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Oracle Business Intelligence Standard Edition Oneチュートリアル
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7 レポートの作成と公開

この章では、Oracle BI Publisherを使用してレポートを作成し、次を実行します。

前提条件: この章には前提条件となる手順はありません。

この章は次のトピックで構成されています。

7.1 Oracle BI Publisherへのログインとプリファレンスの設定

Oracle BI Publisherにログインしてプリファレンスを設定する手順は次のとおりです。

  1. Windowsで「スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle Business Intelligence」→「BI Publisher」をクリックします。これで、Oracle BI Publisherの「ログイン」画面が開きます。「ユーザーID」と「パスワード」の両方に「Administrator」と入力します。「ログイン」をクリックします。

    図7-1 Oracle BI Publisher

    現時点では図の説明はありません。

    注意:

    Administratorとしてログインしているので、「ようこそ」ページには、「レポート」、「スケジュール」、「管理」の各タブが表示されます。

  2. プリファレンス」リンクをクリックします。「プリファレンス」画面が開き、「一般プリファレンス」タブと「アカウント」タブが表示されます。「一般プリファレンス」タブのページに表示されたオプションを見て、必要に応じて「UI言語」、「レポート・ロケール」および「レポートのタイムゾーン」のオプションを選択します。また、アクセシビリティ・オプションを選択することもできます。

    図7-2 プリファレンスの設定

    現時点では図の説明はありません。
  3. 適用」をクリックしてウィンドウを閉じます。

7.2 業務系データに基づくレポートの作成

このトピックでは、BISE1_SALESという業務系データソースから請求書を作成します。

この項は次のトピックで構成されています。

7.2.1 データソースへのJDBC接続の作成

Oracle BI PublisherからOracle DatabaseへのJDBC接続を構成する必要があります。これを行う手順は次のとおりです。

  1. BI PublisherにAdministratorとしてログインしている間に、「管理」タブをクリックします。

  2. データソース」の下の「JDBC接続」リンクをクリックします。

  3. データソースの追加」をクリックします。

  4. データソース名」に「bise1_sales」と入力します。

  5. 接続文字列」フィールドに「jdbc:oracle:thin:@localhost:1521:bise1db」と入力します。

  6. ユーザー名」と「パスワード」に次のように入力します。

    • ユーザー名: bise1_sales

    • パスワード: welcome1(または、インストール時に指定したパスワード)

