Oracle Enterprise Manager Grid Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド 11gリリース1(11.1.0.1.0) B61023-01 |
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この付録では、RepManagerユーティリティについて説明します。特に、次の内容について説明します。
RepManagerは、Oracle Management Repositoryを作成、アップグレードおよび削除するためのユーティリティです。このユーティリティは、Oracle Management Service(OMS)のOracleホーム内にあります。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
$<ORACLE_HOME>/sysman/admin/emdrep/bin/RepManager
Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合:
$<ORACLE_HOME>/sysman/admin/emdrep/bin/RepManager.bat
このユーティリティは、完全なEnterprise Managerシステムのインストール中にリポジトリ・コンフィギュレーション・アシスタントによって起動されます。また、Enterprise Manager 11gへのアップグレード中にリポジトリ・アップグレード・コンフィギュレーション・アシスタントによって起動されます。これらのコンフィギュレーション・アシスタントの詳細は、「コンフィギュレーション・アシスタントとは」を参照してください。
RepManagerユーティリティを使用する前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。
環境変数ORACLE_HOME
が明示的に設定されていることを確認します。この環境変数がすでに設定されていることを確認するには、次のコマンドを実行します。
echo $ORACLE_HOME
Oracle Management Repository(管理リポジトリ)に接続するために、<repository_database_host> <repository_database_port> <repository_database_sid>
または-connectString <db_connect_string>
を渡します。
接続文字列の例を次に示します。
(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=dadvmi0213.foo.xyz.com)(PORT=15041)))(CONNECT_DATA=(SID=smos1)))
表K-1に、RepManagerユーティリティでサポートされる操作およびそれに関連付けられたコマンドを一覧表示します。コマンド内に示されているORACL_HOMEは、OMSのOracleホームです。
表K-1 RepManagerでサポートされる操作およびコマンド
操作 | コマンド | 例 |
---|---|---|
create |
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upgrade |
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transX |
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resume |
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drop |
注意: 実行中のアクティブなSYSMANセッション、スケジューラ・ジョブおよびdbms_jobsがないことを確認してください。このためには、データベースを再起動します。 |
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dropall |
注意: 実行中のアクティブなSYSMAN/SYSMAN_MDSセッション、スケジューラ・ジョブおよびdbms_jobsがないことを確認してください。このためには、データベースを再起動します。 |
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注意: RepManager 11.1では、-action dropall (SYSMANとSYSMAN_MDSの両方を削除)および-action drop (SYSMANのみを削除)をサポートしています。ただし、RepManager 10.2.0.5では-action drop (SYSMANのみを削除)をサポートしています。 |