Oracle Warehouse Builderは、様々なデータ・ソースからデータ・ウェアハウスにメタデータをインポート、設計およびデプロイし、そのデータを意思決定やビジネス・レポート用のビジネス分析ツールで使用できるようにすることで、エンドツーエンドのビジネス・インテリジェンス(BI)・ソリューションを提供しています。また、リレーショナル・メタデータ、ディメンション・メタデータおよびビジネス・メタデータと完全に統合され、意思決定やビジネス・レポート用のビジネス分析ツールへのアクセスを提供しています。
Oracle Warehouse Builderには、BIアプリケーションとのシームレスな統合によるデータ分析の実行を可能にするBIオブジェクトが含まれます。ビジネス・メタデータの定義を格納できるように、BIオブジェクトを定義できます。その後、これらの定義をOracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition (Oracle BI Suite EE)やOracle BI DiscovererなどのOracle BIツールにデプロイし、データ・ウェアハウスの機能を拡張できます。
この項の内容は次のとおりです。
ビジネス定義はDiscoverer End User Layer(EUL)オブジェクトに相当します。また、Oracle Warehouse BuilderデータとOracle BI Discovererとの統合を可能にするBIオブジェクトです。ビジネス定義によってデータ・ウェアハウスに格納しているデータの分析が容易になります。ビジネス定義を定義して、Oracle BI Discovererにデプロイできます。新しいビジネス定義を作成する方法と、既存のスキーマから導出する方法があります。ビジネス定義の作成方法については、「Oracle Discovererモジュールの作成」を参照してください。ビジネス定義の導出については、「BIオブジェクトの導出」を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
Discovererにデプロイするビジネス定義を導出する前に、ビジネス定義を格納するOracle Discovererモジュールを作成する必要があります。
Oracle Discovererモジュールを作成する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータで「プロジェクト」ノードを開きます。
「ビジネス・インテリジェンス」ノードを開きます。
「Oracle Discoverer」を右クリックし、「新規Oracle Discoverer」を選択します。
Oracle Warehouse Builderでモジュールの作成ウィザードが開きます。
「次へ」をクリックし、ウィザードの手順に従います。
名前と説明ページに、Oracle Discovererモジュールの名前と説明(オプション)を入力します。作成中のモジュールのタイプも指定します。
ネーミング規則の詳細は、Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイドを参照してください。
接続情報ページで、Oracle Discovererモジュールをデプロイするロケーションを定義します。たとえば、これにより、現在Oracle BI Discovererを実行中のシステムを定義できます。
以前に作成したデプロイメント・ロケーションを使用するには、「ロケーション」リストから選択できます。このロケーションの接続情報がウィザード・ページに表示されます。
また、このロケーションを後で作成するように選択して次のページをスキップすることもできます。このターゲット・ロケーションの接続情報を入力しないと、Oracle Discovererモジュールをデプロイできません。
最初に、作成中のモジュールのデフォルトのターゲット・ロケーションを作成します。たとえば、モジュール名がDISCOVERER_OBJECTSである場合、ロケーション名はDISCOVERER_OBJECTS_LOCATION1となります。「編集」をクリックすると、このロケーションの接続情報を指定できます。「Oracle Discovererのロケーションの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。ターゲット・システムへの接続に必要な情報を入力して「OK」をクリックします。「Oracle Discovererのロケーションの編集」ダイアログ・ボックスの詳細は、「Discovererのロケーションの定義」を参照してください。
Discovererのロケーションには、Oracle Discovererモジュールをデプロイするシステムの接続の詳細を指定します。Oracle BI Discoverer EULリリース10.1.2以上をこのシステムにインストールする必要があります。
Discovererのロケーションを定義するには、「Oracle Discovererのロケーションの編集」ダイアログ・ボックスに次の詳細を入力します。
名前: Discovererのロケーション名。Oracle Warehouse Builderでは、ロケーションにデフォルト名が割り当てられます。この名前を編集できます。
説明: Discovererのロケーションの説明(オプション)。
ユーザー名: ビジネス定義のデプロイ先となるEUL所有者の名前。管理者権限を持つユーザーを指定することもできます。
パスワード: ユーザーのパスワード。
ユーザーのパスワードは、直接統合の場合にのみ必要となります。
接続タイプ: Discoverer EULへの接続に使用する接続のタイプ。「Host:Port:Service」または「SQL*NET接続」オプションを選択できます。
「SQL*NET接続」を選択した場合は、「ネット・サービス名」フィールドでネット・サービス名を指定します。「Host:Port:Service」を選択した場合は、さらに次の詳細を指定します。
ホスト: EULが存在するシステムのホスト名。
ポート: デフォルトのポート番号は1521です。
サービス名: Oracle Databaseインストールのサービス名。
統合タイプ: 接続に応じて直接または間接を選択します。直接は、スキーマに直接デプロイされることを示します。間接は、ファイル、FTP、HTTPまたはHTTPSを介してファイル転送オプションを提供します。
転送モードによっては、次の詳細を入力する必要があります。
FILE
ルート・パス: .eexファイルのディレクトリ。
ファイル名: .eexファイルの名前。
FTP
ホスト名: Oracle Discovererサーバーが存在するシステムの資格証明。
ホスト・ログイン・ポート: 初期設定が0(ゼロ)のログイン・ポート番号。ローカル構成に従って、この設定を変更する必要があります。
転送書式: ASCIIおよびIMAGEを選択します。
ホスト・ログイン・ユーザー: FTPを実行するユーザー名。
ホスト・ログイン・パスワード: FTPコマンドを実行するユーザー・パスワード。
ファイル名: 完全なパスを含む.eexファイルの名前。
HTTPおよびHTTPS
ホスト名: Oracle Discovererサーバーが存在するシステムの資格証明。
ホスト・ログイン・ポート: 初期設定が0(ゼロ)のログイン・ポート番号。ローカル構成に従って、この設定を変更する必要があります。
ホスト・ログイン・ユーザー: HTTP/HTTPSコマンドのユーザー名。
ホスト・ログイン・パスワード: HTTP/HTTPSコマンドのユーザー・パスワード。
ファイル名: 完全なパスを含む.eexファイルの名前。
バージョン: ビジネス定義のデプロイ先となるDiscovererのバージョンを表します。リストには、1つの値10.1のみが含まれます。Oracle BI Discoverer 10gリリース2にデプロイするには、このオプションを使用します。このリリースには、Oracle Discoverer 10.1.xのリリースがすべて含まれます。
前述の詳細を指定した後、「接続テスト」をクリックして、接続を確認します。
サマリー・ページでは、Oracle Discovererモジュールの名前とロケーション情報を確認します。変更を行う場合は「戻る」をクリックし、Oracle Discovererモジュールの作成を終了する場合は「終了」をクリックします。
作成されたOracle Discovererモジュールは、プロジェクト・ナビゲータの「Oracle Discoverer」ノードにあります。このモジュールを開くと、Oracle Discoverer EULを構成する様々なオブジェクト・タイプの表現が用意されていることがわかります。次のタイプのDiscoverer EULオブジェクトを定義できます。
アイテム・フォルダ
ビジネスエリア
ドリル・パス
値リスト
代替ソート順序
ディテール・ドリル
登録済ファンクション
アイテム・フォルダは、Oracle BI Discovererでデータベース表、外部表またはビューにマップするフォルダ・オブジェクトに相当します。これらのオブジェクトは、データベース・ビューと同様にデータの結果セットを表します。アイテム・フォルダには表と同様の情報が格納されます。たとえば、組織の従業員や顧客の詳細を格納するためにこれらを使用します。アイテム・フォルダには、表の列に対応するアイテムというエンティティが含まれます。各アイテムには名前があり、特定のタイプの情報が含まれます。たとえば、従業員詳細を含むアイテム・フォルダには、従業員名、開始日および部門などのアイテムが含まれることがあります。
アイテム・フォルダには、単純および複合という2つのタイプがあります。単純アイテム・フォルダには、Oracleモジュールの1つの表を参照するアイテムが含まれます。複合フォルダはデータベース・ビューに類似しており、同じOracle Discovererモジュール内の複数のアイテム・フォルダのアイテムをグループ化する手段を提供します。したがって、アイテム・フォルダには結合、計算済アイテムおよび条件も含まれます。
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注意: Oracle Warehouse Builderでは、Discovererのカスタム・フォルダはサポートされていません。 |
Oracle Warehouse Builderでは、Oracleモジュール内のウェアハウス設計オブジェクトからビジネス定義を導出すると、アイテム・フォルダが作成されます(「BIオブジェクトの導出」を参照)。また、アイテム・フォルダの作成ウィザードまたはグラフィカル・ナビゲータを使用して、カスタマイズ済のアイテム・フォルダを手動で作成することもできます。アイテム・フォルダを編集するには、グラフィカル・ナビゲータも使用できます。
アイテム・フォルダの詳細は、次の項を参照してください。
設計オブジェクト定義を導出すると、導出済ビジネス定義の一部としてアイテム・フォルダが作成されます。
Oracle Warehouse Builderにはドキュメント・エディタが用意されており、アイテム・フォルダの名前と説明の編集、ソース設計オブジェクトの表示、含まれているアイテムの編集、結合または条件の指定や編集を行うことができます。
アイテム・フォルダを編集する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータで、「Oracle Discoverer」モジュール・ノード、続いて「アイテム・フォルダ」ノードを開きます。
アイテム・フォルダ名を右クリックして「開く」を選択します。または、アイテム・フォルダ名をダブルクリックします。アイテム・フォルダ・エディタが表示されます。
各エディタをクリックし、後続の項で示されるガイドラインに従ってアイテム・フォルダを編集します。
名前エディタでは、アイテム・フォルダの名前と説明を編集できます。
ソース・アイテム・エディタには、アイテム・フォルダに使用可能なソース・アイテムが表示されます。
既存のアイテム・フォルダを編集する場合、「選択済」列にはアイテム・フォルダの作成時に選択されたソース・アイテムが表示されます。別のアイテムをソースとして選択するには、左矢印を使用してアイテムを「選択済」列から「使用可能」列に戻します。次に、右矢印を使用して新規のソース・アイテムを「使用可能」列から「選択済」列に移動します。
選択したオブジェクトには、複数のアイテム・フォルダからの関連アイテムを含めることができます。
選択済アイテムを変更するには、左矢印を使用して前に選択したアイテムを戻します。次に、同じOracle Discovererモジュール内で使用可能なアイテム・フォルダから初期フォルダ・アイテムを選択します。これにより、前に選択したアイテムと関連のあるフォルダ・アイテムを追加選択できます。無関連のアイテム・フォルダからはアイテムを選択できません。アイテム・フォルダ間の関連は、両者間の結合で定義されます。アイテム・フォルダ間の結合を作成するには、結合エディタを使用して、2つのアイテム・フォルダ間の関連を指定します。
アイテム・エディタには、アイテム・フォルダ内の全アイテムの詳細とプロパティが表示されます。アイテムについて次の情報を表示、作成および編集できます。
名前: アイテム名を表します。現行のアイテムを変更するには、名前をダブルクリックして新しい名前を再入力します。
