この章では、様々なタイプのアプリケーションのためにデプロイ・ファイルを作成するときに必要となるTopLink情報について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
パッケージ化およびデプロイの詳細は、次を参照してください。
『EclipseLink Developer's Guide』の「Packaging and Deploying EclipseLink JPA Applications」(http://wiki.eclipse.org/Packaging_and_Deploying_EclipseLink_JPA_Applications_%28ELUG%29)
デプロイするアプリケーションのタイプに応じて、次のいずれかのデプロイ・ファイルを作成する必要があります。
TopLink Workbenchでは、TopLink Workbenchプロジェクトからデプロイ・ファイルを作成できます(116.3項「プロジェクト情報のエクスポート」を参照)。プロジェクトの作成後、デプロイ・ファイルを作成するには2種類の方法があります。
コンパイルが不要なXMLデプロイ・ファイルを作成する方法。
Javaソース・ファイルを作成する方法。この場合、TopLink Workbenchを使用せずにコンパイルとデプロイを行います。
XMLファイルはコンパイル済のJavaファイルよりもデプロイとトラブルシューティングが簡単であるため、デプロイ方法としてはXMLによるデプロイをお薦めします。この方法では、安全かつ簡単に変更を行うことのできる非常に柔軟な構成が得られます。XMLデプロイ・ファイルは、サード・パーティのアプリケーションやコンパイラがなくても、正常にデプロイできます。
project.xmlファイルは、アプリケーションの中心です。このファイルには、定義したマッピングとディスクリプタ、およびプロジェクトに関連付けられた名前付き問合せまたはファインダが含まれています。
この項の内容は次のとおりです。
project.xmlファイルのXSDは、toplink-object-persistence_11_1_1.xsdであり、<TOPLINK_HOME>\xsdsディレクトリにあります。
POJOアプリケーションでは、プロジェクト・メタデータをproject.xmlファイルで定義します。
project.xmlファイルは、プロジェクト・メタデータの構成、変更およびトラブルシューティングを行うための単純で柔軟な方法を提供します。project.xmlファイルにはこのような属性があるため、TopLinkプロジェクトの構成にはこのファイルの使用をお薦めします。TopLink Workbenchには、project.xmlファイルを作成および編集するためのグラフィック・ツールが用意されています。TopLink Workbenchを使用したプロジェクト作成の詳細は、9.1.1.6項「TopLink Workbenchを使用したproject.xmlファイルの作成」を参照してください。
JPAアプリケーションの場合、JPA注釈、persistence.xml、orm.xml、EclipseLink JPA注釈およびpersistence.xmlプロパティ拡張機能を使用してプロジェクト・メタデータを表現できます。EclipseLink JPA永続性プロバイダでは、これらすべてのメタデータのソースを解釈して、実行時にインメモリー・セッションおよびプロジェクトが作成されます。
EclipseLink JPAを使用すると、JPAおよびEntityManagerを使用して永続クラスにアクセスしている間に、sessions.xmlおよびproject.xmlを使用してメタデータを指定することもできます。詳細は、『EclipseLink Developer's Guide』の「What You May Need to Know About EclipseLink JPA Overriding Mechanisms」(http://wiki.eclipse.org/Using_EclipseLink_JPA_Extensions_%28ELUG%29#What_You_May_Need_to_Know_About_EclipseLink_JPA_Overriding_Mechanisms)を参照してください。
CMPアプリケーションでは、プロジェクト・メタデータの指定方法は、アプリケーションをデプロイするJava EEアプリケーション・サーバーに依存します(9.1.5項「toplink-ejb-jar.xmlファイル」を参照)。
Oracle JDeveloperでは、TopLinkマッピング・プロジェクト情報はTopLinkマップで保持されます。詳細は、Oracle JDeveloperオンライン・ヘルプを参照してください。
project.xmlファイルはアプリケーションに関連付けられたクラスおよびデータ・ソースと同期化する必要があるため、手動で変更しないでください。同期化を正しく行うことができるTopLink Workbenchは、プロジェクトを変更するために最適な方法です。TopLink Workbenchでプロジェクトを変更し、project.xmlファイルを再デプロイするだけです。このオプションを使用することで、プロジェクトが変更されるたびにJavaコードを再生成およびコンパイルする必要性をなくして、デプロイの時間を短縮します。
デプロイXML情報のエクスポートに関する詳細は、116.3項「プロジェクト情報のエクスポート」を参照してください。
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注意: このファイルにproject.xml以外の名前を付けてもかまいません。ただし、ここでは、説明をわかりやすくするため、ファイル名を変更しないものとしています。 |
