Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイド リリース10.1.3.2 E05037-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章では、次のトピックについて説明します。
「管理」インタフェースを使用して、次の設定を行います。
データソース
セキュリティ・センター・オプション
注意: セキュリティ・センター・オプションの詳細は、「セキュリティ・モデルの定義」を参照してください。
システム・メンテナンス・オプション(サーバー構成およびスケジューラ構成も含む)
配信オプション
ランタイム構成
BI Presentation Servicesとの統合
BI Publisherでは、次の3種類のデータソースがサポートされています。
JDBCドライバ・データベース接続
JNDIデータソース接続
ファイル
ファイル・データソースのオプションを使用すると、BI Publisherで接続できるディレクトリを定義できます。そのディレクトリに、レポートのデータ入力に使用するXMLファイルを配置できます。
データソースを設定するときに、そのデータソースにアクセス可能なBI Publisherロールを選択することによって、データソースのセキュリティを定義することもできます。
このようなセキュリティのメカニズムは、「BI Publisherデベロッパ」ロールと併用して、開発者がデータソースを使用することを制限するためのものです。たとえば、財務データが保存されているデータベースと人事データが保存されているデータベースの2つのデータソースがあると仮定します。財務担当の開発者は、財務データにのみアクセスできるようにする必要があります。そこで財務担当開発者というロールを作成して、それを「BI Publisherデベロッパ」ロールに割り当てます。その後、財務担当開発者を財務データソースに割り当てることができます。このロールに割り当てられたユーザーがログインしてレポートを作成すると、財務データソースのみを表示できます。
デフォルトでは、BI Publisher管理者はすべてのデータソースにアクセスできます。
ユーザー・ロールを設定していない場合は、「ロールの作成」インタフェースでデータソースをロールに割り当てることができます。詳細は、「BI Publisherのユーザーおよびロールの理解」を参照してください。
「管理」ページから「JDBC接続」を選択します。既存のJDBC接続のリストが表示されます。
「データソースの追加」ボタンを選択します。
新規接続について次のフィールドを入力します。
データソース名: データソースの表示名を入力します。
接続文字列: データベース接続文字列を入力します。
Oracleデータベースの場合、接続文字列の書式は次のとおりです。
jdbc:oracle:thin@server:port:sid
例: jdbc:oracle:thin@myserver.mycompany.com:1521:prod
Microsoft SQL Serverの場合、接続文字列の書式は次のとおりです。
jdbc:sqlserver://server
例:
jdbc:sqlserver://myserver.mycompany.com
Oracle BI ServerでSSLが有効な場合、キーストアをBI Publisherサーバーにコピーしてから接続文字列で設定する必要があります。
ユーザー名: データベース上のデータソースへのアクセスに必要なユーザー名を入力します。
パスワード: データベース上のデータソースへのアクセスに使用するユーザー名に関連付けるパスワードを入力します。
データベース・ドライバ・クラス: 接続のデータベース・ドライバ・クラスを入力します。
例: oracle.jdbc.driver.OracleDriverまたは
com.microsoft.jdbc.sqlserver.SQLServerDriver
重要: JDBC接続ライブラリは、[JRE_TOP]/libの下に配置する必要があります。OC4Jを使用している場合は、Oracleドライバ・ライブラリがOC4Jのインストールで使用されます。その他のJDBCデータベース・ライブラリについては、この場所に手動で配置し、ライブラリが使用可能になるようにサーバーを再起動する必要があります。
プロキシ認証を使用: このボックスを選択すると、プロキシ認証が使用可能になります。これは、Oracle 10gデプロイにのみ適用されます。詳細は、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。
接続をテストする場合は、「接続のテスト」を選択します。テストが成功した場合は、「接続は正常に確立されました。」という確認メッセージが表示されます。接続エラーが発生した場合は、「サーバーとの接続を確立できませんでした」というメッセージが表示されます。
このデータソースのセキュリティを定義します。シャトル・ボタンを使用して、ロールを「使用可能なロール」リストから「許可ロール」リストに移動します。「許可ロール」リストにあるロールが割り当てられたユーザーのみが、このデータソースからレポートを作成できます。
JDBCデータソースとしてのOracle BI Serverの追加
注意: BI Publisher EnterpriseがOracle BI Enterprise Editionインストールに含まれている場合、このデータソースは自動的に追加されます。デプロイに応じて、適切な設定を構成する必要があります。
Oracle BI Enterprise EditionサーバーをJDBCデータソースとして追加するには、「JDBCデータソースの追加」のガイドラインに従ってください。
Oracle BI ServerでSSLが有効な場合、キーストアをBI Publisherサーバーにコピーしてから接続文字列で設定する必要があります。クラスタ化された構成でOracle BI Serverが設定されている場合、接続文字列ではこの項で説明している適切な構文を使用する必要があります。
「データベース・ドライバ・クラス」および「接続文字列」のエントリは、次のようになります。
データベース・ドライバ・クラス: oracle.bi.jdbc.AnaJdbcDriver
接続文字列: 適切な接続文字列はデプロイに応じて異なります。たとえば、Oracle BI Serverがクラスタ化されていたりSSLが有効な場合、URLは必要なプロパティを含むように組み立てる必要があります。SSLおよびクラスタ化された構成の詳細は、『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionデプロイメント・ガイド』を参照してください。
接続文字列のURLは、次の書式にする必要があります。
<URL>:= <Prefix>: [//<Host>:<Port>/][<Property Name>=<Property Value>;]*
各項目は次のとおりです。
<Prefix>: jdbc:oraclebiという文字列です。
