ACCT |
TMNT_DT |
|
|
DWR_ACCT |
INITIAL_ACTVTN_DT, & crt_dt |
INITIAL_ACTVTN_DTとcrt_dt両方へのロード |
|
DWR_ACCT |
||
|
DWR_ACCT |
ACCT_Name |
|
|
DWR_ACCT |
LAST_UPDT_DT |
|
|
DWR_ACCT |
LAST_UPDT_BY |
|
|
DWR_ACCT |
CRNCY_CD |
|
|
DWR_ACCT |
ACCT_TYP_CD |
|
|
DWR_ACCT |
LAST_UPDT_DT |
|
|
DWR_ACCT |
LAST_UPDT_BY |
|
|
DWR_CNRT |
ACCt_KEY |
|
|
DWR_CNRT |
CUST_KEY |
|
|
DWR_CNRT |
CNRT_CD |
|
|
DWR_CNRT |
LAST_UPDT_DT |
|
|
DWR_CNRT |
LAST_UPDT_BY |
|
|
DWR_CNRT |
CNRT_CD |
"NCCWL_" || IDのロード |
|
DWR_CUST |
CUST_CD (同じものをPRTY_CDにロード) |
|
|
DWR_CUST |
CUST_NAME |
|
|
DWR_CUST |
LAST_UPDT_DT |
|
|
DWR_CUST |
LAST_UPDT_BY |
|
|
DWR_CUST |
ソース・システム識別子 |
|
|
DWR_CUST |
CRT_DT |
|
|
DWR_CUST |
PRTY_DESC |
|
|
DWR_CUST |
cust_typ_cd |
|
|
DWR_CUST |
Chrn_DT |
|
|
DWR_PROD |
VCHR_CD |
単純なproduct_cd |
|
DWR_PROD |
LAST_UPDT_DT |
|
|
DWR_PROD |
LAST_UPDT_BY |
|
|
DWR_PROD |
VCHR_DESC & PROD_DESC |
|
|
DWR_PROD |
VCHR_NAME & PROD_NAME |
|
|
DWR_PROD |
PRE_USE_EXPRY_PRD |
|
|
DWR_PROD |
SHORT_NAME |
|
|
DWR_PROD |
ACCT_EXPRY_PRD |
|
|
DWR_PROD |
PROD_TYP_CD |
定数値 |
|
DWR_PROD |
PROD_DESC |
|
|
DWR_PROD |
PROD_CD |
|
|
DWR_PROD |
PROD_NAME |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_BTCH |
VCHR_KEY |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_BTCH |
ACTVTN_DT |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_BTCH |
BTCH_CD |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_BTCH |
BTCH_NAME |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_BTCH |
LAST_UPDT_DT |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_BTCH |
LAST_UPDT_BY |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_BTCH |
END_OF_RNG |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_BTCH |
ORGNL_CNT |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_BTCH |
STRT_OF_RNG |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_BTCH |
STATE |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_BTCH |
prod_key |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_BTCH |
STRT_SRL_NBR |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_BTCH |
END_SRL_NBR |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_INSTNC |
PROD_INSTNC_CD |
プリペイド・バウチャのインスタンス・コード |
|
DWR_PRPD_VCHR_INSTNC |
LAST_UPDT_DT |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_INSTNC |
LAST_UPDT_BY |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_INSTNC |
ISUD_DT |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_INSTNC |
USED_DT |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_INSTNC |
STAT |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_INSTNC |
BTCH_KEY |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_INSTNC |
VCHR_NBR |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_INSTNC |
VCHR_PIN_NBR |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_INSTNC |
prod_key |
定数値 - cd="NCC_VOUCHER"に関連付けられたキーを使用 |
|
DWR_PRPD_VCHR_RCHRG_OPTN |
VCHR_KEY |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_RCHRG_OPTN |
LAST_UPDT_DT |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_RCHRG_OPTN |
LAST_UPDT_BY |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_RCHRG_OPTN |
ACCT_BAL_TYP_CD |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_RCHRG_OPTN |
RCHRG_OPTN_CD |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_RCHRG_OPTN |
VAL |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_RCHRG_OPTN |
BAL_EXPRY_PRD |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_RCHRG_OPTN |
STRT_DT |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_RCHRG_OPTN |
END_DT |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_RCHRG_OPTN |
NEW_BUCKET_IND |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_RCHRG_OPTN |
BAL_EXPRY_POLICY |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_RCHRG_OPTN |
RPLC_BAL_IND |
|
|
DWR_PRPD_VCHR_RCHRG_OPTN |
VAL_TYP |
|
|
DWR_PRTY |
prty_typ_cd |
|
|
DWR_SBRP |
CNRT_TYP_CD |
dwr_prodからのprod_keyのルックアップ |
|
DWR_SBRP |
BRP_CD |
"NCCWL_" || IDのロード |
|
DWR_SBRP |
PROD_KEY |
dwr_prodからのprod_keyのルックアップ |