  7. データベース・ドライバ・クラス」に「oracle.jdbc.driver.OracleDriver」と入力します。

  8. 接続のテスト」をクリックします。テストに成功したら、「適用」をクリックします。

7.2.2 新規レポートの定義

この項は次のトピックで構成されています。

7.2.2.1 新規レポートの作成

新規レポートを定義する手順は次のとおりです。

  1. Oracle BI PublisherにAdministratorとしてログインしている間に、「レポート」タブをクリックします。

  2. ホーム」→「マイ・フォルダ」リンクをクリックします。

  3. フォルダとレポート・タスク」メニューの「新規レポートの作成」をクリックします。

  4. レポート名として「Invoices」と入力し、「作成」をクリックします。

  5. 新規作成したレポートで「編集」をクリックします。

  6. レポート」をクリックします。

  7. デフォルトのデータソース」ドロップダウン・リストから「bise1_sales」を選択します。

  8. オートラン」オプションの選択を解除します。

  9. 保存」をクリックします。

7.2.2.2 レポートのデータ・モデルの作成

データ・モデルを作成する手順は次のとおりです。

  1. データ・モデル」をクリックします。

  2. 新規」をクリックします。

  3. 名前」フィールドに「Customer Invoices」と入力します。

  4. データソース」として「bise1_sales」を選択します。

  5. クエリー・ビルダー」をクリックします。

  6. 次の表と、それぞれの表で指定された列を選択します。

    • Customers: Name

    • Addresses: Cust_Street_Address、Cust_Postal_Code

    • Cities: Name、State_Province

    • Countries: Name

    • Orders: ID

    • Order_Items: Product_ID、Order_Date、Amount、Quantity

    • Products: Name

  7. 結合する列の右にあるボックスをクリックして、表を結合します。

    • Customers.ID = Addresses.Customer_ID

    • Addresses.City_ID = Cities.ID

    • Cities.Country_ISO_Code = Countries.ISO_CODE

    • Customers.ID = Orders.Customer_ID

    • Orders.ID = Order_Items.Order_ID

    • Order_Items.Product_ID = Products.Identifier

    これらのボックスは、結合のマークが付くと、色が明るい灰色に変わります。また、モデル・キャンバスには、表を結合する細い線が表示されます。

  8. 条件」をクリックします。

  9. 次の列の別名を指定します。

    • Customers.Name = CUST_NAME

    • Countries.Name = COUNTRY

    • Cities.Name = CITY

    • Products.Name = PRODUCT_NAME

    • Orders.ID = ORDER_ID

  10. 他の列には、デフォルトの別名を使用します。「保存」をクリックします。

  11. SQL問合せ」を編集し、次の条件を追加します。

    and ORDERS.PROMOTION_ID =999
    and ORDERS.CHANNEL ='Direct Sales'
    and ORDER_ITEMS.ORDER_DATE between :start_date and :end_date
    

    最後の条件は、次の項で作成するパラメータを参照します。

  12. 保存」をクリックします。

7.2.2.3 値リストとパラメータの作成

請求書は、すべてを一度に生成しないで、日付範囲に基づいて生成します。開始日と終了日を取り込むために、レポート実行時に2つの値リストと2つのパラメータを作成します。これを行う手順は次のとおりです。

  1. 最初の値リストを作成します。「値リスト」をクリックします。

  2. 新規」をクリックします。

  3. 名前」フィールドに「start_date_lov」と入力します。

  4. 接続」として「bise1_sales」を選択します。

  5. SQL問合せ」ボックスに、次の文を入力します。

    select DISTINCT TO_CHAR (ORDERS.ORDER_FINISHED, 'DD-MON-YYYY') AS START_DATES
    from BISE1_SALES.ORDERS
    order by TO_DATE(START_DATES)
    
  6. 保存」をクリックします。

  7. 2番目の値リストを作成します。「値リスト」をクリックします。

  8. 新規」をクリックします。

  9. 名前」フィールドに「end_date_lov」と入力します。

  10. 接続」として「bise1_sales」を選択します。

  11. SQL問合せ」ボックスに、次の文を入力します。

    select DISTINCT TO_CHAR (ORDERS.ORDER_FINISHED, 'DD-MON-YYYY') AS END_DATES
    from BISE1_SALES.ORDERS
    order by TO_DATE(END_DATES)
    
  12. 保存」をクリックします。

  13. 最初のパラメータを作成します。「パラメータ」をクリックします。

  14. 新規」をクリックします。

  15. パラメータの設定ページで次のように指定します。

    • 識別子: start_date

    • データ型: 文字列

    • デフォルト値: 12-DEC-2006

    • パラメータ・タイプ: メニュー

    • 表示ラベル: Start Date

    • 値リスト: start_date_lov

    • オプション:全選択可能」の選択を解除してから「変更時に他のパラメータをリフレッシュ」を選択

  16. 保存」をクリックします。

  17. 2番目のパラメータを作成します。「パラメータ」をクリックします。

  18. 新規」をクリックします。

  19. パラメータの設定ページで次のように指定します。

    • 識別子: end_date

    • データ型: 文字列

    • デフォルト値: 12-DEC-2006

    • パラメータ・タイプ: メニュー

    • 表示ラベル: End Date

    • 値リスト: end_date_lov

    • オプション:全選択可能」の選択を解除してから「変更時に他のパラメータをリフレッシュ」を選択

  20. 保存」をクリックします。

7.2.2.4 レイアウトの作成

レポートの出発点として、既存のRTFテンプレートをアップロードします。テンプレートをアップロードし、テンプレートに基づいてレイアウトを作成します。その後、次の項でMicrosoft Wordを使用してテンプレートを変更します。

レイアウトを作成する手順は次のとおりです。

  1. レイアウト」をクリックします。

  2. テンプレート・ファイルの管理」セクションの下の「参照」をクリックします。

  3. tutorial\bi_pub\invoices.rtfファイルを選択し、「アップロード」をクリックします。

  4. 新規」をクリックします。

  5. レイアウトの設定ページで次のように指定します。

    • 名前: Invoices

    • テンプレート: invoices.rtf

    • テンプレート・タイプ: RTFテンプレート

    • 出力フォーマット: 出力フォーマットの制限

    PDF」以外のすべてのフォーマット・タイプの選択を解除します。

  6. 保存」をクリックします。

7.2.3 レポートのRTFテンプレートの作成

Microsoft Wordでテンプレートを作成または変更する前に、Microsoft WordにBI Template Builderプラグイン(従来のOracle BI Publisher Desktop)をインストールしておく必要があります。