<Host>: Analytics Serverのホスト名です。IPアドレスまたはホスト名を指定できます。デフォルトはlocalhostです。
<Port>: サーバーがリスニングするポート番号です。デフォルトは9703です。
<Property Name>:= <Catalog>|<User>|<Password>|<SSL>|<SSLKeyStoreFileName> |<SSLKeyStorePassword>|<TrustAnyServer>|<TrustStoreFileName >|<TrustStorePassword>|<LogLevel>|<LogFilePath>|<PrimaryCCS>|<PrimaryCCSPort>| <SecondaryCCS>|<SecondaryCCSPort>
プロパティの有効な値は次のとおりです。
<Catalog>: サーバーで使用可能なカタログ名を指定できます。カタログを指定しないと、サーバーで指定されているデフォルト・カタログがデフォルトになります。指定したカタログ名がサーバーにない場合も、デフォルト・カタログが使用され、接続時に警告が出力されます。
<User>: BIサーバーのユーザー名を指定します。デフォルトはAdministratorです。
<Password>: BI Serverのユーザー名に対応するパスワードを指定します。パスワードは3DESで暗号化されます。
<SSL>: 値はtrueまたはfalseで、デフォルトはfalseです。JDBCドライバでSSLを使用するかどうかを指定します。trueの場合、ドライバではSSLKeyStoreFileNameが読取り可能かどうかの確認が行われます。読取り可能でない場合、エラー・メッセージが発行されます。
<SSLKeyStoreFileName>: SSLキーを格納するファイルの名前です。このファイルは、ローカルのファイル・システムに存在してドライバで読取りができる必要があります。
<SSLKeyStorePassword>: SSLKeyStoreFileNameで指定されたファイルを開くためのパスワードです。
<TrustAnyServer>: 値はtrueまたはfalseで、デフォルトはfalseです。SSLがtrueに設定されている場合、このプロパティによりサーバーのトラスト・ストアをチェックするかどうかを指定します。TrustAnyServerがfalseに設定されている場合、ドライバではTrustStoreFileNameが読取り可能かどうかの確認が行われます。
<TrustStoreFileName>: TrustAnyServerがfalseに設定されている場合、このプロパティでトラスト・ストアのファイル名を指定する必要があります。
<TrustStorePassword>: TrustAnyServerおよびTrustStoreFileNameが指定されている場合、このプロパティを使用して、TrustStoreFileNameで指定されたファイルを開くためのパスワードを指定します。
<LogLevel>: ログ・レベルを指定します。有効な値は次のとおりです。
SEVERE | WARNING | INFO | CONFIG | FINE | FINER | FINEST
<LogFilePath>: ログの記録先のファイル・パスを指定します。デフォルトは、Windowsの場合%TEMP%、UNIXの場合$TMPです。ドライバにはこのファイルの書込み権限が必要です。同じファイル名が存在する場合は、_0や_1のマークを付加した新しいエントリが作成されます。
<PrimaryCCS>: (クラスタ化された構成の場合)プライマリCCSマシンの名前を指定します。接続には“host”を使用しません。このプロパティを指定すると、“host”プロパティの値は無視されます。jdbcドライバではCCSに接続して、ロード・バランシング処理が行われているマシンの情報を取得します。デフォルトはlocalhostです。
<PrimaryCCSPort>: プライマリCCSマシンで稼働しているプライマリCCSのポート番号を指定します。デフォルトは9706です。
<SecondaryCCS>: セカンダリCCSマシンの名前を指定します。接続には“host”は使用しません。このプロパティを指定すると、jdbcドライバではCCSに接続して、ロード・バランシング処理が行われているマシンの情報を取得します。デフォルトはlocalhostです。
<SecondaryCCSPort>: セカンダリ・マシンで稼働しているセカンダリCCSのポート番号を指定します。デフォルトは9706です。
次にSSLが有効であるクラスタ化されたデプロイの接続文字列の例を示します。
jdbc:oraclebi://machine01.domain:9706/PrimaryCCS=machine01;PrimaryCCSPort=9706;SecondaryCCS=machine02;SecondaryCCSPort=9706;user=admin;password=welcome;ssl=true;sslKeystorefilename=c:\mycompany\OracleBI\sslc\javahost.keystore;sslKeystorepassword=welcome;trustanyserver=true;
JNDIデータソースの追加
「管理」ページから「JNDI接続」を選択します。既存のJNDI接続のリストが表示されます。
「データソースの追加」ボタンを選択します。
新規接続について次のフィールドを入力します。
データソース名: データソースの表示名を入力します。
JNDI名: データソースのJNDI名を入力します。
プロキシ認証を使用: このボックスを選択すると、プロキシ認証が使用可能になります。これは、Oracle 10gデプロイにのみ適用されます。詳細は、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。
接続をテストする場合は、「接続のテスト」を選択します。テストが成功した場合は、「接続は正常に確立されました。」という確認メッセージが表示されます。接続エラーが発生した場合は、「サーバーとの接続を確立できませんでした」というメッセージが表示されます。
このデータソースのセキュリティを定義します。シャトル・ボタンを使用して、ロールを「使用可能なロール」リストから「許可ロール」リストに移動します。「許可ロール」リストにあるロールが割り当てられたユーザーのみが、このデータソースからレポートを作成できます。
ファイル・データソースの追加
「管理」ページから「ファイル」を選択します。既存のファイル・ソースのリストが表示されます。
「データソースの追加」ボタンを選択します。
新規データソースについて次のフィールドを入力します。
データソース名: データソースの表示名を入力します。
パス: サーバーのトップレベル・ディレクトリへのフルパスを入力します。
