ユーザーは、Oracle Warehouse Builderのコントロール・センター・サービスおよびリポジトリを管理する必要があります。このユーティリティを使用するには、コマンド・プロンプトでOWB_HOME
/owb/rtp/sql
ディレクトリからこのユーティリティにアクセスします。この項では、使用可能なリソースとツール、および必要な管理タスクについて説明します。
この項では、次の項目について説明します。
Oracle Warehouse Builderコントロール・センター、コントロール・センター・サービスおよびOracle Warehouse Builderリポジトリでは、Oracle Warehouse Builderのコントロール・センター・マネージャGUIでは実行できない管理タスクが必要となる場合があります。
これらの作業は次のグループに分類できます。
作業の各グループおよび関連するコマンドの詳細は、次の項で説明します。
関連項目:
|
コマンドのグループにより、コントロール・センター・サービスを起動および停止したり、現在使用できるかどうかを表示したり、幅広い問題をトラブルシューティングします。
このグループには、次のコマンドが含まれます。
service_doctor: Oracle Warehouse Builderリポジトリおよびコントロール・センター・サービスの様々な診断情報を表示します。
show_service: コントロール・センター・サービスのステータス(Available
またはNot Available
)を表示します。
start_service: コントロール・センター・サービスを起動します。
stop_service: コントロール・センター・サービスを停止します。
コマンドの別のグループではコントロール・センターのプロパティを表示および変更し、そのことにより動作が変更されます。
このグループには、次のコマンドが含まれます。
display_platform_property: プラットフォーム・プロパティの値を表示します。
set_ccs_home: コントロール・センター・サービスに関連付けられたプロパティを設定します。
set_platform_property: プラットフォーム・プロパティの値を設定します。
set_platform_property_from_file: 指定のファイル・ロケーションからプラットフォーム・プロパティの値を設定します。
第3グループのコマンドにより、コントロール・センターによるOracle Warehouse Builderのデプロイメント・リクエストまたは実行リクエストのデフォルト処理の上書き、ジョブの非アクティブ化または中断、または特定のリクエストの処理促進が行われます。
このグループには、次のコマンドが含まれます。
abort_exec_request: 現在ビジーな実行を終了します。
abort_unit_request: ユニット・レベルのデプロイメント・ジョブを終了します。
deactivate_all: 不完全なデプロイメント・ジョブおよび実行ジョブをすべて非アクティブ化します。
deactivate_deployment: デプロイメント・ジョブを非アクティブ化します。
deactivate_execution: 実行ジョブを非アクティブ化します。
expedite_exec_request: 実行中のジョブの処理を促進します。
list_requests: アクティブなデプロイメント・リクエストや実行リクエストの詳細を表示します。
print_exec_details: 監査実行の階層および実行の詳細をテキスト・ファイルに出力します。
print_running_exec_details: 監査実行の階層および未完了の実行の詳細をテキスト・ファイルに出力します。
sqlplus_exec_background_template: 指定したオブジェクトを非ブロック・コールとしてバックグラウンドで実行します。
sqlplus_exec_template: 指定したオブジェクトをブロック・コールとして実行します。
Oracle Warehouse Builderのリポジトリおよびロケーションには、直接の操作が必要な場合があります。また、ランタイム監査データがOracle Warehouse Builderリポジトリに蓄積されるため、場合によってはパフォーマンスを向上させるために履歴ランタイム監査データをパージします。
この4番目のグループには、次のコマンドが含まれます。
delete_warehouse_object: リポジトリのロケーションからウェアハウス・オブジェクトを削除します。
grant_error_table_privileges: リポジトリ・ブラウザでのエラー表の表示およびパージを可能にします。
grant_upgrade_privileges: デプロイメント・アクションのアップグレードに必要なロールおよび権限を特定のユーザーに対して付与します。
UpdateControlCenter: Oracle Warehouse Builderクライアント・リポジトリにコントロール・センターのホスト、ポート、サービスの各パラメータを設定します。
UpdateLocation: Oracle Warehouse Builderクライアント・リポジトリ内のロケーションにホスト、ポート、サービスの各パラメータを設定します。
purge_audit_template: デプロイメントまたは実行の監査データをパージします。
reset_repository: Oracle Warehouse Builderリポジトリの登録詳細をリセットします。
rtrepos_report: コントロール・センターおよびその登録済ロケーションの詳細を表示します。
