ヘッダーをスキップ
Oracle® Warehouse Builder概要
11gリリース2 (11.2)
B61348-03
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

A Oracle Warehouse Builderのデザイン・センター・プリファレンスおよびランタイム・プリファレンス

この付録では、Oracle Warehouse Builderで使用可能なプリファレンスについて説明します。

この付録の内容は次のとおりです。

デザイン・センター・プリファレンスについて

Oracle Warehouse Builderには、ユーザー・インタフェースおよび環境をカスタマイズできる一連のユーザー・プリファレンスが用意されています。オブジェクトを選択し、デザイン・センターのメニューから「設計」をクリックして、デザイン・センターでプリファレンスを設定します。

プリファレンスは編成されており、各プリファレンスに含まれる値を設計ニーズに応じて設定します。また、Oracle Warehouse Builderクライアント・コンソール・メニューから「ツール」→「プリファレンス」を選択して、プリファレンスを表示および設定することもできます。

Oracle Warehouse Builderのプリファレンスは次のとおりです。

コード・テンプレート・エディタ・プリファレンス

コード・テンプレート・エディタ・プリファレンスでは、コード・テンプレート・エディタの画面配置を設定できます。これにより、コード・テンプレートの編集中に画面サイズを管理できます。

  • 垂直方向レイアウトの水平空白設定: 垂直方向レイアウトの画面の幅を指定します。デフォルトは80です。

  • 水平方向レイアウトの水平空白設定: 水平方向レイアウトの画面の幅を指定します。デフォルトは25です。

  • 自動レイアウトの方向: エディタを開いたときに画面に自動的に配置する方法を指定します。デフォルトは「垂直」です。

  • 垂直方向レイアウトの垂直空白設定: 垂直方向レイアウトの画面の高さを指定します。デフォルトは5です。

  • 水平方向レイアウトの垂直空白設定: 水平方向レイアウトの画面の高さを指定します。デフォルトは40です。

コントロール・センター・モニター・プリファレンス

「コントロール・センター・モニター」カテゴリを使用して、コントロール・センターのコンポーネントの表示を制御するプリファレンスを設定します。コントロール・センターを使用してオブジェクトをデプロイまたは実行する場合、ジョブ詳細ウィンドウに、デプロイメントまたは実行の結果が表示されます。「コントロール・センター・モニター」プリファレンスを使用すると、ジョブ詳細ウィンドウのオブジェクト・ツリー内のコンポーネントの表示項目を制御できます。


注意:

ジョブ詳細ウィンドウが表示されるのは、「配布」プリファレンス・カテゴリの「プロセス」ノードで「モニターの表示」プリファレンスを選択した場合のみです。

このオプションを選択していない場合、コントロール・センターの「コントロール・センター・ジョブ」パネルでデプロイメント・ジョブまたは実行ジョブを表すをダブルクリックして、ジョブ詳細ウィンドウを表示できます。


「コントロール・センター・モニター」カテゴリには、次のプリファレンスが含まれます。

  • プロジェクトの表示: このオプションを選択し、プロジェクト名をジョブ詳細ウィンドウのオブジェクト・ツリーに表示します。このオプションを選択すると、オブジェクト・ツリーにプロジェクト名のノードが表示され、すべてのオブジェクトがこのプロジェクトのノードの下に表示されます。

  • モジュールの表示: このオプションを選択し、デプロイまたは実行するオブジェクトが属するモジュールの名前をジョブ詳細ウィンドウに表示します。このオプションを選択すると、オブジェクト・ツリーにモジュールのノードが表示されます。オブジェクトの詳細を表示するには、モジュール・ノードを拡張します。

  • ロケーションの表示: このオプションを選択し、ジョブ詳細ウィンドウのオブジェクト・ツリーにロケーション名を表示します。

  • アクションの表示: このオプションを選択し、オブジェクトに対して実行されたアクションをジョブ詳細ウィンドウのオブジェクト・ツリーに表示してアクセスします。実行できるアクションには、作成、削除、デプロイおよびアップグレードがあります。

  • タイプの表示: このオプションを選択し、オブジェクトのタイプをジョブ詳細ウィンドウのオブジェクト・ツリーに表示します。このオプションを選択すると、オブジェクトのタイプのノードが表示され、各ノードの下にオブジェクトが表示されます。

データ・プロファイリング・プリファレンス

「データ・プロファイリング」カテゴリを使用して、データ・プロファイリング用のプリファレンスを設定します。

このカテゴリに含まれるプリファレンスは、次のとおりです。

  • データ・ルール・フォルダ名: このオプションを使用して、データ・プロファイリングの結果のデータ・ルールが含まれるフォルダの名前を設定します。

  • デフォルト・プロファイル・ロケーション: このオプションを使用して、データ・プロファイリングの結果の格納に使用するデフォルトのロケーションを設定します。この設定を上書きするには、プロファイル・ロケーションとして別のロケーションを選択します。データ・プロファイル・エディタで、「編集」メニューから「プロパティ」を選択します。「データのロケーション」タブを使用して、デフォルトのプロファイル・ロケーションを変更します。

