ヘッダーをスキップ
Oracle Business Intelligence新機能ガイド
リリース10.1.3.3.3
E06249-01
  目次
目次

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

20 リリース10.1.3.3.1の新機能

Oracle Business Intelligence Enterprise Editionリリース10.1.3.3.1には、次の新しいBI Publisher機能が導入されています。

20.1 Webサービスのデータソースのタイムアウト値

Webサービスに基づいてデータセットを作成するとき、タイムアウト値を設定できます。「データ・セット」の「詳細」定義ページには、「タイムアウト」フィールドがあります。デフォルトは60秒です。BI PublisherにおいてタイムアウトになるまでWebサービスからレスポンスを待つ時間を秒単位の数値で入力します。

タイムアウト値をWebサービスのデータセット用に設定する手順は次のとおりです。

  1. レポートにナビゲートし、「編集」を選択します。

  2. レポートの「データ・モデル」リージョンの下で、Webサービスのデータセットを選択します。

  3. 「詳細」リージョンで、適切なタイムアウト時間を秒単位で入力します(デフォルトは60秒)。

20.2 eTextデータ・フィールドのBIDI機能

10.1.3.3.1から、eTextテンプレートにおいて双方向言語の文字列が適切な順序で保持される新しいBIDI機能があります。データ・フィールドに双方向データがある場合(たとえば、アラビア語やヘブライ語のフィールド)、BIDI機能を使用すると、文字列の順序が適切な順序(右から左への順序)に保持することができます。

BIDI機能を使用するには、各フィールドに含まれるデータが双方向として処理されるように、テンプレートで次を入力します。

BIDI(ELEMENT_NAME)

次に例を示します。

<POSITION>  <LENGTH>  <FORMAT>  <PAD>    <DATA>                <COMMENTS>
     9        21        Alpha     L,' '  BIDI(VENDOR_ADDRESS)  Vendor Address

この例では、VENDOR_ADDRESS要素のデータは、双方向として処理されます。

20.3 デフォルトのリポジトリ

BI Publisherでは、デフォルトのリポジトリの場所が設定されるようになりました。

リポジトリのパスは、xmlp-server-config.xmlファイルに次のように定義されます。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><xmlpConfig xmlns="http://xmlns.oracle.com/oxp/xmlp"> <resource>    <file path="${oracle.home}/xdo/repository"/> </resource></xmlpConfig>

oracle.homeのJavaシステム・プロパティに有効なパスが設定されていると、${oracle.home}はその値で置き換わります。

BI PublisherがOC4Jにデプロイされると、${oracle.home}は自動的に、OC4Jがインストールされているディレクトリのパスに設定されます。

たとえば、OC4JホームがC:\oc4jであるOC4Jデプロイでは、BI Publisherリポジトリは自動的に次のように設定されます。

C:\oc4j\xdo\repository

リポジトリは次の図に示すように、BI Publisherの「管理」画面でも設定できます。

図20-1 「管理」画面におけるBI Publisherの「レポート・リポジトリ」の設定

BI Publisherの「管理」ページによる「レポート・リポジトリ」の更新