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Oracle Fusion Middleware Application Developerインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B55932-01
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3 Application Developerの削除

この章では、Application Developerおよび関連製品をシステムから削除する方法について説明します。

ソフトウェアを削除する場合は、必ずこの章で紹介する手順に従ってください。ソフトウェアを手動で削除すると、後でソフトウェアを再インストールする際に問題が発生する可能性があります。この章の手順に従うことで、ソフトウェアを正しく削除できます。詳細は、第3.2項「再インストール」を参照してください。

この章の内容は次のとおりです。

3.1 削除手順

アンインストーラにより、その起動元であるOracleホームの削除が試行されます。この手順では、作成したWebLogicドメインは削除されません。Oracleホーム内のソフトウェアのみが削除されます。

Oracleホームを削除する前に、既存のドメインで使用されていないことを確認してください。また、このOracleホームを使用する実行中のプロセスをすべて停止してください。ソフトウェアを削除すると、WebLogicドメインは使用できなくなります。

Application Developerを正しく削除するには、次の作業を実行します。

3.1.1 Oracle Fusion Middlewareの停止

Oracle Fusion Middlewareソフトウェアのコンポーネントを削除する前に、すべてのサーバーとプロセスを停止してください。

  1. WebLogic管理対象サーバーを停止します。

    UNIXの場合:

    MW_HOME/user_projects/domains/domain_name/bin/stopManagedWeblogic.sh managed_server_nanme admin_url username password
    

    Windowsの場合:

    MW_HOME\user_projects\domains\domain_name\bin\stopManagedWeblogic.cmd managed_server_nanme admin_url username password
    
  2. WebLogic管理サーバーを停止します。

    UNIXの場合:

    MW_HOME/user_projects/domains/domain_name/bin/stopWeblogic.sh username password admin_url
    

    Windowsの場合:

    MW_HOME\user_projects\domains\domain_name\bin\stopWeblogic.cmd username password admin_url
    

Oracle Fusion Middlewareの起動と停止の詳細は、Oracle Fusion Middlewareの管理者ガイドのOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する項を参照してください。

3.1.2 Application Developerのスキーマの削除

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行して、Application Developerのスキーマをデータベースから削除します。

3.1.2.1 RCUの起動

RCUのCD-ROMを挿入し、RCUをrcuHome/binディレクトリ(UNIXの場合)またはrcuHome\binディレクトリ(Windowsの場合)から起動します。

UNIXの場合:

./rcu

Windowsの場合:

rcu.bat

OTNからRCUの.zipファイルをダウンロードした場合は、前述のように、システムのrcuHome/binディレクトリ(UNIXの場合)またはrcuHome\binディレクトリ(Windowsの場合)からRCUを起動することもできます。

3.1.2.2 Application Developerのスキーマの削除手順

次の手順に従ってMDSスキーマを削除してください。

  1. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  2. 「リポジトリの作成」画面

    削除」を選択します。

    次へ」をクリックします。

  3. 「データベース接続の詳細」画面

    Oracleデータベースに接続するための資格証明を指定します。この資格証明は、MDSスキーマを作成した際にこの画面で指定した資格証明と同じです。詳細は、第1.1.2項「Application Developerのスキーマの作成」を参照してください。

    次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「データベース接続の詳細」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    チェックがエラーなしで完了したら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  4. 「コンポーネントの選択」画面

    リポジトリから削除する接頭辞とスキーマを選択します。

    次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「コンポーネントの選択」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    チェックがエラーなしで完了したら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  5. 「サマリー」画面

    削除」をクリックします。「削除」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「サマリー」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    スキーマがエラーなしで削除されたら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  6. 「完了サマリー」画面

    閉じる」をクリックします。

3.1.3 Application Developerの削除

アンインストーラにより、その起動元であるOracleホームの削除が試行されます。Application Developer Oracleホームを削除する前に、既存のドメインで使用されていないことを確認してください。また、このOracleホームを使用する実行中のプロセスをすべて停止してください。

この手順では、作成したWebLogicドメインは削除されません。Application Developer Oracleホーム内のソフトウェアのみが削除されます。