デプロイメント・プリファレンス

「配布」カテゴリを使用して、デプロイメント・モニターの表示、実行パラメータの要求、および完了メッセージの表示などのデプロイメント・プリファレンスを設定できます。これにより、オブジェクトのデプロイメント時にコントロール・センター・マネージャによって表示される一部のポップアップ・ウィンドウを制御できます。

デプロイメント・プリファレンスは、「プロセス」「モニター」の2つのセクションに分かれています。「プリファレンス」ダイアログ・ボックスの「配布」ノードを開きます。プリファレンスを設定するノードをクリックします。

プロセス

「プロセス」ノードでは、次のデプロイメント・オプションを設定します。

  • コンパイル後に一時休止: このオプションを選択し、スクリプトの生成後にデプロイメントを一時休止します。これは、オブジェクトが正常に生成された後、オブジェクトを明示的にデプロイする必要があることを意味します。

  • コミットを要求: このオプションを選択し、デプロイメントの前に設計時の変更をコミットするようユーザーに要求します。デザイン・センターからオブジェクトをデプロイするときに、保存されていない設計変更があると、Oracle Warehouse Builderの「警告」ダイアログ・ボックスが表示され、これらの変更を保存するよう要求されます。保存されていないデザインの変更をコミットするには、「保存」をクリックします。デプロイメントを終了するには、「取消」をクリックします。

    このオプションを設定しない場合、設計変更があればデプロイメント・ジョブの前に保存されます。

  • ジョブ名を要求: このオプションを選択し、デプロイメント・ジョブの名前を指定するようユーザーに要求します。このオプションを選択しない場合、デフォルトのジョブ名が割り当てられます。

  • 実行パラメータを要求: このオプションを選択し、実行パラメータの値を指定するようユーザーに要求します。このオプションを選択しない場合、実行時にパラメータのデフォルト値が使用されます。パラメータ値の指定を要求されることはありません。

  • モニターの表示: このオプションを選択し、オブジェクトのデプロイまたは実行時にジョブ詳細ウィンドウを表示します。このダイアログ・ボックスには、デプロイ対象のオブジェクトの詳細、デプロイメントの進行状況、およびデプロイメント・ステータスが表示されます。

  • 配布完了メッセージの表示: このオプションを選択し、デプロイメント・ジョブが完了したことを示すアラートを表示します。

  • デザイン・センター配布ジョブの表示: このオプションを選択し、デザイン・センターからオブジェクトをデプロイするときに「コントロール・センター・ジョブ」ダイアログ・ボックスを表示します。コントロール・センター・マネージャの「ジョブ(複数)」パネルに類似した「コントロール・センター・ジョブ」ダイアログ・ボックスには、「配布」、「実行」および「スケジュール」タブがあります。このオプションを使用して、デザイン・センターを使用したデプロイ時のデプロイメント・ジョブのステータスを表示します。

「モニター」

「モニター」ノードには、次のデプロイメント監視オプションを設定します。

  • モニター・ツリーの表示: このオプションを選択し、デプロイメントまたは実行時にジョブ詳細ウィンドウを表示します。

  • モニター結果の表示: このオプションを選択し、コントロール・センター・マネージャにデプロイメントまたは実行の結果を表示します。

  • モニター・ログ・ファイルの表示: このオプションを選択し、コントロール・センター・マネージャにログ・ファイルを表示します。

環境プリファレンス

「環境」カテゴリを使用して、ウィザードのようこそページの表示などのクライアント環境を制御する一般プリファレンスや、ごみ箱プリファレンスを設定します。

次の環境プリファレンスを設定できます。

  • 削除されたオブジェクトの再利用: このオプションを選択し、削除されたオブジェクトをごみ箱に移動します。このオプションを選択しない場合、削除したオブジェクトは完全に消去され、リカバリできなくなります。

  • 起動時にリポジトリの最適化の警告を許可: このオプションを選択して、Oracle Warehouse Builderへのログオン時にスキーマ統計を収集します。スキーマ統計を収集すると、リポジトリのパフォーマンスが向上します。このオプションを選択すると、ログオン時に、Oracle Warehouse Builderでリポジトリ・スキーマに関する統計を収集するかどうかが決定されます。統計を収集する必要がある場合、統計をすぐに収集するかどうかを確認する警告ダイアログ・ボックスが表示されます。「はい」をクリックして、スキーマ統計を収集し、リポジトリを最適化します。