この項は次のトピックで構成されています。

7.2.3.1 Oracle BI Publisher Desktopのインストール

Oracle BI Publisher Desktopをインストールする手順は次のとおりです。

  1. BI Publisherの「レポート」タブをクリックします。「ホーム」リンク→「共有フォルダ」リンクをクリックします。左のメニュー・ボックスの「フォルダとレポート・タスク」セクションで「Template Builder」をクリックします。

  2. ファイルの保存」をクリックして、BIPublisherDesktop.exeファイルをWindowsクライアント・コンピュータのディレクトリに保存します。

  3. Windowsエクスプローラを使用してBIPublisherDesktop.exeファイルを見つけます。このファイルをダブルクリックしてインストールを開始します。言語を選択し、「次へ」をクリックします。

  4. これに続く2つの画面で「次へ」をクリックし、InstallShield Wizardの完了画面で「終了」をクリックします。

7.2.3.2 レポートのレイアウト・テンプレートを開く

レポートのレイアウト・テンプレートを開く手順は次のとおりです。

  1. プログラム・メニューからMicrosoft Wordアプリケーションを起動します。一番上に、「Oracle BI Publisher」というメニュー項目が追加されていることがわかります。


    注意:

    Wordに「Oracle BI Publisher」というメニュー項目が表示されるのは、Oracle BI Publisher Desktopが正常にインストールされた場合のみです。

    また、新しいツールバーが追加され、「データ」、「挿入」、「プレビュー」、「ツール」、「ヘルプ」というメニュー項目が表示されます。「Oracle BI Publisher」をクリックしても同じメニュー項目が表示されますが、他のメニュー項目も表示されます。

  2. Oracle BI Publisher」メニューから「ログオン」を選択します。

  3. 表示された「ログイン」画面で、「ユーザー名」と「パスワード」に「Administrator」と入力し、「ログイン」をクリックします。初めて接続するときには、接続するレポート・サーバーを指定する必要があります。レポート・サーバーのURLは、「http://localhost:9704/xmlpserver」のように入力します。


    注意:

    Oracle BI Standard Edition OneがインストールされているコンピュータでMicrosoft Wordを実行しない場合、localhostを、Oracle BI Standard Edition Oneがインストールされているコンピュータの実際のホスト名に置き換える必要があります。

  4. 「テンプレートを開く」ダイアログ・ボックスで、「マイ・フォルダ」をクリックします。

  5. Invoices」レポートをクリックします。一番下のテンプレート・レイアウト・ペインで、「Invoices」テンプレートを選択します。「レイアウト・テンプレートを開く」をクリックします。

  6. テンプレートでは、文字が灰色の背景色で表示されます。これらは、フォーム・フィールドと呼びます。フォーム・フィールドは、差し込みレターのように、他のデータを参照できるWordオブジェクトです。BI Publisherでは、2つの目的でフォーム・フィールドを使用します。最初の用途は、レポート定義からデータ・フィールド(YEARやMONTHなど)を参照することです。2番目の用途は、データ・フィールドのレイアウト方法を制御する命令(G、F、Eなど)を埋め込むことです。これらの命令の説明については、フォーム・フィールドをダブルクリックして、ヘルプ・テキストを表示してください。ただし、フォーム・フィールドの扱いには十分に注意して、誤って削除や移動をしないようにしてください。そのようなことを行うと、レポートのレイアウトが変更されます。レイアウトを改善するために、フォーム・フィールドを変更したり追加する場合は、XSLコマンドを使用します。

