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Oracle Business Intelligence Standard Edition Oneチュートリアル
リリース10g(10.1.3.2.1)
E05487-01
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5 データの分析

この章では、データ・マートのデータを分析します。データ・マートからビジネス・インテリジェンスを抽出するには、Oracle BI Answersを使用して次を実行します。

この章は次のトピックで構成されています。

5.1 前提条件

この前の章までに記述された作業を完了していない場合は、BISE1_TUTORIALWHスキーマを移入しないと、この章に進めません。第2.2.2.3項「BISE1_TUTORIALWHスキーマ」で、この作業を行う方法について説明しています。

この前の章までに記述された作業を完了していない場合は、次の手順で、BIメタデータのリポジトリ・ファイルを置換する必要もあります。

  1. BI Serverサービスを停止します。

  2. bi\oraclebi\server\repositoryディレクトリにtutorial\bi_ad\bise1_soln.rpdをコピーします。

  3. bi\oraclebi\server\repository\bise1_soln.rpdの名前をbise1.rpdに変更します。

  4. BI Serverサービスを起動します。

インストール時にwelcome1以外のパスワードを指定した場合は、次の手順も実行する必要があります。

  1. スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle Business Intelligence」→「Administration」を選択します。

  2. File」→「Open」→「Online」を選択します。

  3. 「Password」フィールドに「Administrator」と入力します。「OK」をクリックします。

  4. Physical」レイヤーのペインで、「BISE1_SALESWH」を開きます。「Connection Pool」をダブルクリックします。

  5. Password」フィールドに、インストール時に指定したパスワードを入力します。「OK」をクリックします。

  6. Confirm Password」ダイアログ・ボックスに、パスワードをもう一度入力します。「OK」をクリックします。

  7. Physical」レイヤーの「BISE1DB」ノードに対して、手順46を繰り返します。

  8. File」→「Save」を選択します。全体の整合性をチェックするかどうかを質問されたら、「No」をクリックします。Oracle BI Administration Toolを終了します。

この前の章までに記述された作業を完了していない場合は、次の手順で、データベースにBI集計表を作成する必要もあります。

  1. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。

  2. Oracle BI Standard Edition Oneのインストール先ディレクトリに移動して、tutorial\bi_adディレクトリに移動します。

  3. cr_tabs.batバッチ・スクリプトを実行します。入力するよう求められたら、BISE1_TUTORIALWHデータベース・アカウントのパスワードを入力します。入力を終えたらコマンド・プロンプト・ウィンドウを閉じます。

5.2 クエリーおよびチャートの作成

Oracle BI Answersを使用してビジネス・インテリジェンスのリクエストを作成および書式設定し、さらにチャートを作成および書式設定します。

この項は次のトピックで構成されています。

5.2.1 Answersのクエリーの作成

Answersのクエリーを作成する手順は次のとおりです。

  1. スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle Business Intelligence」→「Presentation Services」を選択します。パスワードにAdministratorを指定し、AdministratorとしてOracle Business Intelligenceにログインします。

  2. 「Sales Analysis」ダッシュボードの内容を表示します。「アンサー」リンクをクリックしてAnswersの開始ページにナビゲートし、サブジェクト・エリア「GEC_DW」から作成されたリクエストの内容を表示します。左側のペインで、「フォルダ (個人)」の下の「GEC_DW」を開きます。「GEC_DW」の下に、いくつかのフォルダがあります。それぞれのフォルダを開き、リクエストをダブルクリックして表示します。

  3. BIメタデータ・リポジトリの最新の変更がOracle BI Presentation Serverに反映されるようにするには、「設定」→「管理」をクリックします。「ファイルとメタデータを再ロード」をクリックします。「ウィンドウを閉じる」をクリックします。

  4. Oracle BI Administration Toolで作成したサブジェクト・エリア「GEC_DW_TUTORIAL」を使用して、リクエストを作成します。「サブジェクトエリア」リストの「GEC_DW_TUTORIAL」リンクをクリックして、サブジェクト・エリア「GEC_DW_TUTORIAL」を選択します。