説明: このアイテムの説明を入力します(オプション)。
アイテム名を選択すると、プロパティ・インスペクタには、そのアイテムの次のプロパティが表示されます。
位置合せ: Discovererレポートでこのアイテムに使用するデフォルトの位置合せ。
ビジネス名: アイテムのビジネス名。
保存形式: 保存形式を選択します。
コンテンツ・タイプ: ドリルに使用する際の、このアイテムのマルチメディア・データのコンテンツを記述します。列にファイル名が含まれている場合は、このプロパティを「FILE」に設定します。それ以外は、データを処理するアプリケーションを定義するファイル拡張子(avi、wav、jpg)に設定します。
作成者: 作成者。
作成時間: 作成時間。
データベース列: アイテムが作成または導出されたスキーマ、表および列を指定します。
データ型: アイテムのデータ型を選択します。すべてのデータ型がDiscovererでサポートされています。
デフォルト総計: アイテムがDiscovererレポートで総計にデフォルト設定されるかどうかを示します。
デフォルト位置: Discovererレポートでの、このアイテムの位置を選択します。
デフォルトの幅: Discovererレポートに表示する際のアイテムのデフォルトの幅。幅は文字数単位です。
表示ケース: Discovererレポートにアイテム情報を大文字か小文字のいずれで表示するかを選択します。
書式マスク: ワークシートで使用する際の、このアイテムの書式マスク。
式: 指定する計算済アイテムの計算式を入力できます。このフィールドの省略記号ボタンをクリックすると「式」ダイアログ・ボックスが開きます。このダイアログ・ボックスには、式ビルダーのオプションのサブセットが含まれています。「式」ダイアログ・ボックスを使用して計算を作成します。「式」ダイアログ・ボックスを閉じると、このフィールドに移入されます。式ビルダーの詳細は、Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイドを参照してください。
ヘッダー: Discovererレポートでのアイテムのタイトル。
アイテム・クラス: アイテムのプロパティを定義できるようにアイテム・クラスを割り当てます。「アイテム・クラス」リストには、「値リスト」、「代替ソート順序」および「ディテール・ドリル」が含まれています。アイテム・クラスへの参照を削除することもできます。
最終更新時間: 最終更新時間。
フェッチされる最大文字数: LONG、LONG RAWおよびBLOBの各データ型からフェッチされるデータの最大量。
NULL値を置換: 値がNULLの場合にアイテム値のかわりに使用する値。
更新者: 更新者。
参照可能: Discovererユーザーがアイテムを参照できるかどうかを指定します。
ワード・ラップ: Discovererレポートでこのアイテムに使用するデフォルトのワード・ラップ設定。
アイテム・エディタを使用してアイテムを追加する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータのアイテム・フォルダをダブルクリックします。アイテム・フォルダ・エディタが表示されます。「アイテム」をクリックして、「アイテム詳細」セクションを開きます。
「アイテム詳細」セクションで、アイテム名を入力してアイテムを追加します。
「構成」をクリックして、構成エディタを開きます。
アイテム・フォルダおよびアイテム・フォルダのソース・オブジェクトが表示されます。このエディタにより、アイテムを列または別のアイテムと関連付けます。
追加したすべてのアイテムに対して、ソース・オブジェクトからアイテム・フォルダのアイテムに適切な要素をマップします。
結合を使用すると、2つのアイテム・フォルダ間でデータを関連付けることができます。データ分析中には、複数のフォルダに格納されている情報が必要になることがあります。結合により、ユーザーは複数のアイテム・フォルダ間でビジネス分析とレポートを実行できます。アイテム・フォルダ間の結合を作成してDiscoverer EULにデプロイすると、Discoverer PlusとDiscoverer Viewerで分析に使用できるようになります。
結合エディタには、2つのアイテム・フォルダ間の関係、つまり結合が表示されます。新しい行をクリックして必要な情報を入力すると、新しい結合を定義できます。結合の番号を指定する各結合行の左にあるボックスを右クリックして「削除」を選択すると、結合を削除できます。
図9-1に、結合エディタの内容を示します。
結合ページで、「結合名」フィールドの行をクリックします。次の情報を入力します。
結合名: 作成する結合の名前を入力します。
マスター・アイテム・フォルダ: マスターとなるアイテム・フォルダを選択します。前述の例では、DEPARTMENTSがローカル・アイテム・フォルダ、COUNTRIESがマスター・アイテム・フォルダです。これらの2つのアイテム・フォルダ間に結合が作成されます。
詳細には常にマスターがあります: 詳細アイテム・フォルダが常にこのマスターを持つように指定する場合は、これを選択します。
1対1: 2つのアイテム・フォルダ間の1対1の関係を指定する場合は、このボックスを選択します。
外部結合: この関係に外部結合が存在するかどうか、およびそのタイプをリストから選択します。
説明: 必要に応じて結合を記述します。
結合ごとに、下のフィールドをクリックして次の情報を入力し、結合コンポーネントを指定できます。
ローカル・アイテム: 現行のアイテム・フォルダに含まれているアイテムが、このリストに移入されます。このリストからアイテムを選択します。
演算子: 選択したローカル・アイテムとマスター・アイテム・フォルダから選択するリモート・アイテムの関係を選択します。
リモート・アイテム: マスター・アイテム・フォルダから、現行のアイテム・フォルダのローカル・アイテムと結合するアイテムを選択します。
結合名を選択すると、プロパティ・インスペクタには、その結合の次の値が表示されます。
ビジネス名: 結合のビジネス名。
説明: 結合の説明。
外部の外部キー: 結合の外部の外部キーを指定します。
物理名: デフォルトと異なる物理名を入力します。
また、結合を追加する別の方法は、「グラフィカル・ナビゲータを使用した結合の追加」を参照してください。
条件エディタでは、選択したアイテム・フォルダでの選択を制限する条件を定義または編集できます。このエディタを使用して条件を入力または編集します。このエディタには、次の項目が含まれます。
条件名: 条件名。
条件: このフィールドの省略記号ボタンをクリックすると、式ビルダーが表示されます。このビルダーを使用して条件を作成または編集します。式ビルダーの詳細は、Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・クオリティ・ガイドを参照してください。
説明: 必要に応じて条件を記述します。
必須: 条件が必須になるように指定するには、このボックスを選択します。必須条件は、このアイテム・フォルダ用に取り出されるデータをフィルタするために常に適用されます。必須でない条件の場合は、ユーザーがオンとオフを切り替えることができます。
大/小文字区別: 文字データ型について、大/小文字が一致する必要があるかどうかを指定します。
「構成」エディタでは、アイテム・フォルダのコンポーネントを表示できます。このエディタには、このアイテム・フォルダの構成に関係するオブジェクトが表示されます。単純アイテム・フォルダの場合はデータベース・オブジェクト、複合アイテム・フォルダの場合は構成アイテム・フォルダとなります。
構成エディタを使用してアイテムを追加する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータのアイテム・フォルダをダブルクリックします。アイテム・フォルダ・エディタが表示されます。「構成」をクリックします。
アイテム・フォルダとアイテム・フォルダの作成元のソース・オブジェクトがエディタ・キャンバスに表示されます。アイテム・フォルダの作成中にソース・オブジェクトが選択されなかった場合、アイテム・フォルダのみが表示されます。
キャンバスの一部を右クリックして「追加」を選択し、オブジェクトのタイプ(表、ビュー、外部表など)を選択します。
「新規または既存のオブジェクトを追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。参照するオブジェクトを選択して、「OK」をクリックします。
選択したオブジェクトがキャンバスに表示されます。
参照要素をアイテム・フォルダのアイテムにドラッグして、そのアイテムの構成を作成します。各列で、アイテム・フォルダにアイテムが追加されます。
インテリジェンス・オブジェクトの導出時に、導出されたビジネス定義の一部としてアイテム・フォルダが作成されます。ただし、カスタマイズしたアイテム・フォルダを定義する場合は、アイテム・フォルダの作成ウィザードを使用してアイテム・フォルダを作成できます。
アイテム・フォルダはDiscovererオブジェクトで、単純または複合を指定できます。各アイテム・フォルダには、「アイテム・フォルダの編集」で説明するように、削除または編集できるアイテムが含まれます。
アイテム・フォルダの作成ウィザードを使用してアイテム・フォルダを作成する手順は、次のとおりです。
アイテム・フォルダを作成する「Oracle Discoverer」モジュールを拡張します。
「アイテム・フォルダ」を右クリックして、「新規アイテム・フォルダ」を選択します。
Oracle Warehouse Builderでアイテム・フォルダの作成ウィザードが開きます。
「次へ」をクリックし、ウィザードの手順に従います。
名前と説明ページに、アイテム・フォルダの名前と説明(オプション)を入力します。
Oracle Warehouse Builderでは、単純アイテム・フォルダと複合アイテム・フォルダはDiscoverer内と同様に区別されます。単純アイテム・フォルダは、Oracleモジュール内の単一表の列と、定数に基づく計算済アイテムまたはそのアイテム・フォルダのアイテムに直接基づいています。複合アイテム・フォルダには、同じOracle Discovererモジュール内の複数のアイテム・フォルダのアイテムおよび計算済アイテムを含めることができます。
アイテム・フォルダ用のアイテムを選択します。
単純アイテム・フォルダの場合は、Oracleモジュール内のモジュールまたはユーザー・フォルダから、アイテム・フォルダで参照する表、ビューまたは外部表を1つのみ選択できます。選択したオブジェクトを拡張し、選択したオブジェクトの列を選択済アイテムに追加する作業に進みます。[Ctrl]キーを押しながら、右矢印を使用して参照先アイテムを選択済アイテムのリストに移動すると、複数選択が可能です。
複合アイテム・フォルダには、同じOracle Discovererモジュール内の複数のアイテム・フォルダのアイテムを含めることができます。Oracle Discovererモジュール内のアイテム・フォルダAから初期フォルダ・アイテムを選択できます。次に、同じモジュール内の別のアイテム・フォルダBからフォルダ・アイテムを追加選択できます。ただし、2つのアイテム・フォルダAおよびBは関連付ける必要があります。無関連のアイテム・フォルダからはアイテムを選択できません。したがって、複合アイテム・フォルダでは、結合する必要がある複数のアイテム・フォルダを組み合せます。アイテム・フォルダのグラフィカル・エディタを使用して結合を定義できます。結合の作成の詳細は、「結合エディタ」を参照してください。
複合アイテム・フォルダでは、アイテム・ソースとして選択したアイテム・フォルダ間に複数の結合パスが存在する場合、結合選択ページが表示されます。このページのリストには、アイテム・フォルダ間の結合がすべて表示されます。作成する複合アイテム・フォルダに使用する結合を選択します。
「サマリー」ページでは、アイテム・フォルダの名前とタイプ、およびアイテム・フォルダに含めるアイテムを確認します。変更を行う場合は「戻る」をクリックし、アイテム・フォルダを作成する場合は「終了」をクリックします。
アイテム・フォルダは、プロジェクト・ナビゲータの「アイテム・フォルダ」ノードのOracle Discovererモジュールにあります。このアイテム・フォルダには、選択したアイテムがすべて含まれています。「アイテム・フォルダの編集」で説明するように、グラフィカル・エディタを使用して、アイテム・フォルダのプロパティの編集、結合と条件の作成、アイテム・プロパティの編集を行うことができます。
アイテム・フォルダの作成後、グラフィカル・エディタから次のエディタを使用できます。
各エディタにおける詳細の指定方法の詳細は、「アイテム・フォルダの編集」の各エディタの説明を参照してください。
別の方法でアイテム・フォルダを作成するには、グラフィカル・ナビゲータを使用します。グラフィカル・ナビゲータのエディタ・メニューまたはエディタ・キャンバスを使用して、アイテム・フォルダを作成できます。
メニューを使用してアイテムを作成するには、グラフィカル・ナビゲータの一部をクリックします。ツールバーのメイン・メニューが動的に変更されます。メイン・メニューから、「グラフ」、「追加」、「Oracle Discoverer」、「アイテム・フォルダ」の順に選択します。「新規または既存のアイテム・フォルダを追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。「アイテム・フォルダの作成手順」に示す手順に従って操作します。