7.2.3.3 テンプレートへのレポートのフィールドの挿入

テンプレートにレポートのフィールドを挿入する手順は次のとおりです。

  1. 下にスクロールして、テンプレートの2ページ目を表示します。

  2. 請求書宛先」の下の大きなボックスにカーソルを移動します。Oracle BI Publisherのツールバーから「挿入」→「フィールド」を選択します。

    図7-3 フィールドの挿入

    現時点では図の説明はありません。
  3. フィールド」ダイアログ・ボックスから「Cust Name」を選択します。「挿入」をクリックします。

    図7-4 「Cust Name」の選択

    現時点では図の説明はありません。
  4. 同様の手順で、「請求書宛先」ボックスの他のフィールドにも移入していきます。ただし、カーソルをテンプレートの適切な位置に置いてから、次のフィールドを選択して挿入する必要があります。また、「フィールド」ダイアログ・ボックスは開いておきます。

    完了すると、テンプレートの「請求書宛先」ボックスは、図7-5のようになります。

    図7-5 「請求書宛先」ボックス

    現時点では図の説明はありません。
  5. 次に、テンプレートの「請求書情報」部分に移入する必要があります。「請求番号」の横に「ORDER_ID」フィールドを挿入します。「支払請求額」には「Amount」フィールドの合計を挿入します。「グループ化」オプションを、忘れずに選択してください。

    図7-6 「Amount」フィールドの選択

    現時点では図の説明はありません。

    完了すると、テンプレートの「請求書情報」セクションは、図7-7のようになります。

    図7-7 「請求書情報」セクション

    現時点では図の説明はありません。
  6. 次に、請求書の明細項目表に移入する必要があります。カーソルを、表の「製品 ID」列の下の、灰色の文字「F」の前に置きます。「製品 ID」フィールドを選択し、「計算」フィールドが空白に設定されていることを確認します。「挿入」をクリックします。

    図7-8 「製品 ID」フィールドの選択

    現時点では図の説明はありません。
  7. 同様の手順で、他のフィールドも請求書の明細項目表に挿入していきます。完了すると、請求書の明細項目表は、図7-9のようになります。

    図7-9 請求書の明細項目表

    現時点では図の説明はありません。

    注意:

    明細項目の「Amount」フィールドの末尾にある灰色の「E」は、そのまま残しておく必要があります。これはOracle BI Publisherのフォーマット・コードです。また、「Total Amount Due」は、「支払請求額」と同様に、「Amount」フィールドの合計になります。

  8. フィールド」ダイアログ・ボックスを閉じます。

7.2.3.4 フィールドへの書式マスクの適用

書式マスクを適用する手順は次のとおりです。

  1. 支払請求額」の「sum Amount」フィールドをダブルクリックします。「テキスト・フォーム・フィールド・オプション」ダイアログ・ボックスで次のように指定して、「OK」をクリックします。

    • タイプ: 数値

    • デフォルトの数値: 9999

    • 数値書式: $##,##0.00

      図7-10 テキスト・フォーム・フィールド・オプション

      現時点では図の説明はありません。
  2. 請求書の明細項目表の2つの「Amount」フィールドにも、前述と同じ書式マスクを適用します。

  3. Quantity」フィールドをダブルクリックします。「テキスト・フォーム・フィールド・オプション」ダイアログ・ボックスで次のように指定して、「OK」をクリックします。

    • タイプ: 数値

    • デフォルトの数値: 1

    • 数値書式: 0

  4. これで、請求書の明細項目表の「Quantity」列および「Amount」列は、図7-11のようになります。

    図7-11 「Quantity」列および「Amount」列

    現時点では図の説明はありません。
  5. 変更したテンプレートをOracle BI Publisherサーバーへアップロードします。Microsoft Wordで「Oracle BI Publisher」→「レイアウト・テンプレートの更新」を選択します。

  6. 確認ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。

7.2.4 レポートの表示

レポートを表示する手順は次のとおりです。

  1. Oracle BI PublisherにAdministratorとしてログインします。

  2. Invoices」レポート・リンクをクリックします。

  3. Start Date」を「01-DEC-2006」、「End Date」を「31-DEC-2006」に設定します。「表示」をクリックします。

  4. 生成されたPDFファイルをスクロールします。

    図7-12 生成されたPDFファイル

    現時点では図の説明はありません。

    注意:

    請求書はすべて1つのPDFファイル内に表示されますが、ページ番号(ページx/y)は、請求書ごとに自動的に再設定されます。これは、前述のフォーム・フィールドのフォーマット・コードで設定されます。

