Oracle Enterprise Manager Configuration Change Consoleインストレーション・ガイド 10gリリース5(10.2.0.5) for Microsoft Windows or UNIX Systems B55859-01 |
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ここでは、データベース・スナップショット監視機能の権限の要件を説明します。次に示す手順が必要となるのは、データベースを監視するようにエージェントを構成した場合のみです。既存のアカウントの権限を変更するか、必要な権限を備えた新しいアカウントを作成することができます。ご使用のデータベースのプラットフォームを参照してください。
この項の手順を実行して、MS SQL Server 2000データベース(SQL Server Standard Edition 7.0)またはMS SQL Server 2000データベース(SQL Server Enterprise Edition 2000)のユーザー・アカウントに権限を設定します。
データベース監視のためのユーザー・アカウントには、少なくとも次のオブジェクトのSELECT権限が必要です。
<database>.dbo.sysusers
<database>.dbo.sysobjects
<database>.dbo.syscolumns
<database>.dbo.systypes
<database>.dbo.sysconstraints
<database>は、pubsまたはNorthwindなど、監視対象のデータベースの名前です。デフォルトでは、すべてのユーザーにこれらのシステム表のSELECT権限があります。DBAがその他の権限をユーザーに付与することができます。
この項の手順を実行して、Oracle 8i Database(Oracle 8i Enterprise Editionリリース8.1.7.0.0)のユーザー・アカウントに権限を設定します。
データベース監視のためのアカウントには、少なくとも次のオブジェクトのSELECT権限が必要です。
sys.dba_tables
sys.dba_tab_columns
sys.dba_constraints
dba_views
dba_objects
注意: sys.dba_proceduresは要件には含まれません。 |
通常、新しいアカウントには、これらのオブジェクトのSELECT権限はありません。DBAがSELECT_CATALOG_ROLEロールをこのアカウントに割り当てる必要があります。SELECT_CATALOG_ROLEによって、これらのオブジェクトだけでなく他のオブジェクトも使用可能になります。その後、各オブジェクトの権限レベルをユーザーに対して手動で設定できます。また、Configuration Change Consoleの監視の一部としてユーザーがSQL問合せを実行する場合、データベースのConfiguration Change Consoleで内部的に構成したユーザーが、前述の表にアクセスできることが必要です。
SELECT_CATALOG_ROLEをこのアカウントに割り当てた後、エージェントはこのアカウントを使用してOracle 8iサーバーに接続できます。
Oracle 9i、10gまたは11gデータベースを実行している場合は、この項の手順を実行してユーザー・アカウントの権限を設定します。
データベース監視のためのアカウントには、少なくとも次のオブジェクトのSELECT権限が必要です。
sys.dba_tables
sys.dba_tab_columns
sys.dba_constraints
sys.dba_views
sys.dba_objects
sys.dba_procedures
通常、新しいアカウントには、これらのオブジェクトのSELECT権限はありません。DBAがSELECT_CATALOG_ROLEロールをこのアカウントに割り当てる必要があります。SELECT_CATALOG_ROLEによって、これらのオブジェクトだけでなく他のオブジェクトも使用可能になります。その後、各オブジェクトの権限レベルをユーザーに対して手動で設定することも可能です。また、Configuration Change Consoleの監視の一部としてユーザーがSQL問合せを実行する場合、データベースのConfiguration Change Consoleで内部的に構成したユーザーが、前述の表にアクセスできることが必要です。
SELECT_CATALOG_ROLEをこのアカウントに割り当てた後、エージェントはこのアカウントを使用してOracle 9iサーバーまたは10gサーバーに接続できます。