set_repository_password: Oracle Warehouse Builderのパスワードを設定します。
次の情報は、Oracle Warehouse Builder管理ユーティリティのアルファベット順のリストです。
abort_exec_request.sql
スクリプトは、現在ビジーな実行を停止します。
管理者権限を持つworkspaceOwner
またはworkspaceUser
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/abort_exec_request.sql auditId workspace;
実行中のジョブを表すauditId
に対して、該当するジョブが正常に中断されます。auditId
を取得するには、list_requests.sql
スクリプトを実行します。「list_requests」を参照してください。
workspace
は、ジョブが実行されているワークスペースで、workspaceOwner.workspaceName
として宣言する必要があります。workspaceName
のみを使用する場合、workspaceOwner
は、デフォルトで現在のユーザーに設定されます。
abort_unit_request.sql
スクリプトは、ユニット・レベルでデプロイメント・ジョブを停止します。デプロイメント・ユニットは、同じデプロイメント・アクションで同じロケーションにデプロイされるオブジェクトのコレクションです。
管理者権限を持つworkspaceOwner
またはworkspaceUser
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/abort_unit_request.sql auditId workspace;
デプロイメント・ユニット・ジョブを表すauditId
に対して、該当するジョブが正常に中断されます。auditId
を取得するには、list_requests.sql
スクリプトを実行します。「list_requests」を参照してください。
workspace
は、ジョブが実行されているワークスペースで、workspaceOwner.workspaceName
として宣言する必要があります。workspaceName
のみを使用する場合、workspaceOwner
は、デフォルトで現在のユーザーに設定されます。
deactivate_all.sql
スクリプトは、不完全なデプロイメント・ジョブと実行ジョブをすべて非アクティブ化します。
管理者権限を持つworkspaceOwner
またはworkspaceUser
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/deactivate_all.sql workspace;
workspace
は、ジョブが実行されているワークスペースで、workspaceOwner.workspaceName
として宣言する必要があります。workspaceName
のみを使用する場合、workspaceOwner
は、デフォルトで現在のユーザーに設定されます。
deactivate_deployment.sql
スクリプトは、デプロイメント・ジョブを非アクティブ化します。
管理者権限を持つworkspaceOwner
またはworkspaceUser
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/deactivate_deployment.sql auditId workspace;
デプロイメント・ジョブを表すauditId
に対して、該当するジョブとそのユニット・ジョブのすべてが正常に非アクティブ化されます。auditId
を取得するには、list_requests.sql
スクリプトを実行します。「list_requests」を参照してください。
workspace
は、ジョブが実行されているワークスペースで、workspaceOwner.workspaceName
として宣言する必要があります。workspaceName
のみを使用する場合、workspaceOwner
は、デフォルトで現在のユーザーに設定されます。
deactivate_execution.sql
スクリプトは、実行ジョブを非アクティブ化します。
管理者権限を持つworkspaceOwner
またはworkspaceUser
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/deactivate_execution.sql auditId workspace;
実行ジョブを表すauditId
に対して、該当するジョブが正常に非アクティブ化されます。auditId
を取得するには、list_requests.sql
スクリプトを実行します。「list_requests」を参照してください。
workspace
は、ジョブが実行されているワークスペースで、workspaceOwner.workspaceName
として宣言する必要があります。workspaceName
のみを使用する場合、workspaceOwner
は、デフォルトで現在のユーザーに設定されます。
delete_warehouse_object.sql
スクリプトは、ウェアハウス・オブジェクトを削除します。
管理者権限を持つworkspaceOwner
またはworkspaceUser
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/delete_warehouse_object.sql object location workspace;
指定のオブジェクトが削除されます。
location
は、オブジェクトが存在するロケーションです。
workspace