オプションとして、DeploymentXMLGenerator APIを使用して、次のいずれかの方法でプログラムによりproject.xmlを生成できます。
アプリケーションから、DeploymentXMLGeneratorとJavaソースをインスタンス化します。次のメソッドをコールします。
generate (<MW_Project.mwp>, <output file.xml>)
コマンドラインから、次のコマンドを使用します。
java -classpath toplink.jar;toplinkmw.jar;xmlparserv2.jar;ejb.jar; oracle.toplink.workbench.mappings.DeploymentXMLGenerator <MW_Project.mwp> <output file.xml>
どちらの方法を使用する場合も、クラスパスに<TOPLINK_HOME>\xsdsディレクトリが含まれていることを事前に確認してください。
各TopLinkプロジェクトは、TopLinkのセッションに属します。セッションは、アプリケーションがTopLink機能にアクセスするときに使用するファサードです(セッションに関する詳細は、第XXI部「TopLinkセッション」を参照してください)。セッションを定義する場所は、アプリケーションがCMPを使用するかどうかに応じて異なります。
この項の内容は次のとおりです。
sessions.xmlファイルのXSDは、sessions_11_1_1.xsdであり、<TOPLINK_HOME>\xsdsディレクトリにあります。
XSDで書式設定されたsessions.xmlファイルを使用すると、TopLinkランタイムは、sessions.xmlファイルの検証とセッションのインスタンス化を分離して行います。XMLファイルの書式設定の問題とセッション・マネージャによるセッションのインスタンス化の問題を分離できることで、トラブルシューティングが簡単になります。例9-1で示されているように、検証時にスローされる例外により、失敗が無効なsessions.xmlファイルに起因することが明確に示されます。
Exception [TOPLINK-9010] (Oracle TopLink - 10g (10.0.3)(Build 040127Dev)): oracle.toplink.exceptions.SessionLoaderException Exception Description: A End tag does not match start tag 'session'. was thrown while parsing the XML file against the XML schema. Internal Exception: oracle.xml.parser.v2.XMLParseException: End tag does not match start tag 'session'.
POJOアプリケーションでは、セッションをsessions.xmlファイルで定義します。
sessions.xmlファイルは、アプリケーション・セッションの構成、変更およびトラブルシューティングを行うための単純で柔軟な方法を提供します。sessions.xmlファイルにはこのような属性があるため、TopLinkセッションの構成にはこのファイルの使用をお薦めします。TopLinkには、sessions.xmlファイルを作成および編集するためのグラフィック・ツールが用意されています。詳細は、第88章「セッションの作成」を参照してください。
JPAアプリケーションの場合、JPA注釈、persistence.xml、orm.xml、EclipseLink JPA注釈およびpersistence.xmlプロパティ拡張機能を使用してセッション・メタデータを表現できます。EclipseLink JPA永続性プロバイダでは、これらすべてのメタデータのソースを解釈して、実行時にインメモリーのTopLinkセッションおよびプロジェクトが作成されます。
EclipseLink JPAを使用すると、JPAおよびEntityManagerを使用して永続クラスにアクセスしている間に、sessions.xmlおよびproject.xmlを使用してメタデータを指定することもできます。詳細は、『EclipseLink Developer's Guide』の「What You May Need to Know About EclipseLink JPA Overriding Mechanisms」(http://wiki.eclipse.org/Using_EclipseLink_JPA_Extensions_%28ELUG%29#What_You_May_Need_to_Know_About_EclipseLink_JPA_Overriding_Mechanisms)を参照してください。
CMPプロジェクトでは、セッション・メタデータの指定方法は、アプリケーションをデプロイするJava EEアプリケーション・サーバーに依存します。
OC4Jでは、セッション構成は、orion-ejb-jar.xmlファイルで行われます。data-source、共通のセッションのオプションの一部およびセッション・カスタマイザ・クラスを指定できます(表9-3「orion-ejb-jar.xmlファイルのpersistence-managerのpm-properties用サブエントリ」を参照)。この場合、TopLinkプロジェクトXMLファイルをtoplink-ejb-jar.xmlと命名します(9.1.1項「project.xmlファイル」を参照)。
各EJBモジュールには、モジュールに含まれるすべてのEJBを記述する1つのejb-jar.xmlファイルが含まれています。