このデータソースのセキュリティを定義します。シャトル・ボタンを使用して、ロールを「使用可能なロール」リストから「許可ロール」リストに移動します。「許可ロール」リストにあるロールが割り当てられたユーザーのみが、このデータソースからレポートを作成できます。
データソースの表示または更新
「管理」ページで、更新するデータソースのタイプを選択します。
表示または更新する接続の名前を選択します。すべてのフィールドが更新可能です。
「適用」を選択して変更を適用するか、または「取消」を選択して更新ページを終了します。
Oracle BI Presentation Servicesとの統合を設定すると、レポートのデータソースとしてOracle BI Answersのリクエストに接続することができます。
BI Publisherのインストール時に、Presentation Servicesもインストールする場合、Oracle BIインストーラはPresentation Servicesとの統合を実行します。これによって、Oracle BIインストーラによりPresentation Servicesのホスト名、ポートおよびURLの値が、BI Publisher構成ファイルのxmlp-server-config.xmlに設定されます。ただし、ユーザーがさらにPresentation Servicesのユーザー名とパスワードをBI Publisher構成ファイルに設定する必要があります。これはインストール時にそれらが認識されないためです。
注意: BI Publisher EnterpriseをOracle BI Enterprise Editionのインストールに含める場合、Oracle BIインストーラによりPresentation Servicesのホスト名、ポートおよびURLの値が設定されます。ただし、ここでPresentation Servicesのユーザー名とパスワードは手動で入力する必要があります。
「管理」ページの「統合」で「Oracle BI Presentation Services」を選択します。
BI Presentation Servicesサーバーに関する次の情報を入力します。
サーバー・プロトコル: httpまたはhttpsを選択します。
サーバー・バージョン: v4を選択します。
サーバー: サーバーのホスト名を入力します(例: server01.mycompany.com)。
サーバーのポート
管理者のユーザー名とパスワード
URL拡張子: デフォルト値はanalytics/saw.dllです。
注意: デプロイがSSOで構成されている場合、SSOでないアプリケーション(BI PublisherとBI Presentation Servicesサーバー間でWebサービスを使用できるように設定されているアプリケーション)とこの拡張子が一致するようにします。詳細は、「Oracle Single Sign-Onの設定」を参照してください。
セッション・タイムアウト(分単位)
「システム・メンテナンス」では、次の管理タスクを実行できます。
サーバー構成オプションの設定
スケジューラ構成オプションの設定
メタデータのリフレッシュ
「サーバー構成」タブを使用して、次を定義します。
レポート・リポジトリ
サーバーの「一般」プロパティ
キャッシュ仕様
レポート・リポジトリはファイル・システムまたはデータベースのいずれかに設定できます。
「レポート・リポジトリ」で、「リポジトリ・タイプ」として「ファイル・システム」を選択します。
「パス」に絶対パスを入力します。
例: /home/bipublisher/repository
重要: BI Publisherリポジトリを含むデータベースを停止後起動したり再起動した場合、BI Publisher Enterpriseサーバーを再起動する必要があります。
「レポート・リポジトリ」で、「リポジトリ・タイプ」として「XMLデータベース」を選択します。
「パス」に絶対パスを入力します。たとえば、/public/Reportsと入力します。
「接続タイプ」では、「JDBC」または「JNDI」を選択します。
重要: リポジトリの「接続タイプ」では「JDBC」はお薦めしません。
「JNDI」を選択した場合、JNDI接続プールの「名前」を入力します。
「JDBC」を選択した場合(お薦めしません)、次を入力します。
URL
例: jdbc:oracle:thin:@rpts.mycompany.com:1525:ora10g
ユーザー名
パスワード
データベース・ドライバ・クラス
例: oracle.jdbc.driver.oracleDriver
デバッグ・レベル: システムで生成されるデバッグ情報の量を制御します。「例外」(デフォルト設定)に設定すると、エラー情報のみが生成されます。「デバッグ」に設定すると、すべてのシステム出力が生成されます。
レポート・ビューアの高さ: ブラウザのレポート表示フレームのサイズを設定します。値はピクセル単位で入力します。デフォルトは600です。
レポートの可変しきい値: データをディスクにキャッシュする際のしきい値を設定します。データ量が多い場合、データをキャッシュするとメモリーの節約になりますが、処理速度は低下します。値はKB単位で入力します。デフォルトは10000000(10MB)です。
出力フォーマット: RTFテンプレートをベースにしたレポートごとにユーザーにデフォルトで表示するフォーマットを選択します。このサーバー・レベル設定よりも、レポート定義で選択された「出力フォーマット」タイプが優先されます。詳細は、「レポート定義へのレイアウトの追加」を参照してください。
次のプロパティを設定して、BI Publisherキャッシュを構成します。
キャッシュ有効期限: データセット・キャッシュの有効期限の期間を分単位で入力します。デフォルトは30です。
SQL問合せ、HTTPまたはOracle BI Answersで返されるデータセットの場合、問合せで返されたデータセットをキャッシュするオプションがあります。返されたデータセットは、このプロパティで指定された期間、キャッシュに保持されます。このプロパティを設定する方法の詳細は、「データ・モデルの定義」を参照してください。
キャッシュ・サイズ制限: キャッシュに保持するデータセットの最大数を入力します。デフォルトは1000です。
最大キャッシュ・レポート: キャッシュに保持するレポートの最大数を入力します。デフォルトは50です。
重要: BI Publisherのスケジューラ表を含むデータベースを停止後起動したり再起動した場合、BI Publisher Enterpriseサーバーを再起動する必要があります。
「スケジューラ構成」タブを選択して、スケジューラ・データベースの詳細を入力します。
サポートされるデータベースのリストからBI Publisherスケジューラで使用する「データベース・タイプ」を選択します。
データベースの「接続文字列」を入力します。たとえば、jdbc:oracle:thin:@mydatabase:1525:ora10gと入力します。
データベースの「ユーザー名」と「パスワード」を入力します。
「データベース・ドライバ・クラス」を入力します。たとえば、oracle.jdbc.driver.OracleDriverと入力します。
