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ユーザー認証に使用する初期化ブロックの構成
この作業は、「Oracle BIにおけるユーザー認証のためのOracle Internet Directoryの使用」の一部です。
ユーザー認証に使用する初期化ブロックが、すでにリポジトリに作成されている場合、LDAP認証を使用するように変更する必要があります。
注意: この初期化ブロックは通常、Authenticationという名前が付けられます。ユーザー認証の初期化ブロックがリポジトリに存在しない場合、これを作成してLDAP認証を使用するように構成する必要があります。
初期化ブロックをユーザー認証用にOIDにおいて構成するには
- Administration Toolのメニュー・バーで、「Manage」→「Variable」を選択して、Variable Managerを開きます。
- 「Session」→「Initialization Blocks」で、ユーザー認証用の既存初期化ブロックを選択します(通常、ブロック名はAuthentication)。
このような初期化ブロックが存在しない場合、新しい初期化ブロックを作成します。
- 右クリックして「New Initialization Block」を選択します。
- 「Session Variable Initialization」ウィンドウで、初期化ブロックの名前を入力します。
例: Authentication
- 「Required for authentication」チェック・ボックスを選択します。
- 「Session Variable Initialization Block」ウィンドウで、「Edit Data Source...」ボタンをクリックします。
- 「Session Variable Initialization Block Data Source」ウィンドウで、ドロップダウン・リストから「Data Source Type」として「LDAP」を選択します。
- 「Browse」ボタンをクリックして、「OIDのリポジトリでのLDAP Serverエントリの作成」に記載された作業で作成したLDAPサーバーを選択します。
「OK」をクリックします。「OK」を再度クリックして、「Data Source」ウィンドウを閉じます。
- 「Session Variable Initialization Block」ウィンドウの「Variable Target」ボックスで、「Edit Data Target」ボタンを選択します。
- 「Session Variable Initialization Block Variable Target」ウィンドウの「Variable」列に、USERセッション変数が一覧表示されます。この変数が存在している場合、次の手順に進みます。
この変更が存在しない場合は、「New」ボタンをクリックします。「System Session Variable」ウィンドウの「Name」フィールドで、「USER」と入力します。「OK」をクリックします。この名前を使用することを確認するメッセージが出力されたら、「OK」をクリックします。
- 「Session Variable Initialization Block Variable Target」ウィンドウで、USER変数用のLDAP変数を、USER変数にマップするLDAP属性に設定します。LDAP変数は、Oracle Internet DirectoryのLDAP属性に正確に一致する必要があります(大文字と小文字は区別される)。
例: LDAP variable = mail
- 「OK」をクリックして「Session Variable Initialization Block Variable Target」ウィンドウを閉じます。
- 「Session Variable Initialization Block」ウィンドウで「Test」ボタンをクリックして、認証をテストします。
テスト・ユーザーの資格証明を入力します。
この例では、「OIDのリポジトリでのLDAP Serverエントリの作成」の手順4でユーザーを一意に識別する属性としてmailが設定されています。
User ID: user.name@mycompany.com
Password: <password for user>
「Results」ウィンドウには、手順8で設定したLDAP変数の値が表示されます。この例では、ユーザーに対応したmail変数の値が返されます。
Basicユーザー認証に加えて、Oracle Internet DirectoryではOracle BI Serverに対してユーザー表示などのその他の属性が渡されます。この情報は、ユーザー認証処理時にセッション変数に渡されるLDAP変数に含まれます。
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