この項では、このリリースのOracle Warehouse Builderの付加価値の高い新機能について要約します。
この項の内容は次のとおりです。
このリリースのOracle Warehouse Builderの新機能は複数の領域にわたりますが、新しいお客様と既存のお客様に対する重要な変更事項は次のとおりです。
精通しているフローベースのETL設計パラダイムを緊密に統合したOracle以外のデータベースのETLサポート
Oracle Warehouse Builderのデータ統合機能およびデータ品質機能のSOA統合
高度な有用性および開発者の生産性を実現する幅広いユーザー・インタフェースの再設計
注意: 関連ドキュメントのリンクは、「Oracle Warehouse Builder 11gリリース2(11.2)の新機能の完全なリスト」の詳細セクションを参照してください。製品全体で多くの小規模の変更および改善が行われたため、このリストは完全ではありません。 |
このリリースのOracle Warehouse Builderの主な新機能は、次のカテゴリに分類できます。
Oracle Warehouse Builderでは、Oracle以外のデータベースに対する広範な組込みサポートが提供されています。従来からのODBCおよびデータベース・ゲートウェイに対するサポートに加えてJDBC接続性が追加され、Oracle以外のデータベースでのデータベース内ELT操作がサポートされるようになりました。他の拡張機能により、メインフレームおよびフラット・ファイル・データなどのOracle以外のソースのデータへのアクセスが向上します。
この領域の機能は次のとおりです。
Oracle Warehouse BuilderのETLおよびデータ品質機能をSOA形式のアーキテクチャに統合できるようになりました。
この領域の機能は次のとおりです。
Oracle Warehouse Builderのデータ・ウェアハウス固有のサポートが向上しました。これらの改善により、ETLの高度なディメンション・オブジェクト演算子が用意され、ディメンション・オブジェクトの記憶域タイプがさらにサポートされます。
この領域の機能は次のとおりです。
Oracle Warehouse Builderのデザイン・センター・ユーザー・インタフェースの設計が大幅に改良されたため、開発者の生産性が向上し、拡張機能にアクセスしやすくなりました。
この領域の機能は次のとおりです。
Oracle Warehouse Builderのこのリリースでは、いくつかの機能の追加によって管理タスクが簡素化され、改善されました。異機種間データベース・サポートやWebサービス統合などの新しい機能領域をサポートするため、管理が拡張されました。
この領域の機能は次のとおりです。
新しい変換機能を追加し、フラット・ファイルの操作やETLマッピングの設計およびデバッグを行う開発者の生産性を向上させるため、ETLマッピングが拡張されました。
この領域の機能は次のとおりです。
この項では、このリリースのOracle Warehouse Builderのすべての主要な新機能について詳細に説明します。
マッピング・エディタが拡張され、「使用可能なオブジェクト」タブおよび「選択したオブジェクト」タブでマッピング・ダイアグラムの演算子、グループおよび属性の検索と更新を簡単に行うための詳細検索機能が追加されました。
この機能により、特に大量の表、ビューまたは列を使用した複雑なデータ・ソースを操作する場合などの大きい複雑なマッピングで、抽出、変換およびロード(ETL)マッピングの開発者の生産性が向上します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のマッピング・エディタの概要に関する項 |
Oracle Warehouse Builderでは、Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition (OBI EE)との統合がサポートされるようになりました。この統合の内容は次のとおりです。
データ・ウェアハウス設計からのOBI EEのすぐに使用できる物理ビジネス・モデルおよびプレゼンテーション・レイヤー・メタデータの導出
Oracle Warehouse Builderからの導出済オブジェクトの視覚化およびメンテナンス
OBI EEにロードできるRPDファイルの形式の導出されたオブジェクトのデプロイメント。
OBI EEレポートのオブジェクトのデータ系統を個別の列レベルまで追跡できるようにする、Oracle Warehouse Builderデータ系統および影響分析への導出済オブジェクトの追加。
関連項目: 『Oracle Databaseライセンス情報』および『Oracle Warehouse Builderソースおよびターゲット・ガイド』の次のトピック:
|
Oracle Warehouse Builderでは、キューブ編成のマテリアライズド・ビューでOLAPキューブ記憶域がサポートされるようになりました。これにより、ユーザーがOracle Warehouse Builderデータウェアハウスを設計する際に、このような記憶域でのパフォーマンスが向上します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のキューブの作成に関する項 |
