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Oracle Application Server CDC Adapters for IMS/DBユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B61403-01
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5 JDeveloperでのプロジェクトの作成例

この章の内容は、次のとおりです。

はじめに

この項では、サンプルを使用するために必要なコンポーネントとシステムの準備方法について説明します。この項の内容は、次のとおりです。

前提条件

この例を使用するためのインストール要件および構成要件は、次のとおりです。

  • Microsoft Windows XP、Windows Vista、Windows Server 2003またはWindows Server 2008を実行している、1GBのRAMを搭載したパーソナル・コンピュータ。

  • 使用するCDCアダプタは、Oracle Application Serverにデプロイされている必要があります。

  • OracleAS CDCアダプタは、インバウンド処理のための構成が行われている必要があります。 「OracleAS CDC Adapter for IMS/DBのJCA構成ファイルの構成」を参照してください。

  • Oracle JDeveloperがインストールされている必要があります。

  • CDCアダプタがデプロイされている必要があります。

  • 必要なマシンがロードされたOracle Studio。 「Oracle Connectへのアクセスの保護」を参照してください。

この章では、BPELおよびメディエータをOracle CDCアダプタとあわせて使用する場合の構成手順の例について説明します。 これらの例に取り組む前に、次の方法について理解しておく必要があります。

OracleAS CDC Adapters for IMS/DBとBPELの統合プロセスは、次のとおりです。

  • デザインタイム: Oracle Studioを使用して、「IMS/DBデータソースの設定」で説明されているように、OracleAS Adapters for IMS/DBを構成します。

  • ランタイム: JDeveloperを使用してBPELプロセスをデプロイした後に、構成内容をテストできます。 「ランタイムの構成」を参照してください。

最初のタスク

インバウンド・プロセスを設計する前に、次の手順を実行する必要があります。

  • 「IMS/DB CDCアダプタの構成」のタスクを実行して、JCA構成ファイルの作成に必要なCDCソリューションとアダプタを作成します。

  • J2CA CDCリソース・アダプタの接続を構成します。 この構成は、コネクション・ファクトリを作成して行います。

    詳細は、「IMS/DB CDCアダプタ・コネクション・ファクトリの構成」を参照してください。

  • 相互作用のためのWSDLファイルとバインディング・ファイルを作成します。 Oracle Studioでこの作業を行ってから、JDeveloperでエンドポイントの作成を開始します。 Oracle Studioでは、作成した相互作用に基づいて、自動的にWSDLファイルとバインディング(jca)ファイルが作成されます。 これらのファイルの作成方法の詳細は、「JCA構成ファイルの作成」を参照してください。

BPELインバウンド・プロセスのデプロイ

この項では、IMS/DB CDCアダプタに接続するBPELインバウンド・プロセスを作成する方法について説明します。 インバウンド用のIMS/DB CDCアダプタの構成方法の詳細は、「OracleAS CDC Adapter for IMS/DBでのチェンジ・データ・キャプチャの設定」を参照してください。

BPEL Process Managerを使用するプロセスを構成するには、JDeveloperを使用します。 この項では、JDeveloperを使用して、CDCアダプタ用のBPELインバウンド・プロセスを作成する方法について説明します。 このインバウンド・サンプルを実行するには、2つの構成タイプが必要です。

インバウンド・プロセスを設計する前に、必ず、OracleAS CDC Adapter for IMS/DBとBPEL Process Managerを統合して接続してください。 詳細は、「アプリケーション・サーバーでのIMS/DB CDCアダプタの構成」を参照してください。