ほとんどのIDEには、ejb-jar.xmlファイルを作成する機能が用意されています。IDEからのこのファイルの生成の詳細は、IDEのドキュメントを参照してください。
EJBアプリケーションを構築する場合、TopLink Workbenchでejb-jar.xmlファイルを作成することをお薦めします。TopLink Workbenchではejb-jar.xmlファイルの読取りと書込みの両方が可能なため、次のような方法で、TopLink Workbenchを使用してejb-jar.xmlファイルをメンテナンスできます。
TopLink Workbenchを使用せずにファイルを手動で変更した場合、ejb-jar.xmlファイルをTopLink Workbenchプロジェクトに再インポートしてプロジェクトをリフレッシュします。
TopLink Workbenchプロジェクトを変更して保存すると、TopLink Workbenchにより、ejb-jar.xmlファイルが自動的に更新されます。
TopLink Workbenchにおけるejb-jar.xmlファイルの管理の詳細は、19.7項「ejb-jar.xmlファイルの使用」を参照してください。
JAVA-EE-CONTAINER-ejb-jar.xmlファイルの内容は、EJBのデプロイ先となるコンテナによって異なります。このファイルを作成するには、コンテナ付属のツールを使用します。
ほとんどの場合、JAVA-EE-CONTAINER-ejb-jar.xmlファイルは変更せずにTopLinkに統合できます。ただし、場合によっては、いくつかのTopLink固有の変更を行う必要があります。
詳細は、次を参照してください。
weblogic-ejb-jar.xmlの構成に関する詳細は、9.8項「weblogic-ejb-jar.xmlファイルのOracle WebLogic Server用の構成」を参照してください。
表9-1では、orion-ejb-jar.xmlファイルを変更できるシナリオを示します。
表9-1 orion-ejb-jar.xmlファイルを変更できるシナリオ
| CMPタイプ | マッピング・タイプ | アクション |
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Orion |
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Orion |
デフォルト・マッピング |
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Toplink |
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Toplink |
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Toplink |
デフォルト・マッピング( |
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orion-ejb.jar.xmlファイルの構成に関する詳細は、9.9項「orion-ejb-jar.xmlファイルのOC4J用の構成」を参照してください。
toplink-ejb-jar.xmlファイルは、CMPプロジェクトでのみ使用されます。TopLinkランタイムは、JAVA-EE-CONTAINER-ejb-jar.xmlファイル(9.1.4項「JAVA-EE-CONTAINER-ejb-jar.xmlファイル」を参照)に設定されたプロパティを使用して、toplink-ejb-jar.xmlファイルを見つけ、読み取ります。
toplink-ejb-jar.xmlファイルの用途は、使用しているアプリケーション・サーバーのタイプによって異なります。
CMPアプリケーションをOC4Jにデプロイする場合、toplink-ejb-jar.xmlファイルがproject.xmlファイルに使用される名前です。
この場合、toplink-ejb-jar.xmlファイルを作成するには、単にproject.xmlファイルの名前を変更します。詳細は、9.1.1項「project.xmlファイル」を参照してください。
Javaアプリケーションでは、TopLinkはデプロイのためにJava EEコンテナを使用しません。かわりに、自身のメカニズムを利用して、機能と永続性を提供します。このタイプのアプリケーションの重要な要素は、Java EEコンテナを使用しないこと、およびアプリケーションJARファイルをクラスパスに配置することによりアプリケーションをデプロイするということです。
Javaアプリケーションは、次のデプロイ・ファイルを必要とします。
多くの設計者は、JSPとJavaサーブレットを使用したTopLinkアプリケーションを構築します。このタイプの設計では、通常、Webベースのアプリケーションがサポートされます。
JSPおよびサーブレット・アプリケーションは、次のデプロイ・ファイルを必要とします。
通常、セッションBeanはプロセス、オペレーションまたはサービスをモデル化するものであるため、永続的ではありません。TopLinkとの対話をセッションBeanにラップするTopLinkアプリケーションを構築できます。セッションBeanは、TopLink関連のオペレーションすべてをクライアントのかわりに実行します。
このタイプの設計では、JTSおよび外部管理トランザクションが使用されますが、永続アプリケーションに関連するオーバーヘッドは発生しません。また、セッションBeanアプリケーションはスケーラビリティに優れ、簡単にデプロイできます。
この項の内容は次のとおりです。
