A BS2000/OSDのOracleエラー・メッセージ

この付録では、Oracle Database 11gリリース2 for Fujitsu BS2000/OSDのメッセージを、考えられる原因と推奨されるアクションとともにリストします。この章に示すメッセージは、画面に表示される際に追加のテキストを伴うことがあります。このテキストには、問題を検出した機能を識別し、内部ステータス・コード、BS2000のシステム・マクロのリターン・コード、あるいはその両方が含まれている場合があります。これらのコードは、Oracleサポート・サービスにとって問題の原因を特定するために役立ちます。

たとえば、メッセージ・コンポーネントがまだ使用可能でない初期化の初期段階では、Oracle Databaseが通常のOracleメッセージを発行できない場合があります。この場合、Oracle DatabaseはILCSタスク終了ルーチンをコールするか、TERMマクロを直接発行して、ユーザー終了コードとしてメッセージ番号を表示します。このメッセージ番号を使用して、この付録内の説明を見つけることができます。

ORA-05000: ORACLE終了ルーチンがコールされました

原因: Oracle Databaseランタイム・システムの終了ルーチンが致命的なエラーによりコールされました。

処置: Oracle Databaseプログラムの終了理由、またはこの問題の解決方法がわからない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05001: 「BS2000」「バージョン」はサポートされていません。

原因: BS2000/OSDオペレーティング・システムのアクティブなバージョンは、Oracle Database 11gリリース2でサポートされていません。

処置: より最新のBS2000/OSDバージョンにアップグレードしてください。

ORA-05002: 致命的エラー: ILCS以外のプログラムからコールされました

原因: プリコンパイラまたはOCIアプリケーションで、ILCS環境以外で実行されているプログラムからOracle Databaseがコールされました。Oracle DatabaseではILCS以外のプログラムをサポートしていません。

処置: アプリケーション・プログラムがILCSモードで実行することを確認してください。FOR1、PL/Iなどの一部のプログラミング言語ではILCSの固有のオプションが必要です。詳細は、Fujitsu社のドキュメントを参照してください。

ORA-05003: 致命的エラー: ILCS PCDが検証できません

原因: プリコンパイラまたはOCIアプリケーションで、ILCS保存領域とマークされている保存領域を指定してOracle Databaseがコールされましたが、正しいPCD (ILCSグローバル領域)がポイントされていません。メモリーが上書きされたか、ILCS環境以外で実行されているプログラムからOracle Databaseがコールされたことが問題です。Oracle DatabaseではILCS以外のプログラムをサポートしていません。

処置: アプリケーション・プログラムがILCSモードで実行することを確認してください。FOR1、PL/Iなどの一部のプログラミング言語ではILCSの固有のオプションが必要です。詳細は、Fujitsu社のドキュメントを参照してください。

ORA-05004: 致命的エラー: スタック・オーバーフロー、拡張が失敗しました

原因: 関数のコールには現在のコール・スタック・セグメントの拡張が必要でした。この拡張に失敗したためILCSルーチンがエラーを返しました。

処置: JOINエントリのユーザー・アドレス空間の大きさが十分であり、一時的なメモリーの飽和状態がないことを確認してください。その後、プログラムを再度実行してください。さらに説明が必要な場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05005: エラー: 「PROLODでIT0INITSがコールされました」

原因: これは、発生することはない内部エラーです。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05006: sltgaはすでに初期化されています

原因: sltgaの初期化ルーチンが複数回コールされました。

処置: 複数のstubモジュール(PROSTUB、XAOSTUB)がアプリケーションにリンクされているかどうかを確認してください。

ORA-05007: OSNTABのロードに失敗しました

原因: 通常、このメッセージの前にBS2000 BLS-nnnnメッセージが付きます。最も可能性が高い原因として、ORALOADライブラリが見つからないことが考えられます。

処置: ORALOADについてデータベース管理者に問い合せてください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05008: リクエストされたネットワーク・ドライバのロードに失敗しました

原因: 通常、このメッセージの前にBS2000 BLS-nnnnメッセージが付きます。最も可能性が高い原因として、ORALOADライブラリが見つからないことが考えられます。

処置: ORALOADについてデータベース管理者に問い合せてください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05009: osnsgl: カーネル内の無効な設定にユーザーが接続しています

原因: シングル・タスク・ドライバ(S:)を使用してデータベース・リンクが設定されました。シングル・タスク・ドライバは、ユーザー側のコール接続にのみ使用できるため、これは無効です。