3.1.3.1 アンインストーラの起動

AppDev_ORACLE_HOME/oui/binディレクトリ(UNIXの場合)またはAppDev_ORACLE_HOME\oui\binディレクトリ(Windowsの場合)に移動し、アンインストーラを起動します。

UNIXの場合:

./runInstaller.sh -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION

Windowsの場合:

setup.exe -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION

注意:

JRE_LOCATIONへの絶対パスを指定してください。相対パスはサポートされていません。

3.1.3.2 削除画面と手順

表3-1の手順に従って、Application Developerを削除してください。


注意:

アンインストーラにより、その起動元であるOracleホームの削除が試行されます。Oracleホームを削除する前に、既存のドメインで使用されていないことを確認してください。

削除画面についてさらにヘルプが必要な場合は、付録C「Application Developerの削除画面」を参照するか、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。

表3-1 削除の流れ

番号 画面 説明と必須作業

1

「ようこそ」画面


次へ」をクリックして続行します。

2

「Oracleホームの削除」画面


削除対象のOracleホームが正しいことを確認します。

削除」をクリックして続行します。

3

「削除の進行状況」画面


この画面には、削除の進行状況とステータスが表示されます。

4

「アンインストール完了」画面


終了」をクリックして画面を終了します。


3.1.4Oracle WebLogic Serverの削除

Oracle WebLogic Serverを削除するには、次の手順を実行します。

  1. アンインストーラをWebLogic_Home/uninstallディレクトリ(UNIXの場合)またはWebLogic_Home\uninstallディレクトリ(Windowsの場合)から起動します。このWebLogicホーム・ディレクトリの場所は、第1.1.3項「Oracle WebLogic Serverのインストールとミドルウェア・ホームの作成」「製品インストール・ディレクトリの選択」画面で指定した場所です。

    UNIXシステム:

    ./uninstall.sh
    

    Windowsシステム:

    uninstall.cmd
    

    Windowsシステムでは、アンインストーラを「スタート」メニューから起動することもできます。「すべてのプログラム」→「Oracle WebLogic」→「Oracle WebLogicのアンインストール」を選択します。

  2. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  3. 「コンポーネントの選択」画面

    デフォルトで、すべてのコンポーネントが選択されます。

    次へ」をクリックします。

  4. 「WebLogic Platformをアンインストール中」画面

    終了」をクリックします。

3.1.5 Oracle JDeveloperの削除

Oracle JDeveloperをシステムにインストールした場合は、システムからそのソフトウェアを削除する方法について『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド』を参照してください。

3.1.6 Oracleホーム・ディレクトリとJDeveloperホーム・ディレクトリの削除

Application Developer Oracleホーム・ディレクトリとすべてのサブディレクトリを手動で削除します。たとえば、UNIXシステムでApplication Developer Oracleホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Middleware/Oracle_AppDev1の場合は、次のように実行します。

> cd /home/Oracle/Middleware
> rm -rf Oracle_AppDev1

Windowsシステムで、Application Developer Oracleホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middleware\Oracle_AppDev1の場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Middlewareディレクトリに移動し、Oracle_AppDev1フォルダを右クリックして「削除」を選択します。

この手順をOracle JDeveloperインストール・ディレクトリに対しても実行します。これは、アンインストーラでソフトウェアが削除されても、すべてのインストール・ディレクトリが削除されるわけではないためです。この手順を実行する前に、削除しないプロジェクトをすべて保存してください。

また、Windowsシステムでは、Start Menu\Programsフォルダのプログラム・グループも手動で削除する必要があります。C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programsから削除するプログラム・グループの例を次にあげます(使用しているシステムでのフォルダ名やプログラム・グループ名はこれとは異なる可能性があります)。

  • Oracle Fusion Middleware 11.1.1.1.0

  • Oracle Application Developer 11g - Home1

  • Oracle WebLogic

3.2 再インストール

インストーラでは、Oracle製品がすでに存在するディレクトリに、Application Developerを再インストールすることはできません。Application Developerを以前と同じディレクトリに再インストールするには、このソフトウェアを、この章の手順に従って削除し、第1章「Application Developerのインストール」の手順に従って再インストールする必要があります。