この節では、Oracle Smart Update に関する制限事項について示します。可能な場合は、回避策を示します。
説明されている各問題には、トラッキング番号が指定されます。これらの番号は、解決策が開発されている間、ユーザが問題の状態を監視するために使用できます。
問題 ID | 説明 |
---|---|
CR365516 | Smart Update を使用してパッチを適用または削除しているとき、または実行しているノード マネージャによる BEA_HOME への増分インストール時に com.bea.plateng.patch.PatchInstallationException 例外が送出される。
ノード マネージャを実行する時、プロセスは オペレーティング システム : Windows 回避策 : 同じ |
CR288438 | コマンドライン モードで、パッチ アプリケーションによる製品チェックが行われない。
WebLogic Integration をコマンドライン モードでインストールし、インストールの正常な完了後にパッチを自動的に適用するよう選択 (オプション 1 を選択) した場合、インストーラは WebLogic Server、Workshop for WebLogic、WebLogic Portal にパッチを自動的に適用する。インストーラは WebLogic Portal がインストールされているかどうかをチェックしないため、WebLogic Portal がインストールされていない場合でも WebLogic Portal のパッチが適用される。 後で WebLogic Portal をインストールすると、インストーラによってパッチが上書きされてしまうが、Smart Update にはパッチが適用されていると表示される。 オペレーティング システム : すべて 解決策 : パッチをアンインストールしてから WebLogic Portal をインストールし、その後で、Smart Update を使用して WebLogic Portal パッチを適用する。 |
CR283601 | アクセスしている URL にショートカット文字 # が含まれている場合に、Smart Update のヘルプに「開けません」エラー メッセージが表示される。
Windows 2000 上で、Smart Update ヘルプがショートカット文字 # が含まれるページにアクセスしようとすると、「開けません」というエラー メッセージが表示される場合がある。 オペレーティング システム : Windows 2000 解決策 : ブラウザを開き、直接その URL を入力するか、 |
CR283064 | 正しくないカスタム プロファイルを指定すると、bsu が警告メッセージを表示し、デフォルト プロファイルに対してコマンドを実行する。
コンソール モードで Smart Update (bsu) を使用し、 場合によっては (特に オペレーティング システム : すべて |
CR255650 | 無効なパッチに対する代替として別の無効なパッチが表示される。
無効なパッチに関する詳細を表示すると、代替パッチの ID が示されていることがあるが、後でその代替パッチが My Oracle Support によって無効に指定されても、この ID の情報は更新されず、無効なパッチを示したままになる。 オペレーティング システム : すべて 解決策 : My Oracle Support にお問い合わせください。 |
CR255640 | Smart Update のパッチ プロファイル メンテナンス スナップショットのテキスト ファイルをメモ帳で表示すると、書式が崩れて読みにくい。
Smart Update で生成されるパッチ プロファイル メンテナンス スナップショット ファイルは、メモ帳などの一般的なテキスト エディタで表示すると読みにくくなる。スナップショット ファイルには通常の改行文字が含まれていないため、カラムの表示が崩れ、容易に解読できない。 オペレーティング システム : すべて 解決策 : ワードパッド、テキストパッドなどのテキスト エディタを使用してファイルを表示する。このファイルを My Oracle Support に送付する場合、書式の整形は不要。 |
CR254744 | Smart Update のグラフィカル インタフェースで、まれに java.util.ConcurrentModificationException が表示される。
Smart Update グラフィカル インタフェースの使用中、まれに次の例外が表示されることがある。 java.util.ConcurrentModificationException at java.util.TreeMap$PrivateEntryIterator.nextEntry(TreeMap.java:1031) at java.util.TreeMap$KeyIterator.next(TreeMap.java:1058) at com.bea.plateng.patch.gui.PatchStoreTableModel.getRowCount(PatchStoreTableModel.java:199) オペレーティング システム : すべて 解決策 : この例外は無視してよい。 |
CR253493 | コンポーネントをアンインストールしてもコンポーネントのパッチが自動的に削除されない。
コンポーネントをアンインストールした場合に、そのコンポーネントに関連付けられたパッチが自動的に削除されない。パッチのアーティファクトはアンインストール中に削除されるが、パッチ自体は適用されたままとなる。 オペレーティング システム : すべて 解決策 : Smart Update を使用して、アンインストールの前に、コンポーネントに関連付けられているパッチを削除する。 |
CR251454 | コマンドラインからインストールしたパッチは、GUI を再起動するまで GUI には反映されない。
Smart Update のグラフィカル インタフェースとコマンドライン インタフェースの両方を同時に使用している場合、コマンドラインから適用したパッチは、GUI の表示を更新しても GUI には反映されない。 オペレーティング システム : すべて 解決策 : Smart Update の GUI を終了して再起動し、新しいパッチを表示する。 |