は、ジョブが実行されているワークスペースで、workspaceOwner.workspaceName
として宣言する必要があります。workspaceName
のみを使用する場合、workspaceOwner
は、デフォルトで現在のユーザーに設定されます。
display_platform_property.sql
スクリプトは、プラットフォーム・プロパティの値を表示します。このプロパティは、コントロール・センター・サービスの動作を制御します。
管理者権限を持つworkspaceOwner
またはworkspaceUser
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/display_platform_property.sql property;
このスクリプトは、指定の名前を持つ、最大で1つのproperty
が存在することを前提としています。このプロパティの設定方法については、「set_platform_property」を参照してください。
expedite_exec_request.sql
スクリプトは実行中のジョブを中断ジョブのリストの一番上に移動するこによって、このジョブを迅速に処理します。
実行、デプロイおよび管理者権限を持つworkspaceOwner
またはworkspaceUser
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/expedite_exec_request.sql authId returnNumber returnCode workspace;
デプロイメント・ジョブを表すauditId
に対して、該当するジョブが正常に迅速化されます。auditId
を取得するには、list_requests.sql
スクリプトを実行します。「list_requests」を参照してください。
returnNumber
およびreturnCode
は、ジョブに割り当てられる結果値で、次の値をとります。
0 = OK
1 = OK_WITH_WARNINGS
3 = FAILURE
workspace
は、ジョブが実行されているワークスペースで、workspaceOwner.workspaceName
として宣言する必要があります。workspaceName
のみを使用する場合、workspaceOwner
は、デフォルトで現在のユーザーに設定されます。
grant_error_table_privileges.sql
スクリプトを使用すると、リポジトリ・ブラウザによるエラー表の表示とパージが可能になります。指定した表に対するSELECT
権限とDELETE
権限がOWBSYS
ユーザーに付与されます。
エラー表を所有するユーザーとして接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/grant_error_table_privileges.sql tableName;
このスクリプトでは、tableName
はエラー表の名前(TABLE1_ERR
など)です。
grant_upgrade_privileges.sql
スクリプトは、デプロイメント・アクションのアップグレードに必要なロールと権限を特定のユーザーに付与します。
SYS
などの、実行、デプロイおよび管理権限を持つworkspaceOwner
またはworkspaceUser
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/grant_upgrade_privileges.sql userName;
このスクリプトでは、userName
は新しいアップグレード権限を持つスキーマまたはユーザーの名前です。
list_requests.sql
スクリプトを使用すると、アクティブなデプロイメント要求または実行要求の詳細を一覧表示できます。デプロイメントとはデプロイメント・ユニットの集合であり、デプロイメント・ユニットとは同じデプロイメント・アクションによって同じロケーションにデプロイされるオブジェクトの集合のことです。デプロイメントまたは実行はそれぞれ監査IDによって一意に識別されます。この監査IDは、deactivate_deploymentやdeactivate_executionなどの他のSQLスクリプトのパラメータとして使用されます。
実行、デプロイおよび管理者権限を持つworkspaceOwner
またはworkspaceUser
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/list_requests.sql workspace;
workspace
は、ジョブが実行されているワークスペースで、workspaceOwner.workspaceName
として宣言する必要があります。workspaceName
のみを使用する場合、workspaceOwner
は、デフォルトで現在のユーザーに設定されます。
print_exec_details.sql
スクリプトは、監査実行の階層とauditId
に関連付けられた各種実行の詳細をexec_details.txt
というファイルに出力します。
実行、デプロイおよび管理者権限を持つworkspaceOwner
またはworkspaceUser
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/print_exec_details.sql auditId workspace;
auditId
は、このスクリプトがジョブ詳細を出力する実行ジョブを表しています。auditIdを取得するには、スクリプトlist_requests.sql
を実行します。「list_requests」を参照してください。
workspace