「接続のテスト」を選択して、BI Publisherでスケジューラ・データベースに正しく接続できることを確認します。
「スキーマのインストール」を選択すると、BI Publisherのスケジューラ・スキーマがデータベースにインストールされます。
重要: スケジューラ設定の変更を有効にするには、アプリケーションを再起動する必要があります。
BI Publisherアプリケーションでクラスタリングを有効にした場合、スケジューラの「クラスタリング有効化」を選択する必要があります。
レポートをファイルまたはフォルダとして直接ファイル・システムまたはXMLデータベース・リポジトリにコピーする場合、ユーザー・インタフェースを介してそのレポートを使用できるように、メタデータをリフレッシュする必要があります。
「管理」ページで「配信構成」を選択します。
次のプロパティを入力します。
SSL証明書ファイル: SSLがインストールで有効な場合、このフィールドは空欄のままにしてBI Publisherに組込みのデフォルト証明書を使用できます。Verisignなどの信頼できる認証局により署名された証明書をサーバーで使用する場合でも、SSLはデフォルト証明書で動作します。このフィールドは、ユーザーが自己署名証明書でSSLを使用する場合のみ必須です。自己署名証明書とは信頼できる認証局以外(通常はユーザー)で署名された証明書のことです。
電子メール送信者アドレス: BI Publisherサーバーからの電子メール・レポートの配信時に表示する送信元アドレスを入力します。デフォルト値は、bipublisher-report@oracle.comです。
配信通知電子メール送信者のアドレス: BI Publisherサーバーから配信された通知に表示する送信元アドレスを入力します。デフォルト値は、bipublisher-notification@oracle.comです。
通知の件名: 成功、警告および失敗の配信タイプごとに電子メールに表示する件名を入力します。
プリント・サーバーまたはFAXサーバーの設定
印刷は、Internet Printing Protocol(IPP)を介してのみサポートされます。IPP用にCUPSまたはWindowsのプリント・サーバーを設定する必要があります。「プリント・サーバーの設定」を参照してください。
「管理」ページで「プリンタ」または「FAX」を選択してから、「サーバーの追加」を選択します。
新規サーバーに必要な「サーバー名」と「URI」の必須フィールドを入力します。
重要: タイプ(プリンタ、FAX、電子メール、WebDAVまたはFTP)に関係なく、各サーバーに対して一意の名前を入力する必要があります。
(オプション)「フィルタ」を入力します。
フィルタ: Windowsベースのプリント・サーバーに対して、PDFをPostscriptに変換したり、PDFをTIFF(FAX用)に変換するための変換ユーティリティをコールできます。フィルタを指定するには、ネイティブOSコマンド文字列に、入力ファイル名用と出力ファイル名用の2つのプレースホルダ{infile}と{outfile}を設定して渡します。
この機能は、IPPプリンタを直接コールする場合、またはMicrosoft Internet Information Service(IIS)でIPPをコールする場合に特に有効です。CUPSとは異なり、これらのプリント・サーバーでは、プリンタが認識できる書式にプリント・ファイルが変換されません。したがって、サポートされる文書書式は限定されています。フィルタ機能を使用すると、任意のネイティブOSコマンドをコールして、ターゲットのプリンタが認識できる書式に文書を変換できます。
たとえば、PDF文書をPostscript書式に変換するには、PDFからPSに変換する次のコマンドを「フィルタ」フィールドに入力します。
pdftops {infile} {outfile}
LinuxからMicrosoft IISでHP LaserJetプリンタの設定をコールするには、Ghostscriptをフィルタとして設定することで、PDF文書をHP LaserJetが認識できる書式に変換できます。これを実行するには、「フィルタ」フィールドに次のGhostscriptコマンドを入力します。
gs -q -dNOPAUSE -dBATCH -sDEVICE=laserjet -sOutputFile={outfile} {infile}
FAXサーバーの場合は、フィルタを使用することで、ファイルをTag Image File Format(TIFF)に変換できます。
(オプション)必要に応じて、次のフィールドを入力します。
「セキュリティ」フィールド: 「ユーザー名」、「パスワード」、「認証タイプ」(「なし」、「Basic」、「ダイジェスト」)および「暗号化タイプ」(「なし」、「SSL」)。
「プロキシ・サーバー」フィールド: 「ホスト」、「ポート」、「ユーザー名」、「パスワード」、「認証タイプ」(「なし」、「Basic」、「ダイジェスト」)。
WebDAVサーバーの設定
「管理」ページから「WebDAV」を選択します。すでに追加されているサーバーのリストが表示されます。「サーバーの追加」を選択します。
新規サーバーの「名前」と「ホスト」を入力します。
重要: タイプ(プリンタ、FAX、電子メール、WebDAVまたはFTP)に関係なく、各サーバーに対して一意の名前を入力する必要があります。
(オプション)必要に応じて、次のフィールドを入力します。
「一般」フィールド: 「ポート」。
「セキュリティ」フィールド: 「認証タイプ」(「なし」、「Basic」、「ダイジェスト」)および「暗号化タイプ」(「なし」、「SSL」)。
「プロキシ・サーバー」フィールド: 「ホスト」、「ポート」、「ユーザー名」、「パスワード」、「認証タイプ」(「なし」、「Basic」、「ダイジェスト」)。
電子メール・サーバーまたはFTPサーバーの設定
「管理」ページから「電子メール」または「FTP」を選択します。すでに追加されているサーバーのリストが表示されます。「サーバーの追加」を選択します。
電子メール・サーバーまたはFTPサーバーの「名前」と「ホスト」を入力します。
重要: タイプ(プリンタ、FAX、電子メール、WebDAVまたはFTP)に関係なく、各サーバーに対して一意の名前を入力する必要があります。
(オプション)次のフィールドを入力します。
「一般」フィールド: 「ポート」。
「セキュリティ」フィールド: 「ユーザー名」および「パスワード」。
Common Unix Printing System(CUPS)サーバーの設定
「管理」ページから「CUPSサーバー」を選択します。すでに追加されているサーバーのリストが表示されます。「サーバーの追加」を選択します。
CUPSサーバーの「サーバー名」と「ホスト」、および「ポート」を入力します。
詳細は、「CUPSの設定」を参照してください。
「ランタイム構成」ページを使用して、ランタイム・プロパティをサーバー・レベルで設定できます。また、プロパティをレポート・レベルでも設定できます。競合する値が各レベルのプロパティで設定された場合、レポート・レベルが優先されます。