  5. この例では、2つのサブジェクト・エリアがありますが、Oracle Business Intelligenceリポジトリで定義された、複数のサブジェクト・エリアを保持可能なメタデータによっては、サブジェクト・エリアの数を増やすこともできます。サブジェクト・エリアは、ビジネス目的が共通する関連情報のセットです。

  6. 「アンサー」インタフェースの左側の選択ペインで、「チャネル」の横にある「プラス記号」アイコンをクリックして、そのチャネルを開きます。「Channel_name」列をクリックしてクエリー検索条件に追加すると、右側のペインに表示されます。作成したクエリーには、2つの尺度と3つの属性があります。

    図5-1 クエリー検索条件への「Channel_name」の追加

    現時点では図の説明はありません。
  7. 地域」から「Region」をクリックし、「時間」から「Year」をクリックして、「セールス」から「Amount_Sold」と「Gross Profit」をクリックします。クエリーは、図5-2のようになります。

    図5-2 Channel_name、Region、Year、Amount_SoldおよびGross Profitを使用したクエリー

    現時点では図の説明はありません。
  8. クエリーの列を並べ替えるには、それをクリックしてドラッグします。「Year」列を、クエリーの「時間」表から列の左端にドラッグします。するとクエリー検索条件は、図5-3のようになります。

    図5-3 並べ替えたクエリー

    現時点では図の説明はありません。
  9. ここで、列をドラッグして元の位置に戻します。

  10. 詳細設定」タブをクリックします。「詳細設定」タブは、特定のユーザーのみが使用できます。XMLにより、(チャート使用時のチャートの書式設定を含め)クエリーが完全に定義されます。SQLにより、クエリーのコンテンツを定義します。ODBC接続でSQLを発行可能な任意のクエリーまたはレポート・ツールは、Answersと同様にBIサーバーにもクエリーを発行できます。クエリーで発行するビューおよび論理SQLを定義するリクエストXMLを検証します。

    リクエストXMLでは、クエリーの論理SQLおよびビューを含め、分析全体を定義します。「実行された SQL」フィールドには、Oracle BI Serverでの処理用に発行する論理SQLのみが含まれます。「saw_X」列の別名に注意してください。これは自動的に追加されます。論理SQLを編集すると、ビューの定義が変更されます。

  11. 検索条件」タブをクリックします。

5.2.2 列へのフィルタの追加

列にフィルタを追加する手順は次のとおりです。

  1. 「Channel_name」列のフィルタを作成します。「Channel_name」列の下の「フィルター」ボタンをクリックして、フィルタをその列に追加します。

    図5-4 「Channel_name」列の「フィルター」ボタン

    現時点では図の説明はありません。
  2. 「フィルターの作成と編集」ダイアログ・ボックスで、「全選択項目」リンクをクリックして、列の値をすべて表示します。

    図5-5 フィルターの作成と編集: 「全選択項目」リンク

    現時点では図の説明はありません。
  3. また、選択項目を制限することもできます。その場合は、「一致」ドロップダウン・メニューを使用して一致する検索条件を設定し、文字列を入力して、「全選択項目」リンクをクリックします。「限定された選択項目」リンクは、事前設定のフィルタに適合するものに選択項目を制限できます。

  4. フィルタの「演算子」が「等しい/存在する」に設定されていることを確認してから、選択項目のリストで「直接販売」の値をクリックします。フィルタの値として「直接販売」が追加されます。「OK」をクリックすると、フィルタが作成されます。

    図5-6 「直接販売」のフィルタ

    現時点では図の説明はありません。
  5. 結果」タブをクリックすると、結果が表示されます。

    図5-7 「直接販売」の結果

    現時点では図の説明はありません。
  6. 検索条件」タブをクリックします。「Year=2006」という別のフィルタを追加します。

    図5-8 「Year=2006」に対する「フィルターの作成と編集」

    現時点では図の説明はありません。
  7. ここで、2つのフィルタを「AND」演算子で結合します。

    図5-9 「AND」演算子で結合された2つのフィルタ

    現時点では図の説明はありません。
  8. 結果」タブをクリックすると、クエリーの結果が表示されます。

    図5-10 「直接販売」と「Year 2006」の結果

    現時点では図の説明はありません。
  9. 他の方法で結果を表示するには、「検索条件」ペインのタブの下の表示ボタンをクリックするか、クエリー検索条件の列の下の「結果の表示」ボタンをクリックします。デフォルトでは、結果は複合レイアウト・ビューで表示されます。これには、他に「タイトル」ビューと「テーブル」ビューという2つのビューが含まれます。後でわかるように、これらのデフォルトのビューを削除して、他のビューを複合レイアウトに追加できます。後で、これらの各種ビューをダッシュボードに追加します。