    このオプションを選択しない場合でも、「ツール」メニューから「リポジトリの最適化」を選択すれば、デザイン・センターからスキーマ統計を収集できます。

  • 削除確認ダイアログ・ボックスの表示: このオプションを選択し、オブジェクトを削除する前に確認を求めるダイアログ・ボックスを表示します。このオプションを選択した場合、オブジェクトを削除すると、Oracle Warehouse Builderの「警告」ダイアログ・ボックスが表示されます。オブジェクトを削除する場合は、「はい」をクリックします。削除操作を取り消してオブジェクトを保持する場合は、「いいえ」をクリックします。

  • すべてのウィザードのようこそページを非表示: このオプションを選択し、すべてのウィザードのようこそページを非表示にします。Oracle Warehouse Builderのすべてのウィザードは、タスクの実行手順が要約された「ようこそ」ページから始まります。すべてのウィザードのようこそページを表示するには、このプリファレンスの選択を解除します。

  • 終了時にごみ箱を空にする: このオプションを選択して、Oracle Warehouse Builderクライアントの終了時にごみ箱の内容を空にします。このオプションの選択を解除すると、各セッションにわたってごみ箱のオブジェクトが保存されます。

  • デフォルト・ワークスペース: このオプションを選択し、ログインしたユーザーが使用するデフォルトのワークスペースを設定します。ドロップダウン・リストには、ログインしたユーザーが登録されているワークスペースが表示されます。初期設定は、所有しているまたは登録した最初のワークスペースに適用されます。


    注意:

    デフォルトのワークスペースからパブリック・ビューにアクセスできます。SQL*Plusにログインすると、個別のプロシージャをコールせずにデフォルトのワークスペースからパブリック・ビュー(デザインタイム・パブリック・ビューまたはランタイム・パブリック・ビュー)にアクセスできます。

    デフォルト以外のワークスペースからパブリック・ビューにアクセスする場合、WB_workspace_management.set_workspace(<wksp_name>, <wksp_owner>)をコールする必要があります。

    デフォルト以外のワークスペースに切り替える場合、WB_workspace_management.set_workspaceプロシージャをコールできます。パブリック・ビューから便利な情報を取得するには、ACCESS_PUBLICVIEW_BROWSERシステム権限が必要です。それ以外の場合は、「0行が返されました」が戻されます。ワークスペースの所有者または管理者にACCESS_PUBLICVIEW_BROWSERシステム権限の付与を依頼する必要があります。


エキスパート・エディタ・プリファレンス

エキスパート・エディタ・プリファレンスでは、エキスパート・エディタの画面配置を設定できます。これにより、コード・テンプレートの編集中に画面サイズを管理できます。

  • 垂直方向レイアウトの水平空白設定: 垂直方向レイアウトの画面の幅を指定します。デフォルトは80です。

  • 水平方向レイアウトの水平空白設定: 水平方向レイアウトの画面の幅を指定します。デフォルトは25です。

  • 自動レイアウトの方向: エディタを開いたときに画面に自動的に配置する方法を指定します。デフォルトは「垂直」です。

  • 垂直方向レイアウトの垂直空白設定: 垂直方向レイアウトの画面の高さを指定します。デフォルトは5です。

  • 水平方向レイアウトの垂直空白設定: 水平方向レイアウトの画面の高さを指定します。デフォルトは40です。

生成/検証プリファレンス

「生成/検証」カテゴリでは、Oracle Warehouse Builderの設計オブジェクトの生成および検証に関するプリファレンスを設定できます。これらのプリファレンスを使用して、生成結果ウィンドウまたは検証結果ダイアログ・ボックスの表示内容を制御します。これらのダイアログ・ボックスは、デザイン・センターからオブジェクトを生成または検証するときに表示されます。

