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Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイド
リリース10.1.3.2
E05037-01
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新規レポートの作成

プロセスの概要

注意: レポートを作成または編集するには、「BI Publisherデベロッパ」ロールまたは「BI Publisher管理者」ロールを割り当てられている必要があります。

新規レポートを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「レポート」ページの任意のフォルダに、レポート・エントリを作成します。

  2. レポート・エディタを開きます。

  3. レポートの一般プロパティを指定します。

  4. データ・モデルを定義します。

    レポート・データは、SQL問合せ、HTTP入力、Webサービス、Oracle BI Answersリクエスト、ファイル、またはBI Publisherのデータ・テンプレートから取得できます。

  5. ユーザーが問合せに渡すパラメータを定義し、ユーザーがパラメータ値を選択するための値リストを定義します。

  6. データ・モデルをテストします。

  7. レイアウト・テンプレートを設計します。

  8. テンプレートをレポート・エディタにアップロードします。

  9. (オプション)バースティングを有効にします。

  10. (オプション)レポートに対する翻訳を追加します。「レポートの翻訳」を参照してください。

レポート・エントリの作成と一般プロパティの指定

注意: レポートを作成またはアップロードするには、「BI Publisherデベロッパ」ロールまたは「BI Publisher管理者」ロールを割り当てられている必要があります。

  1. 新規レポートを格納するフォルダにナビゲートします。

    このレポートに対して新規フォルダを作成するには、「新規フォルダの作成」リンクを選択します。

  2. 「フォルダとレポート・タスク」メニューから「新規レポートの作成」リンクを選択します。これによってテキスト・ボックスが表示され、新規レポートの名前を入力できます。

    テキストで説明されている画像

  3. 新規レポートの名前を入力し、「作成」を選択します。これによって、現行フォルダ内にレポートのリストが作成されます。

  4. 新規レポート・エントリに対して「編集」リンクを選択します。これによってレポート・エディタが起動します。

    レポート・エディタ

    テキストで説明されている画像

  5. 「レポート・プロパティ」を入力します。

  6. 「保存」アイコンを選択してレポート定義を保存します。

データ・モデルの定義

BI Publisherでは、レポートの発行にXMLデータが必要です。XMLデータは、次のいずれかのソースから取得できます。

1つのレポートに複数のデータ・セットを定義でき、各データ・セットには異なるデータソースとソース・タイプを定義できます。複数のSQL問合せを定義する場合は、結果のデータ・セットを連結できます。

データ・モデルを定義するには:

  1. 「データ・モデル」を選択します。

    テキストで説明されている画像

    「メイン・データ・セット」リストが表示されます。データ・セットを定義する前はこのリストは空です。データ・セットを定義するには、「新規」を選択します。

  2. データ・セットを定義した後は、「データ・モデル」を選択します。定義したデータ・セットによって、「メイン・データ・セット」のリストが移入されます。レポートの生成に使用するデータ・セットを選択します。

    注意: SQL問合せで複数のデータ・セットを定義する際には、「連結SQLデータ・ソース」を選択して、それらを1つのデータ・セットにまとめられます。ただし、データ・セットを連結する場合は、「行名を一意にする」を選択することをお薦めします。

SQL問合せのデータ・セット・タイプの定義

テキストで説明されている画像

  1. このデータ・セットの「データソース」を選択します。「デフォルトのデータソース」(「レポート・プロパティ」で定義済)を選択するか、リストから新しいデータソースを選択します。

  2. セッションの問合せの結果をキャッシュするには、「結果のキャッシュ」ボックスを選択します。

    問合せの結果をキャッシュすることによって、データの再問合せを行わずに複数のテンプレートを結果に適用できます。これによって、オンラインのパフォーマンスが向上します。ただし、セッション中にデータが更新された場合、ユーザーは、キャッシュを消去するまで「レポートの表示」ページに新規データを表示できません。

    注意: キャッシュ有効期限とキャッシュ・サイズは構成設定で管理できます。詳細は、「サーバー構成オプションの設定」を参照してください。

  3. SQL問合せを入力するか、「クエリー・ビルダー」を選択します。クエリー・ビルダー・ユーティリティの詳細は、「クエリー・ビルダーの使用」を参照してください。

クエリー・ビルダーの使用

クエリー・ビルダーの概要

コーディングせずにSQL問合せを作成するには、クエリー・ビルダーを使用します。クエリー・ビルダーを使用すると、SQLに関する最小限の知識で、データベース・オブジェクトの検索とフィルタ処理、オブジェクトと列の選択、オブジェクト間の関連の作成、および書式設定された問合せ結果の表示を行うことができます。

クエリー・ビルダー・ページには、次の3つのセクションがあります。

クエリー・ビルダーのプロセスの理解

問合せを作成するには、次の手順を実行します。

「オブジェクト選択」ペインの使用

「オブジェクト選択」ペインでは、スキーマを選択したり、オブジェクトの検索およびフィルタ処理ができます。

「オブジェクト選択」ペインを非表示にするには、このペインと「設計」ペインの間にあるコントロール・バーを選択します。このバーを再度選択すると、ペインが表示されます。