処置: データベース・リンクに別のネットワーク・ドライバを選択してください。

ORA-05010: ファイル名の長さが無効です

原因: ファイル名の構築または変換中にバッファ・オーバーフローが発生しました。これは、ORAENVファイルに指定したファイル名が長すぎることが原因です。

処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05011: ファイル・サイズが無効です

原因: これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05012: ブロック・サイズが無効です

原因: これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05013: ファイル名の解析が無効です

原因: 分析されたファイル名がOracle Databaseに対して整形式ではありません。

処置: ファイル名を修正してプログラムを再度実行してください。

ORA-05014: sfcopy: 一致しないブロック・サイズ

原因: データベースの部分ファイル・コピーで、ソースとターゲット・ファイルのブロック・サイズが異なります。これは、通常発生することのない内部エラーを示している可能性があります。

処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05015: テキスト・ファイルのオープンに失敗しました

原因: Oracle Databaseテキストまたはコマンド・ファイルを開けません。ファイル名が正しくない、ファイルが正しく初期化されていないまたはファイルがアクセス可能ではない、のいずれかがこのエラーの原因であると考えられます。

処置: 問題を修正してOracle Databaseを再起動してください。STARTUPコマンドを発行した際にこれが発生する場合は、初期化ファイルで、データベース・ファイルの指定が正しいことを確認してください。

ORA-05016: テキスト・ファイルのクローズに失敗しました

原因: Oracle Databaseファイルを閉じようとして失敗しました。これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05017: ファイルのオープンに失敗しました

原因: Oracle Databaseファイルを開けません。ファイル名が正しくない、ファイルが正しく初期化されていないまたはファイルがアクセス可能ではない、のいずれかです(たとえば、ファイルはクロスユーザーIDのシングル・タスク・クライアントではアクセスできない可能性があります)。

処置: 問題を修正してOracle Databaseを再起動してください。STARTUPコマンドを発行した際にこれが発生した場合は、初期化ファイルで、データベース・ファイルの指定が正しいことを確認してください。

ORA-05018: ファイルのシークに失敗しました

原因: これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05019: ファイルの書込みに失敗しました

原因: Oracle Databaseファイルへの書込み中にI/Oエラーが発生しました。

処置: このエラーがディスク障害によるものと特定できない場合は、システム管理者に問い合せるか、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05020: ファイル外のブロックへの書込み

原因: 存在しないOracle Databaseファイルのブロックに書き込もうとしました。たとえば、ブロック番号< 1または>ファイル・サイズです。これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05021: ファイルの読取りに失敗しました

原因: Oracle Databaseファイルの読取り中にI/Oが発生しました。

処置: このエラーがディスク障害によるものと特定できない場合は、システム管理者に問い合せるか、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05022: ファイル外のブロックの読取り

原因: 存在しないOracle Databaseファイルのブロックを読み取ろうとしました。たとえば、ブロック番号< 1または>ファイル・サイズです。これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05023: ファイルのクローズに失敗しました

原因: Oracle Databaseファイルを閉じようとして失敗しました。これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05025: sfccf: ファイルが一致しません。異なるサイズのファイルを再使用しようとしました

原因: データベース・ファイルを再使用しようとしたときに、指定したファイル・サイズが既存ファイルの実際のサイズと異なります。

処置: 正しい(暗黙的ヘッダー・ブロック用に1論理ブロック分を忘れずに差し引いた)ファイル・サイズを指定するか、ファイル・サイズを指定しないでおくか、より大きなまたは小さなデータベース・ファイルを作成する場合は別のファイル名を使用してください。

ORA-05026: ファイルが存在しません。

原因: 存在しなくなったデータベース・ファイルにアクセスしようとしました。

処置: このエラーが発生した理由がわかる可能性のあるデータベース管理者に問い合せてください。データベース管理者が問題の原因を見つけられない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05027: ファイルが存在します

原因: 新しいファイルを作成しようとしたときに、ファイルが見つかり、空でない場合にこのエラーが発生します。

処置: create databaseでこのエラーが発生した場合は、reuseオプションを使用して再試行してください。それ以外の場合は、別のファイル名を使用するか、そのファイルを消去できるかどうかを確認してください。

ORA-05028: ファイルはdbfileではありません

原因: 開こうとするデータベース、ログまたは制御ファイルにそのファイルに対する適切なIDが含まれていません。

処置: 誤ったファイル指定を確認してください。

ORA-05029: オプションの不正使用です

原因: 内部エラーです。関数sfccfが無効なオプションを使用してコールされました。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05030: SIDが定義されていません

原因: 一般的に、名前の?を置き換えるためにシステムIDが必要な場合に、たとえば、初期化ファイルによって設定されたファイル名で、それがまだ定義されていません。ORAENVファイルが欠落しているか、そのファイルにORASIDが見つからないことが原因です。