この「生成/検証」カテゴリに含まれるプリファレンスは、次のとおりです。

  • プロジェクトの表示: このオプションを選択し、検証結果ダイアログ・ボックスまたは生成結果ダイアログ・ボックスに「プロジェクト」ノードを表示します。

  • モジュールの表示: このオプションを選択し、検証結果ダイアログ・ボックスまたは生成結果ダイアログ・ボックスに「モジュール」ノードを表示します。

  • ロケーションの表示: このオプションを選択し、検証結果ダイアログ・ボックスまたは生成結果ダイアログ・ボックスに「ロケーション」ノードを表示します。

  • アクションの表示: このオプションを選択し、検証結果ダイアログ・ボックスまたは生成結果ダイアログ・ボックスに「アクション」ノードを表示します。

  • タイプの表示: このオプションを選択し、検証結果ダイアログ・ボックスまたは生成結果ダイアログ・ボックスに「タイプ」ノードを表示します。

系統および影響分析プリファレンス

系統および影響分析プリファレンスでは、画面上のエディタの配置を設定できます。これにより、コード・テンプレートの編集中に画面サイズを管理できます。

  • 垂直方向レイアウトの水平空白設定: 垂直方向レイアウトの画面の幅を指定します。デフォルトは80です。

  • 水平方向レイアウトの水平空白設定: 水平方向レイアウトの画面の幅を指定します。デフォルトは25です。

  • 自動レイアウトの方向: エディタを開いたときに画面に自動的に配置する方法を指定します。デフォルトは「垂直」です。

  • 垂直方向レイアウトの垂直空白設定: 垂直方向レイアウトの画面の高さを指定します。デフォルトは5です。

  • 水平方向レイアウトの垂直空白設定: 水平方向レイアウトの画面の高さを指定します。デフォルトは40です。

ロギング・プリファレンス

「ロギング・プリファレンス」カテゴリを使用して、ファイルのロケーション、ファイルのサイズ、およびログ・ファイルに保存されるメッセージのタイプなどのログ・ファイル・オプションを設定できます。ログ・ファイルには、デザイン・プロセスに関するメッセージが含まれます。デフォルトでは、メッセージのログはデフォルトのロケーションに保存されます。

この「ロギング・プリファレンス」カテゴリに含まれるプリファレンスは、次のとおりです。

  • ファイル・パス: このオプションは、ログ・ファイルを保存するロケーションを指定します。フルパスを入力するか、「参照」ボタンを使用してロケーションを選択します。デフォルトのロケーションは、OWB_HOME\owb\bin\adminです。

  • ファイル名: このオプションは、ログ・ファイルの名前を指定します。ファイル名を指定する場合、ファイルの拡張子は含めないでください。

  • 最大サイズ(KB): このオプションは、ログ・ファイルの最大ファイル・サイズをKB単位で指定します。<logfilename>.0<logfilename>.1という2つのログ・ファイルがあります。最初のログ・ファイル<logfilename>.0の最大サイズに達すると、2番目のログ・ファイル<logfilename>.1への書込みが開始されます。2番目のログ・ファイルの最大サイズに達すると、最初のログ・ファイルへの上書きが開始されます。

  • エラー・メッセージを記録: このオプションを選択し、すべてのエラー・メッセージをログ・ファイルに書き込みます。

  • 警告メッセージを記録: このオプションを選択し、すべての警告メッセージをログ・ファイルに書き込みます。

  • 情報メッセージを記録: このオプションを選択し、すべての情報メッセージをログ・ファイルに書き込みます。

マッピング・エディタ・プリファレンス

マッピング・エディタ・プリファレンスでは、マッピング・エディタの画面配置を設定できます。これにより、コード・テンプレートの編集中に画面サイズを管理できます。

  • 垂直方向レイアウトの水平空白設定: 垂直方向レイアウトの画面の幅を指定します。デフォルトは80です。

  • 水平方向レイアウトの水平空白設定: 水平方向レイアウトの画面の幅を指定します。デフォルトは25です。

  • 自動レイアウトの方向: エディタを開いたときに画面に自動的に配置する方法を指定します。デフォルトは「垂直」です。

  • 垂直方向レイアウトの垂直空白設定: 垂直方向レイアウトの画面の高さを指定します。デフォルトは5です。

  • 水平方向レイアウトの垂直空白設定: 水平方向レイアウトの画面の高さを指定します。デフォルトは40です。

ネーミング・プリファレンス

「ネーミング・プリファレンス」カテゴリを使用して、ビジネス名モードと物理名モードのどちらでオブジェクトを表示するかを選択することにより、ネーミング・プリファレンスを設定できます。また、オブジェクト名の変更を伝播する方法と名前およびターゲットを同期化するかどうかも設定できます。

この「ネーミング・プリファレンス」カテゴリに含まれるプリファレンスは、次のとおりです。

  • ネーミング・モード: 物理名またはビジネス名を使用してオブジェクトを表示するかどうかを選択します。

  • 名前の変更の伝播: 名前の変更を現在のネーミング・モードから別のネーミング・モード(物理からビジネス・ネーミング・モード、またはその逆)へ伝播します。

  • 同期化: 名前をターゲット・オブジェクトに同期化するか、名前をそのまま保持するかを選択します。

ネーミング・モードについて

Oracle Warehouse Builderでは、リポジトリに格納されたオブジェクトごとにビジネス名と物理名が保持されます。ビジネス名は、オブジェクトの説明的な論理名です。物理名は、リポジトリで識別される実際のオブジェクト名です。

