この章では、プロファイル プロバイダのコンフィグレーション ファイルである profile.xml の詳細なリファレンスを提供します。以下の節で構成されています。
diameter.xml ファイルには、以下のプロファイル サービス プロバイダ属性が定義されています。
プロバイダの名前
実装プロバイダのクラス名
プロバイダに渡した任意の引数
プロバイダを使用するためのマッピング ルール。
profile.xml は、DOMAIN_DIR/config/custom サブディレクトリに格納されます。DOMAIN_DIR は OWLCS ドメインのルート ディレクトリです。
図 B-1 では、profile.xml ファイルの要素階層を表示します。
profile.xml ファイルに変更を加えるときは、直接編集せずに、Administration Console プロファイル サービス拡張を使って間接的に行うようお勧めします。Administration Console を使用すれば、profile.xml が確実に有効な XML になります。OWLCS アプリケーション開発の「Administration Console を使用したプロファイル プロバイダのコンフィグレーション」を参照してください。
しかし場合によっては、問題のあるコンフィグレーションを修正したり、壊れたファイルを修復したり、OWLCS のアップグレード時にカスタム プロファイル プロバイダ コンフィグレーションを多数のマシンに展開したりするために、profile.xml を手動で表示したり編集する可能性もあります。profile.xml を手動で編集したときは、変更内容を適用するためにサーバを再起動する必要があります。
プロダクション システムの profile.xml に変更を加える必要がある場合は、以下の手順に従ってください。
テキスト エディタで DOMAIN_DIR/config/custom/profile.xml ファイルを開きます。ただし、DOMAIN_DIR は OWLCS ドメインのルート ディレクトリを表します。
profile.xml ファイルに対して必要に応じて変更します。XML 要素の詳細については、「XML 要素の説明」を参照してください。
変更を保存し、テキスト エディタを終了します。
サーバを再起動して、変更内容を有効にします。
更新後のシステムをテストして、コンフィグレーションを検証します。
WLSS_HOME/server/lib/wlss ディレクトリにインストールされた profile-service-descriptor-binding.jar ライブラリ内に profile.xml ファイルのすべてのスキーマがバンドルされています。
コンフィグレーション ファイル profile.xml のコード リストについては、『SIP アプリケーションの開発』の「カスタム プロファイル プロバイダの開発」を参照してください。
以下の節では、profile.xml の各 XML 要素について説明します。
プロファイル データに対するリクエストをプロファイル プロバイダ実装にマッピングする方法を指定します。