EJB 1.nおよび2.nセッションBeanアプリケーションは、次のデプロイ・ファイルを必要とします。
EJB 3.0セッションBeanアプリケーションでは、JPA注釈および永続性単位プロパティ、または特別な場合にはeclipselink.session-xml永続性単位プロパティ(『EclipseLink Developer's Guide』の「EclipseLink JPA Persistence Unit Properties for Database, Session, and Application Server」の表(http://wiki.eclipse.org/Using_EclipseLink_JPA_Extensions_%28ELUG%29#Using_EclipseLink_JPA_Extensions_for_Session.2C_Target_Database_and_Target_Application_Server)を参照)を使用することをお薦めします。
また、project.xmlファイルおよびsessions.xmlファイルの使用を選択することもできます。
詳細は、次を参照してください。
『EclipseLink Developer's Guide』の「Java Persistence API Overview」(http://wiki.eclipse.org/Introduction_to_Java_Persistence_API_%28ELUG%29)
『EclipseLink Developer's Guide』の「Introduction to EclipseLink JPA」(http://wiki.eclipse.org/Introduction_to_EclipseLink_JPA_%28ELUG%29)
http://wiki.eclipse.org/EclipseLink/UserGuide/Developing_JPA_Projects_%28ELUG%29
JPAアプリケーション用デプロイ・ファイルの作成方法の詳細は、『EclipseLink Developer's Guide』の「Packaging and Deploying EclipseLink JPA Applications」(http://wiki.eclipse.org/Packaging_and_Deploying_EclipseLink_JPA_Applications_%28ELUG%29)を参照してください。
多くのアプリケーションは、Java EEコンテナの提供する永続性メカニズムを使用します。TopLinkでは、このタイプのアプリケーションが完全にサポートされています。
JARファイルに含まれるコンテナ管理の永続性を備えたすべてのエンティティBeanに対して、ただ1つの永続性マネージャのみを使用できます。
CMPアプリケーションは、次のデプロイ・ファイルを必要とします。
ejb-jar.xml(9.1.3項「ejb-jar.xmlファイル」を参照)
JAVA-EE-CONTAINER-ejb-jar.xml(9.1.4項「JAVA-EE-CONTAINER-ejb-jar.xmlファイル」を参照)
toplink-ejb-jar.xml(9.1.5項「toplink-ejb-jar.xmlファイル」を参照)
BMPを使用する独自の永続性コードを記述する場合は、oracle.toplink.ejb.bmpパッケージのクラスを利用できます。これらクラスの使用の有無にかかわらず、BMPアプリケーションは、次のデプロイ・ファイルを必要とします。
project.xml(9.1.1項「project.xmlファイル」)
sessions.xml(9.1.2項「sessions.xmlファイル」)
ejb-jar.xml(9.1.3項「ejb-jar.xmlファイル」を参照)
TopLinkアプリケーションをOracle WebLogic Serverにデプロイする前に、weblogic-ejb-jar.xmlファイルを変更する必要があります。
TopLinkがサポートしていないかまたは必要としないweblogic-ejb-jar.xmlのタグは使用しないでください(9.8.1項「weblogic-ejb-jar.xmlファイルのサポートされていないタグについて」を参照)。
weblogic-ejb-jar.xmlファイルには、TopLinkでサポートされておらず、必要のない次のようなタグが含まれています。
concurrency-strategy: このタグは、Oracle WebLogic Serverで特定のBeanに対する同時ユーザーをどのように管理するかを指定するためのものです。TopLinkでは同時アクセスを内部的に管理するため、このタグは不要です。
TopLinkでの同時実行性に関する方針の詳細は、119.26項「ロック・ポリシーの構成」を参照してください。
db-is-shared: TopLinkでは、データベース・アクセスの排他性についての仮定を行わないため、このタグは不要です。マルチユーザー・アクセスの問題には、各種ロック・ポリシーとリフレッシュ・ポリシーを通じて対処します。
delay-updates-until-end-of-tx: TopLinkでは、必ず更新をトランザクションの最後まで遅らせるため、このタグは不要です。
finders-load-bean: TopLinkでは、必ずファインダの実行時にBeanをロードするため、このタグは不要です。
pool: TopLinkでは、エンティティBeanに対してプール方式を使用しません。そのため、プールが原因で発生するオブジェクト・アイデンティティの問題が回避されます。
lifecycle: この要素は、プール方式に従うBeanを管理するためのものです。TopLinkではプール方式を使用しないため、このタグは無視されます。
