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Oracle WebCenter Framework
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コンポーネントとポートレットとのマッシュアップまたはワイヤリング

コンテキストの情報がユーザーに必ず表示されるようにするには、関連コンポーネントまたはポートレットをワイヤリング(つまりマッシュアップ)して、それらのコンテンツを常に同期化する方法があります。Oracle WebCenterでは、これをコンテキスト・イベント・フレームワークと呼びます。機能豊富で動的なアプリケーションまたはポータルを提供するため、Oracle WebCenter Frameworkでは、Oracle ADF Facesコンポーネント、WSRPポートレット、PDK-Javaポートレットおよびタスク・フローをワイヤリングによって1つにまとめることができます。たとえば、株価と市況ニュースのポートレットが同じページにあるとします。これらのポートレット(ワイヤリングでまとめられている) は、株のティッカー・シンボルに基づいています。株価ポートレットで株のティッカー・シンボルが変更されると、市況ニュース・ポートレットでは、その変更を捉え、同じティッカー・シンボルのヘッドラインでリフレッシュします。

ページ変数をポートレット・パラメータにワイヤリングすることで、そのページ上のポートレットがコンテキストに適合できるようにします。たとえば、顧客識別子変数を含むページを考えるとします。ページ上の関連ポートレットで、表示する情報を決定するために、顧客識別子の値を使用する場合、ページ変数にワイヤリングされた顧客の詳細ポートレットのパラメータで、顧客識別子の値を解析し、表示する顧客情報を決定できます。

最後に、コンテキスト・イベント・フレームワークが、影響を受けるコンポーネントのコンテンツのみをリフレッシュする機能を提供することが重要です。これにより、ページをリフレッシュするタイミングや方法を知っているユーザーに頼らない、機能豊富で動的かつ直観的なユーザー・エクスペリエンスが保証され、機能豊富なWeb 2.0アプリケーションおよびポータルを配信するために直接コーディングは必要ありません。