処置: ORAENVファイルの定義が正しいことを確認して、プログラムを再度実行してください。

ORA-05031: SIDの変換に失敗しました

原因: システムIDは構文的に正しくありません。

処置: ORASIDの定義が正しいことを確認して、プログラムを再度実行してください。

ORA-05032: 名前の解析が無効です

原因: ファイル名、または変数部分を含むその他の名前の変換に失敗しました。エラーの原因として、ORAENVファイルの指定が正しくないことが考えられます。

処置: ORAENV変数の割当てが正しいことを確認してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05033: 環境値が無効です

原因: ORAENVファイルに指定されている1つ以上の値が無効です。

処置: ORAENVファイルに正しい値を指定したことを確認し、詳細をこのガイドの付録B、「Oracle環境変数」または『Oracle Databaseユーザーズ・ガイドfor Fujitsu BS2000/OSD』で確認してください。

ORA-05034: シールが無効です

原因: 内部エラーです。内部ファイル制御構造が破損していることが判明しました。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05035: ホスト・コマンドが実行されませんでした

原因: BS2000コマンド(HOSTまたは#HOSTコマンドの引数)が無効か長すぎます。

処置: 有効なHOSTコマンドを入力してください。

ORA-05036: ユーザーID (長さ)が無効です

原因: 変数コンポーネントからのファイル名の構築中に内部バッファ・オーバーフローが発生しました。

処置: ORAENVファイルに指定したORAUID値が正しいことを確認してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05037: /CANCELコマンドが実行されませんでした

原因: バックグラウンド・ジョブを取り消せませんでした。バックグラウンド・タスクがすでに終了している可能性があります。

処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05038: SIDの長さが無効です

原因: ORAENVファイルまたは接続文字列の一部として指定されたシステムIDの長さが4文字を超えています。

処置: 正しい値を指定してください。

ORA-05039: ssodrvへの再帰的なエントリです

原因: Oracle Databaseカーネルが最上部に再入力されました。これは起りえないことです。

処置: 割込み処理ルーチン(信号ルーチン、偶発性)からユーザー・プログラムがOracle Database関数を不適切にコールしていないことを確認してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05040: これ以上の動的メモリーはありません

原因: ファイル管理コンポーネントでメモリーのリクエストに失敗しました。ユーザーアドレス空間が小さすぎることが原因と考えられます。

処置: JOINエントリのユーザー・アドレス空間の大きさが十分であり、一時的なメモリーの飽和状態がないことを確認してください。その後、プログラムを再度実行してください。さらに説明が必要な場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05041: soarchで割込みが発生しました

原因: アーカイバ・プロセスは予期せず中断しました。

処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05042: soarch: バッファ・オーバーフロー

原因: アーカイバ・プロセスは内部バッファ・オーバーフローを検出しました。

処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05043: アーカイブ制御文字列が長すぎます

原因: アーカイブ制御文字列が長すぎます。

処置: このパラメータを短くして、データベースを再起動してください。

ORA-05044: アーカイブの生成されたファイル名が長すぎます

原因: ファイル名は初期化パラメータlog_archive_formatおよびlog_archive_destの値から生成されています。このことがファイル名が長すぎる原因になっています。

処置: VALID_DESTに有効なBS2000ファイル名を使用して、コマンドALTER SYSTEM ARCHIVE LOG START TO VALID_DESTを実行してください。

ORA-05045: アーカイブ・ファイルの作成またはオープン・エラーです

原因: アーカイブファイルは通常、動的に割り当てられます。これか後続のオープンに失敗しました。原因として、ディスク上の領域が十分でないか、ORAENVのアーカイブ・ファイルの割当てパラメータが無効であることが考えられます。

処置: オプションのORAENVパラメータが正しいことおよび十分なディスク領域が使用可能であることを確認してください。

ORA-05046: アーカイブ制御文字列エラー

原因: アーカイブ・ファイル名または制御パラメータが正しくありません。

処置: パラメータを修正してください。

ORA-05050: PGA (固定部分)を割り当てられませんでした

原因: オペレーティング・システム・エラーまたは内部エラーが考えられます。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05051: 次の可変を割り当てられません:PGA

原因: PGAの作成中に、必要な動的メモリーを割り当てられませんでした。

処置: ユーザー・アドレス空間の大きさが十分であり、アプリケーション・プログラムでエラーが生成された場合は、そのプログラムでメモリーが過剰に消費されていないことを確認してください。それ以外の場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05052: 次の可変の削除中にエラーが発生しました:PGA

原因: PGAの削除中に、動的メモリーを解放できませんでした。これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05053: PGA_BASEが無効であるか欠落しています