スキーマの選択

「スキーマ」リストには、データソースで使用可能なすべてのスキーマが表示されます。ただし、リスト内にアクセスできないスキーマがある場合があります。

オブジェクトの検索およびフィルタ処理

「検索」フィールドを使用して、検索文字列を入力します。データソースに100を超える表がある場合は、この「検索」機能を使用して、目的のオブジェクトを検索および選択する必要があります。

オブジェクトの選択

「オブジェクト選択」ペインには、選択したスキーマの表、ビューおよびマテリアライズド・ビューがリストされます(Oracleデータベースの場合、シノニムもリストされます)。リストからオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトが「設計」ペインに表示されます。この「設計」ペインを使用して、選択したオブジェクトを問合せで使用する方法を識別します。

サポートされている列タイプ

すべてのタイプの列がオブジェクトとして「設計」ペインに表示されます。列に関する次の制限に注意してください。

「設計」ペインへのオブジェクトの追加

  1. オブジェクトを選択します。

    選択したオブジェクトが「設計」ペインに表示されます。データ型を表すアイコンが列名の横に表示されます。

  2. 問合せに含める各列のチェック・ボックスを選択します。

    列を選択すると、その列が「条件」タブに表示されます。この「条件」タブの「表示」チェック・ボックスは、問合せ結果に列を含めるかどうかを制御することに注意してください。デフォルトでは、このチェック・ボックスは選択されています。

    最初の20列を選択するには、オブジェクトの左上隅にある小さいアイコンをクリックし、すべてチェックを選択します。

  3. 問合せを実行して結果を表示するには、「結果」を選択します。

    ヒント: 問合せは、キー・ストローク[Ctrl] + [Enter]を使用して実行することもできます。

「設計」ペインと「結果」ペインのサイズ変更

オブジェクトを選択するときは、「設計」ペインと「結果」ペインの間にある灰色の水平線を選択してドラッグすると、ペインのサイズを変更できます。

「設計」ペインでのオブジェクトの削除または非表示

オブジェクトを削除するには、オブジェクトの右上隅にある「削除」アイコンを選択します。

オブジェクト内の列を一時的に非表示にするには、列の表示/非表示アイコンをクリックします。

問合せ条件の指定

条件を使用すると、作業対象のデータをフィルタ処理して識別できます。オブジェクト内の列を選択するときは、「条件」タブで条件を指定できます。これらの属性を使用して、列別名の変更、列条件の適用、列のソート、または関数の適用を行うことができます。

問合せに含める列を選択すると、その列は個別の行として「出力」ペインに表示されます。次の表で、「条件」タブで使用可能な属性を説明します。

条件属性 説明
上矢印および下矢印 問合せ結果内の列の表示順序を制御します。
列名を表示します。
別名 列別名を指定します(オプション)。別名とは列名の別称です。別名は、列名をわかりやすくする場合、列名を短くする場合、またはあいまいな参照を防ぐ場合に使用します。
条件 条件によって、問合せのWHERE句が変更されます。列条件を指定する場合は、適切な演算子とオペランドを含める必要があります。標準のSQL条件はすべてサポートされています。次に例を示します。
>=10
='VA'
IN (SELECT dept_no FROM dept)
BETWEEN SYSDATE AND SYSDATE + 15
ソート・タイプ 「ASC」(昇順)または「DESC」(降順)を選択します。
ソート順 数値(1、2、3など)を入力して、選択した列の表示順序を指定します。
表示 問合せ結果に列を含める場合は、このチェック・ボックスを選択します。フィルタ処理のためにのみ列を問合せに追加する必要がある場合は、「表示」を選択する必要はありません。
たとえば、次の問合せを作成するとします。
SELECT ename FROM emp WHERE deptno = 10

この問合せをクエリー・ビルダーで作成する手順は、次のとおりです。
  1. 「オブジェクト」リストからEMPを選択します。

  2. 「設計」ペインでenameとdeptnoを選択します。

  3. deptno列について「条件」に=10と入力し、「表示」チェック・ボックスは選択しません。

関数 使用可能な引数関数は次のとおりです。
  1. Number列: COUNT、COUNT DISTINCT、AVG、MAXIMUM、MINIMUM、SUM

  2. VARCHAR2列、CHAR列: COUNT、COUNT DISTINCT、INITCAP、LENGTH、LOWER、LTRIM、RTRIM、TRIM、UPPER

  3. DATE列、TIMESTAMP列: COUNT、COUNT DISTINCT

グループ別 集合関数を使用するときにグループ化の対象となる列を指定します。対象は出力に含まれる列のみです。
削除 列の選択を解除して、問合せから列を除外します。

列を選択して条件を定義すると、クエリー・ビルダーによってSQLが記述されます。

基礎となるSQLを表示するには、「SQL」タブをクリックします。

オブジェクト間の関連の作成

オブジェクト間の関連は、結合を作成することによって作成できます。結合によって、複数の表、ビューまたはマテリアライズド・ビューの間の関連が識別されます。

結合条件の概要

結合問合せを記述する際は、2つのオブジェクト間の関連を示す条件を指定します。この条件は結合条件と呼ばれます。結合条件によって、あるオブジェクトの行と別のオブジェクトの行を結合する方法が決まります。

