| Oracle Enterprise Manager Application Configuration Consoleインストレーション・ガイド リリース5.3.2 B56956-01 |
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コア・サーバーとデータベースをホストするサーバーに直接アクセスできない場合、またはサーバーにCDドライブがない場合、tarballインストール・メディアを使用し、ネットワークを介してファイルをコピーできます。この章では、データベースおよびコア・サーバーの両方のインストール方法を説明します。
tarballインストールには次の前提条件があります。
インストール・ファイル用にサーバー上に1GBの空きディスク領域が必要です。
インストール・プログラムによって一部の必要なファイルがコンパイルされます。Linuxシステム上にC/C++のコンパイラおよびツール(具体的にはlibAio_develおよびglibc_devel)がインストール済であり、Oracleユーザー(次で作成)が/usr/bin/gccの実行権限を付与されている必要があります。
LinuxサーバーにApplication Configuration Consoleデータベースをインストールするには、まず新規ユーザーとグループを作成し、次に2つのセッションを開いていくつかのスクリプトを実行する必要があります。セッションは、1つは新規ユーザー、もう1つはrootとして開きます。
グループおよびユーザーの作成権限のあるユーザーとしてLinuxサーバーにログインします。
dbaグループを作成します。コマンドラインを使用している場合、次のようになります。
groupadd dba
dbaグループのメンバーとしてOracleユーザーを作成し、ユーザーのホーム・ディレクトリとしてORACLE_HOMEに使用するディレクトリを指定します。たとえば、次のようになります。
useradd –g dba –d /opt/mvOracle oracle
インストール・ディレクトリを作成します。たとえば、/tmp/mvinstallです。
2枚のメディアから4つのtarballをインストール・ディレクトリにコピーします。
tarファイルをtar -xzvfで抽出します。mvOracleInstallおよびmvalent3という2つのディレクトリが作成されます。
新しいシェルを開き、Oracleユーザーになります。
/tmp/mvinstall/mvOracleInstallに移動します。
rootシェルからrootスクリプトを実行して./install.shを実行します。/home/oracle/network/agent/htmlに権限を設定する警告メッセージは無視して構いません。
インストールの完了後、サーバーを再起動し、rootとして/etc/init.d/oracle stop/startをテストします。
chmodを実行して/tmp/mvinstall/mvalent3ディレクトリを777にします。
Oracleとして再度ログインします(正しいプロファイルと変数をロードするため)。
/tmp/mvinstall/mvalent3に移動します。
db_setup.zipファイルを解凍します。
解凍したdb/scriptsディレクトリに移動します。
次のコマンドを使用してデータベースを設定します。
$ sqlplus /nolog @setup_db.sql
データベースの設定が完了したらOracleシェルを終了します。
Application Configuration Consoleユーザーとしてシェルを開きます。
/tmp/mvinstall/mvalent3に移動します。
次のコマンドを使用してコア・サーバーのインストール・プログラムを実行します(インストールの詳細は4.3項「Application Configuration Consoleサーバーのインストール」を参照してください)。
$ server/ApplicationConfigurationConsoleServer.bin
サーバーのインストールの完了後、rootとしてlogin/suを実行し、tomcat_initスクリプトを/tmp/oaccinstall/mvalent3/extras/tomcat_initから/etc/init.d/tomcatにコピーして、次にスクリプトに対してchmod 755を実行します。
/etc/init.d/tomcatを編集してtomcat_homeおよびtomcat_userを正しく設定します。
rootとしてchkconfig --add tomcatを実行します。