は、ジョブが実行されているワークスペースで、workspaceOwner.workspaceName
として宣言する必要があります。workspaceName
のみを使用する場合、workspaceOwner
は、デフォルトで現在のユーザーに設定されます。
print_running_exec_details.sql
スクリプトは、監査実行の階層と、指定した日付の後に開始された、auditId
に関連付けられた各種の不完全な実行の詳細を、exec_details.txt
というファイルに印刷します。
実行、デプロイおよび管理者権限を持つworkspaceOwner
またはworkspaceUser
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/print_running_exec_details.sql auditId workspace;
auditId
は、このスクリプトがジョブ詳細を出力する実行ジョブを表しています。auditIdを取得するには、スクリプトlist_requests.sql
を実行します。「list_requests」を参照してください。
workspace
は、ジョブが実行されているワークスペースで、workspaceOwner.workspaceName
として宣言する必要があります。workspaceName
のみを使用する場合、workspaceOwner
は、デフォルトで現在のユーザーに設定されます。
purge_audit_template.sql
スクリプトは、デプロイメント監査データまたは実行監査データのいずれかをパージします。
管理者権限を持つworkspaceOwner
またはworkspaceUser
として接続します。このスクリプトは次の形式になります。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/purge_audit_template.sql workspace {DEPLOYMENT | EXECUTION} {sql_predicate | ALL | DATE_RANGE} [start_date end_date];
workspace
は、ジョブが実行されているワークスペースで、workspaceOwner.workspaceName
として宣言する必要があります。workspaceName
のみを使用する場合、workspaceOwner
は、デフォルトで現在のユーザーに設定されます。
audit_type
は、次のいずれかです。
デプロイメント監査データの場合は、DEPLOYMENT
。ALL_RT_AUDIT_DEPLOYMENTS
ビューの列を参照してください。
実行監査データの場合は、EXECUTION
。ALL_RT_AUDIT_EXECUTIONS
ビューの列を参照してください。
condition
は、次のいずれかです。
number_script_run_errors > 0
などのsql_predicate
。SQL構文規則に準拠する必要があります。
すべてのデプロイメント・データや実行データをパージする場合は、ALL
。
指定の日付範囲内のデータをパージする場合は、DATE_RANGE
。
DATE_RANGE
を使用する場合は、start_date
(TO_DATE('01-Jan-08')
など)が日付範囲の開始日で、end_date
(SYSDATE
など)が日付範囲の終了日になります。
次の例に示すように、このスクリプトを起動する方法は複数あります。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sqlpurge_audit_template.sql workspace DEPLOYMENT ALL null null SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sqlpurge_audit_template.sql workspace EXECUTION "number_task_errors > 0" null null SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sqlpurge_audit_template.sql workspace EXECUTION DATE_RANGE TO_DATE('01-Jan-2008') SYSDATE
reset_repository
.sqlスクリプトを使用すると、Oracle Warehouse Builderリポジトリの登録詳細をリセットできます。また、指定したパスワードをリポジトリのパスワードとして格納できます。「set_repository_password」を参照してください。登録詳細をリセットすると、それまでに登録したすべてのロケーションでパスワードを登録する必要があります。
リポジトリ所有者OWBSYS
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/reset_repository.sql password
rtrepos_report.sql
スクリプトを使用すると、コントロール・センターとその登録済ロケーションの詳細を表示できます。location_util.bat
スクリプトを使用して格納されている資格証明を変更する前に、情報が提供されます。
リポジトリ所有者OWBSYS
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/rtrepos_report.sql
service_doctor.sql
スクリプトを使用すると、Oracle Warehouse Builderリポジトリおよびそのコントロール・センター・サービスに関する診断情報を表示できます。