キャンバスを使用してアイテム・フォルダを作成するには、コンポーネント・パレットからキャンバスに「アイテム・フォルダ」アイコンをドラッグ・アンド・ドロップします。または、エディタ・キャンバスの空白領域を右クリックして、ショートカット・メニューから「追加」、「Oracle Discoverer」、「アイテム・フォルダ」を選択します。「新規または既存のアイテム・フォルダを追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。「アイテム・フォルダの作成手順」に示す手順に従って操作します。
アイテム・フォルダを作成する手順は、次のとおりです。
「新規アイテム・フォルダの作成」オプションを選択します。
「新規アイテム・フォルダ名」フィールドでアイテム・フォルダ名を指定します。
「Oracleモジュール」リストで、アイテム・フォルダが所属するOracle Discovererモジュールの名前を選択します。
「OK」をクリックします。
アイテム・フォルダがエディタのキャンバスに追加されます。アイテム・フォルダをダブルクリックして、アイテム・フォルダのエディタを開きます。各エディタの内容の詳細は、「アイテム・フォルダの編集」を参照してください。
別の方法で結合を作成するには、グラフィカル・ナビゲータを使用します。
結合を追加する手順は、次のとおりです。
アイテム・フォルダがグラフィカル・ナビゲータで使用できることを確認します。
「結合」を右クリックして、「結合の追加」を選択します。
「結合の追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。
結合名を指定して「OK」をクリックします。
結合エディタで結合の定義を完了するか、この操作にグラフィカル・ナビゲータを使用します。
同様に、「アイテム」ノードから「結合」ノードにアイテムをドラッグしてローカル・アイテムを作成することもできます。また、別のアイテム・フォルダの「結合」ノードにアイテムをドラッグしてリモート・アイテムを作成できます。
単純アイテム・フォルダは、既存の表、ビューまたは外部表に基づいて定義されます。基礎となるオブジェクトの定義に変更があった場合は、そのベースとなっているオブジェクトと同期化することでアイテム・フォルダの定義を更新できます。
アイテム・フォルダを同期化する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータで「アイテム・フォルダ」ノードを開きます。
アイテム・フォルダを右クリックして「開く」を選択します。
アイテム・フォルダのエディタが表示されます。
構成エディタをクリックして、アイテム・フォルダを表示します。
キャンバスでアイテム・フォルダを右クリックして、「同期化」を選択します。
「アイテム・フォルダの同期化」ダイアログ・ボックスが表示されます。
このダイアログ・ボックスに表示される詳細を確認して「OK」をクリックします。
アイテム・フォルダが、アイテムのベースとなっているデータ・オブジェクトと同期化されます。
「アイテム・フォルダの同期化」ダイアログ・ボックスでは、アイテム・フォルダをその元になるデータベース・オブジェクトで使用されているデータ型の変更で更新できます。このダイアログ・ボックスには、アイテム・フォルダの変更内容の詳細が表示されます。
「アイテム・フォルダの同期化」ダイアログ・ボックスには、「オブジェクト」列、「理由」列、「アクション」列の3つの列が含まれています。「オブジェクト」列には、基礎となるデータベース・オブジェクトの変更されたコンポーネントがリストされます。「理由」列には、同期化の理由の簡単な説明が表示されます。「アクション」列には、アイテム・フォルダの同期化のために実行されるアクションが表示されます。使用可能なアクションは「更新」と「なし」です。コンポーネントに対して「なし」を選択した場合、そのオブジェクトの同期化は実行されません。「アクション」が「更新」に設定されている定義のみが同期化されます。
たとえば、アイテム・フォルダDEPT_ITMFがDEPT表から導出されているとします。アイテム・フォルダの作成後、DEPT表を変更し、LOCATION列のデータ型をVARCHAR2からNUMBERに変更します。アイテム・フォルダDEPT_ITMFを同期化するときに、「アイテム・フォルダの同期化」ダイアログ・ボックスの「オブジェクト」列にLOCATIONと表示されます。「理由」列には、「データ型が一致しません」と表示されます。「アクション」列には、「更新」と表示されます。
「OK」をクリックすると、「アイテム・フォルダの同期化」ダイアログ・ボックスに表示されるアクションが実行され、アイテム・フォルダ定義が更新されます。このダイアログ・ボックスに表示されるアクションを実行しない場合は、「取消」をクリックします。
Oracle Warehouse Builderでは、ビジネスエリアを作成してDiscoverer EULにデプロイできます。ビジネスエリアには、Oracle Discovererモジュールに格納されているアイテム・フォルダへの参照が格納されます。ビジネスエリアは、売上分析、人事管理、在庫管理などのよく使用されるサブジェクトに関する情報をグループ化するために使用します。Discovererユーザーは、これらのビジネスエリアを問合せ作成の開始ポイントとして使用します。
ビジネスエリアに格納されるのはアイテム・フォルダへの参照のみで、実際のアイテム・フォルダ定義は格納されません。そのため、無関連のアイテム・フォルダのコレクションをビジネスエリアに含めたり、同じアイテム・フォルダを複数のビジネスエリアで表示したりできます。これにより、売上分析エリアにはアイテム・フォルダを1つ、売上詳細エリアにはアイテム・フォルダを6つ、販売取引エリアにはアイテム・フォルダを30含めるというように、様々な詳細レベルで複数のビジネスエリアを設定できます。アイテム・フォルダを削除すると、そのフォルダへの参照もビジネスエリアから削除されます。
コントロール・センターを使用してビジネスエリアをデプロイする場合、ビジネスエリアの依存性が自動的にデプロイされることはありません。たとえば、ビジネスエリアBUSN_AREAに2つのアイテム・フォルダIF1およびIF2が含まれている場合、コントロール・センターを使用してBUSN_AREAをデプロイすると、IF1およびIF2はデプロイされません。
ビジネスエリアの作成ウィザードまたはグラフィカル・ナビゲータを使用して、ビジネスエリアを作成できます。また、エディタを使用してビジネスエリアを編集することもできます。
ビジネスエリアの作成ウィザードを使用してビジネスエリアを作成する手順は、次のとおりです。
Oracle Discovererモジュールを開きます。
「ビジネスエリア」を右クリックして、「新規ビジネスエリア」を選択します。
Oracle Warehouse Builderでビジネスエリアの作成ウィザードが開きます。
「次へ」をクリックし、ウィザードの手順に従います。
ソース・ページには、Oracle Discovererモジュール内の使用可能なアイテム・フォルダがすべて表示されます。[Ctrl]キーを押しながら、右矢印を使用してアイテム・フォルダを選択済アイテム・フォルダのリストに移動すると、複数選択が可能です。
サマリー・ページで、選択したアイテム・フォルダを確認します。変更を行う場合は「戻る」をクリックし、ビジネスエリアの作成を終了する場合は「終了」をクリックします。
作成されたビジネスエリアは、そこに格納するように選択したアイテム・フォルダへの参照とともに、プロジェクト・ナビゲータの「ビジネスエリア」ノードにあります。
作成したビジネスエリア定義を変更するには、「ビジネスエリアの編集」ダイアログ・ボックスを使用します。詳細は、「ビジネスエリアの編集」を参照してください。
また、グラフィカル・ナビゲータのメイン・メニューまたはキャンバスを使用して、ビジネスエリアを作成できます。
メニューを使用してビジネスエリアを作成するには、グラフィカル・ナビゲータの一部をクリックします。ツールバーのメイン・メニューが動的に変更されます。メイン・メニューから、「グラフ」、「追加」、「Oracle Discoverer」、「ビジネスエリア」の順に選択します。「新規または既存のビジネスエリアを追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。「新規ビジネスエリアの作成」を選択して、ビジネスエリア名および所属モジュールを指定します。「OK」をクリックします。新しく作成したビジネスエリアをプロジェクト・ナビゲータで使用できます。ビジネスエリアをダブルクリックして、ビジネスエリアのエディタを開きます。エディタの詳細は、「ビジネスエリアの編集」を参照してください。
グラフィカル・ナビゲータからビジネスエリアを作成するには、エディタ・キャンバスの空白領域を右クリックして、「追加」、「Oracle Discoverer」、「ビジネスエリア」の順に選択します。「新規または既存のビジネスエリアを追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。「新規ビジネスエリアの作成」を選択して、ビジネスエリア名および所属モジュールを指定します。「OK」をクリックします。新しく作成したビジネスエリアをプロジェクト・ナビゲータで使用できます。ビジネスエリアをダブルクリックして、ビジネスエリアのエディタを開きます。ソース・エディタを使用して、「使用可能」リストから「選択済」リストにアイテム・フォルダを移動します。コンテンツ・エディタで、既存のアイテム・フォルダを表示し、新しいアイテム・フォルダをビジネスエリアに追加できます。エディタの詳細は、「ビジネスエリアの編集」を参照してください。
Oracle Warehouse Builderでは、「ビジネスエリアの編集」ダイアログ・ボックスを使用してビジネスエリアの定義を編集できます。
ビジネスエリアを編集する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータで「ビジネスエリア」ノードを開きます。
ビジネスエリア名を右クリックして「開く」を選択します。
名前エディタ、ソース・エディタおよびコンテンツ・エディタを含む「ビジネスエリアの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
名前エディタでは、ビジネスエリアの名前と説明を編集できます。
ソース・エディタでは、ビジネスエリアに含まれるアイテム・フォルダのソースを表示します。このエディタを使用して新しいアイテム・フォルダをビジネスエリアに追加するか、既存のアイテム・フォルダを削除できます。
コンテンツ・エディタを使用すると、アイテム・フォルダをビジネスエリアに追加できます。エディタの任意の場所を右クリックして、「追加」、「アイテム・フォルダ」の順に選択します。「新規または既存のアイテム・フォルダを追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。「アイテム・フォルダの作成手順」に示す手順に従って操作します。また、プロジェクト・ナビゲータからコンテンツ・エディタにアイテム・フォルダをドラッグ・アンド・ドロップして、アイテム・フォルダを追加できます。これにより、アイテム・フォルダのショートカットが作成されます。アイテム・フォルダをダブルクリックすると、コンテンツ・エディタから直接アクセスできます。
Oracle Warehouse Builderでは、ドリル・パスを作成してDiscoverer EULにデプロイできます。ドリル・パスにより、Oracle Discovererモジュール内のアイテム間の階層関係が定義されます。たとえば、地域、下位地域、国、都道府県などです。これらのドリル・パスは、Oracle Warehouse Builderにより、導出されたディメンションに対して作成されます。また、データをよく理解している場合は、カスタマイズされたドリル・パス定義を独自に作成することもできます。
ドリル・パスを作成する手順は、次のとおりです。
Oracle Discovererモジュールを開きます。
「ドリル・パス」を右クリックして「新規ドリル・パス」を選択します。
Oracle Warehouse Builderでドリル・パスの作成ウィザードが開きます。
「次へ」をクリックし、ウィザードの手順に従います。
ドリル・レベル・ページを使用してドリル・レベルを定義し、参照するアイテム・フォルダを指定します。オプションで、ドリル・レベルの説明を入力できます。ドリル・レベルを定義するには、行をクリックして次の情報を入力します。
ドリル・レベル: ドリル・レベル名を入力します。
アイテム・フォルダ: フィールドから、参照するアイテム・フォルダを選択します。
説明: ドリル・レベルの説明(オプション)を入力します。
ドリル・レベルに対して参照するアイテム・フォルダを選択すると、最下部にある「ドリル・レベル・アイテム」フィールドの下に、そのアイテム・フォルダ内の使用可能アイテムがウィザードからリストされます。