  10. 「Middle East」地域では、「Amount_Sold」が他の地域に比べて著しく少なくなっていることがわかります。「検索条件」タブに戻り、図5-11に示すように、「Middle East」を含まないフィルタを地域に作成します。

    図5-11 地域のフィルタ

    現時点では図の説明はありません。
  11. フィルタの横にある「削除」アイコンをクリックして、他の2つのフィルタを削除します。

  12. フィルターの保存」ボタンをクリックして、フィルタを保存します。「フィルターの保存」ダイアログ・ボックスで、「フィルター (個人)」を選択します。「名前」フィールドに「Filter on Region」と入力して、「OK」をクリックします。

5.2.3 合計の作成と結果の書式設定

合計を作成して結果の書式を設定する手順は次のとおりです。

  1. 個々のビューを結合して、ダッシュボードに表示されるように整理します。」ボタンをクリックします。

    図5-12 個々のビューを結合して、ダッシュボードに表示されるように整理します。

    現時点では図の説明はありません。
  2. 結果用の「テーブルの編集」ビューを開くには、複合レイアウトの「テーブル」ビューで「ビューの編集」アイコンをクリックします。

    図5-13 「ビューの編集」アイコン

    現時点では図の説明はありません。

    各列の列コントロールが、結果とともに表示されます。ビューレベルのコントロールを使用して、表全体の書式設定プロパティの設定、他のクエリーからの書式設定のインポート、および表全体の合計の設定を行うこともできます。

  3. Channel_name」列の上にある「集計の基準」アイコンをクリックすると、チャネル別の小計が結果に追加されます。

    図5-14 「集計の基準」アイコン

    現時点では図の説明はありません。
  4. 数量は、「Channel_name」列の値が変更されるたびに合計が計算されます。この場合は、デフォルトの集計ルール(SUM)が適用されます。デフォルトの集計ルールは、Oracle BIリポジトリ・メタデータで設定されますが、「式の編集」ダイアログ・ボックスのコントロールを使用して上書きすることもできます。このダイアログ・ボックスには、「テーブルの編集」ビューまたは「検索条件」タブの「式の編集」アイコンを使用してアクセスします。

    図5-15 チャネル別の小計

    現時点では図の説明はありません。
  5. 表示」メニューで「テーブル」を選択します。「テーブル」ビュー・レベルで「合計」ボタンをクリックすると、合計が結果に追加されます。

    図5-16 「合計」ボタン

    現時点では図の説明はありません。
  6. 「結果」ペインの一番下までスクロールして、結果に設定した合計が表示されていることを確認します。

  7. Amount_Sold」列の上にある「カラムのプロパティ」アイコンをクリックします。

    図5-17 「カラムのプロパティ」アイコン

    現時点では図の説明はありません。
  8. 「カラムのプロパティ」ダイアログ・ボックスで、「データ形式」タブをクリックし、「デフォルトのデータ形式の上書き」オプションを選択してから、「3 桁ごとに区切る」オプションを選択し、「OK」をクリックします。これにより、この列の数値結果は、カンマで区切られて表示されるようになります。

    列の書式がすでに設定されている場合は、この手順は無視してください。

    図5-18 カラム書式の編集: 「データ形式」タブ

    現時点では図の説明はありません。
  9. 「カラム書式の編集」ダイアログ・ボックスで、「保存」をクリックします。Web管理者の権限がある場合は、作業する列またはデータ型が同じすべての列に対するシステム全体のデフォルトとして、データの書式設定を保存できます。

