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Oracle Business Intelligence新機能ガイド
リリース10.1.3.4.1
B54795-01
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20 リリース10.1.3.3のPostScriptプリンタのサポート

この章では、リリース10.1.3.3で導入されリリース10.1.3.3〜10.1.3.4に適用されるBI Publisher機能について説明します。この機能については、リリース10.1.3.4用に更新されたBI Publisherドキュメント・セットにも記載されています。

この章で説明するように、リリース10.1.3.3のBI PublisherではPostScriptプリンタのサポートが導入されています。この章の内容は次のとおりです。

20.1 概要

PDFはビジネス・レポートで一般的に使用される出力フォーマットで、Adobe Readerなどのビューア・ソフトウェアから印刷できます。ただし、一部のレポートではレポート・サーバーから直接印刷する必要があります。たとえば、給与明細や請求書は通常、スケジュール済バッチ・ジョブとして印刷されます。PostScript Level 3準拠のラスター画像処理に対応した新型プリンタには、PDFドキュメントをネイティブにサポートできるものもありますが、PDFドキュメントを直接印刷できないPostScript Level 2のみをサポートするプリンタも数多くあります。

BI Publisherでは、PostScript Levelプリンタのネイティブ・サポートが導入されています。従来は、BI PublisherサーバーからPostScriptプリンタへの印刷出力を有効にするためには、変換を実行するサードパーティ・ユーティリティを起動するようにフィルタを構成していました。このリリースのBI Publisherには、PDFからPostScript 2.0への変換を実行するユーティリティが用意されています。ご使用のプリンタでPostScript 2.0がサポートされている場合は、サードパーティ・ユーティリティを使用しなくても、BI Publisherサーバーから直接印刷できます。

20.2 変換ユーティリティを使用するためのプリント・サーバーの設定

変換ユーティリティは、プリント・サーバーの定義ページにある「フィルタ」リストのオプションとして用意されています。

  1. Oracle BI Publisherに管理者としてログインします。

  2. 「管理」タブで「配信」ヘッダーの下にある「プリンタ」を選択します。

  3. 既存のプリント・サーバーを選択します。新しいサーバーを追加する場合は、「サーバーの追加」を選択します。

  4. 「一般」プロパティの「フィルタ」フィールドのリストから「PDFをPostScriptへ」を選択します。次のスクリーンショットは、プリント・サーバー定義の「フィルタ」フィールドのリストを示しています。

    図の前後にその説明があります。

    プリント・サーバー定義ページのその他のフィールドを設定する方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』を参照してください。

プリント・サーバー用の他の必須フィールドをすべて設定すると、BI PublisherサーバーからPostScript Level 2対応プリンタに直接、印刷出力するようにレポートをスケジュールできます。

20.3 制限事項

このリリースにおいて、PDFからPostScriptへの変換ユーティリティには次の制限事項があります。