クエリー・ビルダーでは、内部結合、外部結合、左結合および右結合がサポートされています。内部結合(単純結合とも呼ばれます)は、結合条件を満たす行を戻します。外部結合は、単純結合の結果を拡張します。外部結合は、結合条件を満たすすべての行を戻し、さらに、一方の表に結合条件を満たす行がない場合は、結合条件を満たす一部またはすべての行をもう一方の表から戻します。

注意: 結合条件の詳細は、『Oracle Database SQLリファレンス』を参照してください。

手動によるオブジェクトの結合

「設計」ペインの「結合」列を選択して、結合を手動で作成します。

  1. 「オブジェクト選択」ペインから、結合するオブジェクトを選択します。

  2. 結合する列を識別します。

    列名に隣接する「結合」列を選択して、結合を作成します。「結合」列はデータ型の右側に表示されます。カーソルを適切な位置に置くと、次のヘルプ・ヒントが表示されます。

    結合対象の列を選択するには、ここをクリックしてください

  3. 最初のオブジェクトに対して、適切な「結合」列を選択します。

    選択すると、「結合」列が選択表示になります。「結合」列の選択を解除するには、「結合」列を再度選択するか、[Esc]を押します。

  4. 2番目のオブジェクトに対して、適切な「結合」列を選択します。

    結合すると、2つの列が線で結ばれます。次の図に、例を示します。

    テキストで説明されている画像

  5. 問合せに含める列を選択します。結合線にカーソルを置くと、結合した結果のSQL文を表示できます。

  6. 「結果」をクリックして問合せを実行します。

問合せの保存

問合せを作成して実行した後は、「保存」ボタンを選択してレポート・エディタに戻ります。問合せが「SQL問合せ」ボックスに表示されます。

保存した問合せの編集

クエリー・ビルダーからレポート・エディタに問合せを保存した後は、「クエリー・ビルダー」を再度選択するだけで、問合せを編集できます。クエリー・ビルダーが問合せを解析し、変更用のクエリー・ビルダー・インタフェースが表示されます。

HTTPのデータ・セット・タイプの定義

HTTPデータソース・タイプを使用して、WebのRSSフィードからレポートを作成できます。

HTTP(XML入力)にパラメータを含める場合は、最初にパラメータを定義して、データソースの設定時にそのパラメータを選択できるようにする必要があります。「パラメータと値リストの追加」を参照してください。

テキストで説明されている画像

Webサービスのデータ・セット・タイプの定義

BI Publisherでは、XMLを文字列として戻す、文書またはリテラルのWebサービス・データソースをサポートします。

ヒント: WSDLのURLが企業ファイアウォールの外部にある場合は、プロキシ・パラメータを使用してサーバーを起動してください。

Webサービス・メソッドにパラメータを含める場合は、最初にパラメータを定義して、データソースの設定時にそのパラメータを選択できるようにする必要があります。「パラメータと値リストの追加」を参照してください。

複数のパラメータがサポートされています。メソッド名が正しいことと、パラメータの順序がメソッド内での順序と一致することを確認します。Webサービスで2つのパラメータを受け入れるメソッドをコールする場合、それらの2つのパラメータに対して、レポート内で定義した2つのパラメータをマッピングする必要があります。サポートされているパラメータは、文字列や整数などの単純型のパラメータのみです。

Webサービスの例

この例では、WebサービスをデータソースとしてBI Publisherに追加する方法を示します。このWebサービスは、株価情報を戻します。また、株の銘柄記号を示す1つのパラメータを渡します。

WSDL URLは次のとおりです。

http://www.webservicex.net/stockquote.asmx?WSDL

Webサービスでコールできるメソッドとパラメータがわからない場合は、このURLをブラウザで開いて表示できます。このWebサービスには、GetQuoteというメソッドが含まれており、株の銘柄記号を示す1つのパラメータを取得します。

Webサービスをデータソースとして追加するには:

