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Oracle® WebLogic Communication Services 開発者ガイド
11g リリース 1 (11.1.1)
B55506-01
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第 V 部

Diameter の使用

ここでは、Diameter を使用したアプリケーション開発について説明します。Diameter は、属性値ペア (AVP) の配信を行うピアツーピア プロトコルです。Diameter メッセージには、ヘッダおよび 1 つまたは複数の AVP が含まれており、各メッセージ内の AVP のコレクションは Diameter アプリケーションの種類によって決まります。また、Diameter プロトコルは、コマンドや AVP を新しく追加することで拡張することもできます。Diameter は、複数のピアがそれぞれの処理能力を相互に比較することを可能にし、それによりセッション処理機能およびアカウンティング機能のルールを定義します。

OWLCS には、RFC 3588 (http://www.ietf.org/rfc/rfc3588.txt) に説明されているように、中核機能およびアカウンティング機能をサポートする Diameter 基本プロトコルの実装が含まれています。このドキュメントに後述されているように、OWLCSは、Sh、Rf、Ro アプリケーションなどの複数の Diameter アプリケーションを実装するために Diameter の基本機能を使用します。

また、Diameter 基本プロトコルを使用して、クライアントやサーバ側の Diameter アプリケーションを追加で実装することもできます。Diameter 基本 API はサーブレットに似た単純なプログラミング モデルを提供します。これにより、コンバージド アプリケーション内で Diameter 機能と SIP または HTTP 機能を組み合わせることが可能になります。

第 VI 部には、以下の章があります。