また、jcaファイル内のJdbcDataSourceの値を入力する必要があります。次に、この値を追加するjcaファイルの場所を示します。

図5-1 JdbcDataSourceの値

JdbcDataSourceの値
「図5-1 JdbcDataSourceの値」の説明

デザインタイムの構成

この項では、BPELインバウンド・プロセスをデプロイするために必要なデザインタイムの手順について説明します。

BPELインバウンド・プロセスの作成

インバウンド用のBPELプロジェクトを作成するには、次の手順を実行します。

  1. JDeveloperで、新しいSOAプロジェクトを作成します。

  2. SOAプロジェクトを右クリックし、「新規」を選択します。 図5-2に示すように「新規ギャラリ」が表示されます。

    図5-2 新規ギャラリ

    新しいBPELプロセスを選択
    「図5-2 新規ギャラリ」の説明

  3. 「カテゴリ」リストで、「SOA層」を開いて、「サービス・コンポーネント」を選択します。

  4. 「項目」リストで、「BPELプロセス」を選択して、「OK」をクリックします。 「BPELプロセスの作成」画面が図5-3に示すように表示されます。

    図5-3 BPELプロセス

    BPELプロセス
    「図5-3 BPELプロセス」の説明

  5. 「BPELプロセス」画面で、次のように入力します。

    • BPELプロセスの名前を入力します(例: BPELInbound1)。

    • 「テンプレート」リストで、「サービスを後で定義」を選択します。

  6. 「OK」をクリックします。 ビジュアル・エディタにBPELプロセスが表示されます。

「インバウンド・プロセスにサード・パーティ・アダプタを使用」に進みます。

インバウンド・プロセスにサード・パーティ・アダプタを使用

インバウンド・プロセスを作成するためのパートナ・リンクとして、サード・パーティ・アダプタを使用します。 SOAによって、相互作用に定義されているSQL文が実行され、そのSQL文がリソース・アダプタに渡されます。 サード・パーティ・アダプタを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 左側の「プロジェクト」領域で、composite.xmlをダブルクリックします。 ビジュアル・エディタ下部の「設計」タブをクリックします(必要な場合)。 図5-4に、ビジュアル・エディタのコンポジット・ビューを示します。

    図5-4 コンポジット・ビュー

    コンポジット・ビュー
    「図5-4 コンポジット・ビュー」の説明

  2. 図5-5に示すように、「サード・パーティ・アダプタ」をビジュアル・エディタの「公開されたサービス」レーンにドラッグします。

    図5-5 サード・パーティ・アダプタ

    サード・パーティ・アダプタ
    「図5-5 サード・パーティ・アダプタ」の説明

    「サード・パーティ・アダプタ」をJDeveloperにドラッグすると、図5-6に示すように「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」画面が表示されます。

    図5-6 サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成

    サード・パーティ・アダプタ・サービス
    「図5-6 サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」の説明

  3. 「WSDL URL」フィールドの横にあるボタンをクリックして、使用するWSDLファイルを参照します。

  4. 「タイプ」リストで、「サービス」を選択します。

  5. 「JCAファイル」フィールドの横にあるボタンをクリックして、使用するバインディング・ファイルを参照します。

  6. 「OK」をクリックして閉じます。 この時点で、コンポジット設計は図5-7のようになっているはずです。

    図5-7 BPELプロセスの作成準備完了(コンポジット・ビュー)

    BPELプロセスの作成準備完了
    「図5-7 BPELプロセスの作成準備完了(コンポジット・ビュー)」の説明

    「BPELインバウンド・プロセスの設計」に進みます。

BPELインバウンド・プロセスの設計

インバウンド・プロセスのプロシージャ設計を開始する前に、バインディング(jca)ファイルで一部のアクティブ化仕様プロパティの構成が必要な場合があります。 インバウンド・バインディング・ファイルの使用の詳細は、「バインディング・ファイルの構成」を参照してください。

BPELインバウンド・プロセスを定義するには、次の手順を実行します。

  1. 図5-8に示すように、コンポジットでBPELプロセスとサード・パーティ・アダプタを接続します。

    図5-8 サード・パーティ・アダプタの接続

    サード・パーティ・アダプタの接続
    「図5-8 サード・パーティ・アダプタの接続」の説明

  2. BPELプロセスをダブルクリックします。

  3. コンポーネント・パレットのBPELプロセス・アクティビティ・セクションの「Receive」と「Assign」のプロセスを、図5-9に示すようにエディタにドラッグします。

    図5-9 インバウンド・プロセス

    プロセスの作成
    「図5-9 インバウンド・プロセス」の説明

  4. ビジュアル・エディタで、「Receive」アクティビティとサード・パーティ・アダプタ・サービス(Service1)を接続します。 図5-10に示すReceiveの編集ダイアログ・ボックスが表示されます。

    図5-10 Receiveのプロパティ

    この画面は、Receiveの編集ダイアログ・ボックスを示しています
    「図5-10 Receiveのプロパティ」の説明

  5. Receiveの編集ダイアログ・ボックスで、次の手順を実行します。

    • 変数を作成します。 「変数」フィールドの右のプラス記号をクリックし、表示される「変数の作成」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。

