Oracle Enterprise Manager
HP ServiceCenter Connectorインストレーションおよび構成ガイド
リリース1.0.4.0.0 E06255-02 |
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この章では、コネクタの構成に直接あるいは間接的に関連するタスクの実行方法について説明します。また、Enterprise ManagerとHP ServiceCenterのコンソール間を移動する構成後のタスクについても説明します。内容は次のとおりです。
コネクタを構成するには、次の手順を実行します。
「設定の概要」ページが表示されます。
「管理コネクタ」ページが表示されます。このページには、図2-1に示すチケット発行コネクタの行が表示されます。
「管理コネクタの構成」ページの「一般」タブが表示されます(図3-1)。
適切なサーバーまたはServiceCenter 6.1 WebサービスをホストするサーバーのIPアドレスを指定します。サーバー・アドレスは次の形式で指定します。
http://<server name or IP address>: 12670/
12670は、デフォルトのインストール・ポートです。これは、インストールによって異なる場合があります。
CreateTroubleTicket
、UpdateTroubleTicket
およびGetTroubleTicket
Webサービスのエンド・ポイントがHP ServiceCenter Help Deskによって公開されます。CreateTroubleTicket
およびUpdateTroubleTicket
操作は、手動または自動チケット発行時に使用されます。
GetTroubleTicket
操作は、チケット番号取得プロセスのテストでこのウィンドウでのみ使用されます。チケット取得プロセスのテストの詳細は、3.3項「コネクタのテスト」を参照してください。
HP ServiceCenter WebサービスでサポートされるHTTP Basic認証用のユーザー名を指定します。このユーザー名は、HP ServiceCenterでのチケットの作成、更新および問合せに必要な権限またはロール(あるいはその両方)をServiceCenterで持っている必要があります。コネクタを介して作成されたすべてのインシデント・チケットは、このユーザー・アカウントで生成されます。
指定したHP ServiceCenterユーザーに対応するパスワードを指定します。
Webサービス・エンド・ポイント情報を検査するには、これを指定します。詳細は、3.3項「コネクタのテスト」を参照してください。
Enterprise ManagerからHP ServiceCenterアプリケーション・ユーザー・インタフェースへのリンクが提供されるようにするには、Webコンソールの設定が必要です。これらのリンクは、Enterprise ManagerからHP ServiceCenterアプリケーション・ユーザー・インタフェースへのユーザー・インタフェース・ナビゲーション・リンクです。
このオプションを構成すると、アラートがトリガーされた場合にインシデントを生成したEnterprise Managerアラートが更新またはインシデントの再オープンを行います。アラートは、指定した猶予期間内に再度発生します。この設定は、HP ServiceCenter Connectorによって処理されるすべてのアラートに適用されます。
猶予期間の詳細は、1.5項「猶予期間」を参照してください。
「管理コネクタ」ページが再度表示されます。チケット発行コネクタに対応する行の、「構成済」列にチェック・マークが付きます。
HP ServiceCenterとEnterprise Managerとの接続の確立にHTTPSをプロトコルとして選択する場合は、付録A「HTTPS用SSLの有効化」を参照してください。
Webコンソールの機能は、構成されるServiceCenter 6.1 Webコンソールに依存するため、URLのセキュリティ・ハッシュは無効です。次の項で、コンソールのインストールおよび構成方法について説明します。
HP ServiceCenter 6.1 Webコンソールをインストールするには、次のようにします。
JAVA_HOME
環境変数をJava JDKがインストールされたパスに設定します。
tomcat.apache.org
からダウンロードします。最新バージョンは4.1.36で、HPの推奨はバージョン4.1.29のため、アーカイブから取得する必要があります。
CATALINA_HOME
環境変数をTomcatがインストールされたパスに設定します。
xalan.jar
、xercesImpl.jar
およびxml-apis.jar
ファイルを%CATALINA_HOME%¥common¥endorsed
ディレクトリにコピーします。これらのファイルは、付属のzipファイルにあります。
sc.war
ファイルを%CATALINA_HOME%¥webapps
ディレクトリにコピーします。
%CATALINA_HOME%¥bin
ディレクトリに移動し、startup.bat
を実行してTomcatサーバーを起動します。
http://<tomcat host server>:8080/sc/index.do
に移動すると、コンソールに接続できます。
次のようにして、Tomcat Web層コンテキスト・ルートのWEB-INFフォルダのweb.xml
ファイルの構成を確認します。
sc.host
パラメータ値がローカル・ホストからWeb層サーバーの完全修飾名に変更されていることを確認します。
sc.querysecurity
パラメータ値が、次のようにfalseに設定されていることを確認します。
<init-param> <param-name>sc.querysecurity</param-name> <param-value>false</param-value>
コネクタをテストするには、次のようにします。
これによって、WebサービスgetTicket
がコールされ、インシデントが検証されます。Enterprise Managerでインシデントを適切に取得できない場合エラーが返され、「管理コネクタ」ページに戻ります。
次の各項では、チケット・テンプレートの登録、削除、置換および追加に関する情報を提供します。「管理コネクタの構成」の「チケット・テンプレート」ページ(図3-2)を使用して、次の項に示すタスクを実行します。