リポジトリ所有者OWBSYS
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/service_doctor.sql
set_ccs_home.sql
スクリプトを使用すると、コントロール・センター・サービスに関連付けられているプロパティを設定して、インスタンス番号、バージョンおよびサーバー側ホームを取得するロケーションを指定できます。「ローカル・コントロール・センター・サービスを許可」オプションが設定されている場合、これらのパラメータはOracle Warehouse Builderインストールに組み込まれません。
リポジトリ所有者OWBSYS
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/set_ccs_home.sql instance version server_home
instance
は、更新中のサービス・ノードのインスタンスです。
version
は、使用しているOracle Warehouse Builderバージョンです。
server_home
は、Oracle Warehouse Builderのインストール・コンポーネントが存在しているサーバー・コンピュータ上のOracle Warehouse Builderホームです。
set_platform_property.sql
スクリプトは、プラットフォーム・プロパティの値を設定します。このプロパティは、コントロール・センター・サービスの動作を制御します。
このスクリプトでは、指定したプロパティが存在し、その値が可変であると想定されます。
リポジトリ所有者OWBSYS
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/set_platform_property.sql property property_value
property
は、変更するプロパティの名前です。
property_value
は、プロパティの新しい値の名前です。
プロパティのリストを返すには、次の問合せを実行します。
select property_path from wb_rt_platform_properties where is_mutable <> 0
set_platform_property_from_file.sql
スクリプトは、プラットフォーム・プロパティの値をdirectory
にあるfile_name
の内容に設定します。このプロパティは、コントロール・センター・サービスの動作を制御します。
このスクリプトでは、指定したプロパティが存在し、その値が可変であると想定されます。
コントロール・センターの所有者として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/set_platform_property_from_file.sql property directory file_name
property
は、変更するプロパティの名前です。
directory
は、プロパティの新しい値を検索するパスです。
file_name
は、プロパティの新しい値が存在するファイルの名前です。
set_repository_password.sql
スクリプトを使用すると、Oracle Warehouse Builderリポジトリのパスワードを設定できます。このパスワードは、起動時にコントロール・センター・サービスによって使用されます。
リポジトリ所有者OWBSYS
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/set_repository_password.sql password
password
は、新しいパスワードの値です。
show_service.sql
スクリプトを使用すると、Oracle Warehouse Builderリポジトリのデプロイメント機能および実行機能へのアクセスを可能にするコントロール・センター・サービスのステータスを表示できます。コントロール・サービス・センターのステータスとして有効な戻り値は、Available
またはNot Available
です。コントロール・センター・サービスのステータスを変更するには、SQLスクリプトstart_service
およびstop_service
を適宜使用します。
リポジトリ所有者OWBSYS
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/show_service.sql
sqlplus_exec_background_template.sql
スクリプトを使用すると、コール元をブロックすることなく、指定したオブジェクトをバックグラウンドで実行できます。タスクのステータスと戻り結果を取得するには、タイプALL_RT_*
のパブリック・ビューをチェックします。スクリプトsqlplus_exec_templateを使用した場合、オブジェクトはフォアグラウンドで実行され、コール元はタスクが完了するまでブロックされます。このスクリプトは、常に変わらない形式で、実行可能タスクの識別に必要な3つのキーを取ります。タスクは、デプロイメント前に構成されたデフォルト・パラメータを使用して、バックグラウンドで実行されます。(Oracle Warehouse Builderデザイナでオブジェクトに対して定義された) custom_params
とsystem_params
の値は、タスクのデフォルト入力パラメータを上書きします。このスクリプトは、タスクから報告された値がSUCCESS
の場合は1
、WARNING
の場合は2
、ERROR
の場合は3
を返します。
実行権限を持つworkspaceOwner