is-modified-method-name: TopLinkでは、開発者が定義したBeanメソッドによって、オブジェクトの状態の変化を検出する必要はありません。
isolation-level: キャッシュまたはデータベース・トランザクションの分離レベル設定はTopLinkプロジェクトで指定するため、このタグは無視されます。
cache: TopLinkのキャッシュ・プロパティはTopLink Workbenchで定義するため、このタグは不要です。
TopLinkアプリケーションをOC4Jにデプロイするには、orion-ejb-jar.xmlファイルを変更します。詳細は、9.9.1項「persistence-managerのエントリの構成方法」を参照してください。
アプリケーションをOC4Jの以前のリリースから移行する場合、TopLink移行ツールを使用して、orion-ejb-jar.xmlファイルから新しいtoplink-ejb-jar.xmlに永続性情報を自動的に移行できます。詳細は、8.4.2項「OC4J TopLink永続性へのOC4J Orion CMP永続性の移行方法」を参照してください。
TopLinkをOC4J永続性マネージャとして使用する場合は、persistence-managerのサブエントリ(表9-2を参照)をorion-ejb-jar.xmlファイルに構成します。orion-ejb-jar.xmlファイルを変更するシナリオの詳細は、9.1.4.2項「OC4Jおよびorion-ejb-jar.xmlファイル」を参照してください。
OC4J永続性マネージャとしてTopLinkを使用していない場合、persistence-managerのサブエントリは変更しないでください。
OC4J は、entity-deploymentの属性pm-nameをサポートしていません。このかわりとして、persistence-managerの属性nameを使用してください(表9-2を参照)。OC4Jがorion-ejb.jar.xmlファイルを解析したとき、pm-name属性が発見されると、OC4Jはその値を無視して、次の警告メッセージを記録します。
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警告:
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表9-2 orion-ejb-jar.xmlファイルのpersistence-managerのエントリ
| エントリ | 説明 |
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使用する永続性マネージャの名前。この値を
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この属性は構成しないでください。 |
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このプロパティは、 TopLinkマッピング・メタデータをデプロイXMLファイルにエクスポートする場合は、このプロパティをデプロイXMLファイルの名前(デフォルト: マッピング・メタデータ・ファイルのかわりにTopLinkプロジェクト・クラスを使用する場合は、このプロパティを設定しないでください(表9-3の |
永続性マネージャとしてTopLinkを選択した場合(表9-2のnameを参照)、persistence-managerのpm-properties用サブエントリ(表9-3を参照)を使用し、TopLinkセッションが、TopLinkランタイムによってCMPプロジェクトのために内部で作成および使用されるように構成しておきます。persistence-managerのサブエントリは、CMPプロジェクトのsessions.xmlファイルのかわりになります。
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注意: セッション機能のサブセットを構成できるのはこれらのプロパティを使用した場合のみで、多くの場合、デフォルトの構成が適用されます。すべてのセッション機能を構成しデフォルトをオーバーライドするには、カスタマイズ・クラスを使用する必要があります(表9-3のcustomization-classを参照)。 |
表9-3 orion-ejb-jar.xmlファイルのpersistence-managerのpm-properties用サブエントリ
| エントリ | 説明 |
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TopLinkで永続化されたこのEJBデプロイJARファイルの一意の名前。このアプリケーション・サーバー・インスタンスに含まれる、TopLinkによって永続化されたデプロイ済JARファイルすべてにおいて、一意とする必要があります。 TopLinkランタイムが、TopLinkで永続化されたデプロイ済JARファイルのTopLinkセッションを内部で作成すると、TopLinkセッション・マネージャはこの 名前を指定しないと、TopLinkランタイムは一意の名前を生成します。 |
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TopLinkマッピング・メタデータをJavaクラスにエクスポート(して マッピング・メタデータ・ファイルを使用している場合、このプロパティは設定しないでください(表9-2の |
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TopLinkマッピングおよびランタイム構成のデプロイ・カスタマイズを許可するために使用されるオプションのJavaクラス(
