Oracle Business Intelligence Publisherインストレーション・ガイド リリース10.1.3.3.2 E06070-01 | 目次 | 戻る | 次へ |
Oracle Business Intelligence Publisherでは、複雑な分散環境における最も効率的でスケーラブルなレポート・ソリューションが用意されています。Oracle BI Publisherは、情報を安全かつ適切なフォーマットで生成し、従業員、顧客およびサプライヤに配信するための中心的なアーキテクチャを提供します。Oracle BI Publisherは、ビジネス・ドキュメントの開発、カスタマイズおよびメンテナンスに要する高いコストを軽減すると同時に、レポート管理における効率を向上させます。
最新情報は、次の各サイトを確認してください。
Oracle Business Intelligence PublisherのWebサイト
http://www.oracle.com/technology/products/xml-publisher/index.html
Oracle Business Intelligence Publisherフォーラム
http://forums.oracle.com/forums/forum.jspa?forumID=245
Oracle Universal Installerを使用すると、BI Publisherと一緒に専用のスタンドアロンOracle Containers for Java(OC4J)インスタンスをインストールしたり、BI Publisherを既存のOracle Application Server 10.1.3.1.0(またはそれ以上のリリース)Webコンテナにインストールしたりできます。ただし、BI Publisherは、TomcatやWebsphereなど他のJ2EEアプリケーション・サーバーにデプロイすることも可能です。
BI Publisherには、次の3つのインストール・オプションがあります。
基本: Oracle Universal Installerの「基本」オプションでは、BI Publisherと一緒にスタンドアロン・アプリケーション・サーバー(Oracle Containers for Java 10.1.3.1)とSun JDK(SUN 1.5.0-b5)が提供されます。
拡張: Oracle Universal Installerの「拡張」オプションでは、BI Publisherが既存のOracle Application Server 10.1.3.1(またはそれ以上のリリース)にインストールされます。
手動: BI Publisherを、サポートされているJ2EEサーバーの1つに手動でインストールできます。
Oracle Universal Installerの各オプションの使用方法の詳細は、「BI PublisherのOracle Application ServerまたはOC4J 10.1.3.1へのインストール」を参照してください。
サポートされているJ2EEアプリケーション・サーバーにBI Publisherを手動でデプロイする方法の詳細は、「J2EEアプリケーション・サーバーへの手動でのインストール」を参照してください。
今回のリリースの時点では、Oracle BI Publisherインストーラでは次のオペレーティング・システムがサポートされています。
Microsoft Windows 2000 Server
Microsoft Windows 2003 Server R2(32 bit)
Oracle Enterprise Linux 4、Update 4
Red Hat Enterprise Linux 4.x、5.x
Novell SUSE Linux 9.x
インストーラでサポートされていないオペレーティング・システムにBI Publisherをインストールする場合は、手動のインストール・オプションを使用します。
インストーラに対応するプラットフォームの最新情報については、Oracle Technology Networkにある『Oracle Business Intelligence Publisher Certification Information』を参照してください。
BI Publisherサーバーは、Java 1.4.2またはJava 5.0(1.5)をサポートするすべてのJ2EEアプリケーション・サーバーでサポートされています。次のアプリケーション・サーバーは、BI Publisherとの動作が保証されています。
Oracle Application Server 10.1.3.1
Oracle Containers for Java 10.1.3.1
Apache Tomcat 5.5.x
IBM WebSphere 6.0、6.1
Sun Java System Web Server 6.1、7.0
BEA WebLogic 8.1、9.2
注意: 「基本」インストールでは、スタンドアロンのOracle Containers for Java(OC4J)10.1.3.1が提供されます。
注意: データベースは、BI Publisherの設定ではオプションですが、BI Publisherのスケジューラを使用する場合は必須です。
BI Publisherのスケジューラ・スキーマ・リポジトリでサポートされているデータベース
Oracle 10g(10.1と10.2)
Oracle 9i(9.2.0.4)
Oracle 8i(8.1.7.4)
IBM UDB DB2 v8.1
IBM DB2 v6、v7
Microsoft SQL Server 2000
MySQL 4.1、5.0
Sybase ASE 12.5
BI Publisherは、Java 1.4.2またはJava 5.0(1.5)ベースのJDBCをサポートするすべてのデータベースで実行可能です。BI Publisherは、次のデータベースに対してデータのソースとして動作が確認されています。
データソースとしてサポートされているデータベース
Oracle Enterprise Server 9iまたは10g
Microsoft SQL Server 2000、2005
IBM DB2 for z/OS 8(NFMモード)
IBM DB2 for UDB EE 8.2
Sybase Adaptive Server
Sybase IQ 12.x
MySQL 4.1、5.0
NCR Teradata V2R5.1、V2R6.0、V2R6.1
BI Publisherアプリケーションでは、次のいずれかのWebブラウザが必要です。
Microsoft Internet Explorer 6.0、7.0
Mozilla Firefox 1.5.x、2.0
Oracle Business Intelligence Publisherは、Oracle BI Publisher用のテンプレート作成における設計プロセスを自動化するMicrosoft Officeベースの設計ツールを備えています。
BI Publisher Desktopツールには、次のものが含まれます。
Oracle BI Publisher Template Builder for Microsoft Wordアドインを使用すると、RTFレイアウト・テンプレートの開発が容易になります。該当アプリケーションには、ドキュメント、デモおよびサンプルが含まれます。Template Builderでは、次の操作を実行できます。
Oracle BI Publisherサーバーへの接続と、テンプレート作成用のデータの取得
データ・フィールド、表、チャート、クロス集計などの共通するレポート要素の迅速な挿入
Oracle BI Publisherサーバーへのテンプレートのアップロード
XLIFF翻訳ファイルへのボイラープレート・テキストの抽出と翻訳のテスト
テンプレートの検証
Template Viewerでは、サンプル・データでサポートされているすべての出力タイプでテンプレートをプレビューできます。
Microsoft Excel用のアドインであるOracle BI Publisher Analyzer for Microsoft Excel(Excelアナライザ)では、次の操作を実行できます。
Excelスプレッドシートへのレポート問合せの結果のエクスポート
ExcelからBI Publisherへのログインによるデータのリフレッシュと、レポート・データへの新規パラメータとテンプレートの適用
Excelでのテンプレートの作成と、BI Publisherリポジトリへのテンプレートのアップロード
Excelのセッションからのレポートのアクセスと実行
Oracle BI Publisher Desktopツールのシステム要件は次のとおりです。
コンポーネント | サポートされているバージョン |
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クライアント・オペレーティング・システム |
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Template Builder for Wordアドイン |
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Excelアナライザ |
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「Oracle BI Publisher Desktopツールのインストール」を参照してください。
BI Publisherサーバーのインストール後は、次の作業を実行してインストールを完了します。これらの作業については、「インストール後の作業」で詳しく説明します。
スケジューラ・データベースの構成(スケジューラでは必須)
スケジューラはオプションですが、BI Publisherのスケジューラを実装する場合は、ターゲット・データベースに専用のスキーマをインストールする必要があります。
デモ用データソースの構成(オプション)
BI Publisherインストールには、デモ用のレポートがあります。レポートの中には、インストーラによって自動的に構成されるファイル・データソースを使用するものと、BI Publisherの管理画面での構成が必要なJDBCデータソースやOracleデータベースのサンプル・スキーマを使用するものがあります。
Oracle BI Publisher Template Builder for Microsoft Wordアドイン(オプション)のインストール
このテンプレート作成ツールは、RTFテンプレートの開発ユーザー用のクライアント・コンピュータにインストールします。