この章では、Oracle Databaseで大規模データベース(VLDB)をサポートするための新機能について説明します。
注意: この機能は、Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)以降で使用可能です。 |
Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)には、大規模データベースをサポートするための次のような新機能があります。
セグメント管理の強化
オンデマンドでのパーティション表のセグメント作成
この機能により、遅延セグメント作成によるパーティション表の作成が可能になります。この機能を使用すると、最初の行が挿入されるまで、サブパーティションおよびその従属オブジェクトに対してオンディスク・セグメントは作成されません。
パーティション化の詳細は、「セグメントによるパーティション化の使用」を参照してください。
強化されたTRUNCATE
機能
パーティションまたはサブパーティションにセグメントがある場合、DROP
ALL
STORAGE
句を指定すると、切捨て機能によりセグメントが削除されます。
パーティション化の詳細は、「セグメントによるパーティション化の使用」を参照してください。
オンデマンドでのセグメント作成のためのメンテナンス・パッケージ
オンデマンドでのセグメント作成を管理できるようにする新しいプロシージャが、PL/SQL DBMS_SPACE_ADMIN
パッケージに追加されました。
パーティション化の詳細は、「セグメントによるパーティション化の使用」を参照してください。
パラレル文のキューイングの管理
デフォルトでは、パラレル文は、単純な先入先出(FIFO)の順序でパラレル文キューからデキューされます。この機能により、リソース・マネージャを使用してパラレル文をデキューする順序を制御するリソース・プランを構成し、パラレル文キューを管理できます。たとえば、優先順位の高いワークロードやコンシューマ・グループに関連付けられたパラレル文を、優先順位の低いコンシューマ・グループのパラレル文より先にデキューされるようにすることができます。あるいは、各コンシューマ・グループに設定されたリソース割当てに基づいてパラレル文をデキューするフェアシェア・ポリシーを導入することもできます。
パラレル文のキューイングの詳細は、「SQL文のキューイング」を参照してください。パラレル文のキューイングの詳細は、「リソース・マネージャによるパラレル文のキューイングの管理」を参照してください。
関連項目:
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