新しいコード・テンプレート・ベースのマッピング・フレームワークを使用すると、最大のパフォーマンスおよび柔軟性でOracle以外のデータベースの内容を統合するデータ統合技術およびパターンを実装できます。
JDBC接続性では、多種多様なソースがサポートされます。また、Oracle提供またはユーザー開発のコード・テンプレートにより、プラットフォームのパフォーマンスを最大化するバルク・アンロードやバルク・ロードなどの他の固有のデータ統合技術を使用できます。
コード・テンプレート・マッピングでは、異機種間のデータ統合がサポートされているため、開発者が熟知しているフローベースのデータ統合マッピング・パラダイムを実現し、開発者のOracle Warehouse Builderに関する既存のスキルを活用できます。Oracleターゲットをロードするコード・テンプレート・マッピングは、他のOracle Warehouse Builderマッピングのすべての変換機能を引き続きサポートします。
関連項目:
|
マッピング・エディタで、属性設定を含む演算子をマッピング内またはマッピング間でコピーして貼り付けることができるようになりました。
この拡張機能によって、共通または類似の要素を再利用する複雑なETLマッピングを開発する場合に時間が短縮され、エラーが少なくなります。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のマッピングおよびプラガブル・マッピング間の演算子のコピーに関する項 |
デザイン・センターにユーザーのアクティブな構成を表示するドロップダウン・ボックスが追加されました。この機能により、複数構成機能の有用性が向上します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderインストレーションおよび管理ガイド』の構成のアクティブ化に関する項 |
簡略化されたフラット・ファイル・サンプル・ウィザードを含むフラット・ファイルのインポートのサポート、マルチバイト文字および16進数のデリミタ文字と囲み文字のサポート、固定形式フィールドの簡略化されたサポート、および異機種間ターゲットへのバルク・フラット・ファイル・ロードのサポートに多くの拡張機能があります。
ETLアプリケーションの簡単で高パフォーマンスのデータ移動に、フラット・ファイルが頻繁に使用されます。これらの変更によってETL開発者の生産性が向上するため、多くのシナリオで多くのタイプのフラット・ファイルをより柔軟に処理できます。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderソースおよびターゲット・ガイド』のターゲットとしてのフラット・ファイルおよびサンプリングを使用したフラット・ファイルからの定義のインポートに関する項 |
Oracle Warehouse Builderのテーブル・ファンクションのサポート(既存のテーブル・ファンクションのメタデータのインポート、OWB内のテーブル・ファンクションを作成するウィザード、マッピングのテーブル・ファンクションの向上したサポートなど)が改良されました。
サポートの向上により、ユーザー定義集計、データ・マイニング・サンプリング演算子など、テーブル・ファンクションを使用したさらに柔軟で強力な変換が簡略化されます。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のテーブル・ファンクション演算子に関する項 |
Oracle Warehouse Builderエキスパートをマッピング・エディタ・メニューに追加できるようになりました。
この機能でマッピング・エディタの機能を拡張できるため、開発者の生産性が向上します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のマッピング・エディタの概要に関する項 |
演算子属性に関連付けられた式をプロパティ・インスペクタのプロパティに入力せずに「演算子の編集」ダイアログまたは式エディタで直接入力できるようになりました。
開発者は、ETLマッピングの演算子を作成するときに1箇所で多くの処理を実行できます。このため、生産性が向上します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』の式に関する項 |
プラットフォームの拡張性により、ユーザーは新しいプラットフォームの定義、プラットフォーム固有のデータ型の表示、およびプラットフォーム要件に従ってデータを操作するETLマッピングの作成を実行できます。
この機能は、このリリースの異機種間データベースの向上したサポート全体の一部ではありません。
関連項目:
|
ディメンションまたはキューブの孤立管理ポリシーは、有効なディメンションまたはキューブ・レコードを作成する要件を満たさないソース行を処理するプロセスです。
Oracle Warehouse Builderでは、次の孤立管理ポリシーがサポートされるようになりました。