    図5-19 システム全体のデフォルトとして保存

    現時点では図の説明はありません。
  10. OK」をクリックして、「Amount_Sold」列の結果が、3桁ごとに区切られて表示されていることを確認します。

    図5-20 3桁ごとに区切られて表示された「Amount_Sold」

    現時点では図の説明はありません。
  11. 表示」ドロップダウン・メニューで、「結果のみ」を選択すると、ヘッダーのツールバーが削除されます。

    図5-21 表示: 結果のみ

    現時点では図の説明はありません。

5.2.4 チャートの作成

チャートを作成する手順は次のとおりです。

  1. 新規リクエストを作成します。」アイコンをクリックして、サブジェクト・エリア「GEC_DW_TUTORIAL」を選択します。

    図5-22 サブジェクト・エリア「GEC_DW_TUTORIAL」に対する新規リクエストの作成

    現時点では図の説明はありません。
  2. 商品」に「Product_Category」、「セールス」に「Amount_Sold」および「Gross Profit」を指定したリクエストを作成します。

  3. 結果」タブで、「Amount_Sold」と「Gross Profit」に通貨記号$が付いていることを確認します。必要に応じて、すべてのリクエストに通貨記号が付与されるように書式設定します。

  4. 「表示」メニューで「チャート」を選択します。

    図5-23 チャートの選択

    現時点では図の説明はありません。

    デフォルトでは、チャートは縦棒グラフで表示されます。

    図5-24 チャート・ビュー

    現時点では図の説明はありません。
  5. Gross Profit」尺度の「Y 軸」ボックスを選択します。一番下にある「再描画」ボタンをクリックします。チャートが、尺度の凡例付きで再描画されることがわかります。

    図5-25 尺度の凡例付きチャート

    現時点では図の説明はありません。
  6. 一般的なチャートプロパティ」アイコン(一番左にあるアイコン)をクリックします。「カスタムタイトル」ボックスをクリックします。「Amount Sold vs Gross Profit」と入力して、「OK」をクリックします。

    図5-26 一般的なチャート・プロパティ

    現時点では図の説明はありません。
  7. 「軸タイトルとラベル」ダイアログ・ボックス(左から2番目のアイコン)で、他のオプションをいくつか内容表示します。たとえば、軸にスケールのラベルを表示するかどうかを切り替え、ラベルに方向ガイドラインを設定できます。さらに、尺度に対して、デフォルトのデータ形式の上書きを設定することもできます。

  8. 追加のチャート作成オプション」アイコンをクリックします。

    図5-27 「追加のチャート作成オプション」アイコン

    現時点では図の説明はありません。
  9. 「追加のチャート作成オプション」ダイアログ・ボックスで、「境界とカラー」タブをクリックします。「背景色」のカラー・ボックスをクリックし、「カラーの選択」ダイアログ・ボックスで、パレットから明るい緑を選択して、「OK」をクリックします。

    図5-28 追加のチャート作成オプション: 境界とカラー

    現時点では図の説明はありません。
  10. 前の手順で説明した方法と同様に、「追加のチャート作成オプション」ダイアログ・ボックスで、「グリッド線」タブをクリックして、主グリッド線の色を、補助グリッド線の色を明るい灰色に設定します。両方の色を設定して「OK」をクリックすると、変更が適用されます。

  11. グラフの「タイプ」に「3D」を選択します。チャートは、図5-29のようになります。

    図5-29 「追加のチャート作成オプション」選択後のチャート

    現時点では図の説明はありません。
  12. リクエストを「Gross Profit」でソートします。「検索条件」タブをクリックして、「Gross Profit」列の「ソート順」アイコン(2つの矢印があるアイコン)をクリックします。矢印は上向きになっていて、昇順でソートすることを示します。再度クリックすると、矢印は下向きになり、降順でソートすることを示します。

  13. 結果」タブをクリックして、ソートがチャートに適用されていることを確認します。

    図5-30 「Gross Profit」でソートされたチャート

    現時点では図の説明はありません。
  14. 表示」ドロップダウン・メニューで「複合レイアウト」を選択します。

    図5-31 「複合レイアウト」の選択

    現時点では図の説明はありません。
  15. ビューの追加」リンクをクリックして、「チャート」を選択し、「チャート」ビューを複合レイアウト・ビューに追加します。

    図5-32 「チャート」ビューの追加

    現時点では図の説明はありません。
  16. 「タイトル」ビューで「ビューの削除」アイコンをクリックして、複合レイアウトからそのビューを削除します。

    図5-33 ビューの削除

    現時点では図の説明はありません。
  17. リクエストの保存」アイコンをクリックします。

    図5-34 「リクエストの保存」アイコン

    現時点では図の説明はありません。
  18. 「リクエストの保存」ダイアログ・ボックスで、「フォルダ (個人)」をクリックして、「フォルダの作成」ボタンをクリックします。「フォルダ(個人)にフォルダを作成」ダイアログ・ボックスで、「GEC_DW_TUTORIAL」と入力して、「OK」をクリックします。