    • 「インスタンスの作成」チェック・ボックスが選択されていることを確認してください。

  6. 図5-11に示すようにビジュアル・エディタの(x)をクリックします。 「変数」画面が表示されます。

    図5-11 変数の追加

    変数の追加
    「図5-11 変数の追加」の説明

  7. 「変数」画面で、プラス記号をクリックして、「変数の作成」画面を開きます。

  8. 「変数の作成」画面で、「メッセージ・タイプ」を選択し、フィールドの横にあるアイコンをクリックして、「タイプ・チューザ」を開きます。

  9. 「タイプ・チューザ」で、図5-12に示すように、「メッセージ・タイプ」フォルダの下のHOSPITALStreamが見つかるまでツリーのファイルを開きます。

    図5-12 タイプ・チューザ

    タイプ・チューザ
    「図5-12 タイプ・チューザ」の説明

    「OK」をクリックし、さらに「変数の作成」画面で「OK」をクリックします。

  10. Assign_1プロセスをダブルクリックして、「割当て」画面を開きます。

  11. 「割当て」画面で、上部のプラス記号をクリックし、「コピー操作」を選択します。 図5-13に示すように、「コピー操作の作成」画面が表示されます。

    図5-13 コピー操作の編集

    コピー操作の編集
    「図5-13 コピー操作の編集」の説明

  12. 「コピー操作の作成」画面で、図5-13に示すように、「From」「To」の両方でVariable_1、さらにHOSPITALstreamを開いて、ns2:HOSPITALstreamを選択します。

  13. 「OK」をクリックして、「コピー操作の作成」画面を閉じます。さらに「OK」をクリックして、「割当て」画面を閉じ、情報を確定します。

  14. プロジェクトをデプロイします。

プロジェクトのデプロイ

Oracle Application Serverにプロジェクトをデプロイするには、次の手順を実行します。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、プロジェクトを右クリックして「デプロイ」を見つけ、デプロイするプロジェクトを選択します。

  2. デプロイ・ウィザードで、「アプリケーション・サーバーにデプロイ」を選択します。

  3. ウィザードの最後まで「次へ」をクリックし、「終了」をクリックしてデプロイします。

ランタイムの構成

この項では、プロジェクトをテストする方法と、プロジェクトを実行してインバウンド・プロセスの正常な実行を確認する方法について説明します。 XMLユーティリティを使用して、作成したファイル・アダプタに定義されているイベントをOracle Connectでコールします。 「XMLユーティリティを使用したイベントのトリガー」を参照してください。 このイベントはOracle Connectからコールされるため、インバウンド・イベントです。 OracleASのSOAサービスによって発生するイベントは、アウトバウンド・イベントです。

XMLユーティリティを使用したイベントのトリガー

XMLユーティリティを使用して、要求するイベントをトリガーするSQL文を作成します。 イベントをトリガーするには、次の手順を実行します。

  1. 「スタート」メニューから、「すべてのプログラム」「Oracle」サーバー・ユーティリティXMLユーティリティを選択します。 XMLユーティリティが表示されます。

    図5-14 インバウンド・プロセスのトリガー

    この図は、インバウンド・プロセスのXMLを示します
    「図5-14 インバウンド・プロセスのトリガー」の説明

  2. XMLユーティリティの接続セクションに、次の情報を入力します。

    • サーバー: OracleAS CDC Adapter for IMS/DBが配置されているマシンの名前。

    • ワークスペース: OracleAS CDC Adapter for IMS/DBが配置されているワークスペースの名前。 このフィールドのリストには、使用可能なワークスペースのリストが表示されます。 このワークスペースは、Oracle Studioで定義します。

    • アダプタ: OracleAS CDC Adapter for IMS/DBの名前。 このフィールドのリストには、使用可能なアダプタのリストが表示されます。 このアダプタは、Oracle Studioで定義します。

  3. 接続をクリックして、選択したマシンに接続します。

  4. 相互作用フィールドに、コールする相互作用の名前を入力します。 これは、Oracle Studioで定義します。

  5. 入力ウィンドウに、相互作用をコールする文を入力します。 前述の図の例を参考にしてください。

  6. 実行をクリックします。 成功した場合は、次の例のような結果が返されます。

    <?xml version="1.0"?>
    <bigOrderEvent ORDER_ID="1"ORDERED_BY="1" xmlns+"noNamespace://ordersQueue"/>
    

