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Oracle WebCenter Framework
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Oracle WebCenter Frameworkの概要

Oracle WebCenter Frameworkは、Oracle JDeveloperのデザインタイム拡張機能で、Webベースのポータルとエンタープライズ・アプリケーションとの境界をなくします。また、すべてのOracle WebCenterテクノロジが実行されるランタイム・ポータルおよびWeb 2.0フレームワークも実現します。

Oracle WebCenter Frameworkを使用すると、AJAXベースのコンポーネント、ポートレット、サービスおよびコンテンツを、コンテキストリッチでカスタマイズ可能なアプリケーションや企業ポータルに埋め込むことができます。従来、開発者は、ポータル、Webアプリケーション、コンポジット・アプリケーション、ソーシャル・ネットワーキングまたはコミュニティ・サイトのいずれを構築するかを決める必要がありました。Oracle WebCenter Frameworkは、これらのギャップを埋め、異なるタイプのすべてのアプリケーションを速やかに配信する最新の開発フレームワークを提供します。開発者は、ポータルを作成するか、あるいはアプリケーションを作成するかを前もって決める必要がありません。Oracle WebCenter Frameworkを使用すれば、どのアプリケーションもポータルになり得るし、どのポータルでもアプリケーションになり得ます。最も重要な点は、Oracle WebCenter Frameworkが、各タイプのコンポーネントを必要なときにポータルまたはアプリケーションに追加でき、また不要な場合には除外できるように設計されていることです。これにより、全体的にアプリケーションの配信やメンテナンスが大幅に改善されます。

Oracle WebCenter Frameworkは、これまでポータル製品にのみ備わっていた機能を統合することにより、追加のコンポーネント、統合、ランタイム・オプションで、JSF宣言型開発環境を強化します。これらの機能により、次のことが可能になります。 Oracle WebCenter Frameworkの標準ベースのポートレット開発環境とビジネス・ユーザー・ツールは、JSR 168ベースのポートレットの迅速な作成や、WSRP 2.0ベースのポートレット・プロデューサのデプロイをサポートします。

Oracle WebCenter Frameworkのセキュリティは、JAAS標準およびJava EE標準に基づいているため、Oracle WebCenterのアプリケーションまたはポータルを保護する場合は、既存のアイデンティティ管理ストアのエンタープライズ・ロールを直接利用できます。

Oracle Webcenter Frameworkには、アプリケーションやポータルに、ソーシャル・ネットワーキングや個人生産性のサービスを簡単に追加するために、すぐに使用可能なコンポーネントが備わっています。これらのコンポーネントは、WebCenter Servicesによって提供されます。たとえば、ユーザーが重要アイテムにタグ付けし、他のユーザーと共有できるようにすることが可能です。また、ページにディスカッション・サービスを追加して、ユーザーがページの設計について重要なフィードバックを迅速かつ容易に提供できるようにすることも可能です。マッシュアップの作成、セキュリティの管理、あるいはOracle JSF Portlet Bridgeの使用の際に、WebCenter Servicesを使用できます。

Oracle JSF Portlet Bridgeにより、任意のJSFアプリケーションまたはタスク・フローをJSR 168ポートレットに簡単に変換でき、それをアプリケーションまたは標準ベースのポータルに追加できます。JSR 170データ・コントロールを使用すれば、異種リポジトリのコンテンツの統合や公開が可能です。Oracle WebCenter Frameworkには、Oracle Content ServerおよびOracle Portal用のアダプタが含まれています。

Oracle Composerは、すぐに使用できるコンポーネントの集合としてOracle WebCenter Frameworkで公開されており、アプリケーションやポータルでのコンテンツの開発が容易になり、エンド・ユーザーが実行時に自分のページをカスタマイズできます。さらに、すべてのユーザーが重要な情報にアクセスできるように、OracleのBusiness Dictionaryまたはリソース・カタログのロールベースのバージョンを提供できます。