プロパティをレポート・レベルで設定するには、レポートを選択してから「構成」リンクを選択します。これによって、「ランタイム構成」ページが開き、レポートのプロパティが更新可能な列と、サーバーに設定された読取り専用値の列が表示されます。
注意: 10.1.3.2より前のリリースでは、このページで管理する「ランタイム構成」プロパティは、構成ファイルで設定していました。このファイルは、このインタフェースで値を設定しない場合に代替手段として現在でも使用されます。ただし、「ランタイム構成」プロパティのページを更新しても、このファイルは更新されないので注意してください。このファイルの詳細は、「構成ファイル・リファレンス」を参照してください。
PDF出力では、次のプロパティを使用できます。
プロパティ名 | 内部名 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|
圧縮PDF出力 | pdf-compression | True | TrueまたはFalseを指定して、出力PDFファイルの圧縮を制御します。 |
PDFビューア・メニュー・バーの非表示 | pdf-hide-menubar | False | Trueを指定すると、文書がアクティブなときにビューア・アプリケーションのメニュー・バーが非表示になります。ブラウザの外部にあるスタンドアロンAcrobat Readerアプリケーションで出力を表示する「エクスポート」ボタンを使用するときのみ、メニュー・バー・オプションは有効になります。 |
PDFビューア・ツール・バーの非表示 | pdf-hide-toolbar | False | Trueを指定すると、文書がアクティブなときにビューワ・アプリケーションのツールバーが非表示になります。 |
スマート引用符の置換 | pdf-replace-smartquotes | True | PDF出力でカールした引用符を直線の引用符と置き換えない場合は、Falseに設定します。 |
次のプロパティを使用して、出力PDF文書のセキュリティ設定を制御します。
プロパティ名 | 内部名 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|
PDFセキュリティ有効化 | pdf-security | False | Trueを指定した場合、出力PDFファイルは暗号化されます。次のプロパティも指定する必要があります。
|
ドキュメント・パスワードを開く | pdf-open-password | N/A | このパスワードは、文書のオープンに必要です。このパスワードを使用すると、ユーザーは文書のオープンのみが可能です。このプロパティは、「PDFセキュリティ有効化」がTrueに設定されている場合のみ使用できます。 |
権限パスワードの変更 | pdf-permissions-password | N/A | このパスワードを使用して、ユーザーはセキュリティ設定を上書きできます。このプロパティは、「PDFセキュリティ有効化」がTrueに設定されている場合のみ有効です。 |
暗号化レベル | pdf-encryption-level | 0: 低 | 出力PDFファイルの暗号化レベルを指定します。指定できる値は次のとおりです。
このプロパティは、「PDFセキュリティ有効化」がTrueに設定されている場合のみ有効です。「暗号化レベル」が0に設定されている場合、次のプロパティも設定できます。
「暗号化レベル」が1に設定されている場合、次のプロパティが使用可能です。
|
ドキュメント変更無効化 | pdf-no-changing-the-document | False | 「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。Trueに設定すると、PDFファイルを編集できません。 |
印刷無効化 | pdf-no-printing | False | 「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。Trueに設定すると、PDFファイルを印刷できません。 |
コメントとフォーム・フィールドの追加および変更無効化 | pdf-no-accff | False | 「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。Trueに設定すると、コメントおよびフォーム・フィールドの追加または変更機能を使用できません。 |
コンテキストのコピー、抽出およびアクセシビリティ無効化 | pdf-no-cceda | False | 「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。Trueに設定すると、コンテキストのコピー、抽出およびアクセシビリティ機能を使用できません。 |
スクリーン・リーダー用のテキスト・アクセス有効化 | pdf-enable-accessibility | True | 「暗号化レベル」が1に設定されている場合に使用できる権限。Trueに設定すると、スクリーン・リーダー・デバイスのテキスト・アクセス機能が使用可能になります。 |
テキストやイメージ、その他のコンテンツのコピー有効化 | pdf-enable-copying | False | 「暗号化レベル」が1に設定されている場合に使用できる権限。Trueに設定すると、テキスト、イメージおよびその他のコンテンツのコピー機能が使用可能になります。 |
許可変更レベル | pdf-changes-allowed | 0 | 「暗号化レベル」が1に設定されている場合に使用できる権限。有効な値は次のとおりです。
|
許可印刷レベル | pdf-printing-allowed | 0 | 「暗号化レベル」が1に設定されている場合に使用できる権限。有効な値は次のとおりです。
|
次のプロパティを設定し、RTF出力ファイルを制御できます。
プロパティ名 | 内部名 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|
変更トラッキング有効化 | rtf-track-changes | False | Trueに設定すると、出力RTF文書での変更追跡が使用可能になります。 |
追跡済変更のためのドキュメントの保護 | rtf-protect-document-for-tracked-changes | False | Trueに設定すると、追跡された変更について文書が保護されます。 |
次のプロパティを設定し、HTML出力ファイルを制御できます。
プロパティ名 | 内部名 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|
ヘッダーの表示 | html-show-header | True | Falseに設定すると、HTML出力でテンプレート・ヘッダーが非表示になります。 |