名前付きのオブジェクトにDDLスクリプトを生成する場合、物理名が使用されます。物理名は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』で定義されている基本要素の構文規則に準拠している必要があります。

で定義されている基本要素の構文規則に準拠している必要があります。名前はカテゴリ内で一意である必要があります。

  • モジュール名は、プロジェクト内で一意である必要があります。

  • ウェアハウス・オブジェクト名は、ウェアハウス・モジュール内で一意である必要があります。ウェアハウス・モジュールには、表、ディメンション、キューブ、マッピング、マテリアライズド・ビュー、順序、ビューおよび索引の名前が含まれます。

  • 変換名は変換パッケージ内で一意である必要があります。

ビジネス名モード: ビジネス名モードを使用して、オブジェクトのビジネス名の作成または既存のオブジェクトのビジネス名の変更を実行します。このモードを選択すると、Oracle Warehouse Builderエディタ、ウィザードおよびプロパティ・シートにオブジェクトのビジネス名が表示されます。

ビジネス名は次のルールに従う必要があります。

  • 名前の長さは200文字を超えることはできません。

  • 名前はそのカテゴリ内で一意である必要があります。

  • すべてのソース・モジュールに、インポートされたソースの大文字/小文字の区別が反映され、『Oracle Database SQL言語リファレンス』で定義されている二重引用符ルールに準拠する必要があります。

マッピングにおけるソースからターゲットへのコピー操作は、大文字/小文字を区別しません。

ビジネス名を作成すると、Oracle Warehouse Builderによりビジネス名に類似した有効な物理名が生成されます。既存の物理名と重複するビジネス名を作成した場合、Oracle Warehouse Builderではアンダースコアおよび番号を追加して一意の名前が作成されます。

物理名モード: 物理名モードを使用して、オブジェクトの物理名の作成または既存のオブジェクトの物理名の変更を実行します。このモードを選択すると、Oracle Warehouse Builderのエディタ、ウィザードおよびプロパティ・シートにオブジェクトの物理名が表示されます。物理名は大文字に変換されます。

オブジェクトの物理名は次のルールに従う必要があります。

  • 30文字以内で指定します。

  • 『Oracle Database SQL言語リファレンス』で定義されているスキーマ・オブジェクトの基本構文ルールに準拠する必要があります。


    注意:

    コレクションには、最大200文字を含む物理名を指定できます。

Oracle Warehouse Builderでは、無効な物理名を入力できないようになっています。たとえば、重複した名前、文字数の多すぎる名前または予約語である名前は入力できません。

名前モードの設定: オブジェクトのビジネス名を作成または変更するには、Oracle Warehouse Builderをビジネス名モードにする必要があります。オブジェクトの物理名を作成または変更するには、Oracle Warehouse Builderを物理名モードにする必要があります。

Oracle Warehouse Builderのデフォルトのネーミング・プリファレンスは、次のとおりです。

  • モード: モードのデフォルト設定は物理名モードです。

  • 伝播: デフォルトの伝播設定は、物理名からビジネス名への伝播です。

名前モードと名前伝播の設定のアイコンがエディタの左下隅にあります。これらのアイコンは、現行のネーミング・プリファレンス設定を示しています。

ネーミング・プリファレンスは複数のセッションにわたって保存されます。名前モード・プリファレンスはクライアント・ワークステーション上のファイルに格納されています。別のワークステーションからOracle Warehouse Builderを使用する場合は、プリファレンスが異なる可能性があります。


関連項目:

『Oracle Database SQL言語リファレンス』

プロセス・フロー・エディタ・プリファレンス

プロセス・フロー・エディタ・プリファレンスでは、プロセス・フロー・エディタの画面配置を設定できます。これにより、コード・テンプレートの編集中に画面サイズを管理できます。

  • 垂直方向レイアウトの水平空白設定: 垂直方向レイアウトの画面の幅を指定します。デフォルトは80です。

  • 水平方向レイアウトの水平空白設定: 水平方向レイアウトの画面の幅を指定します。デフォルトは25です。

  • 自動レイアウトの方向: エディタを開いたときに画面に自動的に配置する方法を指定します。デフォルトは「垂直」です。

  • 垂直方向レイアウトの垂直空白設定: 垂直方向レイアウトの画面の高さを指定します。デフォルトは5です。

  • 水平方向レイアウトの垂直空白設定: 水平方向レイアウトの画面の高さを指定します。デフォルトは40です。

最新ログオン・プリファレンス

最新ログオン・プリファレンスを使用すると、最新ログオンに関するプリファレンスを設定できます。このページの表は、最新ログオンの詳細を示しています。詳細には、リポジトリ・ユーザー名、ホスト名、ポート番号およびサービス名が含まれます。