原因: DBA ORAENVファイルでPGA_BASEパラメータに無効な値が指定されています。

処置: PGA_SIZE環境変数のデフォルト値を使用してください。これで問題を解決できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05054: PGA_SIZEが無効であるか欠落しています

原因: DBA ORAENVファイルでPGA_SIZE環境変数に無効な値が指定されています。PGA_SIZE環境変数のデフォルト値を変更する必要はありません。

処置: PGA_SIZE環境変数のデフォルト値を使用してください。これで問題を解決できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05055: PGA (固定部分)のアドレス範囲が空いていません

原因: PGA_BASE変数およびPGA_SIZE ORAENV変数によって記述されたアドレス範囲は、割当てに使用できません。これはPGA、SGAおよびKERNELの領域の重複、またはこの領域のメモリーを占有するアプリケーション・プログラムが原因と考えられます。PGA_BASEに値を指定していない場合は、デフォルトが不適当な可能性があります。

処置: 第2章の「アドレス空間計画」の「アドレス空間計画」の項を参照して詳細を確認してください。

ORA-05056: コンテキスト領域はこれ以上ありません

原因: SQLリクエストの処理中に、動的メモリーを割り当てられませんでした。これは、非常に複雑なリクエストの処理中に十分なメモリーが使用できない場合に発生する場合があります。

処置: ユーザー・アドレス空間の大きさが十分であり、アプリケーション・プログラムを使用しているときにエラーが発生した場合は、そのアプリケーション・プログラムでメモリーが過剰に消費されていないことを確認してください。または、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05058: アサートに失敗しました: SGAはマップされていません

原因: これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05059: アサートに失敗しました: カーネル以外

原因: これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05060: SGAが作成されませんでした

原因: STARTUPコマンドの実行後に、SGAの共有メモリー・プールが作成されませんでした。

処置: データベースの実行中にデータベースを開始しようとしているのではないことおよびデータベースのシステムIDが2つの異なるデータベースで使用されていないことを確認してください。または、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05061: SGAのアタッチに失敗しました

原因: SGAの共有メモリー・プールへの接続が確立できませんでした。これは、誤ったシステムIDを使用した場合、または実行しようとしたデータベースが実行されていない場合に発生する可能性があります。

処置: 前述の原因の1つでないことを確認してください(データベース管理者に確認してください)。または、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05063: SGAベースが無効です

原因: ORAENVファイルでSGA_BASEパラメータに無効な値が指定されています。

処置: この値は通常は必要ありません。指定する場合は、SGAメモリー・プールの完全な仮想アドレスを指定する16進数の値である必要があります。値を修正してSTARTUPコマンドを実行してください。

ORA-05064: SGAを割り当てできません

原因: メモリー・プールの作成後に、領域を割り当てるためのREQMPが失敗しました。これはオペレーティング・システム・エラーの可能性があります。

処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05065: SGAを削除できません

原因: SGAからデタッチしようとしたときに、DISMPシステム・マクロがエラーを返しました。

処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05066: SGAアドレス空間が競合しています

原因: 範囲がすでに部分的に使用されているため、要求されたアドレス範囲にSGAを配置できません。SGAの開始アドレスはORAENV変数(SGA_BASE)によって定義されており、この変数のサイズはプロセスやバッファなどの様々な初期化ファイルのパラメータで決定されています。

処置: 第2章、「アーキテクチャおよび実装」の項「アドレス空間計画」を参照して、関連する初期化ファイルおよびORAENV変数を調整してください。JOINエントリでアドレス空間制限を確認してください。共有サブシステムおよびアドレス空間での配置について、システム管理者に問い合せてください。Oracle Databaseカーネルと重複しないことを確認してください。

ORA-05067: SGA: アドレス空間が飽和状態です

原因: SGAが割り当てられたときに、オペレーティング・システムによって仮想アドレス空間の飽和が報告されました。

処置: ページング領域のサイズおよび現在のシステム全体の負荷についてシステム管理者に問い合せてください。

ORA-05068: アクティブでないはずのSGAがアクティブです

原因: 起動時にSGAが作成されたときに、データベースは停止されている必要があるのに、SGAメモリー・プールがまだ使用中であることが見つかりました。これは、シングル・タスク、ユーザー・タスクまたはネットワーク・サーバー・タスクがハングしていることが原因である可能性があります。

処置: ハングしているタスクを確認してください。これらのタスクを取り消して、データベースを再起動してください。

ORA-05069: 予期しないSGAメモリー・プールの問題

原因: ENAMPマクロが予期しないエラー・コードを返しました。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05070: TPA ser.itemを有効化できません

原因: オペレーティング・システム・エラーが考えられます。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05071: TPA ser.item上でENQできません