このフィールドでは、ドリル・アイテムとして機能するアイテムを1つ以上指定できます。レベルにドリル・アイテムとして含めるアイテムごとに、「ドリル・アイテムとして使用」オプションを選択します。
図9-2に、ドリル・パスの作成ウィザードのドリル・レベル・ページを示します。
Oracle Warehouse Builderでは、「ドリル・パスの編集」ダイアログ・ボックスを使用してドリル・パスを編集できます。
ドリル・パスを編集する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータで「ドリル・パス」ノードを開きます。
ドリル・パスを右クリックして「開く」を選択します。
Oracle Warehouse Builderで名前エディタおよびレベル・エディタが表示されます。
レベル・エディタを使用して、定義したドリル・レベルを編集します。「ドリル・レベル」セクションには、ドリル・レベルと参照先アイテム・フォルダのリストが表示されます。「アイテム・フォルダ」列には、ドリル・パスが参照しているアイテム・フォルダが表示されます。これは、リストから新しいアイテム・フォルダを選択することで変更できます。
「ドリル・レベル・アイテム」セクションには、ドリル・アイテムとして機能するアイテムが表示されます。このリストは、ドリル・アイテムとして機能するアイテムを追加選択することで変更できます。
階層を操作するには、「構造」パネルを使用します。たとえば、ドリル・レベルを同じサブツリーの上方向、現在のツリーの外部またはルート・レベルに移動できます。ただし、Discovererモジュールに対して複数のルートは許可されていないため、以降の検証に失敗します。レベルを削除することもできます。この場合、削除したレベルのサブ・レベルがルート・レベルまで移動します。
Discovererでは、値リスト(LOV)はあるアイテムに有効な値のセットを表します。これらは、アイテムのベースとなるデータベース列の値です。LOVを使用すると、エンド・ユーザーはレポートの条件とパラメータ値を容易に設定できます。LOVの例には各国の名前があります。ユーザーはリストから国名を選択し、特定の4か国で販売された製品の数量に関するレポートを表示できます。
次に説明するように、値リストの作成ウィザードを使用してアイテム・フォルダの値リストを作成できます。
値リストを作成する手順は、次のとおりです。
Oracle Discovererモジュールを開きます。
「値リスト」を右クリックして「新規値リスト」を選択します。
Oracle Warehouse Builderで値リストの作成ウィザードが開きます。
「次へ」をクリックし、ウィザードの手順に従います。
名前と説明ページに、この値リストの名前と説明(オプション)を入力します。このリストをディテール・ドリルとしても設定する場合は、「ディテール・ドリルとして設定」ボックスを選択します。これらの定義をDiscovererにデプロイすると、値リストとディテール・ドリルの両方として使用できるアイテム・クラスが作成されます。
「定義アイテム」ページでは、Discovererで値リストを生成するアイテムを選択できます。このページには、Discovererモジュール内の使用可能なアイテムがすべて表示されます。ノードを拡張し、アイテムを選択して「次へ」をクリックします。
Oracle Warehouse Builderでは、「値リストの編集」ダイアログ・ボックスを使用して値リストを編集できます。
値リストを編集する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータで「値リスト」ノードを開きます。
値リストを右クリックして「開く」を選択します。
Oracle Warehouse Builderで「値リストの編集」ダイアログ・ボックスが表示され、「名前」、「定義アイテム」、「参照アイテム」および「オプション」を編集できます。
定義アイテム・エディタを使用して、Discovererで値リストを生成するアイテムを編集します。定義アイテムはハイライトされます。これを編集し、値リストの生成に別のアイテムを必須として指定するには、新しいアイテムを選択します。
参照アイテム・エディタを使用して、値リストを参照するアイテムを編集します。「選択済」列には、値リストが参照しているアイテムが表示されます。値リストの参照先アイテムを追加するには、「使用可能」列でアイテムを選択し、右矢印を使用して「選択済」列に移動します。値リストが現在参照しているアイテムを削除するには、「選択済」列からアイテムを選択し、左矢印を使用して「使用可能」列に移動します。
拡張エディタを使用して、値リストの拡張オプションを指定します。拡張オプションは次のとおりです。
グループの取得値: このオプションを使用すると、グループ単位で取得される値の数を指定できます。デフォルト値は100で、100のグループ単位で値が取得されます。
値をソートして重複を取り除く: このオプションを選択すると、値リストから重複値が削除され、値が順序付けされます。これにより、値リストには常に一意の順序付けされた値が示されます。
値をワークシート・ウィザードの「アイテムの選択」ページで表示: このオプションを選択すると、ユーザーは問合せに含めるアイテムの選択時に「値リスト」を拡張できます。
常に値を検索するようユーザーに要求: このオプションを選択すると、「値リスト」が拡張されるたびに「検索」ダイアログ・ボックスが表示されます。
接続している間、値リストをキャッシュする: このオプションを選択すると、値リストは初めて拡張されたときに格納されます。これにより、「値リスト」を拡張するたびにデータベースから値をフェッチする必要がないため、パフォーマンスが向上します。
Discovererでは、エンド・ユーザーは代替ソートを使用して標準以外の順序で値を表示できます。たとえば、「説明」アイテムの値はデフォルトでアルファベット順にソートされます。説明を製品キー・アイテムの値に従ってソートする場合は、代替ソート・アイテムを定義して2つのアイテムをリンクする必要があります。一方のアイテムではソート順序を定義し、他方のアイテムではソート対象アイテムを定義します。
代替ソート順序の作成ウィザードを使用して、Discoverer EULにおける情報の順序付け方法を定義します。
代替ソートを作成する手順は、次のとおりです。
Oracle Discovererモジュールを開きます。
「代替ソート順序」を右クリックして「新規代替ソート順序」を選択します。
Oracle Warehouse Builderで代替ソート順序の作成ウィザードが開きます。
「次へ」をクリックし、ウィザードの手順に従います。
名前と説明ページに、代替ソート順序の名前と説明(オプション)を入力します。
このリストをディテール・ドリルとしても設定する場合は、「ディテール・ドリルとして設定」ボックスを選択します。これらの定義をDiscovererにデプロイすると、代替ソート順序とディテール・ドリルの両方として使用できるアイテム・クラスが作成されます。
順序定義アイテム・ページを使用して、定義アイテム・ページで選択したアイテムの値が表示される順序を定義する、同じアイテム・フォルダ内のアイテムを選択します。ノードを拡張してアイテムを選択し、「次へ」をクリックします。
「代替ソート順序の編集」ダイアログ・ボックスでは、代替ソート順序を編集できます。
代替ソート順序を編集する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータで「代替ソート順序」ノードを開きます。
代替ソート順序を右クリックして「開く」を選択します。
「代替ソート順序の編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスには、「名前」、「定義アイテム」、「順序定義アイテム」、「参照アイテム」および「オプション」の各タブが表示されます。
「定義アイテム」タブを使用して、ソート対象の値を含むアイテムを編集します。このエディタには、ハイライトされている代替ソート順序の現行の定義アイテムが表示されます。この選択を変更するには、代替ソート順序の定義に使用するアイテムをクリックします。
「順序定義アイテム」タブには、定義アイテム・エディタで選択したアイテムの値の表示順序を定義しているアイテムを含んだアイテム・フォルダが表示されます。この選択は、ツリーで新しいアイテムをクリックすることで変更できます。
「参照アイテム」タブの「選択済」列には、代替ソート順序を参照するアイテムのリストが表示されます。このリストにアイテムを追加するには、「使用可能」列でアイテムを選択し、右矢印を使用して「選択済」列に移動します。選択されているアイテムを削除するには、左矢印を使用してアイテムを「選択済」列から「使用可能」列に移動します。
「オプション」タブを使用して、代替ソート順序に関する拡張オプションを指定します。設定できるオプションは、次のとおりです。
グループの取得値: このオプションを使用すると、グループ単位で取得される値の数を指定できます。デフォルト値は100で、100のグループ単位で値が取得されます。
値をソートして重複を取り除く: このオプションを選択すると、代替ソート順序から重複値が削除され、値が順序付けされます。これにより、代替ソート順序では常に一意の順序付けされた値が示されます。
値をワークシート・ウィザードの「アイテムの選択」ページで表示: このオプションを選択すると、ユーザーは問合せに含めるアイテムの選択時に代替ソート順序を拡張できます。
常に値を検索するようユーザーに要求: このオプションを選択すると、「代替ソート順序」が拡張されるたびに「検索」ダイアログ・ボックスが表示されます。
接続している間、値リストをキャッシュする: このオプションを選択すると、「代替ソート順序」は初めて拡張されたときに格納されます。これにより、「代替ソート順序」を拡張するたびにデータベースから値をフェッチする必要がないため、パフォーマンスが向上します。
Discovererでディテール・ドリルを使用すると、データ間でナビゲートし、ドリルダウン操作を実行して詳細情報を取得することで、データを詳細に分析できます。ディテール・ドリルを定義するときに、アイテム間の関係を定義します。これらのドリルを使用すると、データ間を対話形式でドリルアップまたはドリルダウンして様々な詳細レベルを表示できます。たとえば、同じ部門の実績から予算に移動し、その部門の従業員詳細を調べてから、各従業員の給与および研修履歴にドリルダウンし、さらにその役職等級体系などにドリルできます。
「ディテール・ドリルの作成」ダイアログ・ボックスを使用してディテール・ドリルを定義できます。
ディテール・ドリルを作成する手順は、次のとおりです。
Oracle Discovererモジュールを開きます。
「ディテール・ドリル」を右クリックして「新規ディテール・ドリル」を選択します。
Oracle Warehouse Builderでディテール・ドリルの作成ウィザードが開きます。
名前: ディテール・ドリル定義の名前を入力します。
説明: ディテール・ドリルの説明(オプション)を入力します。
このダイアログ・ボックスの下部にある「使用可能」列には、Oracle Discovererモジュール内の「アイテム・フォルダ」が表示されます。このセットから参照アイテムを選択し、右矢印を使用して「選択済」列に移動します。
「ディテール・ドリルの編集」ダイアログ・ボックスを使用して、ディテール・ドリルを編集します。
ディテール・ドリルを編集する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータで「ディテール・ドリル」ノードを開きます。
ディテール・ドリル名を右クリックして「開く」を選択します。
「ディテール・ドリルの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスの内容は、「ディテール・ドリルの作成」ダイアログ・ボックスと同じです。ディテール・ドリルの名前と説明を変更するのみでなく、参照アイテムも編集できます。「ディテール・ドリル」ダイアログ・ボックスの内容の詳細は、「「ディテール・ドリルの作成」ダイアログ・ボックスの作成」を参照してください。
Discovererでは、カスタムPL/SQLファンクションを使用してアイテムの値に対する操作または計算を実行できます。これらのファンクションにDiscovererでアクセスするため、ユーザー定義ファンクションがEULに登録されます。これらの登録済ユーザー定義ファンクションをDiscovererで使用する場合は、その情報をオブジェクト定義に含める必要があります。
後述するように、登録済ファンクションは登録済ファンクションの作成ウィザードを使用して定義できます。
登録済ファンクションを作成する手順は、次のとおりです。
Oracle Discovererモジュールを開きます。
「登録済ファンクション」を右クリックして「新規登録済ファンクション」を選択します。
Oracle Warehouse Builderで登録済ファンクションの作成ウィザードが開きます。
次のガイドラインを使用して、ウィザードの手順を実行します。
名前と説明ページに、登録済ファンクションの名前と説明(オプション)を入力します。
「ファンクションの戻り型を選択」リストから、ファンクションの戻り型を選択します。「ユーザーに使用可能」を選択して、Discovererのエンド・ユーザーが計算でこの登録済ファンクションを使用できるかどうかを指定します。