「推奨される最大ログオン数」フィールドを使用して、Oracle Warehouse Builderクライアントが詳細を格納する最新ログオン数を指定します。たとえば、このフィールドに4を設定すると、4つの最新ログオンの詳細が表に示されます。

特定のログオンの詳細を変更するには、変更する詳細をクリックして、新しい値を入力します。

最新ログオンを削除するには、行ヘッダーを右クリックして、「削除」を選択します。

セキュリティ・パラメータ


注意:

セキュリティ・プリファレンスを編集できるのは、管理者のみです。


「セキュリティ・パラメータ」カテゴリには、次の設定が含まれます。

メタデータにロケーション・パスワードを保持

このオプションにより、Oracle Warehouse Builderのすべてのデザイン・セッションにわたってロケーション・パスワードを保持するかどうかを決定します。

デフォルトでは、このオプションの選択は解除されており、この方がよりセキュアな設定です。ロケーション・パスワードが保持されるのは、そのデザイン・セッション中のみです。つまり、データ・ビューアやデバッガなどのツールの初回起動時には、適切なロケーション・パスワードを入力する必要があります。

このオプションを選択すると、ロケーション・パスワードの暗号化バージョンがワークスペースに保持されます。このため、毎回パスワードを入力しなくても、データ・ビューアやデバッガなどのツールを起動できます。


関連項目:

暗号方式の詳細は、『Oracle Warehouse Builderインストレーションおよび管理ガイド』のWarehouse Builderロケーションのパスワードの暗号化に関する項を参照してください。

ランタイム中にロケーション・パスワードを共有

このパラメータにより、設計フェーズ中にユーザーが入力するロケーション・パスワードを他のユーザーと共有可能にするかどうかを決定します。たとえば、ユーザーDev1がマッピングMAP1を設計するとします。このマッピングのソースおよびターゲットにアクセスするために、Dev1は、各ソースおよびターゲットのロケーションとともにユーザー名とパスワードを定義します。以降に他のユーザーがMAP1の実行を試みたり、MAP1に関するデータの表示を試みた場合、Oracle Warehouse Builderプリファレンスにより、各ユーザーがデザイン・センターで毎回パスワードを入力する必要があるか、コントロール・センターで初回時のみ入力すればよいのかが決まります。

「ランタイム中にロケーション・パスワードを共有」は、「メタデータにロケーション・パスワードを保持」と連携して機能します。最もセキュアなモード(つまり、デフォルトの動作)は、両オプションを無効にしたものです。この場合、Dev1を含む各ユーザーは、デザイン・センターのセッションごと、およびコントロール・センターでこのロケーションを初めて使用するときにパスワードを入力する必要があります。セキュリティ要件によっては、特定のソースまたはターゲットについて各ユーザーが独自のロケーションを定義できるようにすることも可能です。

「ランタイム中にロケーション・パスワードを共有」と「メタデータにロケーション・パスワードを保持」の両方がアクティブになっている場合、いずれかのユーザーがロケーションを以前に定義していれば、どのユーザーでもスキーマにアクセスできます。このため、Dev1または他の任意のユーザーが有効な資格証明を使用してロケーションを以前に定義している場合、ユーザーOper2MAP1を実行できます。

デフォルト・メタデータ・セキュリティ・ポリシー

このパラメータは、適用するデフォルトのセキュリティ・ポリシーを指定します。最小セキュリティの場合、すべてのユーザーが、新規登録ユーザーによって作成されたオブジェクトを完全に制御できます。一方、最大セキュリティの場合、アクセスできるのはオブジェクトを作成した新規登録ユーザーとOracle Warehouse Builder管理者のみです。

この設定は遡及的ではありません。つまり、既存のOracle Warehouse Builder構成でこの設定を変更しても、既存のユーザーやオブジェクトには影響を与えません。既存のオブジェクトのセキュリティ設定は手動で変更する必要があります。


関連項目:

セキュリティ設定を手動で変更する方法の詳細は、『Oracle Warehouse Builderインストレーションおよび管理ガイド』のセキュリティの管理に関する項を参照してください。

ランタイム・プリファレンスについて

このファイルには、コントロール・センターのプロパティ値が含まれます。このファイル内に定義したプロパティは、コントロール・センター・リポジトリに格納されているプロパティ値をオーバーライドし、コントロール・センター・サービスの起動時に読み取られます。このファイルに加えた変更をアクティブにするには、コントロール・センター・サービスを再起動する必要があります。このファイルにより、すべてのコントロール・センター・リポジトリのデフォルトが指定されます。リポジトリごとにデフォルトに対する新しいファイルが作成され、末尾が大文字のリポジトリ名が付けられます。

Runtime_MYREPOS.properties.