7.3 BI Publisherレポートの自動配信

この項は次のトピックで構成されています。

7.3.1 Oracle BI Publisher Schedulerのレポート配信オプションの構成

Oracle BI Publisher Schedulerのレポート配信オプションを設定する手順は次のとおりです。

  1. Administratorとして、パスワードをAdministratorに指定して、Oracle BI Publisherにログインします。

  2. 管理」タブをクリックします。

  3. 「配信」セクションの下の「配信構成」リンクをクリックします。

  4. レポート配信用電子メール・サーバーを構成します。「電子メール」タブをクリックします。

  5. サーバーの追加」をクリックします。

  6. フィールドに次のように入力して、「適用」をクリックします。

    • サーバー名: このレポート配信用電子メール・サーバーの名前(「ホスト」と同じ値を指定できます)

    • ホスト: SMTPサーバーのホスト名

    • ポート: SMTPサーバーのポート番号(通常は25)

  7. 次に、レポート配信用FTPサーバーを構成します。「FTP」タブをクリックします。

  8. サーバーの追加」をクリックします。

  9. フィールドに次のように入力して、「適用」をクリックします。

    • サーバー名: このレポート配信用FTPサーバーの名前(「ホスト」と同じ値を指定できます)

    • ホスト: FTPサーバーのホスト名

    • ポート: FTPサーバーのポート番号(通常は21)


      注意:

      指定するホストでFTPサービスが実行されている必要があります。一般的に、FTPサービスは、Windowsが稼動しているコンピュータでは実行されませんが、LinuxまたはUNIXが稼動しているコンピュータでは実行されます。

  10. レポート」をクリックして、ホーム・ページに戻ります。

7.3.2 レポートのFTP配信のスケジュール

FTP配信をスケジュールする手順は次のとおりです。

  1. Invoices」レポートの自動配信をスケジュールします。「Invoices」をクリックします。

  2. スケジュール」ボタンをクリックします。

  3. フィールドの値はすべてデフォルトのままにしておきます。

  4. 下にスクロールして、「配信」セクションを表示します。FTPの宛先を選択します。

  5. FTPの宛先を選択すると、別のフィールドが表示されます。フィールドに次のように入力して、「発行」をクリックします。

    • FTPサーバー: レポート配信用FTPサーバーの名前

    • ユーザー名: オペレーティング・システムのユーザー・アカウントの名前

    • パスワード: オペレーティング・システムのユーザー・アカウントのパスワード

    • リモート・ファイル名: レポートのフル・パスとファイル名

  6. レポートの配信ジョブがスケジュールされたことを示すメッセージが表示されます。

  7. スケジュール」タブをクリックすると、レポート配信ジョブのステータスが表示されます。

  8. Invoices」ジョブ・リンクをクリックします。

  9. 配信ステータスが「成功」になっていることがわかります。「レポート」タブをクリックして、ホーム・ページに戻ります。

  10. FTPサーバーにログインし、レポートが格納されているディレクトリを表示して、レポート・ファイルの存在を確認することもできます。

7.4 BI DashboardsでのBI Publisherレポートの公開

このトピックでは、BI Publisherのテンプレートを使用して、サブジェクト・エリア「GEC_DW」のBI Answersリクエストからレポートを新規に作成します。このレポートは、BI Interactive Dashboardsで公開します。

この項は次のトピックで構成されています。

7.4.1 Oracle BI AnswersリクエストからのOracle BI Publisherレポートの作成

Oracle BI AnswersリクエストからOracle BI Publisherレポートを作成する手順は次のとおりです。

  1. Microsoft Wordでregional_sales.rtfファイルを開きます。これは、Wordで事前に作成されているテンプレート・ファイルで、ヘッダーとフッターやイメージが挿入されています。

  2. Wordの「Oracle BI Publisher」メニューからOracle BI Publisherにログインします。これで、Oracle BI Publisherの「ログイン」画面が開きます。「ユーザー名」と「パスワード」に「Administrator」と入力し、「ログイン」をクリックします。

  3. ログインすると、「テンプレートを開く」ウィンドウが開きます。「ワークスペース」ドロップダウン・リストから「Oracle BI」を選択します。

    図7-13 「テンプレートを開く」ウィンドウ

    現時点では図の説明はありません。
  4. users」→「Administrator」→「GEC_DW」→「Sales Trends」フォルダに移動します。「Region Sales in View Selector」レポートをダブルクリックします。このレポートには、ダッシュボード・ページのプロンプトが関連付けられています。