デフォルトの親の割当て
孤立行の拒否
メンテナンス不要
自動孤立管理ポリシーを使用して、キューブおよびディメンションのロードの失敗の重要な原因に対処し、ETL開発者および管理者の生産性を向上します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のディメンション・オブジェクトを使用したETLの実行に関する項 |
マッピング・エディタのオブジェクトを一時的または永続的にグループ化して、1つのアイコンに縮小できるようになりました。これでマッピングの複雑さが軽減されます。また、ユーザーは、演算子に直接接続するオブジェクト以外のマッピングのすべてのオブジェクトを一時的に非表示にする1つの演算子を強調できます。
これらの機能により、多くの演算子の複雑なマッピングを操作する開発者の生産性が向上します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のマッピングおよびプラガブル・マッピングの演算子のグループ化に関する項 |
ランタイム・ジョブの監査およびレポートが拡張され、異機種間接続性のサポートに必要なすべてのジョブの実行が表示されるようになりました。
OracleおよびOracle以外のプラットフォームのすべてのOracle Warehouse Builderジョブ実行の統合ビューが表示されます。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のデータ監査およびデータ・ルールを使用した品質監視に関する項 |
コントロール・センターのロケーションの登録を管理するユーザー・インタフェースが再作成され、特に複数のコントロール・センターで登録されたロケーションを操作する場合の有用性が向上しました。
この変更により、コントロール・センター間のロケーションを管理するOracle Warehouse Builder管理者の生産性が向上します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderソースおよびターゲット・ガイド』の複数のコントロール・センターで登録されたロケーションに関する項 |
データ系統および影響分析情報を参照するために使用される依存性マネージャに拡張されたメタデータ検索機能が追加されました。
ユーザーは、大量の複雑な依存性グラフの特定のオブジェクトをより簡単に検索できます。特定のオブジェクトとその系統を簡単に検索して設計変更の影響を検出できるため、生産性が向上します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のメタデータの依存性の管理に関する項 |
Oracle Warehouse Builderロケーションを管理するユーザー・インタフェースが改良されて有用性が向上し、新しくサポートされる接続方法を使用したOracle以外のデータ・ソースのアクセスがサポートされるようになりました。
これらの変更により、異機種間およびOracle専用環境でのOracle Warehouse Builder管理者および開発者の生産性が向上します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のソースおよびターゲット・スキーマの設計に関する項 |
コントロール・センター・エージェントは、OracleおよびOracle以外のデータベース・ホストにインストールできるJavaベースのランタイム環境を提供します。異機種間ETLマッピングおよびWebサービス関連コードがコントロール・センター・エージェントにデプロイされ、Oracle Warehouse Builder内でランタイム監査メタデータにアクセスできます。
コントロール・センター・エージェントは、このリリースのOracle Warehouse Builderの異機種間のコード・テンプレート・ベースのマッピング・サポートおよびWebサービス関連機能の基本インフラストラクチャを提供します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のEnterprise Java Beanおよびコントロール・センター・レポートに関する項 |
キー参照演算子の大幅な変更が行われました。
画面サイズのより効率的な使用。
非等価参照のサポート。
マッピングの実行中に参照表を変更できる動的参照。
これらの変更により、多くの状況で参照演算子がより強力になります。これには、タイプ2の緩やかに変化するディメンションのサポートの向上が含まれます。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』の参照演算子に関する項 |
Oracle Warehouse Builderマッピング・エディタには、次のような多数の拡張機能が追加されています。
ウォッチ・ポイントおよび個別のブレーク・ポイントの有効化と無効化の向上したサポート。
ユーザー定義タイプの列のサポート。
キー参照およびテーブル・ファンクション演算子のサポート。
デバッガ固有のオブジェクトの向上したクリーンアップ。