  1. データ・セット情報を入力します。

    テキストで説明されている画像

  2. パラメータを定義し、そのパラメータをWebサービスのデータ・セットで使用可能にします。

    「レポート」定義ペインで「パラメータ」を選択し、「新規」をクリックして、新しいパラメータを作成します。次のように入力します。

  3. Webサービス・データ・セットに戻り、パラメータを追加します。

  4. 結果のXMLを表示するには、「表示」を選択します。Stock Quoteパラメータの有効な値を入力し、「表示」を再度選択します。

データ・テンプレートのデータ・セット・タイプの定義

複雑なSQL問合せを作成するには、BI Publisherのデータ・テンプレートを使用します。機能と使用方法については、「データ・テンプレートの作成」を参照してください。現在、字句パラメータは、Oracle E-Business Suiteインスタンスへの問合せを実行する場合にのみサポートされていることに注意してください。

データ・テンプレート・コードを「データ・テンプレート」テキスト・ボックスに直接入力するか、別のテキスト・ソースからデータ・テンプレートをコピー・アンド・ペーストします。

重要: データ・テンプレートをコピーする場合、テキスト・ボックスへの入力は、<dataTemplate>要素で始まる必要があります。XML宣言は含めないでください。

テキストで説明されている画像

Oracle BI Answersリクエストのデータ・セット・タイプの定義

Oracle Business Intelligence Presentation Servicesとの統合を有効にした場合は、BIカタログにアクセスして、Oracle BI Answersリクエストをデータソースとして選択できます。Oracle BI Answersは、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionに含まれている非定型の問合せ作成ツールです。Oracle BI Answersでの作成方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Answers, Delivers, and Interactive Dashboardsユーザーズ・ガイド』を参照してください。

  1. データ・セットの「タイプ」として、「Oracle BI Answers」を選択します。

    注意: BI Publisherでは、Oracle BI Answersリクエストのデータ・セット・タイプとして値リストとパラメータがサポートされていません。

  2. 参照アイコンを選択して、Oracle BI Answersカタログに接続します。これにより、Oracle BI Presentation Servicesサーバー上のアクセス権を持つフォルダが表示されます。

    注意: Oracle BI Answersをデータ・セットの「タイプ」として指定するには、Oracle BI Presentation Servicesとの統合を設定する必要があります。

  3. レポートのデータ・セットとして使用するAnswersリクエストを選択します。

    テキストで説明されている画像

  4. セッションの問合せの結果をキャッシュするには、「結果のキャッシュ」ボックスを選択します。

    問合せの結果をキャッシュすることによって、データの再問合せを行わずに複数のテンプレートを結果に適用できます。これによって、オンラインのパフォーマンスが向上します。ただし、セッション中にデータが更新された場合、ユーザーは、キャッシュを消去するまで「レポートの表示」ページに新規データを表示できません。

    注意: キャッシュ有効期限とキャッシュ・サイズは構成設定で管理できます。詳細は、「サーバー構成オプションの設定」を参照してください。

ファイルのデータ・セット・タイプの定義

データソースを設定する場合(「データソースの設定」を参照)、ファイル・ディレクトリをデータソースとして定義できます。XML文書をそのファイル・ディレクトリに配置すると、レポートのデータソースとして直接アクセスできるようになります。

  1. データ・セットの「タイプ」として、「ファイル」を選択します。

  2. 「データソース」として、適切なファイル・ディレクトリを選択します。

  3. レポートのデータ・セットとして使用するXML文書の「ファイル名」を入力します。ファイルがサブディレクトリにある場合は、そのパスも指定します。

    テキストで説明されている画像

パラメータと値リストの追加

レポート定義にパラメータを追加すると、ユーザーはレポートを操作したり、データ・セットから対象データを指定することができるようになります。また、非表示パラメータを指定して、データ・セットからユーザーに戻されるデータを制御することもできます。

注意: Oracle BI Answersリクエストのデータ・セット・タイプでは、パラメータはサポートされていません。

BI Publisherでは、次のパラメータ・タイプがサポートされます。

値リストの追加

パラメータの追加

「パラメータ」を選択し、「新規」アイコンを選択して、レポートのパラメータを定義します。

テキストで説明されている画像

レポート定義へのレイアウトの追加

BI Publisherには、レポート用のテンプレートを設計するための各種オプションが用意されています。次のいずれかの形式のテンプレートを選択できます。

レポート定義にレイアウトを追加するには、「レイアウト」を選択して、レポートのレイアウト・テンプレートを指定します。レイアウトの定義は2つのステップで行い、最初にテンプレート・ファイルをアップロードし、次にそのテンプレート・ファイルをレイアウト定義に割り当てます。Template BuilderまたはExcelアナライザ経由でBI Publisherに接続している場合は、レイアウト・ファイルのアップロードを1つのステップで行えます。

注意: レポートのテンプレートを作成するには、サンプル・データが必要です。問合せを定義した後は、「表示」リンクを選択してXMLを生成できます。「エクスポート」ボタンを選択し、ファイルをローカル・ディレクトリに保存します。RTFテンプレートまたはExcelテンプレートを作成する場合は、次の項で説明されているBI Publisherのデスクトップ・ツールを使用して、このデータをTemplate Builder for WordまたはExcelに直接ロードできます。

