コンフィグレーション ウィザードを使用して既存のドメインを拡張することによって、製品コンポーネント機能、またはアプリケーションとサービスをドメインに追加できます。たとえば、基本の WebLogic Server ドメインを作成した後、Avitek Medical Records Examples の機能を追加する場合は、medrec.jar テンプレートを使用してドメインを拡張する必要があります。
コンフィグレーション ウィザードでは、拡張テンプレートを使用することによって、既存のドメインを拡張する作業を簡単に実行できます。ドメイン テンプレートの詳細については、「WebLogic Server ドメイン テンプレート リファレンス」を参照してください。
図 6-1 は、ドメインの拡張プロセスにおける手順を示します。
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注意 : 管理対象サーバがリモート マシンに配布されるドメインを拡張する場合、(pack および unpack コマンドを使用)、リモート マシン上の起動スクリプトは自動的には更新されない。
リモート マシン上の起動スクリプトの更新を確実にするために、ドメインを拡張した後、次の手順を実行します。
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ドメインを拡張するには、次の手順に従います。
拡張するドメイン内のサーバが実行していないことを確認します。
「2.1 グラフィカル モードでのコンフィグレーション ウィザードの起動」で説明しているように、コンフィグレーション ウィザードを開始します。
[ようこそ] 画面では、ドメインを作成するか、製品コンポーネント機能、アプリケーション、およびサービスを追加して既存のドメインを拡張するかを選択します。
[既存の WebLogic ドメインの拡張] を選択し、[次へ] をクリックします。
[WebLogic ドメイン ディレクトリの選択] 画面では、追加のアプリケーションまたはサービスで更新する既存のドメインを選択します。
ナビゲーション ツリーを使用して有効なドメイン ディレクトリを選択します。有効なドメイン ディレクトリとは、ドメインの config ディレクトリに config.xml ファイルがあるディレクトリです。[次へ] をクリックします。
[拡張ソースの選択] 画面では、ドメイン拡張の基になるソースを選択します。ドメインに追加する製品コンポーネントを選択するか、既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張できます。
以下のオプションのいずれかを選択します。
[以下の追加 BEA 製品をサポートするために、自動的にドメインを拡張する] を選択する。
ドメインに追加する製品のチェック ボックスを選択します。すでにドメインに含まれている製品は、チェック ボックスがグレー表示になります。
既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する
[テンプレートの場所] フィールドで拡張テンプレートへのパスを指定します。
[次へ] をクリックします。
拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する場合、指定したテンプレートにアプリケーションがある場合、[ドメインの名前と場所の指定] 画面が表示されます。
[アプリケーションの場所] フィールドでアプリケーションへのパスを指定し、[次へ] をクリックします。
ドメインを拡張するプロセスの残りの手順は、ドメインを作成する手順と同じですが、ウィザードにより管理サーバおよび RDBMS セキュリティ ストア データベースをコンフィグレーションする画面が表示されない点が異なります。
「4 ドメイン環境のカスタマイズ」の説明に従って、詳細なコンフィグレーション タスク (サーバ、クラスタ、およびマシンのコンフィグレーション、クラスタまたはサーバにデプロイメントおよびサービスの対象指定など) を実行します。
「5 JDBC データ ソースとコンポーネント スキーマのカスタマイズ」の説明に従って、JDBC コンポーネント スキーマおよび JDBC データ ソースをコンフィグレーションします。
最後に、[コンフィグレーションのサマリ] 画面で、コンフィグレーションの変更を確認して、[拡張] をクリックします。
[ドメインを作成しています] 画面に、ドメイン拡張プロセスのステータスが表示されます。コンフィグレーション ウィザードにより、ドメイン ディレクトリ内の config.xml ファイルとその他のアプリケーション固有コンポーネントが、ドメイン テンプレートの定義に従って更新されます。
[完了] をクリックします。