設計フェーズでは、BIオブジェクトの定義を作成します。設計したオブジェクトには、構成パラメータを設定して物理プロパティを割り当てることができます。
BIオブジェクトを構成するには、プロジェクト・ナビゲータでオブジェクトを右クリックして「構成」を選択します。「構成プロパティ」ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスの左側でオブジェクト名をクリックして、右側に構成パラメータを表示します。
すべてのBIオブジェクトには、「配布可能」という構成パラメータがあります。スクリプトを生成してビジネス・オブジェクトをデプロイする場合は、「配布可能」を選択します。Oracle Warehouse Builderでは、「配布可能」を選択したオブジェクトのスクリプトのみが生成されます。
以降の項目では、各種BIオブジェクトのその他の構成パラメータについて説明します。
Oracle Discovererモジュールの場合は、次の構成パラメータを設定できます。
オブジェクト照合: Discovererへのデプロイメント中にオブジェクト照合を実行する方法を示します。ビジネス定義をデプロイすると、まず.eexファイルが作成され、次にこのファイルがDiscoverer EULにインポートされます。
「オブジェクト照合」で選択できるオプションは、「識別子別」または「名前別」です。Oracle Warehouse Builderでは、この設定を使用して、デプロイされるオブジェクトと類似するオブジェクトがEULに存在するかどうかがチェックされます。類似するオブジェクトがみつかると、作成モードの場合はオブジェクトはデプロイされず、アップグレード・モードの場合はオブジェクトがリフレッシュされます。
MLS配布言語: Discovererへのデプロイメントに使用される言語を表します。
ロケーション: Oracle Discovererモジュールのデプロイ先となるDiscovererのロケーションを表します。
ビジネス定義を作成した後、それをOracle BI Discovererにデプロイできます。ビジネス定義のデプロイに使用する方法は、デプロイ先となるOracle BI Discovererのバージョンおよび使用するライセンス・オプションによって異なります。
|
注意: ビジネス定義のデプロイ方法は、Oracle Warehouse Builderのライセンス・オプションおよびビジネス定義のデプロイ先のOracle BI Discovererのバージョンによって異なります。 |
Oracle BI Discoverer EULに対する直接または間接の接続を作成できます。直接接続の場合、Oracle BI Discovererのロケーションを指定する必要があり、ビジネス定義はこのロケーションに直接デプロイされます。間接接続の場合、ビジネス定義を格納する.eexファイルを指定する必要があります。また、.eexをDiscoverer EULに転送するモードも指定する必要があります。これらの接続詳細の指定方法の詳細は、「Discovererのロケーションの定義」を参照してください。
表9-1は、様々なライセンス・オプションを使用して、ビジネス定義をOracle BI Discovererにデプロイする場合の、ライセンス・オプションの可能な組合せを示しています。
表9-1 ビジネス定義の様々なデプロイ方法
| Discovererバージョン | Oracle Warehouse Builderのコア機能 | Oracle Warehouse BuilderのEnterprise ETLオプション |
|---|---|---|
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Oracle BI Discoverer 10gリリース2より前のバージョン |
間接モードの接続を使用します。 「ビジネス定義のOracle BI Discovererへの間接デプロイ」を参照してください。 |
間接モードの接続を使用します。 |
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Oracle BI Discoverer 10gリリース2以上 |
間接モードの接続を使用します。 「ビジネス定義のOracle BI Discovererへの間接デプロイ」を参照してください。 |
直接モードの接続を使用します。「コントロール・センター」を使用してOracle BI Discovererに直接デプロイします。 ただし、スタンドアロン・バージョンのOracle Warehouse Builder 11gリリース2 (11.2)がインストールされている場合のみ、Oracle BI Discovererに直接デプロイできます。 Oracle Database 11gから直接Oracle Warehouse Builderを使用している場合は、間接モードの接続のみを使用できます。 各種インストール・オプションの詳細は、『Oracle Warehouse Builderインストレーションおよび管理ガイド』を参照してください。 「ビジネス定義のOracle BI Discovererへの直接デプロイ」を参照してください。 |
コントロール・センターまたはプロジェクト・ナビゲータを使用することで、他のデータ・オブジェクトをデプロイするのと同様にビジネス定義をOracle BI Discovererに直接デプロイできます。Oracle BI Discovererに直接デプロイできるシナリオの詳細は、表9-1を参照してください。
ビジネス定義は、これらのビジネス定義が含まれるビジネス定義モジュールと関連付けられたDiscovererのロケーションにデプロイされます。ビジネス定義をデプロイする前に、有効なDiscovererのロケーションがビジネス定義モジュールに関連付けられていることを確認します。Discovererのロケーションをビジネス定義モジュールへ関連付ける方法の詳細は、「接続情報の設定」を参照してください。
ビジネス定義をOracle BI Discoverer 10gリリース2以上に直接デプロイする場合、次の手順が実行されます。
ビジネス定義の定義が含まれている.eexファイルが作成されます。
Discovererのロケーションで指定されたEULに接続が確立されます。
|
注意: EULがオブジェクト定義とは別のデータベースにある場合、データベース・リンクが作成されます。 |
.eexファイルがOracle BI Discovererにインポートされます。
インポート中に新しいビジネス定義が既存の定義の一番上に追加されます。EULを検証し、冗長な定義を削除する必要があります。たとえば、4つのアイテムが含まれているアイテム・フォルダをデプロイします。その結果、アイテム・フォルダから1つのアイテムを削除します。アイテム・フォルダを再デプロイするとき、4つのアイテムが残っています。これは、新しい定義が追加され、古い定義が削除されないためです。
10gリリース2より前のOracle BI Discovererリリースは、ビジネス定義を直接デプロイできません。ただし、間接モードの接続を使用してビジネス定義をデプロイできます。Oracle BI Discovererに間接的にデプロイできる様々なシナリオの詳細は、表9-1を参照してください。
ビジネス定義モジュールのロケーションを作成するときは、間接モードを使用して、ビジネス定義の詳細を格納する.eexファイルを指定します。ビジネス定義をデプロイすると、関連する詳細が.eexファイルで取得されます。Oracle BI Discovererを使用してEULに接続し、この.eexファイルをインポートできます。
Oracle Warehouse Builderのコア機能を使用する場合、ビジネス定義をOracle BI Discovererに直接デプロイできません。かわりに、間接方法のデプロイメントを使用して.eexファイルをデプロイし、Oracle BI Discovererから手動でインポートする必要があります。Discovererのロケーションを作成するときに接続情報ページのこのオプションを選択して、間接方法のデプロイメントを指定できます。
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注意: データベースのユーザーで実行されるランタイム・サービスにより、間接デプロイメントが行われます。このデータベース・ユーザーには、接続先への書込み権限が必要です。 |
作成したBIオブジェクトが正常にデプロイされると、これらのオブジェクトはOracle BI Discovererで使用可能になります。これらのオブジェクトを使用してウェアハウス・データの分析を実行できます。
作成したビジネス定義をデプロイした後、これらのオブジェクトをデプロイ先のEULで使用できます。ビジネス定義のデプロイに使用したユーザー名でOracle BI Discoverer Administratorにログインします。
図9-3は、デプロイしたビジネス定義のDiscoverer Administratorインタフェースを示しています。
これで、Oracle BI Discovererを使用し、デプロイしたBIオブジェクトに基づいてレポートを作成できます。
様々なデータベース・オブジェクトからビジネス定義を作成し、それらのビジネス定義をOBIEEに統合できます。導出できる様々なデータベース・オブジェクトには、表、ディメンション、キューブ、ビューおよびMVが含まれます。これらのオブジェクトは、OracleおよびOracle以外のデータベースから導出できます。ビジネス定義としてOBIEEにエクスポートされるデータにより、ビジネス上の意思決定に使用されるデータ分析およびレポート生成が容易になります。
OBIEEにデプロイする前にビジネス定義を格納するために、Oracle Business Intelligence (OBI)モジュールを作成する必要があります。
Oracle Business Intelligenceモジュールを作成する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータの「ビジネス・インテリジェンス」で「Oracle Business Intelligence」を右クリックして「新規Oracle Business Intelligence」を選択します。
モジュールの作成ウィザードが表示されます。
名前と説明ページに、モジュールの名前と説明(オプション)を入力します。モジュールのタイプも指定します。
接続情報ページで、「ロケーション」リストからロケーションを選択します。ロケーションの接続情報を編集するには、「編集」をクリックします。「Oracle BIのロケーションの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。指定する接続情報の詳細は、「Oracle Business Intelligenceのロケーションの定義」を参照してください。
ウィザードの手順が完了すると、「ビジネス・インテリジェンス」ノードで新しいOracle Business Intelligenceモジュールを使用できます。モジュールは、次のオブジェクトで構成されます。
論理テーブル
カタログ・フォルダ
ディメンション・ドリル・パス
OBIモジュールのロケーションは、OBIEEサーバーのUDMLファイルを示します。ロケーションの指定時に、ロケーションとしてOBIEEサーバーのUDMLファイルを指定します。また、ローカル・システムからOBIEEサーバーにファイルを転送するモードを指定する必要があります。「Oracle BIのロケーションの編集」ダイアログ・ボックスで次の詳細を入力します。
名前: ロケーション名を入力します。
説明: 説明(オプション)を入力します。
トランスポート・タイプ: FILE、FTP、HTTPおよびHTTPSから選択します。
バージョン: OBIEEバージョンを選択します。
転送モードによっては、次の詳細を入力する必要があります。
FILE
ルート・パス: UDMLファイルのディレクトリ。
ファイル名: UDMLファイルの名前。
FTP
ホスト名: OBIEEサーバーが存在するシステムの資格証明。
ホスト・ログイン・ポート: 初期設定が0(ゼロ)のログイン・ポート番号。ローカル構成に従って、この設定を変更する必要があります。
転送書式: ASCIIおよびIMAGEを選択します。
ホスト・ログイン・ユーザー: FTPを実行するユーザー名。
ホスト・ログイン・パスワード: FTPコマンドを実行するユーザー・パスワード。
ファイル名: 完全なパスを含むUDMLファイルの名前。
HTTPおよびHTTPS
ホスト名: OBIEEサーバーが存在するシステムの資格証明。
ホスト・ログイン・ポート: 初期設定が0(ゼロ)のログイン・ポート番号。ローカル構成に従って、この設定を変更する必要があります。
ホスト・ログイン・ユーザー: HTTP/HTTPSコマンドのユーザー名。
ホスト・ログイン・パスワード: HTTP/HTTPSコマンドのユーザー・パスワード。
ファイル名: 完全なパスを含むUDMLファイルの名前。
