Oracle® Enterprise Manager for Oracle TimesTen In-Memory Databaseユーザーズ・ガイド リリース12.1.0.3.0 E64876-01 |
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この章では、TimesTenインスタンス・ホーム・ページについて説明します。ホーム・ページはTimesTenインスタンスに関する情報の概要を伝達します。
内容は次のとおりです。
ホーム・ページを表示するには、TimesTenインスタンス・ターゲット・ページを開いている必要があります。TimesTenインスタンス・ターゲット・ページへの移動については、「TimesTenターゲット・ページへの移動」を参照してください。
「TimesTenインスタンス・ホーム」メニューから、「ホーム」を選択します。
TimesTenホーム・ページが表示されます。
TimesTenインスタンス・ホーム・ページは4つのリージョンで構成されており、それぞれがTimesTenインスタンス・ターゲット専用にカスタマイズされています。
ここに詳細を説明するこの4つのリージョンは次のとおりです。
このリージョンには、TimesTenインスタンス・ターゲットに関する次の情報が表示されます。
インスタンス
現在のTimesTenインスタンスの名前。
バージョン
現在のTimesTenインスタンスのバージョン
ホスト名
TimesTenが実行されているホストの名前。これは、ホスト・ターゲット・ページを表示できるリンクです。
管理者
TimesTenインスタンス管理者のオペレーティング・システム・ユーザー名。
「詳細」ボタンをクリックすると、TimesTenインスタンスについてさらに詳細情報が表示されます。インスタンスの詳細情報をさらに表示するには、TimesTenインスタンス・ターゲットに優先資格証明が必要です。優先資格証明の設定の詳細は、「ターゲットの優先資格証明の設定」を参照してください。詳細なインスタンス情報のダイアログには、ttVersion -m
ユーティリティの出力が表示されます。ttVersion
ユーティリティとその出力の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttVersionに関する項を参照してください。
このリージョンには、TimesTenデーモンに関する次の情報が表示されます。
デーモン・ステータス
この値は「稼働中」または「停止中」のいずれかが可能です。TimesTenインスタンスおよびTimesTenデータベースを使用するには、TimesTenデーモンは「稼働中」である必要があります。TimesTenデーモンを開始および停止する方法の詳細は、「サービスの開始/停止」を参照してください。
ポート
TimesTenデーモンがリスニングしているポート番号。このポート番号が別のアプリケーションとの競合の原因となる場合は、ttmodinstall -port
ユーティリティを使用してTimesTenデーモンのポート番号を変更することを検討してください。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttmodinstallに関する項を参照してください。
プロセスID
TimesTenデーモン・プロセスのプロセス識別子。
このリージョンには、TimesTenサーバーに関する次の情報が表示されます。
サーバー・ステータス
この値は「稼働中」または「停止中」のいずれかが可能です。このTimesTenインスタンスに属するTimesTenデータベースでクライアント/サーバー接続を受け入れるには、TimesTenサーバーが「稼働中」である必要があります。TimesTenサーバーを起動および停止する方法の詳細は、「サービスの開始/停止」を参照してください。
ポート
TimesTenサーバーがリスニングしているポート番号。このポート番号が別のアプリケーションとの競合の原因となる場合は、TimesTenサーバーのポート番号を変更することを検討してください。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のTimesTen Serverのオプションの変更に関する項を参照してください。
プロセスID
TimesTenサーバー・プロセスのプロセス識別子。
このリージョンには、TimesTenインスタンスに属するデータベースが表形式で表示されます。この情報は、このTimesTenインスタンスに関連付けられているすべてのデータベースのステータスを確認する場合に役立ちます。
各列の説明は次のとおりです。
データベース
この値はデータストアのパスの最後の部分から取ります。たとえば、データストアのパスが/var/tt/sampledb_1122
の場合、データベース名はsampledb_1122
です。
データベースがTimesTenデータベース・ターゲットである場合、データベース名をクリックすると、TimesTenデータベース・ターゲットのホーム・ページを開くことができます。TimesTenデータベース・ホーム・ページの詳細は、「TimesTenインスタンス・ホーム・ページの操作」を参照してください。
合計接続数
データベースに直接リンク接続とクライアント/サーバー接続の合計数。
クライアント・サーバー接続
データベースへのクライアント/サーバー接続の数。
RAMステータス
この値は「ロード済」または「未ロード」のいずれかが可能です。データベースがメモリーにロードされている場合、RAMステータスは「ロード済」です。
キャッシュ・エージェント
この値は「稼働中」、「停止中」または「N/A」のいずれかが可能です。キャッシュ・グループが構成されていない場合、この値は「N/A」です。キャッシュ・エージェントは、Oracle 11gまたは12cデータベースのデータのキャッシュを読み書きするために使用します。キャッシュ・エージェントを開始および停止する方法の詳細は、「エージェントの開始/停止」を参照してください。
レプリケーション・エージェント
この値は「稼働中」、「停止中」または「N/A」のいずれかが可能です。レプリケーション・スキームを構成しなかった場合、この値は「N/A」です。TimesTenでは、TimesTenデータベース間でデータをレプリケートするか、Oracle 11gまたは12cデータベースにデータを非同期で書き込むためにレプリケーション・エージェントを使用します。キャッシュ・エージェントを開始および停止する方法の詳細は、「エージェントの開始/停止」を参照してください。
PLSQL
この値は「有効」または「無効」のいずれかが可能です。データベースでPL/SQLサポートが有効になると、後で無効にすることはできません。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のPLSQLに関する項を参照してください。デフォルトでは、この列は表示されていません。この列を使用可能にするには、「表示」ボタンをクリックし、「列」、「PLSQL」オプションの順にクリックします。
さらに、行を選択して「詳細」をクリックすると、特定のデータベースへの接続をすべて表示できます。「詳細」をクリックすると、「現行接続数」ダイアログが開き、データベースへの接続が表示されます。「現行接続数」ダイアログには、ttStatus
DSN
ユーティリティの接続出力が表示されます。ttStatus
ユーティリティとその出力の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttStatusに関する項を参照してください。