  19. フォルダの作成」をもう一度クリックします。「フォルダ(個人)にフォルダを作成」ダイアログ・ボックスで、「Learn」と入力して、「OK」をクリックします。

  20. 名前」に「Category Gross Profits」と入力して、「OK」をクリックします。

5.3 ピボット・テーブルの操作

ピボット・テーブルを操作する手順は次のとおりです。

  1. 地域」に「Region」、「商品」に「Product_Category」、「セールス」に「Gross Profit」を指定した新規リクエストを作成します。

  2. 以前に保存した「Filter on Region」というフィルタを適用します。左側のナビゲーション・ツリーで「Filter on Region」をクリックします。「保存済みフィルターの適用」ダイアログ・ボックスで、「フィルターの参照の代わりにフィルターの内容を適用する」を選択して、「OK」をクリックします。

    図5-35 以前に保存したフィルタの適用

    現時点では図の説明はありません。
  3. 結果」タブで、「複合レイアウト・ビュー」メニューから「ピボットテーブル」を選択します。すると、ピボット・テーブル・レイアウトのページが開きます。

    図5-36 ピボット・テーブル・レイアウトのページを開く

    現時点では図の説明はありません。
  4. デフォルトのピボット・テーブル・レイアウトと作成されたピボット・テーブルを検証します。クエリーの尺度を示す尺度ラベルは、ピボット・テーブルでは青色の列として表示されます。クエリーのディメンション属性を示す行見出しは、デフォルトでは灰色の行で表示されます。尺度は、行と列の交差部分に表示されます。

    図5-37 デフォルトのピボット・テーブル・レイアウト

    現時点では図の説明はありません。

    図5-38 ピボット・テーブル

    現時点では図の説明はありません。
  5. 結果の表示」オプションの選択を解除します。このオプションを使用すると、ピボット・テーブルのレイアウト作業中に行ったレイアウト変更の結果が表示されます。結果を定期的に表示するだけで、パフォーマンスがスピード・アップされます。

    図5-39 「結果の表示」の選択解除

    現時点では図の説明はありません。
  6. Product_Category」列を、レイアウト・コントロールの「カラム」領域の「尺度ラベル」の下にドラッグします。青い線が表示されたら、そこが有効な挿入ポイントなので、列をそこにドロップできます。

    図5-40 Product_Category

    現時点では図の説明はありません。
  7. 結果の表示」リンクをクリックして、ピボット・テーブルの変更を確認します。

  8. Product_Category」列を、「カラム」セクションの「尺度ラベル」の上にドラッグします。

    ピボット・テーブルは、図5-41のようになります。

    図5-41 「Product_Category」列を使用したピボット・テーブル

    現時点では図の説明はありません。
  9. Region」と「Product_Category」を入れ替えます。ピボット・テーブルは、図5-42のように表示されます。

    図5-42 列が入れ替えられたピボット・テーブル

    現時点では図の説明はありません。
  10. 表示」ドロップダウン・メニューで「複合レイアウト」を選択します。「ビューの追加」リンクをクリックして、「ピボットテーブル」を選択し、「ピボットテーブル」ビューを複合レイアウト・ビューに追加します。

    図5-43 「複合レイアウト」→「ビューの追加」→「ピボットテーブル」の選択

    現時点では図の説明はありません。
  11. ピボット・テーブルが一番下に追加されます。「ピボットテーブル」をドラッグして、「テーブル」の上に配置します。

    図5-44 「ピボットテーブル」を上に移動

    現時点では図の説明はありません。
  12. このリクエストに列セレクタを追加する予定なので、このリクエストを「GEC_DW_TUTORIAL」→「Learn」フォルダの下に「Region Pivot Table with Column Selector」として保存します。