テンプレート・レイアウト・ファイルの作成方法の詳細は、「RTFテンプレートの作成」または「PDFテンプレートの作成」を参照してください。

レイアウトの追加 - 一般的な手順

レポート定義にレイアウトを追加するには、「レイアウト」を選択して、レポートのレイアウト・テンプレートを指定します。レイアウトの定義は2つのステップで行い、最初にテンプレート・ファイルをアップロードし、次にそのテンプレート・ファイルをレイアウト定義に割り当てます。Template BuilderまたはExcelアナライザ経由でBI Publisherに接続している場合は、レイアウト・ファイルのアップロードを1つのステップで行えます。

「Template Builder for Wordを使用したRTFテンプレートの作成」を参照してください。

任意のテンプレート・タイプのレイアウトをアップロードおよび定義するための一般的な手順は次のとおりです。

  1. レイアウト・テンプレート・ファイルをアップロードします。

    BI Publisherレポート・エディタから、「レイアウト」を選択します。

    「参照」ボタンを使用してローカル・ファイル・システム内でファイルを検索し、「アップロード」を選択します。これによって、テンプレートが「テンプレート・ファイルの管理」リージョンに表示されます。このレポートで使用するテンプレートは、必要な数だけアップロードできます。

    テキストで説明されている画像

  2. 「新規」アイコンを選択して、新規テンプレートの定義を作成します。

    テキストで説明されている画像

  3. 「保存」を選択します。これで、レポートを実行する際に、このレイアウトが使用可能なテンプレートとして表示されます。

  4. 「デフォルトのテンプレート」を選択します。ユーザーが別のテンプレートを選択しないかぎり、このデフォルトのテンプレートがオンライン・ビューアとスケジューラでデフォルトで使用されます。

Template Builder for Wordを使用したRTFテンプレートの作成

前提条件:

Template Builderの機能

Template Builderをインストールした後にMicrosoft Wordを開くと、Oracle BI PublisherメニューとBI Publisherツールバーが表示されます。

テキストで説明されている画像

ツールバーとメニューのどちらからでも、次のような数多くの機能を実行できます。

テンプレートの作成とアップロード

テンプレートの作成とアップロードは、BI Publisherサーバーに直接接続して行うことも、切断モードで行うこともできます。

接続モード

  1. Microsoft Wordを開きます。

  2. Oracle BI Publisherメニューから、「ログオン」を選択します。

  3. BI Publisherの資格証明とBI PublisherサーバーのURLを入力します(URLがわからない場合は、システム管理者に連絡してください)。

  4. 「テンプレートを開く」ダイアログに、BI Publisherの「レポート」ホームページと同じフォルダ構造が表示されます。テンプレートを作成するレポートを選択します。

  5. 「テンプレートを開く」を選択し、データをTemplate Builderにロードするか、「レイアウト・テンプレート」ペインの<New>をダブルクリックします。

    「レイアウト・テンプレート」ペインには、既存のテンプレートがリストされます。

    テキストで説明されている画像

  6. Template Builderのオンライン・ヘルプ(Oracle BI Publisherメニューから選択)のガイドラインに従ってデータ・フィールドを挿入し、表、チャート、グラフィック、クロス集計などの機能を使用して、テンプレートを設計します。Microsoft Wordを使用して、テンプレート内のフォントおよびその他のオブジェクトに書式設定を適用します。

    より高度なテンプレート・オプションについては、「RTFテンプレートの作成」のガイドラインを参照してください。

  7. テンプレートをBI Publisherサーバーにアップロードしてから、そのテンプレートをレポート定義に追加するには、Oracle BI Publisherメニューから「テンプレートの公開対象」を選択します。

    テンプレートを保存していない場合は、リッチ・テキスト・フォーマットで保存するように求められます。

  8. 「新規としてアップロード」ダイアログにテンプレートの名前を入力します。このテンプレート名は、レポート・エディタの「レイアウト」に表示されます。また、「レポートの表示」ページなどで、レポートのテンプレートを選択するオプションが表示される場合も、このテンプレート名が常に表示されます。

  9. (オプション)このテンプレートの出力フォーマットを制限します。

    BI Publisher Enterpriseインタフェースで、レポート・エディタのレポートを開きます。「レイアウト」で、アップロードしたテンプレートを選択します。このレポートの出力フォーマットを制限する場合は、使用可能にするフォーマットのみを選択します。

切断モード

レポート・エディタで次の操作を行います。

  1. サンプル・データ・ファイルを生成します。

    レポート・エディタまたは「レポート」ページから、「表示」を選択します。レポートにレイアウトが定義されていない場合、出力タイプがデフォルトでXMLになります。それ以外の場合は、出力タイプとして「データ」を選択します。「エクスポート」を選択し、エクスポート結果をXMLファイルとしてローカル・ディレクトリに保存します。

