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Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス・ガイド
リリース11.2.1
B56051-01
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INSERT

INSERT文は、表に行を追加します。

次の式は、INSERT文のVALUES句の中で使用できます。

必要な権限

表の所有者に必要な権限はありません。

別のユーザーの表の場合、INSERTが必要です。

SQL構文

INSERT INTO [Owner.]TableName [(Column [,...])]
VALUES (SingleRowValues)
[RETURNING|RETURN Expression[,...] INTO DataItem[,...]]

SingleRowValuesパラメータの構文は、次のとおりです。

{NULL|{?|:DynamicParameter}|{Constant}| DEFAULT}[,...]

パラメータ

パラメータ 説明
Owner データを挿入する表の所有者。
TableName データを挿入する表の名前。
Column このリストの各列には、SingleRowValuesから値が割り当てられます。

1つ以上の表の列をこのリストで省略した場合、挿入された行では、省略された列の値は、表の作成時または最終更新時に指定された列のデフォルト値になります。 省略した列にNOT NULL制約が指定されており、その列にデフォルト値が定義されていない場合は、データベースによってエラーが返されます。

列のリストを完全に省略した場合は、表のすべての列に値を指定する必要があります。

?

:DynamicParameter

準備されたSQL文の動的パラメータのプレースホルダ。動的パラメータの値は、文の実行時に設定されます。
Constant 特定の値。「定数」を参照してください。
DEFAULT 列をデフォルト値で更新する必要があることを指定します。
Expression 有効な式の構文。第3章「式」を参照してください。
DataItem 取得したExpression値を格納するホスト変数またはPL/SQL変数。

説明

purchasing.vendors表に新しい単一行を追加します。

INSERT INTO purchasing.vendors
VALUES (9016,
       'Secure Systems, Inc.',
       'Jane Secret',
       '454-255-2087',
       '1111 Encryption Way',
       'Hush',
       'MD',
       '00007',
       'discount rates are secret');

:pnoと:pnameは動的パラメータであり、その値は実行時に設定されます。

INSERT INTO purchasing.parts (partnumber, partname)
  VALUES (:pno, :pname);

新しい従業員の年間のsalaryおよびjob_idを返します。 変数salおよびjobidを、salaryおよびjob_idと同じデータ型で宣言します。 employeesに行を挿入します。 確認用に変数を出力します。

Command> VARIABLE sal12 NUMBER(8,2);
Command> VARIABLE jobid VARCHAR2(10) INLINE NOT NULL;

Command> INSERT INTO employees(employee_id, last_name, email, hire_date,
       > job_id, salary)
       > VALUES (211,'Doe','JDOE',sysdate,'ST_CLERK',2400)
       > RETURNING salary*12, job_id INTO :sal12,:jobid;
1 row inserted.

PRINT sal12 jobid;
SAL12                 : 28800
JOBID                 : ST_CLERK

関連項目


「CREATE TABLE」
「INSERT...SELECT」
第3章「式」