メディエータ・インバウンド・プロセス

この項では、OracleAS CDC Adapter for IMS/DBに接続するメディエータ・インバウンド・プロセスを作成する方法について説明します。

メディエータを使用するプロセスを構成するには、JDeveloperを使用します。 この項では、JDeveloperを使用して、CDCリソース・アダプタ用のメディエータ・インバウンド・プロセスを作成する方法について説明します。 次の項で、メディエータ・インバウンド・プロセスを作成する方法について説明します。

最初のタスク

インバウンド・プロセスを設計する前に、次の手順を実行する必要があります。

  • OracleAS CDC Adapter for IMS/DBを統合します。 詳細は、「アプリケーション・サーバーでのIMS/DB CDCアダプタの構成」を参照してください。

  • J2CA CDCリソース・アダプタの接続を構成します。 この構成は、コネクション・ファクトリを作成して行います。 この構成方法の詳細は、「OracleAS CDC Adapter for IMS/DBのJCA構成ファイルの構成」を参照してください。

  • 相互作用のためのWSDLファイルとバインディング・ファイルを作成します。 Oracle Studioでこの作業を行ってから、JDeveloperでエンドポイントの作成を開始します。 Oracle Studioでは、作成した相互作用に基づいて、自動的にWSDLファイルとバインディング(jca)ファイルが作成されます。 これらのファイルの作成方法の詳細は、「JCA構成ファイルの作成」を参照してください。

メディエータ・インバウンド・プロセスの作成

インバウンド・メディエータ・プロジェクトを作成するには、次の手順を実行します。

  1. JDeveloperで、新しいSOAプロジェクトを作成します。

  2. SOAプロジェクトを右クリックし、「新規」を選択します。 「新規ギャラリ」が図5-15に示すように表示されます。

    図5-15 新規ギャラリ

    新しいメディエータ・プロセスを選択
    「図5-15 新規ギャラリ」の説明

  3. 「カテゴリ」リストで、「SOA層」を開いて、「サービス・コンポーネント」を選択します。

  4. 「項目」リストで、「メディエータ」を選択して、「OK」をクリックします。 「メディエータの作成」画面が図5-16に示すように表示されます。

    図5-16 メディエータ

    「メディエータの作成」手順
    「図5-16 メディエータ」の説明

  5. 「BPELプロセス」画面で、次のように入力します。

    • メディエータ・プロセスの名前を入力します(例: MedInbound1)。

    • 「テンプレート」リストで、「サービスを後で定義」を選択します。

  6. 「OK」をクリックします。 ビジュアル・エディタにメディエータ・プロセスが表示されます。

「インバウンド・プロセスにサード・パーティ・アダプタを使用」に進みます。

インバウンド・プロセスにサード・パーティ・アダプタを使用

インバウンド・メディエータを作成するためのパートナ・リンクとして、サード・パーティ・アダプタを使用します。 SOAによって、相互作用に定義されているSQL文が実行され、そのSQL文がリソース・アダプタに渡されます。 サード・パーティ・アダプタを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 左側の「プロジェクト」領域で、composite.xmlをダブルクリックします。 ビジュアル・エディタ下部の「設計」タブをクリックします(必要な場合)。 図5-17に、ビジュアル・エディタのコンポジット・ビューを示します。

    図5-17 コンポジット・ビュー

    コンポジット・ビュー
    「図5-17 コンポジット・ビュー」の説明

  2. 図5-18に示すように、「サード・パーティ・アダプタ」を、ビジュアル・エディタの「公開されたサービス」レーンにドラッグします。

    図5-18 サード・パーティ・アダプタ

    サード・パーティ・アダプタ
    「図5-18 サード・パーティ・アダプタ」の説明

    「サード・パーティ・アダプタ」をJDeveloperにドラッグすると、図5-19に示すように「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」画面が表示されます。

    図5-19 サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成

    サード・パーティ・アダプタ・サービス
    「図5-19 サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」の説明

