この章では、Data Guard環境のスタンバイ・データベースで操作を実行するときに役立つSQLおよびSQL*Plus文の概要について説明します。この章は、次の項目で構成されています。
この章では、特定のSQL文について、その構文と簡単な概要を示します。ここに記載しているものを含むSQL文の完全な構文と説明は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
ALTER SYSTEM SET
文を使用して設定および動的な更新を行うことができる初期化パラメータのリストは、第14章を参照してください。
表16-1で、Data Guardに関連のあるALTER DATABASE
文について説明します。
表16-1 Data Guard環境で使用されるALTER DATABASE文
ALTER DATABASE文 | 説明 |
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指定したスレッドに1つ以上のオンラインREDOログ・ファイル・グループまたはスタンバイREDOログ・ファイル・グループを追加し、スレッドが割り当てられたインスタンスでログ・ファイルを使用できるようにします。 この文の例は、9.3.5項を参照してください。 |
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既存のオンラインREDOログ・ファイル・グループまたはスタンバイREDOログ・ファイル・グループに新しいメンバーを追加します。 |
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ロジカル・スタンバイ・データベースを作成する前に、サプリメンタル・ロギングを使用可能にするために使用します。サプリメンタル・ロギングがロジカル・スタンバイ・データベースに対する変更のソースであるため、このようにする必要があります。完全なサプリメンタル・ロギングを実装するには、この文で 詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。 |
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注意: ロジカル・スタンバイ・データベースでは、 この文の例は、8.2.1項および8.3.1項を参照してください。この文の完全な構文は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』も参照してください。 |
フィジカル・スタンバイ・データベースをスナップショット・スタンバイ・データベースに、またはその逆に変換します。 |
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フィジカルまたはロジカル・スタンバイ・データベースの維持に使用される制御ファイルを作成します。この文はプライマリ・データベースで発行します。 この文の例は、3.2.2項を参照してください。 |
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オンラインREDOログ・ファイル・グループまたはスタンバイREDOログ・ファイル・グループのすべてのメンバーを削除します。 この文の例は、9.3.5項を参照してください。 |
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オンラインREDOログ・ファイル・グループまたはスタンバイREDOログ・ファイル・グループの1つ以上のメンバーを削除します。 |
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この文を発行する場合、プライマリ・データベースを少なくともマウントしておく(また、オープンもできるようにしておく)必要があります。この文の例は、3.1.1項を参照してください。 |
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ロジカル・スタンバイ・データベース内の表に対するユーザー・アクセスを制御します。可能な値は、 |
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スタンバイ・データベースをマウントし、スタンバイ・インスタンスがREDOデータをプライマリ・インスタンスから受信できるようにします。 |
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すでに起動され、マウントされたデータベースをオープンします。
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スイッチオーバーが実行される前にLogMinerディクショナリを構築することにより、プライマリ・データベースおよびロジカル・スタンバイ・データベースをスイッチオーバー用に準備します。ディクショナリ構築の完了後、 この文の例は、8.3.1項を参照してください。この文の完全な構文は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』も参照してください。 |
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この文はフィジカル・スタンバイ・データベースに対するREDO Applyを開始および制御します。 注意: 複数の句およびキーワードが非推奨となり、下位互換性のためにのみサポートされています。これらの句の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。 |
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注意: 複数の句およびキーワードが非推奨となり、下位互換性のためにのみサポートされています。これらの句の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。 |
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例は、8.2.2項の手順4を参照してください。 注意: 複数の句およびキーワードが非推奨となり、下位互換性のためにのみサポートされています。これらの句の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。 |
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注意: このコマンドは、対応するアーカイブREDOログ・ファイルを手動でスタンバイ・データベースにコピーした後にのみ発行します。ログ・ファイルのコピー中、あるいはログ・ファイルが存在しないときにこのコマンドを発行すると、後でスタンバイ・データベースにエラーが発生する可能性があります。 |
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適用サービスに対して、データベースをロジカル・スタンバイ・データベースに変換するコマンドを発行するまでは、引き続き変更をフィジカル・スタンバイ・データベースに適用するように指示します。詳細は、4.2.4.1項を参照してください。 |
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データベースのターゲット・リカバリ・インカネーションを、現在のインカネーションから別のインカネーションにリセットします。 |
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この句を使用して、Data Guard構成におけるデータの保護レベルを指定します。この句は、マウント済でオープンされていないプライマリ・データベースから指定します。 |
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この文はロジカル・スタンバイ・データベース専用です。ロジカル・スタンバイ・データベースに対して、SQL Applyを開始します。この文の例は、7.4.1項を参照してください。 |
この文はロジカル・スタンバイ・データベース専用です。 |
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フェイルオーバーを実行します。スタンバイ・データベースは、マウント後に、この文を使用してアクティブ化する必要があります。 注意: |
表16-2で、Data Guardに関連のあるALTER SESSION
文について説明します。
表16-2 Data Guard環境で使用されるALTER SESSION文
ALTER SESSION文 | 説明 |
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権限を付与されているユーザーは、この文を使用して、現在のセッションでデータベース・ガードを選択または解除できます。 詳細は、10.5.4項を参照してください。 |
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この文は、フィジカル・スタンバイ・データベース専用です。 この文は、起動時にフィジカル・スタンバイにより受信されたすべてのREDOデータが適用されるまでブロックすることにより、フィジカル・スタンバイ・データベースをプライマリ・データベースと同期します。 詳細は、9.2.1.3項を参照してください。 |
表16-3で、Data Guardに関連のあるALTER SYSTEM
文について説明します。