フッターの表示 | html-show-footer | True | Falseに設定すると、HTML出力でテンプレート・フッターが非表示になります。 |
スマート引用符の置換 | html-replace-smartquotes | True | HTML出力でカールした引用符を直線の引用符と置き換えない場合は、Falseに設定します。 |
キャラクタ・セット | html-output-charset | UTF-8 | 出力HTMLのキャラクタ・セットを指定します。 |
HTML出力のアクセス可能化 | make-accessible | False | HTML出力をアクセス可能にする場合はTrueを指定します。 |
ベース・イメージURI | html-image-base-uri | N/A | イメージ・タグのsrc属性でイメージ・ファイル名の前に挿入されるベースURI。イメージがテンプレートに埋め込まれている場合のみ機能します。 |
イメージ・ファイル・ディレクトリ | html-image-dir | N/A | BI Publisherで、テンプレートに埋め込まれているイメージ・ファイルを格納するディレクトリを入力します。 |
ベースCSS URI | html-css-base-uri | N/A | 出力HTML文書のカスケード・スタイルシート(CSS)が格納される場所を指定するためにHTMLヘッダーに挿入するベースURI。make-accessibleがTrueである場合は、このプロパティを設定する必要があります。 |
CSSファイル・ディレクトリ | html-css-dir | N/A | BI Publisherによりcssファイルが格納されるCSSディレクトリ。make-accessibleがTrueである場合は、このプロパティを設定する必要があります。 |
次のプロパティを設定し、FO処理を制御できます。
プロパティ名 | 内部名 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|
BI PublisherのXSLTプロセッサの使用 | xslt-xdoparser | True | BI Publisherのパーサーの使用方法を制御します。Falseに設定すると、XSLTは解析されません。 |
XSLTプロセッサのスケーラブル機能有効化 | xslt-scalable | False | XDOパーサーのスケーラブル機能を制御します。このプロパティを有効にするには、「BI PublisherのXSLTプロセッサの使用」プロパティをTrueに設定する必要があります。 |
XSLTランタイム最適化の有効化 | xslt-runtime-optimization | True | Trueに設定すると、FOプロセッサのパフォーマンス全体が向上し、一時ディレクトリに生成される一時FOファイルのサイズは大幅に減少します。レポートが小さい場合(1〜2ページ程度)、パフォーマンスの向上は顕著ではありません。 このプロパティをTrueに設定した場合、さらにパフォーマンスを向上させるために、「属性セットの抽出」プロパティをFalseに設定することをお薦めします。詳細は、「「RTFテンプレート」プロパティ」を参照してください。 |
処理中にキャッシュされたページ | system-cache-page-size | 50 | このプロパティは、「一般」プロパティで「一時ディレクトリ」を指定した場合のみ有効になります。目次の生成に、FOプロセッサでは、ページ数がこのプロパティで指定した値を超えるまでページをキャッシュします。その後、キャッシュしたページを一時ディレクトリ内のファイルに書き込みます。 |
Bidi言語の桁代替タイプ | digit-substitution | None | 有効な値は、NoneとNationalです。Noneに設定すると、東ヨーロッパの数字が使用されます。Nationalに設定すると、ヒンディー形式(アラビア・インド数字)が使用されます。この設定は、ロケールがアラビア語の場合のみ有効です。それ以外の場合は無視されます。 |
変数ヘッダー・サポート無効化 | fo-prevent-variable-header | False | Trueの場合は、変数ヘッダーのサポートが無効になります。変数ヘッダーをサポートすると、ヘッダーのサイズがコンテンツに応じて自動的に拡張されます。 |
FOのマージ時にプリフィクスをIDに追加 | fo-merge-conflict-resolution | False | 複数のXSL-FO入力をマージする際、FOプロセッサでは、競合しているIDを解決するためにランダムなプリフィクスを自動的に追加します。このプロパティをTrueに設定すると、この機能が無効になります。 |
次のプロパティを設定し、RTFテンプレートを制御できます。
プロパティ名 | 内部名 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|
属性セットの抽出 | rtf-extract-attribute-sets | Auto | RTFプロセッサは、生成されたXSL-FO内に属性セットを自動的に抽出します。抽出されたセットは追加FOブロックに配置され、参照できます。これにより、処理パフォーマンスが向上し、ファイル・サイズが縮小されます。 有効な値は次のとおりです。
|
XPathリライト有効化 | rtf-rewrite-path | True | RTFテンプレートをXSL-FOに変換する場合、RTFプロセッサは全XPath表記法を表すためにXMLタグ名を自動的にリライトします。このプロパティをFalseに設定すると、この機能は無効になります。 |
チェックボックスに使用する文字 | rtf-checkbox-glyph | デフォルト値: Albany WT J;9746;9747/A | BI PublisherのデフォルトPDF出力フォントには、チェック・ボックスを表すための絵文字は含まれません。テンプレートにチェック・ボックスが含まれる場合、このプロパティを使用して、PDF出力にチェック・ボックスを表すためのUnicodeフォントを定義します。次の構文を使用して、選択した状態を表すUnicodeフォントのコード値および選択解除状態を表すUnicodeフォントのコード値を定義する必要があります。 <フォント名>;<true値の絵文字に対応するUnicodeフォントのコード値>;<false値の絵文字に対応するUnicodeフォントのコード値> 例: Albany WT J;9746;9747/A 指定したフォントは、実行時にBI Publisherで使用できるようにする必要があります。 |
次のプロパティを設定し、PDFテンプレートを制御できます。
プロパティ名 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|
出力からPDFフィールドを削除 | False | 出力からPDFフィールドを削除する場合はTrueを指定します。PDFフィールドを削除した場合、フィールドに入力されたデータは抽出できません。詳細は、「フィールドに対する更新可能または読取り専用の設定」を参照してください。 |