  3. 「WSDL URL」フィールドの横にあるボタンをクリックして、使用するWSDLファイルを参照します。

  4. 「タイプ」リストで、「サービス」を選択します。

  5. 「JCAファイル」フィールドの横にあるボタンをクリックして、使用するバインディング・ファイルを参照します。

  6. 「OK」をクリックして閉じます。 この時点で、コンポジット設計は図5-20のようになっているはずです。

    図5-20 メディエータの作成準備完了(コンポジット・ビュー)

    BPELプロセスの作成準備完了
    「図5-20 メディエータの作成準備完了(コンポジット・ビュー)」の説明

    「ファイル・アダプタの作成」に進みます。

ファイル・アダプタの作成

ファイル・アダプタを作成するには、次の手順を実行します。

  1. コンポジットで、メディエータとサード・パーティ・アダプタを接続します。

  2. コンポーネント・パレットのSOAセクションの右にあるファイル・アダプタを、ビジュアル・エディタの「外部参照」レーンにドラッグします。 アダプタ構成ウィザードが表示されます。

  3. アダプタ構成ウィザードの最初の画面で、アダプタ・サービスの名前を入力し、「次へ」をクリックします。

  4. 「アダプタ・インタフェース」画面で、「既存のWSDLのインポート」を選択します。 「インバウンド・プロセスにサード・パーティ・アダプタを使用」で選択したものと同じWSDLファイルを選択します。 図5-21に、「アダプタ・インタフェース」画面を示します。

    図5-21 ファイル・アダプタ

    ファイル・アダプタの作成
    「図5-21 ファイル・アダプタ」の説明

  5. 「操作」画面で、「操作タイプ」として「Write File」を選択します。

  6. 「ファイル構成」画面で、図5-22に示すようにファイルが書き込まれるディレクトリのパスと、ファイルのネーミング規則を入力します。

    図5-22 「ファイル構成」画面

    ファイル構成
  7. ウィザードの残りの各画面では、「次へ」をクリックして、デフォルト設定を使用します。 最後に達したら、「終了」をクリックします。

  8. メディエータとファイル・アダプタを接続します。

  9. 「操作の選択」画面で、両方の操作に「Hospital」を選択します。「OK」をクリックします。

「インバウンド・メディエータの設計」に進みます。

インバウンド・メディエータの設計

この手順では、BPELプロセスを設計します。 インバウンド・メディエータを設計するには、次の手順を実行します。

  1. コンポジットで、メディエータをダブルクリックします。

  2. 図5-23に示すように「フィルタ式」を開きます。

    図5-23 フィルタ式

    「フィルタ式」画面
    「図5-23 フィルタ式」の説明

  3. 「マッピング・ルールの作成とファイルのマップ」に進みます。

マッピング・ルールの作成とファイルのマップ

マッピング・ファイルを作成してファイルをマップするには、次の手順を実行する必要があります。

  1. 「フィルタ式」画面で、図5-23に示すように「次を使用して変換」フィールドの横にあるアイコンをクリックします。 「リクエスト・トランスフォーメーション・マップ」画面が図5-24に示すように表示されます。

    図5-24 リクエスト・トランスフォーメーション・マップ

    リクエスト・トランスフォーメーション・マップ
    「図5-24 リクエスト・トランスフォーメーション・マップ」の説明

  2. 「リクエスト・トランスフォーメーション・マップ」で、「新規マッパー・ファイルの作成」を選択します。 デフォルト値を使用します。

  3. 「OK」をクリックします。

  4. ビジュアル・エディタで、「HOSPITALStream to HOSPITALStream」タブをクリックします。 これにより、マッパーが表示されます。

  5. legacyReq:HOSPITALStream要素を接続します。 図5-25で、これを赤色で示します。 次に、ノードを開いて接続を表示します。

    注意: JDeveloperでは赤色の線は表示されません。

    図5-25 マッパー画面

    プロセスのマップ
    「図5-25 マッパー画面」の説明

  6. 保存してから、プロジェクトをデプロイします。

プロジェクトのデプロイ

Oracle Application Serverにプロジェクトをデプロイするには、次の手順を実行します。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、プロジェクトを右クリックして「デプロイ」を選択し、デプロイするプロジェクトを選択します。

  2. デプロイ・ウィザードで、「アプリケーション・サーバーにデプロイ」を選択します。

  3. ウィザードの最後まで「次へ」をクリックし、「終了」をクリックしてデプロイします。