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Oracle Enterprise Manager Configuration Change Consoleインストレーション・ガイド
10gリリース5(10.2.0.5) for Microsoft Windows or UNIX Systems
B55859-01
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15 BI Publisherレポートのインストールと構成

この章では、BI Publisherレポートのインストールと構成の方法について説明します。

BI Publisherサーバーの概要

ここでは、変更レポートの生成で使用するために、BI Publisherサーバーをインストールして、Oracle Enterprise Manager 10g Configuration Change Consoleアプリケーションと統合する手順を説明します。Oracle Enterprise Manager 10g Configuration Change Consoleアプリケーションおよびそのコンポーネントのインストールは、次に示す順序で実行する必要があります。

  1. Oracleデータベースのインストール

  2. Configuration Change Consoleサーバーのインストール

  3. エージェントのインストール

  4. BI Publisherレポート・サーバーのインストール

システム要件

オフラインのレポート生成のために、Configuration Change ConsoleをOracle BI Publisherと統合することができます。インストールの前にOracle BI Publisherのインストール要件を確認してください。これらの要件は、Oracle.comからオンラインで入手可能なOracle BI Publisherのインストール関連ドキュメントで説明されています。

Configuration Change ConsoleをBI Publisherと統合するとき、BI Publisherが同じサーバーに存在する必要はありません。適切なロード・バランシングを実現するために、BI PublisherはConfiguration Change Consoleサーバーとは別の独自のサーバーにインストールすることをお薦めします。

インストールの準備

サポートされる各プラットフォームの前提条件を確認して、必ず最新のサービス・パックまたはパッチをインストールしてください。

BI Publisher Server 10.1.3.4.1のインストール

ここでは、BI Publisherサーバーのインストールで必要なすべての手順を詳しく説明します。BI Publisherサーバーの各コンポーネントの詳細は、BI Publisherのインストールに関するドキュメントを参照してください。Configuration Change Console統合は、特にBI Publisherリリース10.1.3.4.1向けです。

次の手順を実行してBI Publisherサーバーをインストールします。

  1. Oracle Business Intelligence Publisher Enterpriseリリース10.1.3.4.1 CDを挿入し、インストール・ディレクトリを開きます。

  2. CDのwin32ディレクトリにあるsetup.exeファイルを探して実行します。

  3. Oracle Universal Installerが起動します。マシンの速度によって異なりますが、初期画面が表示されるまでに数分かかることがあります。ロードされたら、「次へ」をクリックします。

  4. 「ファイルの場所の指定」画面でインストール先(名前とフルパス)を指定し、「次へ」をクリックします。

  5. 「インストール・タイプの選択」画面で基本オプションを選択し、「次へ」をクリックします。

  6. oc4jadmin管理ユーザーのパスワードを設定し、「次へ」をクリックします。

  7. インストール設定を確認し、「インストール」をクリックします。

  8. BI Publisherをインストールします。

  9. インストールが終了したら、インストーラによってBI Publisherコンフィギュレーション・アシスタントが自動的に開始されます。構成の後で「次へ」をクリックします。

  10. インストール成功の画面が表示されます。「終了」をクリックしてインストールを終了します。

BI Publisherサーバーの構成

ここでは、Oracle Enterprise Manager 10g Configuration Change ConsoleレポートをBI Publisherサーバーに公開し、そのレポートをOracle Enterprise Manager 10g Configuration Change Consoleアプリケーションで使用するように構成する手順を説明します。

BI Publisherレポート公開の事前構成

BI Pulbisherレポート公開を構成する前に実行しておく必要がある手順については、後の項を参照してください。

レポート・フォルダの作成

レポート・フォルダを作成するには、次の手順を実行します。

  1. BI Publisherコンソールに管理者ロールとしてログインします。

  2. 「レポート」タブをクリックし、左側の「フォルダとレポート・タスク」パネルの「新規フォルダの作成」リンクをクリックします。

  3. 新しいフォルダ名(たとえば、EMReports)を入力し、「作成」ボタンをクリックします。

  4. 新しいレポート・フォルダが作成され、右側のパネルに表示されます。

JDBC接続の作成

次の手順を実行して、JDBC接続を作成します。

  1. 「管理」タブをクリックします。

  2. 「データソース」セクションの下の「JDBC接続」リンクをクリックします。

  3. 「データソースの追加」ボタンをクリックして、新しいJDBC接続を追加します。データソース名はgatewayのようにハードコードする必要があります。インポートされるレポートでは、このデータソース名がデフォルトで使用されるためです。「接続のテスト」ボタンをクリックして、構成が可能かどうかをテストします。「適用」ボタンをクリックして構成を保存します。