出力ですべてのフィールドを読取専用に設定 | True | BI Publisherでは、デフォルトで、PDFテンプレートの出力PDFの全フィールドが読取り専用に設定されます。すべてのフィールドを更新可能に設定する場合は、このプロパティをFalseに設定します。詳細は、「フィールドに対する更新可能または読取り専用の設定」を参照してください。 |
各フィールドの読取専用設定を保持 | False | 各フィールドの読取り専用設定をPDFテンプレートの定義どおりに保持する場合は、このプロパティをTrueに設定します。このプロパティは「出力ですべてのフィールドを読取専用に設定」の設定よりも優先されます。詳細は、「フィールドに対する更新可能または読取り専用の設定」を参照してください。 |
BI Publisherのフォント・マッピング機能を使用すると、RTFテンプレートまたはPDFテンプレートのベース・フォントを、発行文書で使用されるターゲット・フォントにマップできます。フォント・マッピングは、サイト・レベルまたはレポート・レベルで指定できます。フォント・マッピングはPDF出力でのみ実行されます。
フォント・マッピングには次の2種類があります。
RTFテンプレート: RTFテンプレートおよびXSL-FOテンプレートからPDF出力フォントにフォントをマッピングします。
PDFテンプレート: PDFテンプレートから別のPDF出力フォントにフォントをマッピングします。
BI PublisherではType1フォントおよびTrueTypeフォントのセットが用意されています。これらのセットのフォントは、ターゲット・フォントとして追加設定なしで選択できます。事前定義済フォントの一覧は、「BI Publisherの事前定義済のフォント」を参照してください。
事前定義済のフォントは、$JAVA_HOME/jre/lib/fontsにあります。別のフォントにマップする場合、そのフォントをこのディレクトリに配置して、BI Publisherで実行時に使用できるようにします。環境がクラスタ化されている場合、そのフォントは各サーバー上に配置する必要があります。
フォント・マッピングは、サイト・レベルまたはレポート・レベルで定義できます。
マッピングをサイト・レベルで設定するには、「管理」ページから「フォント・マッピング」リンクを選択します。
マッピングをレポート・レベルで設定するには、レポートの「構成」リンクを選択してから、「フォント・マッピング」タブを選択します。この設定は、選択したレポートにのみ適用されます。
レポート・レベルの設定は、サイト・レベルの設定よりも優先されます。
「管理」ページの「ランタイム構成」で、「フォント・マッピング」を選択します。
フォント・マッピングを作成するには
「RTFテンプレート」または「PDFテンプレート」で、「フォント・マッピングの追加」を選択します。
「フォント・マッピングの追加」ページで、次を入力します。
ベース・フォント: 新しいフォントにマップするフォント・ファミリを入力します。たとえば、Arialと入力します。
スタイル: 「標準」または「斜体」を選択します(「PDFテンプレート」フォント・マッピングには適用されません)。
重み: 「標準」または「太字」を選択します(「PDFテンプレート」フォント・マッピングには適用されません)。
ターゲット・フォント・ファイル: 「Type 1」または「Truetype」を選択します。
「ターゲット・フォント」を入力します。
「Truetype」を選択した場合、コレクション内の番号付きフォントを入力できます。目的のフォントの「TrueTypeコレクション(TTC)番号」を入力します。
事前定義済のフォントのリストについては、「BI Publisherの事前定義済のフォント」を参照してください。
BI PublisherではType1フォントおよびTrueTypeフォントのセットが用意されています。これらのセットのフォントは、ターゲット・フォントとして追加設定なしで選択できます。
次の表に、Type1フォントを示します。
番号 | フォント・ファミリ | スタイル | 太さ | フォント名 |
---|---|---|---|---|
1 | serif | 標準 | 標準 | Time-Roman |
1 | serif | 標準 | 太字 | Times-Bold |
1 | serif | イタリック体 | 標準 | Times-Italic |
1 | serif | イタリック体 | 太字 | Times-BoldItalic |
2 | sans-serif | 標準 | 標準 | Helvetica |
2 | sans-serif | 標準 | 太字 | Helvetica-Bold |
2 | sans-serif | イタリック体 | 標準 | Helvetica-Oblique |
2 | sans-serif | イタリック体 | 太字 | Helvetica-BoldOblique |
3 | monospace | 標準 | 標準 | Courier |
3 | monospace | 標準 | 太字 | Courier-Bold |
3 | monospace | イタリック体 | 標準 | Courier-Oblique |
3 | monospace | イタリック体 | 太字 | Courier-BoldOblique |
4 | Courier | 標準 | 標準 | Courier |
4 | Courier | 標準 | 太字 | Courier-Bold |
4 | Courier | イタリック体 | 標準 | Courier-Oblique |
4 | Courier | イタリック体 | 太字 | Courier-BoldOblique |
5 | Helvetica | 標準 | 標準 | Helvetica |
5 | Helvetica | 標準 | 太字 | Helvetica-Bold |
5 | Helvetica | イタリック体 | 標準 | Helvetica-Oblique |
5 | Helvetica | イタリック体 | 太字 | Helvetica-BoldOblique |
6 | Times | 標準 | 標準 | Times |
6 | Times | 標準 | 太字 | Times-Bold |
6 | Times | イタリック体 | 標準 | Times-Italic |
6 | Times | イタリック体 | 太字 | Times-BoldItalic |
7 | Symbol | 標準 | 標準 | Symbol |
8 | ZapfDingbats | 標準 | 標準 | ZapfDingbats |
次の表に、TrueTypeフォントを示します。すべてのTrueTypeフォントは、サブセット化されてPDFに埋め込まれます。
番号 | フォント・ファミリ名 | スタイル | 太さ | 実際のフォント | 実際のフォント・タイプ |
---|---|---|---|---|---|