5.4 列セレクタの作成

この項では、列セレクタを作成し、リクエストでその効果を確認します。列セレクタを使用すると、ユーザーはクエリーで、列のグループから置き換える列を選択して、比較分析ができます。

列セレクタを作成する手順は次のとおりです。

  1. 結果」タブで、「表示」→「その他のビュー」ドロップダウン・メニューから「カラムの選択」を選択します。

    図5-45 「カラムの選択」ビューの選択

    現時点では図の説明はありません。
  2. 「カラム3」(現在は「Gross Profit」)で「選択項目を含む」オプションを選択します。

    図5-46 「選択項目を含む」オプションの選択

    現時点では図の説明はありません。
  3. 左側の選択ペインで、「Amount_Sold」、「Cost」、「Gross Profit」の各列をクリックして、列セレクタに使用できるようにします。

    図5-47 「Amount_Sold」、「Cost」、「Gross Profit」の選択

    現時点では図の説明はありません。

    結果ペインの列セレクタは、図5-48のようになります。

    図5-48 カラムの選択

    現時点では図の説明はありません。
  4. 表示」ドロップダウン・メニューで「複合レイアウト」を選択します。「ビューの追加」リンクをクリックして、「カラムの選択」を選択し、「カラムの選択」ビューを複合レイアウト・ビューに追加します。

    図5-49 複合レイアウト・ビューへの「カラムの選択」ビューの追加

    現時点では図の説明はありません。

    アクティブなリクエストに対して作成したビューが、「表示」ドロップダウン・メニューおよび「ビューの追加」ドロップダウン・メニューに、それぞれの横に緑の丸いアイコンが付いて表示されることがわかります。

  5. 複合レイアウトの一番下までスクロールして、「カラムの選択」ビューを「ピボットテーブル」ビューと「テーブル」ビューの上にドラッグします。

    図5-50 「カラムの選択」ビューの配置

    現時点では図の説明はありません。
  6. 下にスクロールして「タイトル」ボックスを見つけ、それを「カラムの選択」ビューの上にドラッグします。

  7. 「カラムの選択」で、「Amount_Sold」を選択します。複合レイアウト・ビューは、図5-51のようになります。

    図5-51 「カラムの選択」を含む複合レイアウト・ビュー

    現時点では図の説明はありません。
  8. 「カラムの選択」で「Amount_Sold」が選択されていて、「ピボットテーブル」と「テーブル」の両方に「Amount_Sold」の値が表示されていることが確認できます。「Cost」を選択して、表示が変化することを確認します。

  9. ここで、複合レイアウトには、「カラムの選択」、「ピボットテーブル」、「テーブル」および「タイトル」が表示されます。

  10. リクエストを同じ名前(Region Pivot Table with Column Selector)で保存します。

5.5 ナレーティブ・ビューの作成

この項では、Oracle BI Answersを使用して、ビジネス・インテリジェンスのリクエストを作成および書式設定し、さらにナレーティブ・ビューを作成してその書式を設定します。ナレーティブ・ビューを使用すると、結果に表示するテキストを追加して、コンテキスト、説明文、補足説明などの情報がわかるようにできます。

ナレーティブ・ビューを作成する手順は次のとおりです。

  1. 時間」に「Month」、「地域」に「Region」、「セールス」に「Gross Profit」を指定した新規リクエストを作成します。「Month」にフィルタを追加して、データソースの最終トランザクション発生月を取得します。このフィルタでは、以前に作成したリポジトリ変数maxMonthDesc_01を使用します。

  2. 「Month」列のフィルタ・アイコンをクリックします。「フィルタの作成」ダイアログ・ボックスで、「演算子」を「等しい/存在する」に設定します。「追加」→「変数」→「リポジトリ」をクリックします。