論理テーブルは、OBIEEでデータベース表、外部表またはビューにマップするオブジェクトに相当します。これらのオブジェクトは、データベース・ビューと同様にデータの結果セットを表します。論理テーブルには、表と同様の情報が格納されます。論理テーブルには、表の列にマップするアイテムが含まれます。各アイテムには名前があり、特定のタイプの情報が含まれます。たとえば、従業員詳細を含む論理テーブルには、従業員名、開始日および部門などのアイテムが含まれることがあります。
Oracle Warehouse Builderでは、データベース・モジュール内のウェアハウス設計オブジェクトからビジネス定義を導出すると、論理テーブルが作成されます(「BIオブジェクトの導出」を参照)。また、論理テーブルの作成ウィザードまたはグラフィカル・ナビゲータを使用して、カスタマイズ済の論理テーブルを手動で作成することもできます。論理テーブルを編集するには、グラフィカル・エディタを使用します。
論理テーブルの詳細は、次の項を参照してください。
設計オブジェクト定義を導出すると、導出済ビジネス定義の一部として論理テーブルが作成されます。
Oracle Warehouse Builderにはドキュメント・エディタが用意されており、論理テーブルの名前と説明の編集、ソース設計オブジェクトの表示、含まれているアイテムの編集、結合または条件の指定や編集を行うことができます。
論理テーブルを編集する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータで、OBIモジュール・ノード、続いて「論理テーブル」ノードを開きます。
論理テーブルを右クリックし、「開く」を選択します。または、論理テーブルをダブルクリックします。論理テーブル・エディタが表示されます。
各エディタをクリックし、以降のガイドラインに従って論理テーブルを編集します。
名前エディタでは、論理テーブルの名前と説明を編集できます。
ソース・アイテム・エディタには、論理テーブルに使用可能なソース・アイテムが表示されます。
「使用可能」列には、現行プロジェクト内のデータベース表およびOBIモジュール内の論理テーブルが表示されます。
既存の論理テーブルを編集する場合、「選択済」列には論理テーブルの作成時に選択されたソース・アイテムが表示されます。別のアイテムをソースとして選択するには、左矢印を使用してアイテムを「選択済」列から「使用可能」列に戻します。次に、右矢印を使用して新規のソース・アイテムを「使用可能」列から「選択済」列に移動します。
選択したオブジェクトには、複数の論理テーブルからのアイテムを含めることができます。
選択済アイテムを変更するには、左矢印を使用して前に選択したアイテムを戻します。次に、同じOBIモジュール内で使用可能な論理テーブルから初期フォルダ・アイテムを選択します。これにより、前に選択したアイテムとともにフォルダ・アイテムを追加選択できます。
アイテム・エディタには、論理テーブル内の全アイテムの詳細とプロパティが表示されます。アイテムについて次の情報を表示、作成および編集できます。
名前: アイテム名を表します。現行のアイテムを変更するには、名前をダブルクリックして新しい名前を再入力します。
説明: このアイテムの説明を入力します(オプション)。
アイテム名を選択すると、プロパティ・インスペクタには、そのアイテムの次のプロパティが表示されます。
ビジネス名: アイテムのビジネス名。
作成者: 作成者。
作成時間: 作成時間。
データベース列: アイテムにマップされるデータベース列。
データ型: アイテムのデータ型。
デフォルト総計: アイテムの集計関数。
説明: アイテムの説明。
式: 計算済アイテムの式。
最終更新時間: 最終更新時間。
物理名: アイテムの物理名。
更新者: 更新者。
参照可能: OBIEE Report Builderでアイテムを参照する場合、このオプションを選択します。
結合を使用すると、2つの論理テーブル間でデータを関連付けることができます。データ分析中には、複数の論理テーブルに格納されている情報を取得する必要があります。結合により、エンド・ユーザーは複数の論理テーブル間でビジネス分析とレポートを実行できます。論理テーブル間の結合を作成してOBIEE Repositoryにデプロイすると、OBIEE AnswersまたはOBIEE Dashboardsで分析に使用できるようになります。
結合エディタには、2つの論理テーブル間の関係、つまり結合が表示されます。新しい行をクリックして必要な情報を入力すると、新しい結合を定義できます。各結合行の左にあるボックスを右クリックして「削除」をクリックすると、結合を削除できます。
図9-4に、論理テーブルEMPの結合エディタの内容を示します。
結合ページで、「結合」フィールドの行をクリックします。次の情報を入力します。
結合名: 作成する結合の名前を入力します。
マスター論理テーブル: マスターとなる論理テーブルを選択します。前述の例では、マスターとして論理テーブルDEPARTMENTSを選択しています。つまり、DEPARTMENT論理テーブルのアイテムを選択して、論理テーブルEMPで選択した2つのアイテムと結合します。
詳細には常にマスターがあります: 詳細論理テーブルが常にこのマスターを持つように指定する場合は、このボックスを選択します。
1対1: 2つの論理テーブル間の1対1の関係を指定する場合は、このボックスを選択します。
外部結合: この関係に外部結合が存在するかどうか、およびそのタイプをリストから選択します。
説明: 必要に応じて結合を記述します。
結合ごとに、下のフィールドをクリックして次の情報を入力し、結合コンポーネントを指定できます。
ローカル・アイテム: 現行のアイテム・フォルダに含まれているアイテムが、このリストに移入されます。このリストからアイテムを選択します。
演算子: 選択したローカル・アイテムとマスター論理テーブルから選択するリモート・アイテムの関係を選択します。
リモート・アイテム: マスター論理テーブルから、ローカルの論理テーブルのローカル・アイテムと結合するアイテムを選択します。
また、結合を追加する別の方法は、「グラフィカル・ナビゲータを使用した結合の追加」を参照してください。
「構成」エディタでは、論理テーブルのコンポーネントを表示できます。ここには、論理テーブルおよび論理テーブルが参照しているオブジェクトが表示されます。
構成エディタを使用してアイテムを追加する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータの論理テーブルをダブルクリックします。論理テーブル・エディタが表示されます。「構成」をクリックします。
論理テーブルと論理テーブルの作成元のソース・オブジェクトがエディタ・キャンバスに表示されます。論理テーブルの作成中にソース・オブジェクトが選択されなかった場合、論理テーブルのみが表示されます。
キャンバスの一部を右クリックして「追加」を選択し、オブジェクトのタイプ(表、ビュー、マテリアライズド・ビュー、論理テーブル)を選択します。
「新規または既存のオブジェクトを追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。アイテムを追加するオブジェクトを選択して、「OK」をクリックします。
選択したオブジェクトがキャンバスに表示されます。
必要な列またはアイテムをオブジェクトから論理テーブルにマップします。
インテリジェンス・オブジェクトの導出時に、導出されたビジネス定義の一部として論理テーブルが作成されます。ただし、カスタマイズした論理テーブルを定義する場合は、論理テーブルの作成ウィザードを使用して論理テーブルを作成できます。
各論理テーブルには、「論理テーブルの編集」で説明するように、削除または編集できるアイテムが含まれます。
論理テーブルの作成ウィザードを使用して論理テーブルを作成する手順は、次のとおりです。
論理テーブルを作成するOBIモジュールを展開します。
「論理テーブル」を右クリックして、「新規論理テーブル」を選択します。
Oracle Warehouse Builderで論理テーブルの作成ウィザードが開きます。
「次へ」をクリックし、ウィザードの手順に従います。
論理テーブルで参照する表、ビューまたはマテリアライズド・ビューをデータベース・モジュールから選択できます。複数の表を選択する場合、外部キーで結合する必要があります。選択したオブジェクトを拡張し、選択したオブジェクトの列を選択済アイテムに追加する作業に進みます。[Ctrl]キーを押しながら、右矢印を使用して参照先アイテムを選択済アイテムのリストに移動すると、複数選択が可能です。
同じOBIモジュール内の他の論理テーブルからも選択できます。OBIモジュール内の論理テーブルAから最初のアイテムを選択できます。次に、同じモジュール内の別のアイテム・フォルダBからフォルダ・アイテムを追加選択できます。
アイテム・ソースとして選択した表間に複数の外部キーが存在する場合、外部キー選択ページが表示されます。このページのリストには、表間の結合がすべて表示されます。作成する表に使用する結合を選択します。
サマリー・ページでは、表に格納するアイテムを含む論理テーブルに指定した詳細を確認します。変更を行う場合は「戻る」をクリックし、論理テーブルを作成する場合は「終了」をクリックします。
論理テーブルは、プロジェクト・ナビゲータの「論理テーブル」ノードのOBIモジュールにあります。この論理テーブルには、選択したアイテムがすべて含まれています。論理テーブルのプロパティの編集、結合の作成、アイテム・プロパティの編集を行うことができます。グラフィカル・ナビゲータを使用して、論理テーブルを編集することもできます。
論理テーブルを作成した後、次のエディタを使用できます。
各エディタにおける詳細の指定方法の詳細は、「論理テーブルの編集」の各エディタの説明を参照してください。
別の方法で論理テーブルを作成するには、グラフィカル・ナビゲータを使用します。グラフィカル・ナビゲータのエディタ・メニューまたはエディタ・キャンバスを使用して、論理テーブルを作成できます。
メニューを使用して論理テーブルを作成するには、グラフィカル・ナビゲータの一部をクリックします。ツールバーのメイン・メニューが動的に変更されます。メイン・メニューから、「グラフ」、「追加」、「Oracle Business Intelligence」、「論理テーブル」の順に選択します。「新規または既存の論理テーブルを追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。「論理テーブルの作成手順」に示す手順に従って操作します。
キャンバスを使用して論理テーブルを作成するには、コンポーネント・パレットからキャンバスに「論理テーブル」アイコンをドラッグ・アンド・ドロップします。
または、キャンバスの空白領域を右クリックして、「追加」、「Oracle Business Intelligence」、「論理テーブル」の順に選択します。「新規または既存の論理テーブルを追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。「論理テーブルの作成手順」に示す手順に従って操作します。
論理テーブルを作成する手順は、次のとおりです。
「新規論理テーブルの作成」オプションを選択します。
「新規論理テーブル名」フィールドで論理テーブル名を指定します。
「OBIモジュール」リストで、論理テーブルが所属するOBIモジュールの名前を選択します。
「OK」をクリックします。
論理テーブルがエディタのキャンバスに追加されます。論理テーブルをダブルクリックして、論理テーブルのエディタを開きます。各エディタの内容の詳細は、「論理テーブルの編集」を参照してください。
別の方法で結合を作成するには、グラフィカル・ナビゲータを使用します。結合を追加する手順は、次のとおりです。
論理テーブルがグラフィカル・ナビゲータで使用できることを確認します。
「結合」を右クリックして、「結合の追加」を選択します。
「結合の追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。
結合名を指定して「OK」をクリックします。
論理テーブルの結合エディタを開いて、結合の条件を指定します。詳細は、「結合エディタ」を参照してください。
グラフィカル・ナビゲータを使用すると、2つの論理テーブルのアイテム間の結合も作成できます。論理テーブルがグラフィカル・ナビゲータに表示されることを確認します。2つのアイテム間の結合を作成するには、論理テーブルのアイテムを他の論理テーブルの任意のアイテムにドラッグします。同様に、「アイテム」ノードから「結合」ノードにアイテムをドラッグしてローカル・アイテムを作成することもできます。また、別のアイテム・フォルダの「結合」ノードにアイテムをドラッグしてリモート・アイテムを作成できます。
論理テーブルは、既存の表、ビューまたはマテリアライズド・ビューに基づいて定義されます。基礎となるオブジェクトの定義に変更があった場合は、そのベースとなっているオブジェクトと同期化することで論理テーブルの定義を更新できます。
論理テーブルを同期化する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータで「論理テーブル」ノードを開きます。
論理テーブルを右クリックし、「開く」を選択します。
論理テーブルのエディタが表示されます。
構成エディタをクリックして、論理テーブルを表示します。
キャンバスで論理テーブルを右クリックして、「同期化」を選択します。
「アイテム・フォルダの同期化」ダイアログ・ボックスが表示されます。