原因: オペレーティング・システム・エラーが考えられます。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05072: ポストまたは待機項目を有効化できません。

原因: オペレーティング・システム・エラーが考えられます。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05073: ポスト中にエラーが発生しました

原因: プロセス間通信操作に失敗しました。

処置: データベースおよびすべての必要なバックグラウンド・タスクが正常に稼働していることを確認してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05074: 待機中にエラーが発生しました

原因: プロセス間通信操作に失敗しました。

処置: データベースおよびすべての必要なバックグラウンド・タスクが正常に稼働していることを確認してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05075: タスク表マネージャでエラーが発生しました

原因: 内部エラーです。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05076: spidの設定中にエラーが発生しました

原因: オペレーティング・システム・エラーが考えられます。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05077: HIAイベントを有効化できません

原因: オペレーティング・システム・エラーが考えられます。HIA (Here I Am)イベント項目は起動時に、開始済のバックグラウンド・タスクと起動中のSQL*DBAプログラム間の通信に使用されます。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05078: 作成処理に失敗しました

原因: STARTUPコマンドの発行時に、バックアップ・ジョブを正常に開始できませんでした。

処置: ジョブ・スケジューリングの問題およびORAENVファイルのBGJPARエントリが正しいことを確認してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05079: 内部非同期I/Oエラー

原因: これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05101: モジュールまたはライブラリのバインド・エラーxxxxxxxxです

原因: Oracle DatabaseまたはUTMアタッチ・モジュールをロードできませんでした。原因の1つとして、Oracle Databaseが$ORAC1120とは異なるユーザーIDでインストールされていることおよびインストール手順が正しく実行されなかったことが考えられます。

処置: ORAENVファイルのORAUID定義が正しいことを確認してください。または、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05102: モジュール検証失敗: ORADBCN@

原因: おそらく実行時に使用されたOracle Databaseのバージョンとは異なるOracle Databaseのバージョンを使用してopenUTMアプリケーションのリンクが編集されました。

処置: UTMアプリケーションを再リンクしてください。エラーが解決しない場合は、Oracleに連絡してください。

ORA-05103: 生成されたTSKMが短すぎます

原因: TSKM領域がOracle Databaseによって上書きされました。

処置: KDCDB / KDCDBOマクロ内のパラメータLTHTSKMを変更してください。

ORA-05104: 生成されたTAMが短すぎます

原因: TAM領域がOracle Databaseによって上書きされました。

処置: KDCDB / KDCDBOマクロ内のパラメータLTHTAMを変更してください。

ORA-05107: POSIX環境変数<variablename>が定義されていません

原因: 指定された環境変数が定義されていません。

処置: リクエストされた変数をプロファイルに定義してエクスポートしてください。

ORA-05108: BS2000のコマンド<bs2-command>の処理に失敗しました

原因: BS2000のコマンド・プロセッサがコマンドを実行できません。

処置: POSIXコマンドbs2cmdを使用してPOSIXシェル内に記録されたコマンドをテストしてください。

ORA-05109: POSIX用の環境の初期化に失敗しました

原因: POSIXシェルで実行中のアプリケーションがBS2000ファイル・システムの必要なファイルへのリンクを作成できません。

処置: POSIXでのOracleアプリケーションに必要な環境変数が適切に設定されているかどうかを確認してください。

ORA-05110: メモリー・プールにアタッチできません

原因: 無効なプールIDパラメータxxx_MPIDまたはオペレーティング・システム・エラーです。

処置: ORAENVパラメータxxx_MPID (4文字以下の[A...Z]、[0...9]のセット)を確認するか、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05111: メモリー・プールへのアタッチ中にエラーが発生しました

原因: これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05112: メモリー・プールの作成中にエラーが発生しました

原因: これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05114: プール・ベースが無効です

原因: ORAENVファイルで共有プールのベース・アドレス・パラメータ(COM_BASEなど)に無効な値が設定されています。

処置: この値を指定する場合は、メモリー・プールのベース・アドレスの完全な仮想アドレスを指定する16進数の値である必要があります。値を修正して、データベースを再起動してください。

ORA-05116: 共有コードをプールにロードできません

原因: 共有コードを指定されたメモリー・プールにロードできませんでした。通常、このメッセージの前にオペレーティング・システムからのBLS-nnnnメッセージが付きます。

処置: ORALOADリンク名が正しいORALOADライブラリを識別することを確認してください。その後、プログラムを再起動してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05117: ソケットのサブシステムにアタッチできません

原因: アプリケーションをソケットのサブシステムにバインドできませんでした。通常、このメッセージの前にオペレーティング・システムからのBLS-nnnnメッセージが付きます。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05118: ORACLE PCDスロットにアクセスできません