  3. 」フィールドに「maxMonthDesc_01」と入力します。「OK」をクリックします。

    リクエストは、図5-52のようになります。

    図5-52 maxMonthDesc_01フィルタが含まれるリクエスト

    現時点では図の説明はありません。

    結果」タブで、リクエストは図5-53のように表示されます。

    図5-53 maxMonthDesc_01フィルタが含まれる「結果」タブ

    現時点では図の説明はありません。
  4. 表示」→「その他のビュー」ドロップダウン・メニューから「ナレーティブ」を選択します。ナレーティブ・ビューのワークスペースの「ナレーティブ」フィールドに、「Gross Profit for @2 for the last year and month of@1 was @3」と入力します。

    ナレーティブは、テキストとクエリーの列値の組合せです。この例では、@1はクエリーの最初の列「Month」、@2は2番目の列「Region」、@3は「Gross Profit」を指します。値を表示する行を設定することによって、ナレーティブ・ビューに返される行数の値を制御できます。デフォルトでは、クエリーされた行がすべて表示されます。

  5. ナレーティブの列値をハイライト表示するには、ナレーティブの「@1」を選択して、「太字」ボタンをクリックします。また、@2@3にも太字タグを追加します。

    図5-54 「ナレーティブ」フィールドの一部に「太字」を選択

    現時点では図の説明はありません。
  6. ナレーティブ・テキストの最後にカーソルを置き、「改行」ボタンをクリックして、それぞれの文の間に改行を挿入します。「表示するロウ」フィールドに「2」と入力します。

  7. 複合レイアウトナレーティブ・ビューを追加して、「テーブル」ビューと「タイトル」ビューを削除します。

  8. このリクエストを、「GEC_DW_TUTORIAL」→「Learn」の下に「Narrative View for Region Gross Profit」として保存します。

5.6 ビュー・セレクタの作成

この項では、ビュー・セレクタを作成し、リクエストで実際に使用してみます。ビュー・セレクタを使用すると、ユーザーはクエリーの各種ビューの間をすばやくナビゲートできます(たとえば、同じデータを異なるチャートで表示したり、ピボット・テーブルにすばやくナビゲートしてトレンド分析を行うなど)。

ビュー・セレクタを作成する手順は次のとおりです。

  1. Oracle BI Answersで、「アンサー」リンクをクリックします。「フォルダ (個人)」→「GEC_DW_TUTORIAL」→「Learn」フォルダに移動して、保存した最初のリクエスト「Category Gross Profit」を開きます。

  2. 修正」をクリックして、「結果」タブをクリックします。

    図5-55 「Category Gross Profit」リクエスト

    現時点では図の説明はありません。
  3. 表示」ドロップダウン・メニューから「その他のビュー」→「選択の表示」を選択します。「選択の表示」設計ワークスペースの「使用可能なビュー」フィールドで、「テーブル」と「チャート」を選択します。[Ctrl]キーを押しながらクリックすると、複数のビューを選択できます。

  4. 右に移動」アイコンをクリックして、「ビューを含める」フィールドに追加します。

    図5-56 「テーブル」ビューと「チャート」ビューの選択

    現時点では図の説明はありません。
  5. ビューを含める」フィールドで「テーブル」を選択して、「名前変更」ボタンをクリックし、「名前変更」ダイアログ・ボックスで、この名前を「Product Category Table」に変更します。「OK」をクリックします。

  6. チャート」の名前を「Product Category Chart」に変更します。「OK」をクリックします。

  7. 表示」ドロップダウン・メニューを使用して、複合レイアウト・ビューに進みます。複合レイアウト・ビューから「テーブル」ビューと「チャート」ビューを削除します。

  8. ビューの追加」ボタンを使用して「選択の表示」ビューを追加します。また、「タイトル」ビューも追加します。

  9. 「選択の表示」から「Product Category Chart」を選択します。

    図5-57 「選択の表示」から「Product Category Chart」を選択

    現時点では図の説明はありません。

    チャートは、図5-58のような「チャート」ビューに変更されます。

    図5-58 「Product Category Chart」ビュー

    現時点では図の説明はありません。
  10. このリクエストを、「GEC_DW_TUTORIAL」→「Learn」の下に「Product Category View Selector」として保存します。