このファイルには厳密なオペレーティング・システム・アクセス制御が適用され、更新権限はDBAのみが持ち、読取り権限はコントロール・センター・サービスを実行しているユーザーが持ちます。バック・スラッシュ文字\はエスケープ文字として使用されるため、\\は\と同等になります。

Runtime.Propertiesファイルの機能は次のとおりです。

外部アクティビティ・セキュリティ - 制約

Shell (外部プロセス)、SQLPlus、FTP、OMBPlusの演算子の動作は制限できます。これが必要となるのは、コントロール・センター・サービスがOracleサービスと同じセキュリティ・コンテキストを使用して実行されるためです。

演算子の動作を制御するには、次のプロパティを使用できます。

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.FTP.security_constraint

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.Shell.security_constraint

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.SQLPlus.security_constraint

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.OMBPlus.security_constraint

演算子の動作を制御するには、次の値を使用できます。

  • NATIVE_JAVA

  • SCHEDULER

  • DISABLED

NATIVE_JAVAを設定すると、Java 'Runtime.exec'インタフェースが使用され(デフォルト)、SCHEDULERを設定すると、コントロール・センター・リポジトリ所有者が発行したDBMSスケジューラ外部ジョブが使用されます(このジョブは、DBAが構成したデフォルトのオペレーティング・システム・ユーザーによって実行されます)。DISABLEDを設定すると、これらの演算子による実行が回避されます。


注意:

このオプションを設定しても、Oracle Warehouse Builderでユーザーがジョブをスケジュールする際の影響はありません。

Javaアクティビティ演算子により、Java実行可能ファイルを使用してJavaクラスをインスタンス化するオペレーティング・システム・プロセスが作成されます。デフォルトでは、Java実行可能ファイルはコントロール・センター・サービスのパスから取得されます。ただし、次のプロパティを定義すると、使用される実行可能ファイルまたはスクリプトを設定できます。

property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.JavaOSProcess.executable

外部アクティビティ・セキュリティ - プロキシ・コマンド

この追加機能は、プロキシ・コマンドを介して制約付き演算子を強制的に実行するために提供されています。これは、未承認のコマンドの実行を禁止する場合や、オペレーティング・システム・レベルでセキュリティ・コンテキストを変更する場合に使用できます。

次のプロパティは、コマンドおよびparameter_listの前に追加して使用できます。これは、ユーザーが指定するコマンドおよびparameter_listに対するオプションです。

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.FTP.proxy_command

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.FTP.proxy_parameter_list

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.Shell.proxy_command

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.Shell.proxy_parameter_list

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.SQLPlus.proxy_command

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.SQLPlus.proxy_parameter_list

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.OMBPlus.proxy_command

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.OMBPlus.proxy_parameter_list

次に例を示します。

property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.SQLPlus.proxy_command =
# c\:\\windows\\system32\\cmd.exe

property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.SQLPlus.proxy_parameter_list =
# ?/c?c\\:\\\\bin\\\\exec.bat?

注意:

proxy_parameter_listの場合、parameter_listデコーダとプロパティ・ファイルの両方でバックスラッシュがエスケープ文字として使用されるため、単一のバックスラッシュ(\)を連続する4つのバックスラッシュ(\\\\)として入力する必要があります。

バージョン・チェック管理

次のブール・プロパティ(true | false)は、コントロール・センター・サービスのバージョンをコントロール・センター・リポジトリに対して検証するかどうかを制御します。

property.RuntimePlatform.0.skip_version_check

接続プーリング

接続プーリングのプロパティでは、コントロール・センターの接続プールの使用を制御します。プールを使用すると、データベースへの接続が頻繁に行われる環境においてパフォーマンスを向上させることができます。

connection.poolingプロパティは、プーリングをオンまたはオフ(on | off)に設定します。次に例を示します。

connection.pooling=on

connection.max_pool_sizeプロパティは、プール内のオープン接続の最大数を制御します。値-1を設定すると無制限として処理され、0を設定するとプーリングが無効になります。次に例を示します。

connection.max_pool_size=50

connection.max_reallocationsプロパティは、接続が閉じる前にプールから繰り返し割り当てられる回数を制御します。値-1を設定すると無制限として処理され、0を設定するとプーリングが無効になります。次に例を示します。

connection.max_reallocations=-1

ガベージ・コレクション

次のプロパティを使用すると、明示的なガベージ・コレクションを有効にできます。これは、複数CPUのシステムにおいて暗黙的なガベージ・コレクタを効率的にコールできない場合に便利です。