原因: 現在のタスクがORACLE PCDスロットにアタッチしようとしましたが、このスロットが見つかりません。

これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05119: モジュール検証に失敗しました

原因: 共有のロードされたモジュールのバージョンがユーザー側の接続モジュールのバージョンと一致しません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05120: 共有モジュールのロードが待機中にタイムアウトになりました

原因: これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05121: 共有モジュールの初期化が待機中にタイムアウトになりました

原因: これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05126: IT0PCDアドレスが見つかりません

原因: ILCSランタイム・リンク・ライブラリがおそらく欠落しています。

処置: システム管理者に問い合せてください。

ORA-05127: Oracleのコール時のパラメータ・リストが正しくありません

原因: システム・エラーです。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05128: UTMプログラムでは、COMMIT/ROLLBACK/CONNECTが許可されていません

原因: 無効なSQL COMMIT/ROLLBACK/CONNECTがUTMプログラムに見つかりました。

処置: UTMプログラムを適宜修正してください。

ORA-05131: ORADBCOコールは許可されていません

原因: システム・エラーです。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05132: リソース・マネージャによってユーザーxのTAがコミットされています

原因: トランザクションが障害の前にコミットされています。

処置: ありません。

ORA-05133: 開始パラメータに接続文字列がありません

原因: 開始パラメータには1つ以上のOracle Databaseのオープン文字列が必要です。

処置: このガイドの第8章、「openUTM製品セット」を参照して、開始パラメータを修正してください。

ORA-05134: DBSTATセカンダリ・オプコードに一貫性がありません

原因: システム・エラーです。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05135: インスタンスyのPTCリストのリカバリでエラーxが発生しました

原因: システム・エラーです。

処置: 第8章、「openUTM製品セット」を参照してUTMが正しくインストールされているかどうかおよびSELECT権限がXA表に付与されているかを確認するか、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05136: インスタンスが最大数を超えました

原因: 開始パラメータのオープン文字列が最大数を超えました。

処置: 第8章、「openUTM製品セット」を参照して、開始パラメータを修正してください。

ORA-05137: インスタンスyのオープン時にエラーxが発生しました

原因: インスタンスyに接続できません。

処置: 必要なすべてのサーバーでそのインスタンスを開始してください。エラーが解決しない場合は、Oracleに連絡してください。

ORA-05138: インスタンスyのクローズ時にエラーxが発生しました

原因: インスタンスyからの切断時にエラーが発生しました。

処置: 切断は実行されているため、処置はありません。

ORA-05139: インスタンスyで、ユーザーzのトランザクションの開始時にエラーxが発生しました

原因: インスタンスyでのトランザクションの開始は無効です。

処置: UTMトランザクションを再度開始してください。エラーが解決しない場合は、UTMアプリケーションを閉じて再起動してください。

ORA-05140: インスタンスyで、ユーザーzのトランザクションの継続時にエラーxが発生しました

原因: インスタンスyでのトランザクションの継続は無効です。

処置: UTMトランザクションを再度開始してください。エラーが解決しない場合、このエラーはXAER_PROTOではありません。これは、LongLockのためにトランザクションがロール・バックされることを意味します。openUTMアプリケーションを停止して再起動してください。

ORA-05141: インスタンスyで、ユーザーzのトランザクションのブレーク時にエラーxが発生しました

原因: インスタンスyでのトランザクションのブレークは無効です。

処置: UTMトランザクションを再度開始してください。エラーが解決しない場合、および先行するダイアログ手順でカーソル操作がない場合は、UTMアプリケーションを閉じて再起動してください。

