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クラスタ化されたOracle BI環境とBI Publisherの統合
BI PublisherとOracle BIが統合され、ユーザーはOracle BIデータに基づいて、高度にフォーマットされたレポートを生成できます。『Oracle Business Intelligence Infrastructureインストレーションおよび構成ガイド』で、この統合を有効にするBI Publisherの構成について説明しています。
クラスタ化された環境にデプロイされたOracle BIにBI Publisherを統合するには、単一のサーバー環境で必要なパラメータとは別に、いくつかのパラメータを指定する必要があります。
Oracle BI EEデータソースの設定
Oracle BI EEデータソースは、Cluster Controllerを介してクラスタ化されたBI Serverを指す必要があります。この作業は、BI Publisherアプリケーションで実行します。
BI PublisherでOracle BI EEデータソースを設定するには
- BI Publisherアプリケーションの「Admin」タブで、「Data Sources」の下にある「JDBC Connection」リンクをクリックします。
- Connection Stringパラメータを次のように変更して、Oracle BI EEデータソースの設定を更新します。
jdbc:oraclebi://<Primary Cluster Controller Host>:9706/PrimaryCCS=<Primary Cluster Controller Host>;PrimaryCCSPort=9706;SecondaryCCS=<Secondary Cluster Controller Host>;SecondaryCCSPort=9706
各要素の内容は次のとおりです。
- PrimaryCCSパラメータは、Primary Cluster Controllerに設定します。
- SecondaryCCSパラメータは、Secondary Cluster Controllerに設定します。
- PrimaryCCSPortパラメータおよびSecondaryCCSPortパラメータは、NQClusterConfig.INIファイルのCLIENT_CONTROLLER_PORTパラメータで指定されているポートに設定します(デフォルトは9706です)。
- 「Username」フィールドおよび「Password」フィールドは、Oracle BI管理者の資格証明に設定します。
- 「Database Driver Class」フィールドは、oracle.bi.jdbc.AnaJdbcDriverに設定します。
BI Presentation Servicesとの統合
Oracle BIに接続するためにBI PublisherのURLの値を指定する方法を、次の手順で示します。たとえば、http://bi.mycompany.com:80/analytics/saw.dllに指定すると、BI AnswersのリクエストをBI Publisherで表示できます。
この作業は、BI Publisherアプリケーションで実行します。
注意: 「Administrator Username」フィールドおよび「Administrator Password」フィールドで指定したOracle BIの資格証明は、ログインに使用します。
Oracle BIに接続するためにBI PublisherのURLの値を指定するには
- BI Publisherアプリケーションの「Admin」タブで、「Integration」の下にある「Oracle BI Presentation Services」リンクをクリックします。
- 「Server Protocol」ドロップダウンから、「http」または「https」を選択します。
- 「Server Version」ドロップダウンから、「v4」を選択します。
- 「Server」フィールドには、Oracle BI環境のサーバー・ホスト名または仮想IPを入力します。例: bi.mycompany.com。
- 「Port」フィールドに、サーバーのポートを入力します。例: 80。
- 「Administrator Username」フィールドおよび「Administrator Password」フィールドで、Oracle BI管理者の資格証明を指定します。
- 「URL Suffix」フィールドで、デフォルト値のanalytics/saw.dllに設定します。
BI Server Securityとの統合
BI Server SecurityをBI Publisherのセキュリティ・モデルとして定義している場合、JDBC接続文字列を変更し、Cluster Controllerを介して、クラスタ化されたBI Serverを指すようにする必要があります。
BI PublisherのJDBC接続文字列を変更するには
- BI Publisher Enterpriseアプリケーションに管理者としてログインします。
- 「Admin」タブで「Security Configuration」ページに移動します。
- 「Connection String」を次のように変更します。
jdbc:oraclebi://BI-CCS-01:9706/PrimaryCCS=BI-CCS-01;PrimaryCCSPort=9706;SecondaryCCS=BI-CCS-02;SecondaryCCSPort=9706
各要素の内容は次のとおりです。
- PrimaryCCSは、Primary Cluster Controllerを指します。
- SecondaryCCSは、Secondary Cluster Controllerを指します。
- PrimaryCCSPortおよびSecondaryCCSPortは、NQClusterConfig.INIファイルのCLIENT_CONTROLLER_PORTパラメータで指定されているポートに設定します。
BI Server Securityと統合するためのBI Publisherの設定の詳細は、『Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイド』を参照してください。
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