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本文の内容を表す技術説明図
必要性

1980年代後半以来、コンピューティング技術は少なくとも2つの大変革を経て、3番目の変革期に入りつつあります。最初の変革を象徴するのが、PCとクライアント/サーバー・コンピューティングで、ワード・プロセッサとプリンタがタイプライタに取って代わりました。次の変革では、電子メールやWebサイトでオンライン情報が瞬時に入手できることで、Webで作成された社内メモと紙ベースの情報が使用されなくなりました。今日、私たちは、一般にサービス指向アーキテクチャ(SOA)と呼ばれる第三の技術変革の道を歩んでいます。柔軟性のないモノリシック・アプリケーションが、急激に変化する組織の要求とともに急速に進歩する複合的なビジネス主導型ソリューションに変わりつつあります。複数のアプリケーションにアクセスする必要性に対応し、アプリケーション内でコンテンツとその他のリソースを統合する技術が要求されます。これには、アプリケーション開発アーキテクチャとポータル・アーキテクチャの集中が必要です。また、wiki、ブログ、タグ付け、ディスカッション、RSSといったWeb 2.0テクノロジは、共同作業のあり方に劇的な影響を与えました。

現在、個々のWeb 2.0テクノロジの利点を職場に導入することは、ユーザーが多くのアプリケーションやツールを巧みに使いこなして、仕事を達成することにもなります。これらのサービス間には何もつながりがなく、ユーザーはそれらすべてがどのように関連しているかを覚えざるを得ません。ユーザーは、すべてを1つの環境にまとめ、仕事の方法を合理化し、簡素化する必要があります。一元化されたサービスのセットを管理し、それらを要求するすべてのチームに例外なく利用できるようにする簡単な方法がIT部門には必要です。今日では、各部門が独自のwikiサーバーまたは独自のブログ・エンジンをインストールし、コンプライアンス、アーカイブ、古くなった情報、異なるツール間での統合検索に関連するすべての問題の管理は、IT部門に委ねられます。これらのバーチャル・アイランドからの貴重な情報すべてを、企業アプリケーションのプロセスとの統合に利用しようという試みは大規模な仕事です。