チケット・テンプレートがEnterprise Managerで認識されるようにするには、まずそれらを登録する必要があります。自動チケット発行の場合は、登録された各チケット・テンプレートに対して通知メソッドが作成されます。チケットは、選択された通知メソッドに関連付けられているチケット・テンプレートに基づいて作成および更新されます。手動チケット発行の場合は、登録済のチケット・テンプレートの中から、使用するテンプレートを選択します。
ベース・ディレクトリのファイルはServiceCenter 6.1用に構成されています。変更しないでください。コネクタ・フレームワーク用のXSLファイルの変更について熟知した技術者のみが、テンプレートを変更します。チケット・テンプレートの変更の詳細は、4.3項「チケット・テンプレートのカスタマイズ」を参照してください。
テンプレートはコネクタに付属で、そのまま使用できるチケット・テンプレートです。デフォルトでは、あらかじめ用意されているチケット・テンプレートがすべて登録されています。HP ServiceCenterのデフォルト・インストールで機能するようテンプレートにはデフォルトが使用されていますが、ServiceCenterのインスタンスによっては適切でない場合があります。
Oracle Management Server(OMS)ホストのコマンド・ウィンドウで、$ORACLE_HOME/bin
ディレクトリから次のemctl
コマンドを、該当するチケット・テンプレートに対して実行します。
emctl register_ticket_template connector <ticketTemplate.xml> <server> <port>
<database sid> <username> <password> <connectorTypeName> <connectorName> <templateName> <description>
例3-1のテンプレートでは、ServiceCenterでインシデントが作成され、AutoCloseがサポートされます。
C:¥OracleHomes¥oms10g¥BIN¥emctl register_ticket_template connector "C:¥OracleHomes¥oms10g¥sysman¥connector¥HP_ServiceCenter_Connector¥
templates¥ServiceCenter_Default_Incident_AutoClose.xsl" <Host Server Name> 1521 emrep SYSMAN <password> "HP ServiceCenter Connector" "HP ServiceCenter Connector" "ServiceCenter Default Incident AutoClose" "This template creates an Incident in ServiceCenter and supports autoclose." C:¥OracleHomes¥oms10g¥BIN¥emctl register_ticket_template connector "C:¥OracleHomes¥oms10g¥sysman¥connector¥HP_ServiceCenter_Connector¥
templates¥ServiceCenter_Default_Incident.xsl" <Host Server Name> 1521 emrep SYSMAN <password> "HP ServiceCenter Connector" "HP ServiceCenter Connector" "ServiceCenter Default Incident AutoClose" "This template creates an Incident in ServiceCenter and supports AutoClose."
表3-1で、チケットの登録用の各emctl
パラメータについて説明します。
テンプレートが適切に登録されていることを確認するには、「管理コネクタの構成: HP ServiceCenter Connector」ページの「チケット・テンプレート」タブに移動します。図3-2に示すリストに、登録されているテンプレートが表示されます。
テンプレートのコードを表示するには、テンプレート名をクリックします。
チケット・テンプレートはXSLT形式です。コードを理解するには、XSLTの基礎知識が必要です。
テンプレートを削除するには、次の手順を実行します。
チケット・テンプレートは、Enterprise Managerリポジトリから削除されても、OMS上ではコネクタのホーム・ディレクトリから利用可能です。必要であれば、削除したチケット・テンプレートを後で再登録することもできます。
既存のチケット・テンプレートを別のテンプレートに変更するには、次の操作を順に実行します。
テンプレートを追加するには、新しいテンプレートを定義し、emctl
を使用してそれを登録する必要があります。
なんらかの問題によって通知デバイスが停止している場合、通知の処理がブロックされます。たとえば、ServiceCenterサーバーの停止、Enterprise ManagerでのServiceCenterの不正な構成、ServiceCenterでのチケットの削除などの場合、通知はブロックされます。
チケット発行コネクタは、あらかじめ定義された間隔でサービス・デスクに複数回アクセスを試みます。その後、現在のチケット通知がスキップされます。
コネクタの構成後、Enterprise ManagerコンソールおよびHP ServiceCenterコンソールからアラートにアクセスできます。次の各項では、各コンソール間の切替え方法について説明します。
アラートに関連付けられているチケット・ページが表示されます。
注意 HP ServiceCenter Webコンソールを使用しない場合は、3.1項「コネクタの構成」で説明した「Webコンソール機能の有効化」オプションを選択解除してください。これにより、チケットIDがプレーン・テキストで表示されるようになります。この処理をしない場合、チケットIDは機能しないリンクとして表示されます。 |
チケット・ページの「Description」フィールドに表示されているチケット・メッセージ本文から、「アラート詳細」ページへのリンクをクリックします(図3-4)。これによって、Enterprise Managerコンソールのログイン・ページに転送されます。Enterprise Managerのユーザー名およびパスワードを入力すると、そのチケットに関連するアラートに転送されます。
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