  • garbage_collect.intervalプロパティは、明示的なガベージ・コレクタの実行前に実行されるジョブの数を設定します。0以下の値を指定すると、この機能が無効に設定されます。次に例を示します。

    garbage_collect.interval=100
    
  • garbage_collect.on_idleプロパティは、コントロール・センターがアイドル状態のとき、またはコントロール・センターにアクティブなジョブがないときに明示的なガベージ・コレクションを制御します。有効な値は、trueまたはfalseです。次に例を示します。

    garbage_collect.on_idle=true
    
  • garbage_collect.limitプロパティは、メモリー使用率が指定の制限値を上回ったときに明示的なガベージ・コレクタを構成します。0以下の値を指定すると、この機能が無効に設定されます。Java VMはそのメモリー使用状況を最適化する傾向があるため、大きい値を設定することをお薦めします。次に例を示します。

    garbage_collect.limit=90
    

接続タイムゾーン

このプロパティは、コントロール・センターの接続タイムゾーンの設定を制御します。タイムゾーンの設定は、TIMESTAMP WITH LOCAL TIMEZONE計算をサポートするために必要です。このプロパティは、デフォルトの動作が正常に機能しない場合に必要です。設定しない場合、デフォルトの動作はSERVICEです。

connection.timezone=NONE

このプロパティでは、次のキーワード要素がサポートされています。

  • SERVICE

  • DATABASE

  • NONE

SERVICEを設定すると、コントロール・センター・サービスを実行しているJava VMのタイムゾーンが使用されます。これは、run_serviceスクリプトにJAVA VM引数-Duser.timezoneを追加することによりオーバーライドできます。JVMで認識されないタイムゾーンを入力した場合、JVMでは+02:00のようなデフォルトのタイムゾーンが設定されます。Windowsでは、+02:00やEurope/ParisではなくGMT+02:00が適用される可能性があります。また、最適化によりGMT接頭辞が削除された場合は、DATABASEを設定するとデータベースのタイムゾーン・オフセットが使用されます。

NONEを設定すると、タイムゾーンを使用してセッションは初期化されません。このため、TIMESTAMP WITH LOCAL TIMEZONE計算に失敗します。

このプロパティは、Oracle Databaseタイムゾーンまたはオフセットと組み合せて設定することもできます。次に例を示します。

connection.timezone=+02:00

JVMタイムゾーン

このプロパティは、コントロール・センターのJVMタイムゾーンの設定を制御します。タイムゾーンの設定は、TIMESTAMP WITH LOCAL TIMEZONE計算をサポートするために必要です。このプロパティは、デフォルトの動作が正常に機能する場合に必要です。そうでない場合は、ホストのオペレーティング・システムから取得されたタイムゾーンを設定します。このプロパティを設定することは、JVM引数リストに-Duser.timezoneを追加することと同等です。どちらも設定されている場合、これらの値がプリファレンスに取り込まれます。

user.timezone=GMT

または

properties.JVM.0.System.user.timezone=GMT

接続OCIフィックス

このプロパティは、シンJDBC接続の前にダミーのOCI接続を行うかどうかを制御します。これは、正しいOCI共有ライブラリをロードすることにより、Discovererのデプロイメントで変更管理の以降の使用と互換性のない一連のOCI共有ライブラリがロードされるという問題を解決するために必要となります。

connection.oci_fixプロパティは、OCIフィックスをオンまたはオフ(on | off)に設定します。次に例を示します。

connection.oci_fix=on

JVMプロパティ

接頭辞がproperties.JVM.0.System.のプロパティは、その接頭辞が削除されてJVMのシステム・プロパティに追加されます。これは、JVMのコマンドラインで-D directiveを使用してプロパティを追加することと同等です。

  • properties.JVM.0.System.http.proxyHost=proxy.oracle.com

  • properties.JVM.0.System.http.proxyPort=80

  • properties.JVM.0.System.http.nonProxyHosts=*.oracle.com

  • properties.JVM.0.System.user.language=fr

  • properties.JVM.0.System.user.region=FR

ランタイム・ロギング

ランタイム・ロギング・プロパティは、Oracle Warehouse Builderにより格納されるランタイム・ロギング・ファイルを制御します。

  • property.RuntimePlatform.0.max_number_logfiles=99999

  • property.RuntimePlatform.0.logfile_max_size=0

  • property.RuntimePlatform.0.exceptions=%RTHOME%/owb/log/OWBSYS.log

  • property.RuntimePlatform.0.messages=%RTHOME%/owb/log/OWBSYS.log

FTP、ShellおよびSQLPlus演算子は、デフォルトで無効になっています。

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.FTP.security_constraint = DISABLED

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.Shell.security_constraint = DISABLED

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.SQLPlus.security_constraint = DISABLED

  • property.RuntimePlatform.0.NativeExecution.OMBPlus.security_constraint = DISABLED