5.7 条件付き書式、ゲージおよびナビゲーションの作成

この項では、条件付き書式を設定したレポートを作成し、ゲージを追加して、1つの尺度フィールドから、詳細を表示する別のレポートにナビゲートします。

この項は次のトピックで構成されています。

5.7.1 条件付き書式を設定したレポートの作成

条件付き書式を設定したレポートを作成する手順は次のとおりです。

  1. Year」、「Region」、「Amount_Sold」および「Gross Profit」を指定したリクエストを作成します。「Year」列にフィルタ条件を作成します。ここでは、Year=2006とします。

  2. Year」列を削除します。

    リクエスト検索条件は、図5-59のように表示されます。

    図5-59 「Year=2006」フィルタを含むリクエストの作成

    現時点では図の説明はありません。
  3. Gross Profit」列の「カラムのプロパティ」アイコンをクリックします。「条件付き書式」タブをクリックします。「条件の追加」のクリックと「Gross Profit」の選択を繰り返して、次の条件を追加します。「」プロパティのアイコンをクリックして、条件の「セルの背景色」を次のように設定します。

    Gross Profit < 500,000 = red
    Gross Profit between 500,000 and 5,000,000 = yellow
    Gross Profit > 5,000,000 = green
    

    図5-60 「Gross Profit」列の条件

    現時点では図の説明はありません。
  4. 結果」タブをクリックします。レポートは、図5-61のように表示されます。

    図5-61 「Gross Profit」の条件設定による結果

    現時点では図の説明はありません。
  5. このリクエストを、「GEC_DW_TUTORIAL」→「Learn」の下に「Advanced Report」として保存します。

5.7.2 レポートへのゲージの追加

レポートにゲージを追加する手順は次のとおりです。

  1. Advanced Report」の「結果」タブで、「表示」ドロップダウン・リストから「ゲージ」を選択します。「ゲージ」ドロップダウン・リストで「ダイヤル」を選択します。「サイズ」ドロップダウン・リストで「S サイズ」を選択します。「尺度」ドロップダウン・リストで「Gross Profit」を選択します。「マーカータイプ」ドロップダウン・リストで「」を選択します。「色」ボタンをクリックして、インジケータの針の色を変更します。鮮やかな赤を選択します。「OK」をクリックします。

    図5-62 「Advanced Report」の結果の書式設定

    現時点では図の説明はありません。
  2. 「ゲージ」ビュー・ページの一番上にある「ゲージのキャンバスプロパティ」ボタンをクリックします。「タイトル」セクションで「デフォルトの上書き」を選択します。「タイトル」フィールドに「Regional Sales Analysis」と入力します。「OK」をクリックします。

    図5-63 ゲージのキャンバスプロパティ

    現時点では図の説明はありません。

    ゲージは、図5-64のようになります。

    図5-64 「Advanced Report」のゲージ

    現時点では図の説明はありません。
  3. 複合レイアウトにゲージを追加して、タイトルを削除します。レポートは、図5-65のように表示されます。

    図5-65 「Advanced Report」の結果とゲージ

    現時点では図の説明はありません。
  4. リクエストを同じ名前で保存します。

5.7.3 レポートへのナビゲーションの追加

レポートにナビゲーションを追加する手順は次のとおりです。

  1. Advanced Report」の「検索条件」タブで、「Amount_Sold」列の「カラムのプロパティ」を選択します。「カラムフォーマット」タブをクリックします。「値インタラクション」セクションで、「タイプ」ドロップダウン・リストから「移動」を選択します。

    図5-66 「カラムのプロパティ」の「カラムフォーマット」タブ

    現時点では図の説明はありません。
  2. ナビゲーションターゲットの追加」ボタンをクリックします。「参照」ボタンをクリックして、「GEC_DW_TUTORIAL」→「Learn」フォルダの下の「Product Category View Selector」リクエストを選択します。「OK」をクリックし、もう一度「OK」をクリックします。

    図5-67 「Product Category View Selector」リクエストの選択

    現時点では図の説明はありません。
  3. 結果」タブで、任意の地域の「Amount_Sold」列を選択します。

    図5-68 「Amount_Sold」列の選択

    現時点では図の説明はありません。

    新しいウィンドウが開き、その地域の製品カテゴリを示す「Product Category View Selector」リクエストが表示されます。

    図5-69 「Product Category View Selector」リクエスト

    現時点では図の説明はありません。
  4. リクエストを同じ名前で保存します。