またはworkspaceUser
として接続します。このスクリプトは次の形式になります。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/sqlplus_exec_background_template.sql workspace location_name {PLSQLMAP | SQLLOADERCONTROLFILE | PROCESSFLOW | ABAPFILE | DATAAUDITOR | SCHEDULEDJOB} [parent/]task_name system_params custom_params
パラメータで指定されるworkspace
は、workspaceOwner
.workspaceName
として宣言する必要があります。workspaceName
のみを使用する場合、workspaceOwner
は、デフォルトでユーザーに設定されます。
location_name
は、タスクのデプロイ先ロケーションの物理名です。
task_type
には、次のオプションがあります。
PLSQLMAP
は、Oracle Warehouse BuilderのPL/SQLマッピングに使用されます。
SQLLOADERCONTROLFILE
は、Oracle Warehouse BuilderのSQL*Loaderマッピングに使用されます。
PROCESSFLOW
は、Oracle Warehouse Builderのプロセス・フローに使用されます。
ABAPFILE
は、Oracle Warehouse BuilderのSAPマッピングに使用されます。
DATAAUDITOR
は、Oracle Warehouse BuilderのDataAuditorマッピングに使用されます。
SCHEDULEDJOB
は、Oracle Warehouse Builderのスケジュール済ジョブに使用されます。
CTMAPPING
は、Oracle Warehouse Builderのコード・テンプレート・マッピングに使用されます。
task_name
は、デプロイされたオブジェクトの物理名ですが、オプションで、プロセス・フロー・パッケージ名のようなデプロイされた親の名前にすることもできます。モジュールはデプロイ可能なオブジェクトではないため、モジュール名は使用できません。
(Oracle Warehouse Builderデザイナでオブジェクトに対して定義された) custom_params
とsystem_params
の値は、タスクのデフォルト入力パラメータを上書きします。
パブリック・ビューにアクセスするうえで問題が発生する場合、リポジトリ・ユーザーまたは所有者の資格情報を使用してSQL*Plusに接続し、次を発行します。
Set role OWB_USER
@start_access_workspace.sql
workspaceName workspaceOwnerを実行します。その後、パブリック・ビューにアクセスできます。
このスクリプトを起動する方法は複数あります。この例では、system_params
とcustom_params
が使用されていないことに注意してください。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/sqlplus_exec_background_template.sql workspace warehouse PLSQL mapping "," "," SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/sqlplus_exec_background_template.sql workspace platform_schema SQL_LOADER load "," "," SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/sqlplus_exec_background_template.sql workspace workflow PROCESS process_1 "," "," SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/sqlplus_exec_background_template.sql workspace platform_schema SAP sap_1 "," "," SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/sqlplus_exec_background_template.sql workspace warehouse DATA_AUDITOR data_auditor_1 "," ","
注意: カンマは¥
記号でエスケープできます。同様に、¥記号は2つの¥¥
記号でエスケープできます。一重引用符(')は、4つの連続した一重引用符(''''
)に置き換える必要があります。
sqlplus_exec_template.sql
スクリプトを使用すると、指定したオブジェクトを実行し、タスクが完了するまでコール元をブロックすることができます。タスクのステータスと戻り結果を取得するには、タイプALL_RT_*
のパブリック・ビューをチェックします。スクリプトsqlplus_exec_background_templateを使用した場合、オブジェクトはバックグラウンドで実行され、タスクが実行するまでコール元がブロックされることはありません。このスクリプトは、実行可能タスクの識別に必要な3つのキーを取ります。タスクは、デプロイメント前に構成されたデフォルト・パラメータを使用して実行されます。(Oracle Warehouse Builderデザイナでオブジェクトに対して定義された) custom_params