このダイアログ・ボックスに表示される詳細を確認して「OK」をクリックします。
論理テーブルが、アイテムのベースとなっているデータ・オブジェクトと同期化されます。
「論理テーブルの同期化」ダイアログ・ボックスでは、論理テーブルをその元になるデータベース・オブジェクトで使用されているデータ型の変更で更新できます。このダイアログ・ボックスには、論理テーブルの変更内容の詳細が表示されます。
「論理テーブルの同期化」ダイアログ・ボックスには、「オブジェクト」列、「理由」列、「アクション」列の3つの列が含まれています。「オブジェクト」列には、基礎となるデータベース・オブジェクトの変更されたコンポーネントがリストされます。「理由」列には、同期化の理由の簡単な説明が表示されます。「アクション」列には、論理テーブルを同期化するために実行されるアクションが表示されます。使用可能なアクションは「更新」と「なし」です。コンポーネントに対して「なし」を選択した場合、そのオブジェクトの同期化は実行されません。「アクション」が「更新」に設定されている定義のみが同期化されます。
たとえば、論理テーブルDEPT_ITMFがDEPT表から導出されているとします。論理テーブルの作成後、DEPT表を変更し、LOCATION列のデータ型をVARCHAR2からNUMBERに変更します。論理テーブルDEPT_ITMFを同期化するときに、「論理テーブルの同期化」ダイアログ・ボックスの「オブジェクト」列にLOCATIONと表示されます。「理由」列には、「データ型が一致しません」と表示されます。「アクション」列には、「更新」と表示されます。
「OK」をクリックすると、「論理テーブルの同期化」ダイアログ・ボックスに表示されるアクションが実行され、論理テーブル定義が更新されます。このダイアログ・ボックスに表示されるアクションを実行しない場合は、「取消」をクリックします。
Oracle Warehouse Builderでは、ディメンション・ドリル・パスを作成してOBIEEリポジトリにデプロイできます。ディメンション・ドリル・パスにより、OBIモジュール内のアイテム間の階層関係を定義します。たとえば、地域、下位地域、国、都道府県などです。これらのディメンション・ドリル・パスは、Oracle Warehouse Builderにより、導出されたディメンションに対して作成されます。また、データをよく理解している場合は、カスタマイズしたディメンション・ドリル・パス定義を独自に作成することもできます。
ディメンション・ドリル・パスを作成する手順は、次のとおりです。
「Oracle Business Intelligence」モジュールを拡張します。
「ディメンション・ドリル・パス」を右クリックして「新規ディメンション・ドリル・パス」を選択します。
Oracle Warehouse Builderでディメンション・ドリル・パスの作成ウィザードが開きます。
「次へ」をクリックし、ウィザードの手順に従います。
ドリル・レベル・ページを使用してドリル・レベルを定義し、参照する論理テーブルを指定します。オプションで、ドリル・レベルの説明を入力できます。ドリル・レベルを定義するには、行をクリックして次の情報を入力します。
ドリル・レベル: ドリル・レベル名を入力します。
論理テーブル: フィールドから、参照する論理テーブルを選択します。
説明: ドリル・レベルの説明(オプション)を入力します。
ドリル・レベルに対して参照する論理テーブルを選択すると、最下部にある「ドリル・レベル・アイテム」フィールドの下に、その論理テーブル内の使用可能アイテムがウィザードからリストされます。
このフィールドでは、ドリル・アイテムとして機能するアイテムを1つ以上指定できます。レベルにドリル・アイテムとして含めるアイテムごとに、「ドリル・アイテムとして使用」オプションを選択します。アイテムは、1つのレベルにおいてのみドリル・アイテムにできます。
図9-2に、ディメンション・ドリル・パスの作成ウィザードのドリル・レベル・ページを示します。
「ドリル・レベル・キー」セクションで、「ドリル・レベル」を選択し、「ドリル・レベル・キー」に名前を指定して、キーの説明(オプション)を入力します。「ドリル・レベル・キー・アイテム」で、キーとして使用する必要があるアイテムを選択します。
Oracle Warehouse Builderでは、「ディメンション・ドリル・パスの編集」ダイアログ・ボックスを使用してディメンション・ドリル・パスを編集できます。
ディメンション・ドリル・パスを編集する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータで「ディメンション・ドリル・パス」ノードを開きます。
ディメンション・ドリル・パスを右クリックして「開く」を選択します。
名前エディタ、レベル・エディタおよびレベル・キー・エディタを含む「ディメンション・ドリル・パスの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
ドリル・レベル・エディタを使用して、定義したドリル・レベルを編集します。「ドリル・レベル」セクションには、ドリル・レベルと参照先の論理テーブルのリストが表示されます。「論理テーブル」列には、ディメンション・ドリル・パスが参照している論理テーブルが表示されます。これは、リストから新しい論理テーブルを選択することで変更できます。
「ドリル・レベル・アイテム」セクションには、ドリル・アイテムとして機能するアイテムが表示されます。このリストは、ドリル・アイテムとして機能するアイテムを追加選択することで変更できます。また、たとえばネットワーク内に複数のレベル・インスタンスが存在する場合は、同じサブツリー上方へのレベルの移動、現在のツリー外へのレベルの移動、ルート・レベルへのレベルの移動、現在のツリー外へのレベルのコピー、レベルの除去、レベル・カスケードの除去、レベル・インスタンスの除去も可能です。
レベル・キー・エディタを使用して「ドリル・レベル」を選択し、「ドリル・レベル・キー」および「ドリル・レベル・キー・アイテム」を編集します。
Oracle Warehouse Builderでは、カタログ・フォルダを作成してOBIEEリポジトリにデプロイできます。カタログ・フォルダには、OBIモジュールに格納されている論理テーブルとディメンション・ドリル・パスへの参照が格納されます。カタログ・フォルダは、売上分析、人事管理、在庫管理などのよく使用されるサブジェクトに関する情報をグループ化するために使用します。OBIEEエンド・ユーザーは、これらのカタログ・フォルダを問合せ作成の開始ポイントとして使用しています。
カタログ・フォルダに格納されるのはオブジェクトへの参照のみで、実際のオブジェクト定義は格納されません。このため、関係のない論理テーブルのコレクションをカタログ・フォルダに格納したり、同じ論理テーブルを複数のカタログ・フォルダに格納できます。これにより、1つの論理テーブルが格納された売上分析エリア、6つの論理テーブルが格納された売上詳細エリア、30の論理テーブルが格納された販売取引エリアなど、様々な詳細レベルを持つ複数のカタログ・フォルダを設定できます。論理テーブルを削除すると、その論理テーブルへの参照もカタログ・フォルダから削除されます。
カタログ・フォルダの作成ウィザードまたはグラフィカル・ナビゲータを使用して、カタログ・フォルダを作成できます。また、エディタを使用してカタログ・フォルダを編集することもできます。
カタログ・フォルダの作成ウィザードを使用してカタログ・フォルダを作成する手順は、次のとおりです。
OBIモジュールを拡張します。
「カタログ・フォルダ」を右クリックして、「新規カタログ・フォルダ」を選択します。
Oracle Warehouse Builderでカタログ・フォルダの作成ウィザードが開きます。
「次へ」をクリックし、ウィザードの手順に従います。
ソース・ページには、OBIモジュール内の使用可能な論理テーブルとディメンション・ドリル・パスがすべて表示されます。[Ctrl]キーを押しながら、右矢印を使用してオブジェクトを選択済オブジェクトのリストに移動すると、複数選択が可能です。
サマリー・ページでは、選択した論理テーブルまたはディメンション・ドリル・パスを確認します。変更を行う場合は「戻る」をクリックし、カタログ・フォルダの作成を終了する場合は「終了」をクリックします。
作成されたカタログ・フォルダは、そこに格納するように選択した論理テーブルへの参照とともに、プロジェクト・ナビゲータの「カタログ・フォルダ」ノードにあります。
作成したカタログ・フォルダ定義を変更するには、「カタログ・フォルダの編集」ダイアログ・ボックスを使用します。詳細は、「カタログ・フォルダの編集」を参照してください。
また、メイン・メニューまたはキャンバスを使用して、カタログ・フォルダを作成できます。
メニューを使用してカタログ・フォルダを作成する手順は、次のとおりです。
グラフィカル・ナビゲータの一部をクリックします。ツールバーのメイン・メニューが動的に変更されます。
メイン・メニューから、「グラフ」、「追加」、「Oracle Business Intelligence」、「カタログ・フォルダ」の順に選択します。
「新規または既存のカタログ・フォルダを追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「新規カタログ・フォルダの作成」を選択して、カタログ・フォルダ名および所属モジュールを指定します。「OK」をクリックします。
新しく作成したカタログ・フォルダをプロジェクト・ナビゲータで使用できます。カタログ・フォルダをダブルクリックして、カタログ・フォルダのエディタを開きます。エディタの詳細は、「カタログ・フォルダの編集」を参照してください。
カタログ・フォルダを作成する手順は、次のとおりです。
グラフィカル・ナビゲータで、エディタ・キャンバスの空白領域を右クリックして、「追加」、「Oracle Business Intelligence」、「カタログ・フォルダ」の順に選択します。
「新規または既存のカタログ・フォルダを追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「新規カタログ・フォルダの作成」を選択して、カタログ・フォルダ名および所属モジュールを指定します。「OK」をクリックします。
新しく作成したカタログ・フォルダをプロジェクト・ナビゲータで使用できます。カタログ・フォルダをダブルクリックして、カタログ・フォルダのエディタを開きます。エディタの詳細は、「カタログ・フォルダの編集」を参照してください。
Oracle Warehouse Builderでは、「カタログ・フォルダの編集」ダイアログ・ボックスを使用してカタログ・フォルダの定義を編集できます。
カタログ・フォルダを編集する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータで「カタログ・フォルダ」ノードを開きます。
カタログ・フォルダ名を右クリックして「開く」を選択します。
名前エディタ、ソース・エディタおよびコンテンツ・エディタを含む「カタログ・フォルダの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
ソース・エディタには、カタログ・フォルダに含まれている論理テーブルとディメンション・ドリル・パスのソースが表示されます。このエディタを使用して新しい論理テーブルとディメンション・ドリル・パスをカタログ・フォルダに追加するか、既存の論理テーブルとディメンション・ドリル・パスを削除できます。
コンテンツ・エディタには、カタログ・フォルダの内容が表示されます。コンテンツ・エディタを使用して、論理テーブルとディメンション・ドリル・パスを追加できます。たとえば、論理テーブルを追加するには、エディタの一部を右クリックして「追加」、「論理テーブル」の順に選択します。「新規または既存の論理テーブルを追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。「論理テーブルの作成手順」に示す手順に従って操作します。また、プロジェクト・ナビゲータからコンテンツ・エディタに論理テーブルまたはディメンション・ドリル・パスをドラッグ・アンド・ドロップして、論理テーブルまたはディメンション・ドリル・パスを追加できます。これにより、オブジェクトのショートカットが作成されます。オブジェクトをダブルクリックすると、コンテンツ・エディタから直接アクセスできます。
設計フェーズでは、OBIEEオブジェクトの定義を作成します。設計したオブジェクトには、構成パラメータを設定して物理プロパティを割り当てることができます。
BIオブジェクトを構成するには、プロジェクト・ナビゲータでオブジェクトを右クリックして「構成」を選択します。「構成プロパティ」ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスの左側でオブジェクト名をクリックして、右側に構成パラメータを表示します。
すべてのBIオブジェクトには、「配布可能」という構成パラメータがあります。スクリプトを生成してビジネス・オブジェクトをデプロイする場合は、「配布可能」を選択します。Oracle Warehouse Builderでは、「配布可能」を選択したオブジェクトのスクリプトのみが生成されます。
以降の項目では、各種BIオブジェクトのその他の構成パラメータについて説明します。