  2. Template BuilderをインストールしたMicrosoft Wordを開きます。

  3. Oracle BI Publisherメニューの「データ」を選択してから、「サンプルXMLデータのロード」を選択します。ローカル・ディレクトリでサンプル・データ・ファイルを検索し、「開く」を選択します。正常にロードされたことを示すポップアップ・メッセージが表示されます。

  4. Template Builderのオンライン・ヘルプ(Oracle BI Publisherメニューから選択)のガイドラインに従ってデータ・フィールドを挿入し、表、チャート、グラフィック、クロス集計などの機能を使用して、テンプレートを設計します。Microsoft Wordを使用して、テンプレート内のフォントおよびその他のオブジェクトに書式設定を適用します。

    より高度なテンプレート・オプションについては、「RTFテンプレートの作成」のガイドラインを参照してください。

  5. レイアウト・テンプレート・ファイルをアップロードします。

    BI Publisherレポート・エディタのレポート定義に戻ります。「レイアウト」を選択します。

    「参照」ボタンを使用してローカル・ファイル・システム内でファイルを検索し、「アップロード」を選択します。これによって、テンプレートが「テンプレート・ファイルの管理」リージョンに表示されます。このレポートで使用するテンプレートは、必要な数だけアップロードできます。

    テキストで説明されている画像

  6. 「新規」アイコンを選択して、新規テンプレートの定義を作成します。

    テキストで説明されている画像

レポートへのPDFテンプレートの追加

通常、PDFテンプレートのソースは、行政機関のような第三者によって事前定義された用紙になります。フォーム・フィールドがすでにPDFで定義されている場合、XMLデータをPDFフォーム・フィールドに関連付けるための次の2つの方法があります。

事前定義済のPDFにフォーム・フィールドが定義されていない場合、または独自のPDFテンプレートを設計する場合、Adobe Acrobat Professionalを使用してフォーム・フィールドを挿入する必要があります。その後、データソースに従ってフィールドの名前を付けるか(マッピングは不要)、BI PublisherのPDFマッピング・ツールを使用します。PDFテンプレートの設計とフォーム・フィールドの挿入については、「PDFテンプレートの作成」を参照してください。

PDFに定義済のフォーム・フィールドが存在するかどうかの確認

Adobe Acrobat 5.0の完全バージョン、またはそれ以上のAdobe Acrobatバージョンを使用している場合は、次の手順を実行します。

  1. Adobe Acrobatでファイルを開きます。

  2. 「Text Field Tool」(Adobe Acrobat Professional 6.0ユーザーの場合)または「Form Tool」(Adobe Acrobat 5.0ユーザーの場合)を選択します。すでに定義されているテキスト・フィールドが強調表示されます。フィールドが強調表示されない場合は、PDFにフィールドを追加する必要があります。PDFフォーム・フィールドの挿入方法は、「テンプレート・レイアウトへのマークアップの追加」を参照してください。

    次の図に、Adobe Acrobat Professional 6.0で開いたサンプルPDFフォームを示します。「Text Field Tool」が選択され、すべての利用可能なフォーム・フィールドが表示されています。

    テキストで説明されている画像

Adobe Acrobat 5.0の完全バージョン、またはそれ以上のAdobe Acrobatバージョンを使用していない場合は、次の手順を実行します。

  1. 「事前定義済PDFフォームのテンプレートとしての追加」の手順に従います。

  2. マッピング対象としてフィールドが強調表示されない場合、またはフィールドを選択できない場合は、BI Publisherのマッピング・ツールを使用する前に、それらのフィールドを追加する必要があります。フォーム・フィールドの追加には、Adobe Acrobat 5.0以上、またはAdobe Acrobat Professional 6.0以上が必要です。詳細は、「PDFテンプレートの作成」を参照してください。

事前定義済PDFフォームのテンプレートとしての追加

前提条件:

  1. レポート・エディタから、「レイアウト」を選択します。

  2. PDFテンプレート・ファイルをアップロードします。

    「テンプレート・ファイルの管理」リージョンで、「参照」を選択してPDFファイルを検索し、「アップロード」を選択します。

    テキストで説明されている画像

  3. サンプル・データ・ファイルを生成します。

    レポート・エディタまたは「レポート」ページから、「表示」を選択します。レポートにレイアウトが定義されていない場合、出力タイプがデフォルトでXMLになります。それ以外の場合は、出力タイプとして「データ」を選択します。「エクスポート」を選択し、エクスポート結果をXMLファイルとしてローカル・ディレクトリに保存します。

