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Oracle® Fusion Middleware コンフィグレーション ウィザードを使用したドメインの作成
11g リリース 1 (10.3.1)
B55574-01
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6 WebLogic ドメインの拡張

コンフィグレーション ウィザードを使用して既存のドメインを拡張することによって、製品コンポーネント機能、またはアプリケーションとサービスをドメインに追加できます。たとえば、基本の WebLogic Server ドメインを作成した後、Avitek Medical Records Examples の機能を追加する場合は、medrec.jar テンプレートを使用してドメインを拡張する必要があります。

コンフィグレーション ウィザードでは、拡張テンプレートを使用することによって、既存のドメインを拡張する作業を簡単に実行できます。ドメイン テンプレートの詳細については、「WebLogic Server ドメイン テンプレート リファレンス」を参照してください。

図 6-1 は、ドメインの拡張プロセスにおける手順を示します。

図 6-1 ドメインの拡張プロセス

周囲のテキストは図 6-1 について説明します。

注意 :

管理対象サーバがリモート マシンに配布されるドメインを拡張する場合、(pack および unpack コマンドを使用)、リモート マシン上の起動スクリプトは自動的には更新されない。

リモート マシン上の起動スクリプトの更新を確実にするために、ドメインを拡張した後、次の手順を実行します。

  1. リモート マシン上の管理対象サーバ ディレクトリを削除します。

  2. -managed=true オプションで pack コマンドを使用して、拡張したドメインから管理対象サーバ テンプレートを作成します。

  3. 管理対象サーバ テンプレートを unpack して、リモート マシン上に管理対象サーバを作成します。

pack および unpack コマンドの詳細については、『Oracle Fusion Middleware pack および unpack コマンドを使用したテンプレートとドメインの作成』を参照してください。


ドメインを拡張するには、次の手順に従います。

  1. 拡張するドメイン内のサーバが実行していないことを確認します。

  2. 2.1 グラフィカル モードでのコンフィグレーション ウィザードの起動」で説明しているように、コンフィグレーション ウィザードを開始します。

    [ようこそ] 画面では、ドメインを作成するか、製品コンポーネント機能、アプリケーション、およびサービスを追加して既存のドメインを拡張するかを選択します。

  3. [既存の WebLogic ドメインの拡張] を選択し、[次へ] をクリックします。

    [WebLogic ドメイン ディレクトリの選択] 画面では、追加のアプリケーションまたはサービスで更新する既存のドメインを選択します。

  4. ナビゲーション ツリーを使用して有効なドメイン ディレクトリを選択します。有効なドメイン ディレクトリとは、ドメインの config ディレクトリに config.xml ファイルがあるディレクトリです。[次へ] をクリックします。

    [拡張ソースの選択] 画面では、ドメイン拡張の基になるソースを選択します。ドメインに追加する製品コンポーネントを選択するか、既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張できます。

  5. 以下のオプションのいずれかを選択します。

    • [以下の追加 BEA 製品をサポートするために、自動的にドメインを拡張する] を選択する。

      ドメインに追加する製品のチェック ボックスを選択します。すでにドメインに含まれている製品は、チェック ボックスがグレー表示になります。

    • 既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する

      [テンプレートの場所] フィールドで拡張テンプレートへのパスを指定します。

    [次へ] をクリックします。

    拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する場合、指定したテンプレートにアプリケーションがある場合、[ドメインの名前と場所の指定] 画面が表示されます。

  6. [アプリケーションの場所] フィールドでアプリケーションへのパスを指定し、[次へ] をクリックします。

    ドメインを拡張するプロセスの残りの手順は、ドメインを作成する手順と同じですが、ウィザードにより管理サーバおよび RDBMS セキュリティ ストア データベースをコンフィグレーションする画面が表示されない点が異なります。

  7. 4 ドメイン環境のカスタマイズ」の説明に従って、詳細なコンフィグレーション タスク (サーバ、クラスタ、およびマシンのコンフィグレーション、クラスタまたはサーバにデプロイメントおよびサービスの対象指定など) を実行します。

  8. 5 JDBC データ ソースとコンポーネント スキーマのカスタマイズ」の説明に従って、JDBC コンポーネント スキーマおよび JDBC データ ソースをコンフィグレーションします。

  9. 最後に、[コンフィグレーションのサマリ] 画面で、コンフィグレーションの変更を確認して、[拡張] をクリックします。

    [ドメインを作成しています] 画面に、ドメイン拡張プロセスのステータスが表示されます。コンフィグレーション ウィザードにより、ドメイン ディレクトリ内の config.xml ファイルとその他のアプリケーション固有コンポーネントが、ドメイン テンプレートの定義に従って更新されます。

  10. [完了] をクリックします。