クラスは、そのパッケージ名で完全修飾され、デプロイJARファイルに含まれている必要があります。 |
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特定のデータベースに固有のTopLinkサポートを含む、オプションのTopLinkデータベース・プラットフォーム・クラス( この値は、アプリケーションが使用しているデータベースに対応するデータベース・プラットフォーム・クラスに設定します。クラスは、そのパッケージ名で完全修飾されている必要があります。 |
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リモート・オブジェクト間のリレーションシップを可能にするオプション・フラグ。有効な値は次のとおりです。
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9.9.1.2項「cache-synchronizationのプロパティの構成」を参照してください。 |
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9.9.1.3項「default-mappingのプロパティの構成」を参照してください。 |
TopLinkを永続性マネージャとして選択した場合(表9-2のnameを参照)、pm-propertiesのcache-synchronization用サブエントリ(表9-4を参照)を使用し、セッションのTopLinkキャッシュ・コーディネーション機能を構成して、TopLinkランタイムによってCMPプロジェクトのために内部で使用されるようにします。TopLinkキャッシュ・コーディネーションに関する詳細は、102.3項「キャッシュ・コーディネーション」を参照してください。
このサブエントリが存在している場合、キャッシュ・コーディネーションの構成を実行する際に、カスタマイズ・クラスを使用する必要があります(表9-3のcustomization-classを参照)。TopLinkキャッシュ・コーディネーションの構成に関する詳細は、第103章「コーディネート・キャッシュの構成」を参照してください。
表9-4 orion-ejb-jar.xmlファイルのpm-propertiesのcache-synchronization用サブエントリ
| エントリ | 説明 |
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キャッシュ・コーディネーション更新を他のサーバーに同期または非同期のいずれで伝播するかを示すインジケータ。有効な値は次のとおりです。
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JMSコーディネート・キャッシュ用: OC4JのJNDIネーミング・サービスを使用していて、コーディネート・キャッシュにあるすべてのホストがOC4J固有のRMIプロトコルであるORMIを使用して通信できる場合は、次のようなURLを使用します。 ormi://<JMS-host-IP>:<JMS-host-port> ここで、 RMIまたはCORBAによってコーディネートされるキャッシュ用: OC4J JNDIネーミング・サービスを使用することと、コーディネートされたキャッシュにあるすべてのホストがOC4Jのデフォルト・ポートである23791でOC4J固有のRMIプロトコルであるORMIを使用して通信できることを前提として、次のようなURLを使用します。 ormi://<session-host-IP>:23791 ここで、 |
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JNDIネーミング・サービスへのログインに必要なオプションのユーザー名。 |
TopLinkを永続性マネージャとして選択した場合(表9-2のnameを参照)、pm-propertiesのdefault-mapping用サブエントリ(表9-5を参照)を使用して、TopLinkのデフォルト・マッピングおよび自動表生成機能を構成します。
TopLinkのデフォルト・マッピングの詳細は、17.2.3.4項「実行時にOC4Jを使用するEJB 2.n CMPプロジェクトでのデフォルト・マッピング」を参照してください。
TopLinkの自動表生成に関する詳細は、6.4項「データベース表の自動作成」を参照してください。
表9-5 orion-ejb-jar.xmlファイルのpm-propertiesのdefault-mapping用サブエントリ
| エントリ | 説明 |
|---|---|
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マップされるデータベース表を準備するためにTopLinkが実行する内容を決定する、オプションの要素。有効な値は次のとおりです。
この設定は、アプリケーション(EAR)またはシステムのレベルで、 |
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生成された表の名前が一意とするには長さが足りない場合に使用される要素。値は デフォルト・マッピングでは、各エンティティは1つの表にマップされます。唯一の例外は多対多でのマッピングで、この場合、ソースおよびターゲットのエンティティに1つの余分なリレーション表が含まれます。
ただし、同じエンティティが1つのアプリケーションで、または複数のアプリケーションにわたって、複数のJARファイルで定義されていると、表名の衝突は避けられません。 この問題を回避するには、
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