Oracle Business Intelligenceモジュール内にオブジェクトがデプロイされると、OBIEEでこのデータを使用してレポートを生成できます。OBIEEリポジトリは、リポジトリ・データ(RPD)形式で表されます。Oracle Warehouse Builderでは、ファイルをRPD形式で直接格納することはできません。かわりに、後でRPD形式に変換されるUDML形式のファイルが格納されます。データをOracle Warehouse BuilderからOBIEEに移動する手順は、次のとおりです。
OBIモジュールを作成し、Oracle Warehouse Builderオブジェクトをこのモジュールに導出します。
OBIEEサーバーのUDMLファイルを示すように、OBIモジュールのロケーションを定義します。
オブジェクトがデプロイされると、ロケーション定義中に指定されたように、FTPまたは他の転送方法によってUDMLファイルがOBIEEサーバーに転送されます。
OBIEEサーバー側で、UDMLファイルをRPDファイルに変換します。パスOBIEE_HOME\server\Binに移動し、次のコマンドを実行します。
nQUDMLExec -I x.udml -O x.rpd
x.udmlは、OBIモジュールのロケーション定義中に指定したファイル名です。x.rpdは、ターゲットRPDファイルです。
RPDファイルにOBIEEサーバーからアクセスできます。
RPDファイルをOBIEEサーバーに転送した後、Oracle Warehouse Builder内のOBIEEモジュールに変更が発生する可能性があります。同様に、OBIEEサーバー側のRPDファイルに変更が発生する可能性もあります。このようなシナリオの場合、ファイルの変更をマージして、単一の更新されたRPDファイルを作成できます。OBIEEには、既存のRPDファイルと新しく変更されたファイルをマージするマージ・メカニズムがあります。次のシナリオと考えられる解決方法を検討します。
シナリオ例
Oracle Warehouse Builderで、たとえばsalesというOBIEEモジュールを作成し、このモジュールを、UDMLファイルsales.udmlを指しているロケーションと関連付けます。次に、キューブからこのモジュールにウェアハウス定義を導出してデプロイします。OBIEEサーバーで、次のコマンドを使用してUDMLファイルからRPDファイルを作成します。
nQUDMLExec –I sales.udml –O sales_original.rpd
Answers/Dashboardでsales_original.rpdを使用して、必要なレポートを生成できます。
Oracle Warehouse Builderでキューブの名前を変更したとします。OBIEEサーバー側でこの変更を更新するには、キューブを再導出して、OBIEEモジュールsalesを再デプロイする必要があります。すべてのオブジェクトの作成アクションが選択されていることを確認します。このオブジェクトをデプロイした後、OBIEEサーバーに新しいリポジトリ・ファイルを作成します。
nQUDMLExec –I sales.udml –O sales_modified.rpd
レポートの生成に元のファイルsales_original.rpdがまだ使用されていない場合、新しく作成されたファイルsales_modified.rpdでこのファイルを上書きできます。ただし、レポートの生成にファイルが使用されていた場合は、リポジトリをマージする必要があります。OBIEEには、次のリポジトリ・ファイルの3方向リポジトリ・マージが用意されています。
元のリポジトリ(ここではsales_original.rpd)
現在のリポジトリ(OBIEEサーバー側の変更があればそれを含む元のRPDファイル)
変更されたリポジトリ(ここではsales_modified.rpd)
OBIEE管理ツールを使用して、3つのファイルを単一の更新されたファイルにマージできます。元のファイルが変更されていない場合、現在のリポジトリは元のリポジトリと同じです。このようなシナリオの場合、元のファイルsales_original.rpdのコピーを作成し、sales_current.rpdという名前を付けます。管理ツールから次の手順を実行します。
現在のリポジトリ・ファイルsales_current.rpdを開きます。
「ファイル/マージ」をクリックします。
「リポジトリのマージ」ダイアログ・ボックスが表示されます。
元のリポジトリ・ファイルsales_original.rpdを選択します。また、マージされたリポジトリを保存するファイルも選択します。
「マージ」をクリックして、現在および元のファイルをマージします。
変更されたリポジトリ・ファイルsales_modified.rpdを選択します。また、マージされたリポジトリを保存するファイルも選択します。
「マージ」をクリックして、変更されたファイルをマージします。
これにより、3つのファイルすべてをマージした新しいRPDファイルが作成されます。
Oracle Warehouse Builderでは、データ・ウェアハウスの設計定義からBIオブジェクトを直接導出できます。これらのオブジェクトをOracle DiscovererモジュールまたはOBIモジュールに導出できます。ウェアハウス・モジュールで導出を実行ウィザードを実行すると、表のアイテム・フォルダやディメンション階層のドリル・パスなどのビジネス・インテリジェンス・ツールのオブジェクトが生成され、統合メタデータ・プラットフォームからレポートを迅速に作成できます。たとえば、導出を実行ウィザードでは、Discoverer EULと統合可能なアイテム・フォルダとドリル・パスにメタデータが編成されます。
Discovererモジュールは、Oracleデータ・ソースから導出されるオブジェクトのみ格納できます。ただし、OBIモジュールには、Oracle以外のデータ・ソースのオブジェクトも格納できます。
BIオブジェクトを導出する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・ナビゲータで、導出するモジュールを選択します。これは、そのモジュールに含まれているオブジェクトをすべて導出することを示します。または、オブジェクト定義を一度に1つずつ導出することもできます。たとえば、導出する表またはディメンションを個別に選択できます。
ウェアハウス・モジュール名またはオブジェクト名を右クリックして「導出」を選択します。
Oracle Warehouse Builderで導出を実行ウィザードが開きます。
次のガイドラインを使用して、ウィザードの手順を実行します。
導出を実行ウィザードは、次の手順でグラフィカル・ナビゲータから起動することもできます。
ソース・オブジェクトからナビゲータにドロップします。
ソース・オブジェクトを右クリックして、「導出」を選択します。
次のガイドラインを使用して、ウィザードの手順を実行します。
ソース・オブジェクト・ページを使用すると、導出用のオブジェクトを追加選択できます。「使用可能」列には、デプロイするプロジェクト内の導出可能なオブジェクトがすべて表示されます。これらのオブジェクトは、様々なウェアハウス・モジュールに属している場合があります。導出用にコレクションを選択することもできます。「選択したオブジェクト」列には、ウィザードの開始前に選択したOracleモジュールまたはオブジェクトが表示されます。
「使用可能」列のノードを拡張し、右矢印を使用して導出するオブジェクトを選択します。選択したキューブ・オブジェクトに関連付けられているディメンション・オブジェクトを導出するには、「ディメンションを自動的に追加」オプションを選択します。
ターゲット・ページでは、導出されたオブジェクトの定義を格納するOracle DiscovererモジュールまたはOBIモジュールを指定します。たとえば、DISCOVERER_OBJECTSというOracle Discovererモジュールを作成した場合は、そのモジュールの名前がこのページに表示されます。「DISCOVERER_OBJECTS」を選択して「次へ」をクリックします。
Discovererモジュールの場合は、ターゲットとしてビジネスエリアを選択することもできます。この場合、ビジネスエリアにアイテム・フォルダへのショートカットが作成されます。アイテム・フォルダはビジネスエリアにデプロイすることをお薦めします。そうしない場合、アイテム・フォルダをデプロイした場合に、そのアイテム・フォルダがいずれのビジネスエリアにも属さなくなるため、BIツールのエンドユーザーに表示されなくなります。OBIモジュールの場合も同様に、カタログ・フォルダにデプロイすることをお薦めします。
ターゲットがビジネスエリアの場合に導出用にコレクションを選択すると、コレクションに含まれる個別オブジェクトが導出されます。ビジネスエリアからこれらのアイテム・フォルダへのショートカットが作成されます。ターゲットがOracle Discovererモジュールの場合は、Oracle Warehouse Builderによりコレクションと同じ名前のビジネスエリアが作成され、コレクション内のオブジェクトがOracle Discovererモジュールにアイテム・フォルダとして格納され、ビジネスエリアからこれらのアイテム・フォルダへのショートカットが作成されます。ターゲットがOBIモジュールの場合は、カタログ・フォルダに同様の処理が適用されます。
ルール・ページでは、導出ルールとパラメータを指定します。Oracle Warehouse Builderではこれらのルールをロード、構成および実行し、選択した設計オブジェクト定義からBI定義を導出します。「ルール」リストからオブジェクトのタイプを選択すると、様々なルール・タイプのパラメータを設定できます。たとえば、グローバル・ルール、リレーショナル・オブジェクト・ルール、ディメンション・オブジェクト・ルールまたはキューブ・オブジェクト・ルールを設定できます。このページには、設定できるルールとパラメータが表示されます。
「拡張パラメータの表示」を選択すると、オブジェクトの特定の拡張ルールを表示できます。複数のルール・タイプのパラメータを設定することもできます。
次のパラメータを指定できます。
ユーザーの変更を保持: 表示プロパティ名と説明の手動による変更を保持する場合に選択します。
ログ・レベル: リストからオプションを1つ選択して、メッセージ・ログに表示する詳細レベルを指定します。エラー、警告、情報またはトレース・デバッグ情報のみを記録するように選択できます。
導出前に検証: 選択したオブジェクトを導出前に検証する場合は、このボックスを選択します。
エラー時中断: エラーが発生したら導出を停止する場合は、このボックスを選択します。
大文字を使用: 導出オブジェクト名に大文字を使用する場合は、要件に応じてリストから選択します。
アンダースコアを空白で置換: 名前に含まれるアンダースコアを導出後に空白で置換する場合は、このボックスを選択します。
リレーショナル・オブジェクトの場合は、次のルールを指定できます。
バウンド表接尾辞: 導出するバウンド表の接尾辞を指定します。
デフォルト総計(Oracle Discovererのみ): 数値メジャーに適用するデフォルトの集計関数を指定します。
列名接頭辞を削除: 列名に含まれるアンダースコアの直前のテキストを削除する場合は、このオプションを選択します。同じ接頭辞がすべての列に使用されている場合は、その接頭辞が削除されます。
アイテムを名前順でソート: アイテムをアルファベット順にソートする場合は、このオプションを選択します。
ディメンションの場合は、次のルールを指定できます。
常にディメンションのアイテム・フォルダ/論理テーブルを作成: 導出されたディメンション定義用のアイテム・フォルダを導出を実行ウィザードで作成する場合は、このオプションを選択します。
アイテム・フォルダ/論理テーブルをレベルに作成: 導出されたディメンション・レベル用のアイテム・フォルダを導出を実行ウィザードで作成する場合は、このオプションを選択します。
アイテム・フォルダ/論理テーブルにレベルのドリル・パス: ディメンション・レベルごとに作成されるアイテム・フォルダのドリル・パスを導出を実行ウィザードで作成する場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択するのは、各レベルにアイテム・フォルダを作成する場合のみです。
アイテムの前にレベル名を付ける: アイテム名に接頭辞としてディメンション・レベル名を付ける場合は、このオプションを選択します。
接頭辞セパレータ: アイテム名に接頭辞としてディメンション・レベル名を付けるように選択した場合は、接頭辞セパレータを指定します。デフォルトはアンダースコアです。
アイテムを名前順でソート: アイテムをアルファベット順にソートする場合は、このオプションを選択します。
ディメンション・ロールの導出: 導出を実行ウィザードで各ロールに追加のアイテム・フォルダを導出する場合は、このオプションを選択します。
キューブの場合は、次のルールを指定できます。
アイテムを名前順でソート: アイテムをアルファベット順にソートする場合は、このオプションを選択します。
導出前ページには、導出されるオブジェクトと、導出された定義が格納されるターゲットまたはOracle Discovererモジュールが表示されます。
この情報を確認し、「次へ」をクリックして導出を実行します。