これらの拡張により、特にマッピング・デバッガが最大の価値を付加する複雑なマッピングを操作する場合、ETLマッピング開発者の生産性が向上します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のマッピングのデバッグに関する項 |
このリリースのOracle Warehouse Builderには、COBOLコピーブック定義からメタデータをインポートする機能が用意されています。
メインフレーム・ソースから抽出される複雑なフラット・ファイルのデータ構造の操作を簡略化することによって、開発者の生産性が向上します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderソースおよびターゲット・ガイド』の「ソースまたはターゲットとしてのフラット・ファイルの使用」のCOBOLコピーブックからのメタデータ定義のインポートに関する項 |
複数の構成を表示および管理するOracle Warehouse Builderユーザー・インタフェースが再設計されて、次のような以前の複雑なタスクが簡略化および明確化されました。
すべての構成のオブジェクトの構成値の編集
構成属性値のコピーおよび貼付け
これらの拡張機能により、ユーザーは複数の構成の柔軟性を十分に利用できます。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderインストレーションおよび管理ガイド』のオブジェクトの構成に関する項 |
Oracle Warehouse Builderデザイン・センターのユーザー・インタフェースが更新され、Oracle JDeveloperおよびOracle SQL Developerと同じ統合開発環境(IDE)コア・プラットフォームのFusion Client Platformが使用されます。
このユーザー・インタフェース・フレームワークの利点は、次のとおりです。
画面サイズのより効率的で柔軟な使用。
Oracle Warehouse Builderユーザー・インタフェースの様々な部分でのより一貫性のある動作。
この変更により、Oracle Warehouse Builderのデザイン・センターとOracleの他の開発ツールの連携が実現します。
Oracle Warehouse Builder ETLマッピングに生成されたPL/SQLコードに詳細なコメントを格納できるようになったため、開発者は、マッピングの特定の演算子と生成されたコードのセクションを関連付けることができます。
開発者は、コードのデプロイ時にのみ検出できるOracle Warehouse Builder生成コードの問題のトラブルシューティングをより簡単に実行できます。この追加情報により、開発者の生産性が向上します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のPL/SQLマッピングの作成に関する項 |
ユーザーは、関連オブジェクトを論理的にグループ化する階層構造のネストしたフォルダを作成できます。OracleおよびOracle以外のデータベース・モジュール、Oracle以外のデータベース・モジュール、アプリケーション・モジュールにフォルダを作成できます。オブジェクトをさらに編成するため、必要に応じてユーザー・フォルダをネストできます。
フォルダを使用して、関連するオブジェクトどうしをグループ化できます。表やマッピングなどのサポートされているいずれかのモジュール・タイプのオブジェクトをフォルダに移動できます。
たとえば、単一のデータベース・モジュールに製品および顧客データの表、ビューおよびETLマッピングが格納されている場合、「Product」および「Customer」フォルダを作成し、各カテゴリに関連するオブジェクトを個別のフォルダに移動できます。
ユーザー・フォルダを作成して、プラガブル・マッピングを格納することもできます。これにより、関連するプラガブル・マッピングをグループに編成できます。
ユーザー作成フォルダを使用して、より簡単に大量のオブジェクトを論理的にグループ化および管理すると、複雑なプロジェクトのETL開発者の生産性が向上します。
関連項目:
|
このリリースのOracle Warehouse Builderでは、マッピングの演算子を接続するために、スプレッドシートに似たクイック・マッパーであるマッピング接続ダイアログ・ボックスを使用します。この機能は、以前のリリースの「自動マッピング」ダイアログ・ボックスから置き換えられています。
これにより、大量の入出力とともに演算子を操作する場合に開発者の時間が短縮され、エラーが少なくなります。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』の演算子、グループおよび属性の接続に関する項 |
リポジトリ・ブラウザが更新され、フォルダリングのサポート、リリース11.2機能セットに関連する新しいタイプのメタデータの公開およびOC4J 10.3.3のサポートが実現しました。
これらの変更により、Oracle Warehouse Builderの管理性が向上します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』の共通リポジトリ・ブラウザ・タスクに関する項 |
