ヘッダーをスキップ
Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11gリリース1（11.1.1）
B55911-01
  目次
目次
戻る
戻る 		 次へ
次へ		  

1 Oracle Identity Management 11gリリース1（11.1.1）の概要

この章では、Oracle Identity Management 11gリリース1（11.1.1）およびこのマニュアルの概要について簡単に説明します。この章の内容は次のとおりです。


次を参照してください。

この章で説明したトピックに関する追加情報が記載されているドキュメントのリストは、このマニュアルの「はじめに」にある、「関連ドキュメント」の項を参照してください。

1.1 Oracle Fusion Middlewareの概要

Oracle Identity ManagementはOracle Fusion Middlewareの一部です。Oracle Fusion Middlewareは標準ベースのソフトウェア製品の集合で、Java EEや開発ツールから、統合サービス、ビジネス・インテリジェンス、コラボレーションまで、様々なツールとサービスを含んでいます。Oracle Fusion Middlewareは、開発、デプロイおよび管理の全面的なサポートを提供する製品です。

1.1.1 Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの概要

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlは、Webブラウザベースのグラフィカル・ユーザー・インタフェースで、Oracle WebLogic Serverドメインにインストールされる、Oracle Identity Managementコンポーネントやその他のOracle Fusion Middlewareコンポーネントの監視と管理に使用できます。


注意:

Oracle Identity Managementコンポーネントを新しいドメインにインストールすると、Fusion Middleware Control管理コンポーネントもインストールされます。

1.2 Oracle Identity Managementの概要

Oracle Identity Managementは、ファイアウォール内外のエンタープライズ・リソース間でユーザー・アイデンティティのエンドツーエンド・ライフサイクルを企業が管理できるようにします。Oracle Identity Managementを使用すると、アプリケーションのデプロイ所要時間の短縮、最も下位のレベルでの企業リソースに対する保護の適用、隠れたアクセス権限の自動削除など、様々なことが可能になります。

オラクル社の次のアイデンティティ管理製品群は、数々の賞に輝いて業界をリードしており、ベンダーが提供する最も包括的なソリューションを構成しています。

Oracle Identity Managementの詳細は、オラクル社のWebサイトで、Identity Managementのホームページを参照してください。

http://www.oracle.com/identity

1.3 Oracle Identity Management 11gリリース1（11.1.1）に含まれるコンポーネント

Oracle Identity Management 11gリリース1（11.1.1）には、次のコンポーネントが含まれます。

1.3.1 Oracle Single Sign-OnおよびOracle Delegated Administration Servicesの11gリリース1（11.1.1）での動作保証

Oracle Single Sign-OnおよびOracle Delegated Administration Servicesのリリース10g は、Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererの、リリース10gおよびリリース11gで、必須のコンポーネントです。

Oracle Single Sign-OnおよびOracle Delegated Administration Servicesの11gリリース1（11.1.1）は存在しません。ただし、Oracle Single Sign-OnおよびOracle Delegated Administration Servicesのリリース10g（10.1.4.3.0）が、Oracle Internet Directory 11gリリース1（11.1.1）で動作保証されています。

Oracle Single Sign-OnまたはOracle Delegated Administration Servicesのリリース10gを実行している場合、次のいずれかが可能です。

  • Oracle Single Sign-OnおよびOracle Delegated Administration Servicesのリリース10gを、Oracle Internet Directoryリリース10gで引き続き使用します。

    または

  • Oracle Internet Directory 11gリリース1（11.1.1）にアップグレードして新機能を活用します。


次を参照してください。

詳細は次を参照してください。

1.4 このマニュアルに含まれる内容

このトピックでは、このマニュアルに記載する情報の適用範囲と、使用方法について説明します。このトピックの内容は次のとおりです。

1.4.1 このマニュアルの使用

Oracle Fusion Middlewareドキュメント・ライブラリにある各ドキュメントは、個別の目的に合せて作成されています。このマニュアルの個別の目的とは、次の作業の方法を説明することです。

  1. Oracle Identity Management 11gリリース1（11.1.1）コンポーネントのシングル・インスタンスのインストール

  2. インストール成功の確認

  3. インストール完了後のコンポーネントのスタート・ガイド

このマニュアルは、Oracle Identity Managementの、最も一般的で、動作が保証されているデプロイメントを扱っています。各デプロイメントについて、次の情報を提供します。

  • 適切なデプロイ環境: どのデプロイメントが環境に適しているかを判断するために役立ちます。

  • デプロイされるコンポーネント: 各デプロイメントでインストールされるコンポーネントを特定します。

  • 依存関係: 各デプロイメントが依存しているコンポーネントを識別します。

  • 手順: デプロイの手順を説明します。

「インストール・タイプ: 「インストールと構成」と「ソフトウェアのインストール - 構成なし」の相違点」で説明するとおり、このマニュアルに記載する手順では、「インストールと構成」インストール・オプションを明示的に使用してOracle Identity Managementコンポーネントをデプロイする方法を説明します。

ただし、「ソフトウェアのインストール - 構成なし」インストール・オプションを使用してOracle Identity Managementコンポーネントをインストールし、その後でOracle Identity Management 11gリリース1（11.1.1）構成ウィザードを使用して構成を決定する場合も、このマニュアルの手順を使用できます。画面とタスクは「インストールと構成」オプションを使用した場合と同じです。

このガイドの情報を使用してOracle Identity Management 11gリリース1（11.1.1）をインストールする場合の推奨事項を次にまとめます。

  1. 第2章「Oracle Identity Management 11g リリース1（11.1.1）インストールの概要」を参照して、概要を把握します。

  2. 第3章「Oracle Identity Managementをインストールする前に」を参照して、Oracle Identity Managementをデプロイする前に考慮すべき事項を把握します。

  3. 第4章「一般的なインストール作業の実行」を参照して、大部分のデプロイ作業で実行が必要なタスクを理解します。開始前にこの情報を把握しておくと、デプロイ・プロセスがはかどり、簡素化されます。

  4. このマニュアルのそれぞれの章を参照して、Oracle Identity Managementコンポーネントをインストールおよび検証し、使用を開始します。

  5. 必要に応じて、付録を使用します。


関連項目:

アイデンティティ管理コンポーネントに関する追加情報が記載されているドキュメントのリストは、このマニュアルの「はじめに」にある「関連ドキュメント」の項を参照してください。

1.4.2 11gリリース1（11.1.1）へのアップグレード

このマニュアルでは、旧バージョンのOracle Identity Managementコンポーネントを11gリリース1（11.1.1）にアップグレードする方法は説明しません。旧バージョンのOracle Identity Managementコンポーネントをアップグレードするには、次の各ドキュメントを参照してください。

  • 『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』

  • 『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementアップグレード・ガイド』

1.4.3高可用性構成での11gリリース1（11.1.1）のインストール

このマニュアルでは、高可用性（HA）構成にOracle Identity Managementコンポーネントをインストールする方法は説明しません。高可用性構成にOracle Identity Managementコンポーネントをインストールする方法は、次の各ドキュメントを参照してください。

  • 『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』

  • 『Oracle Fusion Middleware Enterprise Deployment Guide for Oracle Identity Management』

  戻る
戻る 		 次へ
次へ
  目次
目次