  4. サンプル・データ・ファイルをアップロードします。

    レポート・エディタの「レイアウト」ペインにある「サンプル・データ」リージョンで、サンプル・データ・ファイルを参照およびアップロードします。

  5. PDFフォーム・フィールドをマッピングします。

    テンプレートとサンプル・データをアップロードすると、「フォーム・フィールドのマップ」ボタンが有効になります。

    テキストで説明されている画像

  6. 「フォーム・フィールドのマップ」を選択します。

    BI Publisherマッピング・ツールが、別のブラウザ・ウィンドウで起動されます。

    フィールドの上にマウスを置くと、PDFフォームのフィールドの名前が表示されます。

    テキストで説明されている画像

  7. データをマッピングするPDFフォームのフィールドをクリックします。

    2番目のウィンドウが起動し、ロードしたサンプル・データのフィールド名が表示されます。選択したフォーム・フィールドは、ダイアログの最上部に表示されます。フィールドがすでにマッピングされている場合、ダイアログには、現在マッピングされているデータ・フィールドの名前が表示されます。次の図では、ANNUAL_SALARYが選択したフォーム・フィールドの名前です。これは、データのANNUAL_SALARYにマッピングされています(ANNUAL_SALARY = ANNUAL_SALARY)。

    テキストで説明されている画像

  8. 「フォーム・フィールド・マッピング」ダイアログからフィールドを選択し、「選択」を選択します。これで、フィールドのマッピングが完了します。

  9. PDFテンプレートからマッピングする各フィールドに対し、選択プロセスを繰り返します。

  10. サンプル・データがフィールドにマッピングされたテンプレートのプレビューを表示するには、「プレビューの表示」を選択します。

  11. すべてのフィールドをマッピングした後、「発行」を選択して、マッピング・ファイルを保存します。

    PDFマッピング・ファイルは、.mapファイルとしてレポート定義に保存されます。

  12. 「新規」アイコンを選択して、新規テンプレートの定義を作成します。

バーストの有効化

BI Publisherのバースト機能を使用すると、レポート・データのキーに基づいて1つのレポートを分割した後、レポート・データの2番目のキーに基づいてレポートを配信できます。レポートの各分割セグメントには、配信キーに基づいて、異なるテンプレート、出力フォーマット、配信方法、およびロケールを適用できます。実装の例は次のとおりです。

バースト用のレポートの有効化

前提条件: レポートがBI Publisherで定義されていること。レポート・データには、レポートを分割する際に使用する要素と、レポートを配信する際に使用する要素が含まれている必要があります。

レポートをバースト用に有効にする手順は次のとおりです。

配信データ・セットの定義

レポート・エディタの「バースティング」基準ページに入力したSQL問合せに基づいて、BI Publisherでは、配信XMLデータ・セットが作成されます。配信XMLデータ・セットには、バースト・レポートを各受信者に適切に配信するための情報が含まれます。このXML文書の配信データは、「配信元」要素ごとのマッピング表として使用されます。配信XMLの構造は次のとおりです。

<ROWSET>
 <ROW>
  <KEY></KEY>
  <TEMPLATE></TEMPLATE>
  <TEMPLATE_FORMAT></TEMPLATE_FORMAT>
  <LOCALE></LOCALE>
  <OUTPUT_FORMAT></OUTPUT_FORMAT>
  <DEL_CHANNEL></DEL_CHANNEL>
  <PARAMETER1></PARAMETER1>
  <PARAMETER2></PARAMETER2>
  <PARAMETER3></PARAMETER3>
  <PARAMETER4></PARAMETER4>
  <PARAMETER5></PARAMETER5>
  <PARAMETER6></PARAMETER6>
  <PARAMETER7></PARAMETER7>
  <PARAMETER8></PARAMETER8>
  <PARAMETER9></PARAMETER9>
  <PARAMETER10></PARAMETER10>
  </ROW>
</ROWSET>

各項目は次のとおりです。

パラメータ・マッピング

チャネル パラメータ1 パラメータ2 パラメータ3 パラメータ4 パラメータ5 パラメータ6 パラメータ7
電子メール 電子メール・アドレス cc 送信元 件名 メッセージ本文 添付ファイル(true/false)
出力フォーマットがpdfの場合、pdfを電子メールに添付するには、このパラメータをtrueに設定する必要があります。
返信先
プリンタ プリンタ・グループ プリンタ 印刷部数 トレイ    
FAX FAXサーバー名 FAX番号          
WEBDAV サーバー名 ユーザー名 パスワード リモート・ディレクトリ リモート・ファイル名    
ファイル ディレクトリ ファイル名          
FTP サーバー名 ユーザー名 パスワード リモート・ディレクトリ リモート・ファイル名    