    注意:

    トラブルシューティングの際に、Configuration Change Consoleの使用可能なBIレポートのリストが表示されない場合は、データソース名がgatewayであることを確認してください。

スケジュール・スキーマのインストール

次の手順を実行してスケジュール・スキーマをインストールします。

  1. 「管理」タブをクリックして、「システム・メンテナンス」セクションの下の「スケジューラ構成」リンクをクリックします。

  2. データベース接続構成を入力します(前のJDBC接続設定または別の接続設定を使用できます)。「接続のテスト」ボタンをクリックして、構成が可能かどうかをテストします。「スキーマのインストール」ボタンをクリックして、指定したデータベースにスケジュール・スキーマを作成します。「適用」ボタンをクリックして構成を終了します。

BI Publisherレポート公開の構成

次の手順を実行して、BI Publisherレポート公開を構成します。

  1. BI Publisherコンソールに管理者ロールを使用してログインします。

  2. 「共有フォルダ」リンクをクリックして、フォルダ・リスト画面を開きます。

  3. フォルダ・リスト画面で「EMReports」フォルダをクリックして開きます。

  4. 「フォルダとレポート・タスク」パネルの「レポートをアップロード」リンクをクリックします。

  5. 「参照」ボタンをクリックして、[integratedsoftware-install] \BIPublisher\Base\10.1.3.4\Reportsフォルダにナビゲートします(integratedsoftware-installディレクトリは、サーバーをダウンロードした場所からダウンロードできるintegratedsoftware-install.zipパッケージを解凍すると生成されます)。

  6. レポート・パッケージ(.zipファイル)を選択し、「開く」ボタンをクリックします。

  7. 「アップロード」ボタンをクリックして、レポートのインポートを終了します。

BI Publisherの統合

ここでは、Oracle Enterprise Manager 10g Configuration Change Consoleアプリケーション・インタフェースを使用して、BI Publisherの接続パラメータを構成する手順を説明します。

次の手順を実行してBI Publisherを統合します。

  1. 管理者ログインを使用して、Oracle Enterprise Manager 10g Configuration Change Console製品のインタフェースにログインします。

  2. ナビゲーション・ツリーで、「管理」→「サーバー管理」→「構成」→「BI Publisherサーバー」を選択します。

  3. 「BI Publisherサーバー構成」画面で、次のサーバー情報を入力します。

    • サーバーIP: BI Publisherサーバーのホスト名またはIPアドレス

    • ユーザー名: BI Publisherサーバーにアクセスするために使用するユーザー名。このフィールドでは大文字と小文字が区別されることに注意してください。

    • パスワード: BI Publisherサーバーにアクセスするために使用するパスワード。このパスワードは「パスワード(確認)」フィールドに再入力する必要があります。

    • レポート・フォルダ: フォルダ・パスはBI Publisherのパスと対応している必要があります。たとえば、フォルダがShared Foldersに作成され、名前がEMReportsの場合、パスは/EMReportsとする必要があります。

    • WSDL定義: BI PublisherのWebサービスAPIにアクセスするための定義URL。形式を次に示しますが、<host>はBI Publisherレポート・サーバーのホスト名またはIPアドレス、<port>はBI Publisherサーバーにアクセスするために使用されるポート番号です。BI Publisherに対して使用されるデフォルト・ポートは9704です。

      http://<host>:<port>/ xmlpserver/services/PublicReportService_v11?wsdl

  4. 「保存」をクリックします。

別のロケールでのBI Publisherの使用

中国語や日本語などの特殊フォントを使用する他の言語でBI Publisherレポートを公開する場合は、BI PublisherのJava Runtime Environmentに使用可能な適切なフォントが必要です。適切なフォントをデプロイしない場合、実際のコンテンツのかわりに?記号が表示される場合があります。

BIレポートが含まれているintegrated-install.zipに、必要なフォント・ファイルを含むnls-fonts/nls-fonts.zipというファイルが含まれています。これらのフォントをBI Publisher JREにデプロイするには、このファイルを解凍し、*.ttfファイルを次のディレクトリに保存します。

{BI Publisher install folder}\jdk\jre\lib\fonts\

BI Publisherサーバーを再起動した後に、これらのフォントを必要とする言語のレポートを生成できます。