とsystem_params
の値は、タスクのデフォルト入力パラメータを上書きします。このスクリプトは、タスクから報告された値がSUCCESS
の場合は1
、WARNING
の場合は2
、ERROR
の場合は3
を返します。
実行権限を持つworkspaceOwner
またはworkspaceUser
として接続します。このスクリプトは次の形式になります。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/sqlplus_exec_template.sql workspace location_name {PLSQLMAP | SQLLOADERCONTROLFILE | PROCESSFLOW | ABAPFILE | DATAAUDITOR | SCHEDULEDJOB} [parent/]task_name system_params custom_params
パラメータで指定されるworkspace
は、workspaceOwner
.workspaceName
として宣言する必要があります。workspaceName
のみを使用する場合、workspaceOwner
は、デフォルトでユーザーに設定されます。
location_name
は、タスクのデプロイ先ロケーションの物理名です。
task_type
には、次のオプションがあります。
PLSQLMAP
は、Oracle Warehouse BuilderのPL/SQLマッピングに使用されます。
SQLLOADERCONTROLFILE
は、Oracle Warehouse BuilderのSQL*Loaderマッピングに使用されます。
PROCESSFLOW
は、Oracle Warehouse Builderのプロセス・フローに使用されます。
ABAPFILE
は、Oracle Warehouse BuilderのSAPマッピングに使用されます。
DATAAUDITOR
は、Oracle Warehouse Builderのデータ監査マッピングに使用されます。
SCHEDULEDJOB
は、Oracle Warehouse Builderのスケジュール済ジョブに使用されます。
CTMAPPING
は、Oracle Warehouse Builderのコード・テンプレート・マッピングに使用されます。
task_name
は、デプロイされたオブジェクトの物理名ですが、オプションで、プロセス・フロー・パッケージ名のようなデプロイされた親の名前で修飾することもできます。モジュールはデプロイ可能なオブジェクトではないため、モジュール名は使用できません。
(Oracle Warehouse Builderデザイナでオブジェクトに対して定義された) custom_params
とsystem_params
の値は、タスクのデフォルト入力パラメータを上書きします。
このスクリプトを起動する方法は複数あります。この例では、system_params
とcustom_params
が使用されていないことに注意してください。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/sqlplus_exec_template.sql workspace warehouse PLSQL mapping "," "," SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/sqlplus_exec_template.sql workspace platform_schema SQL_LOADER load "," "," SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/sqlplus_exec_template.sql workspace workflow PROCESS process_1 "," "," SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/sqlplus_exec_template.sql workspace platform_schema SAP sap_1 "," "," SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/sqlplus_exec_template.sql workspace warehouse DATA_AUDITOR data_auditor_1 "," ","
注意: カンマは¥
記号でエスケープできます。同様に、¥記号は2つの¥¥
記号でエスケープできます。一重引用符(')は、4つの連続した一重引用符(''''
)に置き換える必要があります。
スクリプトstart_service.sql
を使用すると、データベースで管理されているコントロール・センター・サービスを開始できます。コントロール・センター・サービスが使用可能な場合、Oracle Warehouse Builderリポジトリのデプロイメント機能および実行機能にアクセスできます。コントロール・センター・サービスが使用可能かどうかを判別するには、show_serviceスクリプトを使用します。戻り値はAvailable
またはNot Available
です。コントロール・センター・サービスを停止するには、stop_serviceスクリプトを使用します。このスクリプトを使用してコントロール・センター・サービスを起動すると、監視ジョブが作成されます。監視ジョブは、コントロール・センター・サービスが失敗した場合、またはデータベースがオンラインに戻った場合に、コントロール・センター・サービスを再開します。コントロール・センター・サービスは、別のホストにある別のOWB_HOME