1 | Albany WT | 標準 | 標準 | ALBANYWT.ttf | TrueType(Latin1のみ) |
2 | Albany WT J | 標準 | 標準 | ALBANWTJ.ttf | TrueType(日本語用) |
3 | Albany WT K | 標準 | 標準 | ALBANWTK.ttf | TrueType(韓国語用) |
4 | Albany WT SC | 標準 | 標準 | ALBANWTS.ttf | TrueType(簡体字中国語用) |
5 | Albany WT TC | 標準 | 標準 | ALBANWTT.ttf | TrueType(繁体字中国語用) |
6 | Andale Duospace WT | 標準 | 標準 | ADUO.ttf | TrueType(Latin1のみ、固定幅) |
6 | Andale Duospace WT | 太字 | 太字 | ADUOB.ttf | TrueType(Latin1のみ、固定幅) |
7 | Andale Duospace WT J | 標準 | 標準 | ADUOJ.ttf | TrueType(日本語用、固定幅) |
7 | Andale Duospace WT J | 太字 | 太字 | ADUOJB.ttf | TrueType(日本語用、固定幅) |
8 | Andale Duospace WT K | 標準 | 標準 | ADUOK.ttf | TrueType(韓国語用、固定幅) |
8 | Andale Duospace WT K | 太字 | 太字 | ADUOKB.ttf | TrueType(韓国語用、固定幅) |
9 | Andale Duospace WT SC | 標準 | 標準 | ADUOSC.ttf | TrueType(簡体字中国語用、固定幅) |
9 | Andale Duospace WT SC | 太字 | 太字 | ADUOSCB.ttf | TrueType(簡体字中国語用、固定幅) |
10 | Andale Duospace WT TC | 標準 | 標準 | ADUOTC.ttf | TrueType(繁体字中国語用、固定幅) |
10 | Andale Duospace WT TC | 太字 | 太字 | ADUOTCB.ttf | TrueType(繁体字中国語用、固定幅) |
「BI Publisher管理者」ロールを割り当てられると、「レポート」ホームには追加の「ユーザー」フォルダが表示されます。このフォルダには、システム内のすべてのユーザーの「マイ・フォルダ」があります。各ユーザーの「マイ・フォルダ」は、そのユーザー名に対応した名前が付けられます。管理者はすべてのユーザー・フォルダを表示および更新することができます。
「フォルダとレポート・タスク」メニューを使用できるのは、「BI Publisher管理者」ロールまたは「BI Publisherデベロッパ」ロールを割り当てられたユーザーです。
使用可能なレポート・タスクのメニューを開くには、「レポート・アクション」アイコンを選択します。次のレポート・タスクがあります。
このレポートを変更
このレポートをコピー
このレポートを削除
このレポートのダウンロード
注意: 「レポート・アクション」メニューを表示できるのは、「BI Publisher管理者」ロールおよび「BI Publisherデベロッパ」ロールのみです。
レポート・フォルダにナビゲートします。
「レポート・アクション」アイコンを選択します。
「フォルダとレポート・タスク」リージョンから「このレポートを変更」を選択します。
新しい名前をテキスト・ボックスに入力します。
レポート定義ディレクトリをzipファイルとしてアップロードできます。ディレクトリにはレポート定義ファイル(.xdoファイル)を含める必要があります。このzipファイルはディレクトリ内の.xdoファイルと同じ名前を持つ必要があります。また、テンプレート・ファイル(rtf、pdf、excel、およびxsl-foファイル)、翻訳ファイル(.xlf)、PDFマッピング・ファイル(.mapファイル)およびサンプルXMLデータ・ファイル(.xml)を含めることもできます。
レポート・フォルダにナビゲートします。
「レポート・アクション」アイコンを選択します。
「フォルダとレポート・タスク」リージョンから「レポートをアップロード」を選択します。
レポートを探してから「アップロード」を選択します。
レポート・フォルダにナビゲートします。
「レポート・アクション」アイコンを選択します。
「フォルダとレポート・タスク」リージョンから「このレポートをコピー」を選択して、レポートをクリップボードにコピーします。
レポートをコピーする場所にナビゲートし、「クリップボードから貼付け」を選択します。
レポート・フォルダにナビゲートします。
「レポート・アクション」アイコンを選択します。
「フォルダとレポート・タスク」リージョンから「このレポートのダウンロード」を選択します。レポート定義zipファイルを保存するよう求められます。
レポート定義ディレクトリは、指定された場所にzipファイルとしてダウンロードされます。レポート定義ディレクトリには、レポートに関連するすべてのファイルが格納されます。その内容は次のとおりです。
レポート定義ファイル(.xdoファイル)
すべてのテンプレート・ファイル(rtf、pdfおよびxlsファイル)
PDFマッピング・ファイル(.mapファイル)
サンプル・データ・ファイル(xmlファイル)
翻訳ファイル(.xlfファイル)
注意: レポートを削除するには、「BI Publisherデベロッパ」ロールまたは「BI Publisher管理者」ロールを割り当てられている必要があります。
レポート・フォルダにナビゲートします。
「レポート・アクション」アイコンを選択します。
「フォルダとレポート・タスク」リージョンから「このレポートを削除」を選択します。
使用可能なフォルダ・タスクのメニューを開くには、「フォルダ・アクション」アイコンを選択します。次のフォルダ・タスクがあります。
新規フォルダの作成
このフォルダ名を変更
このフォルダをコピー
このフォルダを削除
注意: 「レポート・アクション」メニューを表示できるのは、「BI Publisher管理者」ロールおよび「BI Publisherデベロッパ」ロールのみです。
フォルダは「マイ・フォルダ」に作成できます。また、新しいフォルダを配置する共有フォルダにナビゲートすることもできます。
「フォルダとレポート・タスク」メニューから「新規フォルダの作成」を選択します。
表示されたテキスト・ボックスにフォルダ名を入力し、「作成」を選択します。
フォルダ・アイコンを選択して、「フォルダとレポート・タスク」メニューのすべての「フォルダ・アクション」を表示します。
「このフォルダ名を変更」を選択します。
表示されたテキスト・ボックスに新しいレポート名を入力し、「名前の変更」を選択します。
フォルダ・アイコンを選択して、「フォルダとレポート・タスク」メニューのすべての「フォルダ・アクション」を表示します。
「このフォルダを削除」を選択します。
削除の確認を行います。