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Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス・ガイド
リリース11.2.1
B56051-01
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GRANT

GRANT文は、1つ以上の権限をユーザーに割り当てます。

必要な権限

システム権限を付与するには、ADMINが必要です。

オブジェクト権限を付与するには、ADMINが必要です。または、オブジェクト所有者である必要があります。

SQL構文

GRANT {SystemPrivilege [,...] | ALL [PRIVILEGES]} [...] TO {user |PUBLIC} [,...]

GRANT {{ObjectPrivilege [,...] | ALL [PRIVILEGES]} ON {[owner.]object}[,...]} TO {user | PUBLIC} [,...]

パラメータ

システム権限の付与:

パラメータ 説明
SystemPrivilege 使用できる値のリストについては、「システム権限」を参照してください。
ALL [PRIVILEGES] ユーザーにすべてのシステム権限を割り当てます。
user 権限が付与されるユーザーの名前。ユーザー名は、CREATE USER文を使用してTimesTenデータベースに設定しておく必要があります。
PUBLIC すべてのユーザーに権限を付与することを指定します。

オブジェクト権限の付与:

パラメータ 説明
ObjectPrivilege 使用できる値のリストについては、「オブジェクト権限」を参照してください。
ALL [PRIVILEGES] ユーザーにすべてのオブジェクト権限を割り当てます。
[owner.]object objectは権限を付与するオブジェクトの名前です。ownerはそのオブジェクトの所有者です。 ownerを指定しない場合は、権限を付与しているユーザーが所有者とみなされます。
user 権限が付与されるユーザーの名前。ユーザーがデータベースに存在している必要があります。
PUBLIC すべてのユーザーに権限を付与することを指定します。

説明

ユーザーterryにADMIN権限を付与します。

GRANT admin TO terry;

ADMIN権限を持っている権限付与者が、ユーザーpatが所有するcustomers表に対するSELECT権限をユーザーterryに付与します。

GRANT select ON pat.customers TO terry;

ユーザーterryにオブジェクト権限を付与します。

GRANT select ON emp_details_view TO terry;

関連項目


「CREATE USER」
「ALTER USER」
「DROP USER」
「REVOKE」
「PUBLICロール」