で開始することもできます。コントロール・センター・サービスを利用できるのは、ホストの稼働中にコントロール・センター・サービスが開始されてから停止されるまでの間のみです。
リポジトリ所有者OWBSYS
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/start_service.sql
スクリプトstop_service.sql
を使用すると、データベースで管理されているコントロール・センター・サービスを停止できます。コントロール・センター・サービスが使用可能な場合、Oracle Warehouse Builderリポジトリのデプロイメント機能および実行機能にアクセスできます。コントロール・センター・サービスが使用可能かどうかを判別するには、show_serviceスクリプトを使用します。戻り値はAvailable
またはNot Available
です。コントロール・センター・サービスを開始するには、start_serviceスクリプトを使用します。このスクリプトを使用してコントロール・センター・サービスを停止すると、監視ジョブが削除されます。コントロール・センター・サービスは、start_serviceスクリプトによって再開されるまで無効のままです。
リポジトリ所有者OWBSYS
として接続します。次のスクリプトを実行します。
SQL> @drive:OWB_HOME/owb/rtp/sql/stop_service.sql
このSQLスクリプトを使用すると、Oracle Warehouse Builderクライアント・リポジトリ内のコントロール・センターにhost:port:service
パラメータを設定できます。接続タイプはhost:port:service
である必要があります。
このSQLスクリプトを使用すると、Oracle Warehouse Builderクライアント・リポジトリ内のロケーションにhost:port:service
パラメータを設定できます。接続タイプはhost:port:service
である必要があります。ロケーションは、登録されている場合と登録されていない場合があります。
リポジトリ・ブラウザは、Oracle Warehouse Builderリポジトリに格納されるデータからレポートを生成するブラウザ・ベースのツールです。Oracle Universal InstallerからOracle Warehouse Builderをインストールすると、リポジトリ・ブラウザもインストールされ、インストール中に選択したすべての言語で動作します。
リポジトリ・ブラウザは、リポジトリ・ブラウザ・リスナーが実行モードになっていれば起動できます。リポジトリ・ブラウザは、次のいずれかの方法で起動できます。
Windowsプラットフォームの場合は、「スタート」メニューから「プログラム」を選択します。「Warehouse Builder」フォルダを選択し、Warehouse Builderリポジトリ・ブラウザを選択します。
デザイン・センターの「ツール」メニューから「リポジトリ・ブラウザ」を選択します。
Webブラウザで、「リポジトリ接続」ページのロケーションを入力します。たとえば、リポジトリ・ブラウザ・リスナーがowbserver
というコンピュータ上で実行されている場合に、リポジトリ・ブラウザを起動するには、次のアドレスを入力します。
https://owbserver/:8999/owbb_RABLogin.uix?mode=runtime OR https://owbserver/:8999/owbb_RABLogin.uix?mode=design
これにより、リポジトリ・ブラウザが起動されます。
リポジトリ・ブラウザが起動されると、リポジトリ・ブラウザにログインするための「リポジトリ接続」ページが開きます。
リポジトリ・ブラウザを開く前に、リポジトリ・ブラウザ・リスナーを起動する必要があります。
Windowsでのリポジトリ・ブラウザ・リスナーの起動
コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、OWB_HOME
\owb\bin\win32
ディレクトリ内のstartOwbbInst.bat
を実行します。OC4J管理者のパスワードを設定するように求められます。パスワードを入力して、[Enter]キーを押してください。パスワードの確認を求められたら、同じパスワードを再度入力します。
UNIX/Linuxでのリポジトリ・ブラウザ・リスナーの起動
OWB_HOME/
owb/bin/unix
ディレクトリ内の./startOwbbInst.sh
を実行します。OC4J管理者のパスワードを設定するように求められます。パスワードを入力して、[Enter]キーを押してください。パスワードの確認を求められたら、同じパスワードを再度入力します。
リポジトリ・ブラウザ・リスナーを停止するには、次の手順を実行します。
Windowsでのリポジトリ・ブラウザ・リスナーの停止
コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、OWB_HOME
\owb\bin\win32
ディレクトリ内のstopOwbbInst.bat
を実行します。リポジトリ・ブラウザ・リスナーの起動時に設定したOC4J管理者パスワードを指定するように求められます。パスワードを入力して、[Enter]キーを押してください。
UNIXおよびLinuxでのリポジトリ・ブラウザ・リスナーの停止
OWB_HOME
/owb/bin/unix
ディレクトリ内の./stopOWBBInst.sh
を実行します。リポジトリ・ブラウザ・リスナーの起動時に設定したOC4J管理者パスワードを指定するように求められます。パスワードを入力して、[Enter]キーを押してください。