Oracle Business Intelligence Enterprise Editionリリース10.1.3.3.1には、次の新しいBI Publisher機能が導入されています。
Webサービスに基づいてデータセットを作成するとき、タイムアウト値を設定できます。「データ・セット」の「詳細」定義ページには、「タイムアウト」フィールドがあります。デフォルトは60秒です。BI PublisherにおいてタイムアウトになるまでWebサービスからレスポンスを待つ時間を秒単位の数値で入力します。
タイムアウト値をWebサービスのデータセット用に設定する手順は次のとおりです。
レポートにナビゲートし、「編集」を選択します。
レポートの「データ・モデル」リージョンの下で、Webサービスのデータセットを選択します。
「詳細」リージョンで、適切なタイムアウト時間を秒単位で入力します(デフォルトは60秒)。
10.1.3.3.1から、eTextテンプレートにおいて双方向言語の文字列が適切な順序で保持される新しいBIDI機能があります。データ・フィールドに双方向データがある場合(たとえば、アラビア語やヘブライ語のフィールド)、BIDI機能を使用すると、文字列の順序が適切な順序(右から左への順序)に保持することができます。
BIDI機能を使用するには、各フィールドに含まれるデータが双方向として処理されるように、テンプレートで次を入力します。
BIDI(ELEMENT_NAME)
次に例を示します。
<POSITION> <LENGTH> <FORMAT> <PAD> <DATA> <COMMENTS> 9 21 Alpha L,' ' BIDI(VENDOR_ADDRESS) Vendor Address
この例では、VENDOR_ADDRESS要素のデータは、双方向として処理されます。
BI Publisherでは、デフォルトのリポジトリの場所が設定されるようになりました。
リポジトリのパスは、xmlp-server-config.xmlファイルに次のように定義されます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><xmlpConfig xmlns="http://xmlns.oracle.com/oxp/xmlp"> <resource> <file path="${oracle.home}/xdo/repository"/> </resource></xmlpConfig>
oracle.homeのJavaシステム・プロパティに有効なパスが設定されていると、${oracle.home}はその値で置き換わります。
BI PublisherがOC4Jにデプロイされると、${oracle.home}
は自動的に、OC4Jがインストールされているディレクトリのパスに設定されます。
たとえば、OC4JホームがC:\oc4j
であるOC4Jデプロイでは、BI Publisherリポジトリは自動的に次のように設定されます。
C:\oc4j\xdo\repository
リポジトリは次の図に示すように、BI Publisherの「管理」画面でも設定できます。