ORA-05142: インスタンスyで、ユーザーzのトランザクションの終了時にエラーxが発生しました

原因: インスタンスyでのトランザクションの終了は無効です。

処置: UTMトランザクションを再度開始してください。エラーが解決しない場合は、UTMアプリケーションを停止して再起動してください。

ORA-05143: ユーザーzのTAで一致しません

原因: UTMウォームスタートで、openUTMおよびOracle Databaseインスタンス間、または両方に不一致があります。

処置: Oracle Databaseインスタンスをクリアし、openUTM用の新しいKDCDEFを作成してopenUTMアプリケーションを再起動してください。

ORA-05144: インスタンスyで、ユーザーzのトランザクションの準備時にエラーxが発生しました

原因: インスタンスyのトランザクションのコミットの準備が無効です。

処置: UTMトランザクションを再度開始してください。エラーが解決しない場合は、openUTMアプリケーションを停止して再起動してください。

ORA-05145: インスタンスyで、ユーザーzのトランザクションのコミット時にエラーxが発生しました

原因: インスタンスyでのトランザクションのコミットに失敗しました。

処置: UTMトランザクションを再度開始してください。エラーが解決しない場合は、openUTMアプリケーションを停止して再起動してください。

ORA-05146: インスタンスyで、ユーザーzのトランザクションのロールバック時にエラーxが発生しました

原因: インスタンスyでのトランザクションのロールバックは無効です。

処置: 処置はありませんが、エラーが解決しない場合は、UTMアプリケーションを停止して再起動してください。

ORA-05147: ユーザーzのTAがコミットされました; 理由: リカバリ

原因: openUTMのウォームスタートで、中断されたトランザクションがコミットされました。

処置: ありません。

ORA-05148: ユーザーzのTAがインスタンスyで経験則的にロールバックされました

原因: UTMのウォームスタートで、中断されたトランザクションがOracle Databaseからロールバックされました。

処置: UTMトランザクションを再度開始してください。

ORA-05149: ユーザーzのTAがロールバックされました; 理由: 内部イベント

原因: endまたはprepareコールが無効でした。そのため、トランザクションをロールバックする必要があります。

処置: UTMトランザクションを再度開始してください。

ORA-05150: DBFITAの前にKDCS-PENDがありません

原因: システム・エラーです。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05151: DBPETAの前にKDCS-PENDがありません

原因: システム・エラーです。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05152: リンクされたりソース・マネージャがCAE互換ではありません

原因: システム・エラーです。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05153: 指定されたりソース・マネージャ: sにxa_switch定義がありません

原因: システム・エラーです。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05154: リソース・マネージャ: sの開始パラメータに構文エラーがあります

原因: Oracle Databaseの開始パラメータに構文エラーがあります。

処置: 第8章、「openUTM製品セット」を参照して、開始パラメータを修正してください。

ORA-05155: 内部エラー : 「dbstpaでのmalloc」

原因: このエラー・メッセージは、システム・エラーを示しています。この問題の理由の1つとして、システムのメモリー不足が考えられます。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05156: 内部エラー : 「dbstpaでのrealloc」

原因: このエラー・メッセージは、システム・エラーを示しています。この問題の理由の1つとして、システムに十分なメモリーがないことが考えられます。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05157: 内部エラー : 「up_recoveryでのmalloc」

原因: このエラー・メッセージは、システム・エラーを示しています。この問題の理由の1つとして、システムに十分なメモリーがないことが考えられます。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05158: IUTMDB関数はサポートされていません

原因: openUTMのシステム・エラーです。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05159: ユーザーzのTAがロールバックされました; 理由: リカバリ

原因: openUTMのウォームスタートで、1つ以上の中断されたトランザクションがコミットされました。

処置: ありません。

ORA-05161: TCP/IPがブレーク・ソケットで非同期テストを実施できません。

原因: ブレーク・ソケットでのSELECTが失敗しました。

処置: TCP/IPネットワークに関する問題についてシステム管理者に問い合せてください。エラーが解決しない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05165: 関数がサポートされていません

原因: Oracle Database 11gリリース2サーバーまたはBS2000/OSDでこの関数はサポートされていません。

処置: ありません。

ORA-05167: データ・バッファでの不具合

原因: これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05170: SIDが定義されていません(ORAENVファイルが存在しない可能性があります。)

原因: Oracle Databaseプログラムの初期化時に必要なシステム識別子(データベース名)が定義されていません。ORAENVファイルが欠落しているか、そのファイルにORASIDエントリが見つからないと、このエラーが発生する場合があります。

処置: ORAENVファイルの定義が正しいことを確認して、プログラムを再度実行してください。

ORA-05173: カーネル・サイズが無効です

原因: ORAENVファイルでKNL_SIZEパラメータに無効な値が指定されています。

処置: デフォルト値が適切なため、通常はこの変数を指定する必要はありません。Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05174: カーネル・ベースが無効です

原因: ORAENVファイルでKNL_BASEパラメータに無効な値が指定されています。

処置: この値を指定する場合は、カーネル・メモリー・プールの完全な仮想アドレスを指定する16進数の値である必要があります。値を修正して、データベースを再起動してください。

ORA-05175: カーネルのアドレス空間が競合しています

原因: 範囲がすでに使用されているため、要求されたアドレス範囲にOracle Databaseのカーネルを配置できません。カーネルの開始アドレスはORAENVパラメータKNL_BASEによって定義されます。

処置: 第2章、「アーキテクチャおよび実装」の項「アドレス空間計画」を参照して、関連する初期化ファイルおよびORAENVパラメータを調整してください。JOINエントリでアドレス空間制限を確認してください。共有サブシステムおよびアドレス空間での配置について、システム管理者に問い合せてください。