バーストの例

次の例に、分割キーCUSTOMER_NAMEと配信元キーCUSTOMER_IDに基づいて、レポートで有効にされたバーストを示します。

テキストで説明されている画像

レポートはバーストされ、電子メールで配信されます。配信データソースの各要素では、テンプレート、テンプレート・フォーマット、ロケール、出力フォーマット、配信チャネルおよび顧客の電子メール・アドレスがすべて指定されており、問合せで戻されます。この例の配信XMLを生成するSQLは次のとおりです。

select distinct
CUSTOMER_ID KEY,
CST_TEMPLATE TEMPLATE,
TMPL_TYPE TEMPLATE_FORMAT,
CST_LOCALE LOCALE,
CST_FORMAT OUTPUT_FORMAT,
CST_DEL_CHAN DEL_CHANNEL,
CST_EMAIL PARAMETER1,
'accounts.receivable@oracle.com' PARAMETER2,
'bip-collections@oracle.com'PARAMETER3,
'Your Invoices' PARAMETER4,
'Hi'||CUST_FIRST_NAME||chr(13)|| 'Please find attached your
invoices.' PARAMETER5,
'true' PARAMETER6,
'donotreply@nowhere.com' PARAMETER7
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レポートの実行方法については、「バーストするレポートのスケジュール」を参照してください。

レポートのURLを介したアクセス

この項では、BI Publisherレポートを、ポータルやApplication Expressアプリケーションなどの別のアプリケーションからURLを介してコールする方法について説明します。

セキュリティに関する考慮事項

BI Publisherセキュリティ・モデルでは、レポートがフォルダに配置され、そのフォルダはロールによって保護されます。また、ロールはユーザーに割り当てられます。ユーザーがレポートにアクセスするには、そのレポートを表示するための資格証明がBI Publisher内でユーザーに対して付与されている必要があります。そのために、次の2つのオプションがあります。

URLの作成

レポートの基本URLは次のとおりです。

http://<server:port>/xmlpserver/<ReportDirectory>/<ReportName>.xdo

各項目は次のとおりです。

server:portは、BI Publisherが実行されているサーバーの名前とポート番号です。

xmlpserverは、必要な文字列(アプリケーション名)です。

ReportDirectoryは、レポートのフォルダ・パスです。

重要: BI Publisherサーバーでは、レポートは、その名前が付けられたフォルダ内にあります。たとえば、Salary Reportというレポートがあるとします。BI Publisherデスクトップでは、このレポートがExecutiveというレポート・フォルダに格納されます。Executiveレポート・フォルダ内にはPrivateというフォルダがあり、レポートはこのフォルダの直下にあります。この場合、レポートへのパスは次のようになります。

Executive/Private/Salary+Report

フォルダ名またはレポート名の空白は、+記号に置き換える必要があります。

ReportName.xdoは、.xdo拡張子付きのレポート名です。

これにより、BI Publisherページ内に、すべてのレポート制御が指定された完全なレポートがレンダリングされます。レポートのレンダリングには、デフォルトのテンプレート、出力およびパラメータが使用されます。次に例を示します。

http://xdopf.us.oracle.com:9999/xmlpserver/Executive/Salary+Report/Salary+Report.xdo

server:port: xdopf.us.oracle.com:9999

xmlpserver

ReportDirectory: Executive/Salary+Report

ReportName.xdo: Salary+Report.xdo

URLでのパラメータの指定

出力レポートにパラメータ(テンプレート、出力フォーマット、レポートの定義済パラメータなど)を指定する場合は、URLに名前と値のペアを追加できます。URLを生成する最も簡単な方法は、BI Publisherの「レポートの表示」ページで「エクスポート」機能を使用することです。生成されたURLは、前述の基本URLに似ていますが、名前と値のペアがさらに追加されています。

次に例を示します。

http://xdopf.us.oracle.com:9999/xmlpserver/Executive/Employee+Salary+Report/Employee+Salary+Report.xdo?_xpf=&_xpt=1&_xdo=%2FExecutive%2FEmployee+Salary+Report%2FEmployee+Salary+Report.xdo&dept=10&_xt=Standard&_xf=html 

レポート名までのURL構成要素は前項で説明されています。レポート名より後のURLは、次の要素で構成されています。

?_xpf=&_xpt=1&_xdo=%2FExecutive%2FEmployee+Salary+Report%2FEmployee+Salary+Report.xdo&dept=10=*&_xt=Standard&_xf=html 

標準的なURL構文は次のとおりです。

?: 最初のパラメータを示す。

&: 追加される各パラメータを示す。

BI Publisherパラメータは次のとおりです。

_xpf: 内部使用に必要な文字列。

_xpt: レポートを(前述のように)フルサイズのBI Publisherウィンドウでレンダリングするか、それともレポート文書のみをレンダリングするかを定義する。有効な値は次のとおりです。

_xdo: (オプション)現在のレポートへのパスを示す。

dept: レポート定義に定義されているレポート固有のパラメータ。この例では、データの部門になります。ここで、部門IDが指定されていることに注意してください。このパラメータ定義によって、ユーザーに部門名が表示されてからそのIDが問合せに渡されます。URLには、複数のパラメータとその値を含められます。

_xt: 使用するテンプレートを制御する。ここで、テンプレート・ファイル名ではなく、テンプレート名を指定します。この例では、テンプレート名はStandardになります。

_xf: 生成される出力のフォーマットを制御する。有効な値は、pdf、html、excel、rtf、データなど、レポートの場合と同様です。