Oracle Warehouse Builderrのチャンク化により、大規模な更新を並行処理するための分割統治アプローチが自動的に使用されます。更新をパーティション化するには、マッピングのチャンク化を有効にし、チャンク化基準を定義します。Oracle Warehouse Builderにより、マッピング用のPL/SQLコードが生成され、実行時に更新がチャンク化基準に従って分割されます。また、スレッド・プールが割り当てられ、チャンクが並行して処理されます。
チャンク化を適用する利点は、次のとおりです。
チャンク化は、Oracle Warehouse BuilderのPL/SQLコードを自動的にパラレル化する唯一の方法です。
チャンク化により、大量のロールバック・セグメントが必要なくなります。1つのセット・ベースの文で中間のコミットは実行されないため、大きい更新のセット・ベースのSQL文に大量のロールバック・セグメントが必要になります。
大規模な更新は徐々に実行できます。また、中断した場合、処理済のチャンクを再処理する必要はありません。チャンク化を使用しない状態で、大規模な更新がなんらかの理由で終了した場合、すべての処理をやりなおす必要があります。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』の「Oracleソースおよびターゲット演算子の使用」のデータのチャンク化に関する項 |
リポジトリ・アップグレードにより、リポジトリの現行リリースへのアップグレードが自動的に行われ、ユーザーの操作が軽減されます。
この機能は、あるリリースから次のリリースへのアップグレードのタスクを簡略化します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderインストレーションおよび管理ガイド』のOracle Warehouse Builder 11gリリース1リポジトリのアップグレードおよびOracle Warehouse Builder 10gリリース2リポジトリのアップグレードに関する項 |
新しいプロセス・フロー・アクティビティにより、プロセス・フロー内のEJBまたはJavaプログラムのコールがサポートされます。
Javaに実装される既存または新規のロジックをデータ統合プロセスに取り込むことができる利点があります。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のEnterprise Java Beanに関する項 |
Oracle Warehouse BuilderでSQL*Plusコードを生成して、PeopleSoftアプリケーションのデータ・ソースなどの非推奨のLONGデータ型をサポートするデータベース・スキーマのデータを抽出できるようになりました。
PeopleSoftデータで使用されるLONGデータ型のサポートにより、Oracle Warehouse BuilderユーザーはPeopleSoftデータやLONG
データ型を使用する他のデータ・ソースをより効果的に統合できます。
関連項目:
|
プロセス・フローで、OMB*Plusスクリプトを実行するアクティビティ・タイプがサポートされます。
新しいプロセス・フローのアクティビティ・タイプにより、プロセス・フローに組み込まれて全体のデータ統合プロセスの一部として編成および管理できるユーザー定義アクティビティの範囲が拡大します。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のOMB*Plusに関する項 |
Oracle Warehouse BuilderのJOIN
演算子は、結合での副問合せの使用に関連するいくつかの新しい動作をサポートするようになりました。
EXISTS
、NOT
EXISTS
、IN
およびNOT
IN
を使用して、副問合せを指定する。
プラス記号(+)のかわりに入力ロールを使用して外部結合を指定する。
外部結合のみのかわりにすべての結合タイプにANSI SQL構文を生成する。
JOIN
操作の柔軟性が高まった処理により、開発者の生産性が向上し、より柔軟なデータ変換が可能になります。
関連項目:
|
Oracle Warehouse BuilderのETLおよびデータ品質マッピング、プロセス・フロー、変換およびデータ監査をWebサービスとして公開できます。プロセス・フローでもWebサービスを使用できます。
この機能により、Oracle Warehouse BuilderのETLおよびデータ品質機能をSOAベースの設計にポイント・アンド・クリック操作で統合できます。また、Oracle BPEL Process ManagerなどのSOAベースのプロセス編成技術との統合が容易になります。(SOAはService-Oriented Architectureの略語です)。
関連項目: 『Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』のWarehouse BuilderのWebサービスの作成および使用に関する項 |