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Oracle Fusion Middleware Oracle TopLink開発者ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B56246-01
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30 リレーショナルXMLタイプへ直接マッピングの構成

この章では、リレーショナルXMLTypeへ直接マッピングを使用するために構成する必要がある様々なコンポーネントについて説明します。

この章の内容は次のとおりです。

複数のマッピング・タイプに共通のTopLinkマッピング・オプションを構成する方法の詳細は、第121章「マッピングの構成」を参照してください。

TopLinkマッピングの作成方法の詳細は、第120章「マッピングの作成」を参照してください。

表30-1は、リレーショナルXMLTypeへ直接マッピングの構成可能オプションを示します。

30.1 リレーショナルXMLタイプへ直接マッピングの構成の概要

表30-1は、リレーショナルXMLTypeへ直接マッピングの構成可能オプションを示します。

表30-1 リレーショナルXMLタイプへ直接マッピングの構成可能オプション

構成オプション Oracle JDeveloper
TopLink Workbench
Java

データベース・フィールド(28.3項「データベース・フィールドの構成」を参照)

サポートされている
サポートされている
サポートされている

メソッドまたは直接フィールド・アクセス(121.6項「マッピング・レベルでのメソッドまたは直接フィールド・アクセスの構成」を参照)

サポートされている
サポートされている
サポートされている

読取り専用(121.2項「読取り専用マッピングの構成」を参照)

サポートされている
サポートされている
サポートされている

文書全体を読取り(30.2項「文書全体を読取りの構成」を参照)

サポートされている
サポートされている
サポートされている

マッピング・コメント(121.8項「マッピング・コメントの構成」を参照)

サポートされている
サポートされている
サポートされている

例30-1は、JavaコードによるXMLTypeへ直接マッピングの作成方法とディスクリプタへの追加方法を示します。

例30-1 XMLタイプへ直接マッピング

public void customize(ClassDescriptor descriptor) {
    DirectToXMLTypeMapping mapping = new DirectToXMLTypeMapping();

    // configure mapping
    ...

    // add mapping to descriptor
    descriptor.addMapping(mapping);
}

詳細は、次を参照してください。

30.2 文書全体を読取りの構成

XMLタイプをDocument Object Model(DOM)にマップする際、デフォルトでは、TopLinkはDOMのデータベース表現を使用します。これにより、データベースからのXMLデータの遅延ロードが可能になります。

ただし、完全なDOMを必要とする場合(または、データベース接続からの切断方法で利用できるDOMを必要とする場合)、「文書全体を読取り」オプションを使用して、データベースから完全なDOMを取得します。

30.2.1 TopLink Workbenchを使用した文書全体を読取りの構成方法

このマッピングがXML文書全体を読み取るように指定するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータでマッピングを選択します。そのプロパティがエディタに表示されます。

  2. 「一般」をクリックします。「一般」タブが表示されます。

    図30-1 XMLへ直接マッピング・プロパティ・シート、「文書全体を読取り」オプション

    図30-1の説明が続きます
    「図30-1 「XMLへ直接マッピング・プロパティ・シート、「文書全体を読取り」オプション」の説明

「文書全体を読取り」オプションを選択して、XML文書全体を読み取ります。このオプションを選択しない場合は、TopLinkに対して接続がオープンのままでデータベース値を読み取る必要があります。

30.2.2 Javaを使用した文書全体を読取りの構成方法

次のDirectToXMLTypeMappingメソッドを使用します。

  • setShouldReadWholeDocument

  • shouldReadWholeDocument

DirectToXMLTypeMappingで使用可能なメソッドの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Java API Reference for Oracle TopLink』を参照してください。