ORA-05176: カーネル: アドレス空間飽和

原因: Oracle Databaseのカーネル・メモリー・プールが割り当てられたときに、オペレーティング・システムによって仮想アドレス空間が現在飽和状態であることが伝えられました。

処置: ページング領域のサイズおよび現在のシステム全体の負荷についてシステム管理者に問い合せてください。

ORA-05177: 予期しないカーネル・メモリー・プールの問題

原因: ENAMPマクロが予期しないエラー・コードを返しました。

処置: プログラムを24ビット・モードで実行し、16MBラインより大きい値を持つカーネルにシングル・タスクで接続を試みた際に、データベース自体は31ビット・モードで動作しているために、この問題が発生する場合があります。これがエラーの原因の場合は、データベースに(SQL*Net経由で)2タスク・モードでアクセスする必要があります。その他の可能性のある原因については、BS2000ドキュメントのENAMPマクロの説明を参照してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05178: カーネル・モジュールがまだ初期化されていません

原因: 現在のタスクが、まだ完全に初期化されていないOracle Databaseのカーネルにアタッチしようとしました。これは、起動したばかりのデータベースに接続を試みた場合にのみ発生します。

処置: しばらくしてから再試行してください。データベースが完全に動作し、ユーザーが使用できるようになるまでには、数分かかる場合があることに注意してください。エラーが解決しない場合は、この問題についてデータベース管理者に確認してください。

ORA-05180: キャラクタ・セット表をロードできません

原因: キャラクタ・セット表が含まれているモジュールの1つをロードできません。

処置: LINK=ORALOADを使用してORALOADライブラリにアクセスできることを確認してください。リンク名およびORALOADライブラリの詳細は、『Oracle Databaseユーザーズ・ガイドfor Fujitsu BS2000/OSD』の概要に関する説明を参照してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05181: PRO/OCIインタフェースにロードまたは初期化の問題があります

原因: ユーザー側stubモジュールがPRO/OCIモジュールをロードできませんでした。この場合、通常、メッセージの前にはBS2000 BLS-nnnnメッセージが付きますが、そうでない場合は、ロードされたモジュールはこのstubモジュールのバージョンと互換性がありません。

処置: ORALOADリンク名が存在し、現在のORALOADライブラリをポイントしていることを確認してください。アプリケーションを現在のリンク・ライブラリと再リンクしてください。

ORA-05191: カーネル・メモリー・プールに対する記号変換エラー

原因: カーネル・メモリー・プールの論理名の変換に失敗しました。通常これは、ORAENVファイルに無効なシステムID ORASIDがあることを示します。

処置: ORAENVファイルの定義が正しいことを確認してください。または、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05192: カーネル・メモリー・プールを作成またはアタッチできません

原因: Oracle Databaseのカーネル・コードのメモリー・プールを有効にできませんでした。ユーザー・プログラムでは、メモリー・プールで必要なアドレス範囲がユーザー・プログラムですでに割り当てられていることが原因として考えられます。

処置: ユーザー・プログラムで過剰な記憶域をリクエストしていないこと、およびORAENVファイル内のSGA_BASEパラメータおよびKNL_BASEパラメータに一貫性があることを確認してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05193: カーネル・モジュールまたはロード・ライブラリに対する記号変換エラー

原因: カーネル・モジュールまたはロード・ライブラリの論理名の変換に失敗しました。これは内部エラーで、通常は発生することはありません。

処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05194: カーネルをロードできません

原因: カーネルをカーネル・メモリー・プールにロードできませんでした。多くの場合、このメッセージの前にオペレーティング・システムからのBLS-nnnメッセージが付きます。

処置: ORALOADリンク名が正しいORALOADライブラリを識別すること、およびORAENV変数KNL_MODULEで可能なカーネルの1つを指定していることを確認してください。その後、STARTUPコマンドを再度発行します。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05195: カーネル・コネクタが無効か見つかりません

原因: ロードされたカーネルが自身のユーザー側のコネクタ・モジュールを確認できませんでした。これは、不適切なカーネル・バージョンを使用している場合に発生することがあります。

処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05198: 関連する内部OSDエラー・コード%d

原因: このメッセージは、他の情報が得られる場合に、ORA-05199の前に表示されます。たいていの場合、16進数の最初の4桁でモジュールを特定でき、16進数の最後の4桁は関連するシステム・マクロ・コードが簡略化された形です。このコードは問題の診断に役立ちます。

処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ORA-05199: ORACLEの異常終了

原因: 実行の継続を妨げる致命的なエラーが発生しました。多くの場合、先行するメッセージにエラーが説明されています。システムは、プログラムの実行を停止します(TERM ABNORMALがDUMPとともに表示されます)。

処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。