  5. 「Oracle BI Publisherレポートとして保存」ウィンドウが開きます。「マイ・フォルダ」フォルダを選択し、Oracle BI Publisherに同じレポートを保存します。

  6. 保存」をクリックします。これで、このレポートをOracle BI Publisherで表示できるようになりました。

    図7-14 「Oracle BI Publisherレポートとして保存」ウィンドウ

    現時点では図の説明はありません。

    Wordでは、文書の名前が変更され、Oracle BI Answersリクエストの名前が含まれます。

    図7-15 Answersリクエスト名が付いたWord文書

    現時点では図の説明はありません。
  7. このAnswersリクエストからデータを読み込むWord文書で、カーソルをイメージの数行下に置きます。BIツールバーで「挿入」→「表ウィザード」を選択して、レポートの表データの書式を定義します。これで表ウィザードが表示されます。次の手順を実行します。

    1. 」を選択し、「次へ」をクリックします。

    2. グループ化フィールド」に「ROWSET/ROW」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

    3. すべてのフィールドを選択し、「次へ」をクリックします。

    4. グループ基準」ドロップダウン・リストから「Region」を選択し、他のオプションにはデフォルト値を使用して、「次へ」をクリックします。

    5. Quantity Sold」という尺度のソート順序を選択します。この手順ではデフォルト値を使用し、「次へ」をクリックします。

    6. フィールドのラベルを「Product Category」と「Quantity Sold」に編集し、「終了」をクリックして表テンプレートの作成を完了します。

      図7-16 表ウィザード

      現時点では図の説明はありません。

      作成したテンプレートは、図7-17のように表示されます。

      図7-17 テンプレート

      現時点では図の説明はありません。
  8. _Sales_._Quantity_Sold_」をダブルクリックし、図7-18のようにフィールドの書式を設定します。完了したら、「OK」をクリックします。

    図7-18 テキスト・フォーム・フィールド・オプション

    現時点では図の説明はありません。
  9. Wordの書式機能を使用して、他のフィールドも図のように設定します。レポートに「Regional Sales Report」というタイトルを指定します。タイトルの色は赤に、フォント・サイズは「見出し1」に変更します。列見出しの色は青に、フォント・サイズは14に変更します。「地域」フィールドのフォント・サイズは「見出し2」に、色は緑に変更します。「Quantity Sold」フィールドと列見出しは右揃えにします。最終的な書式は、図7-19のようになります。

    図7-19 Regional Sales Reportの最終的な書式

    現時点では図の説明はありません。
  10. BIのツールバー・メニューから「プレビュー」→「RTF」を選択して、テンプレートのプレビューを表示します。下にスクロールしてフッターを表示します。

    図7-20 プレビュー・モードのテンプレート

    現時点では図の説明はありません。
  11. 標準」ビューに戻します。「Oracle BI Publisher」メニューから「テンプレートの公開対象」を選択して、テンプレートを公開します。テンプレート名に「Regional_Template」と入力します。

  12. 今後使用できるように、テンプレートをRTFファイルとして保存します。

7.4.2 Oracle BI Interactive DashboardsでのOracle BI Publisherレポートの公開

このトピックでは、Oracle BI Answersリクエストから作成したOracle BI PublisherレポートをOracle BI Dashboardsに公開します。これを行う手順は次のとおりです。

  1. Oracle BI Interactive Dashboardsに戻ります。「Sales Analysis」ダッシュボードと「Sales Trend」ページを選択します。このダッシュボード・ページには、レポートのプロンプトが表示されます。または、「Sales Analysis1」ダッシュボードを作成している場合は、「Regional Analysis」ページを選択できます。この手順で示す図は「Sales Analysis」ダッシュボードの「Sales Trend」ページに基づいていますが、どのダッシュボードでも手順は同じです。

  2. 「Sales Trend」ページで、「ページオプション」ドロップダウン・リスト(ページの右上隅)から「ダッシュボードを編集」を選択します。「ダッシュボードエディター」画面が表示されます。

  3. ダッシュボードオブジェクト」リストから図7-21に示すセクションに、「BI Publisher レポート」をドラッグ・アンド・ドロップします。

    図7-21 「Sales Analysis」ダッシュボード上のBI Publisherレポート

    現時点では図の説明はありません。
  4. これで、「BI Publisher レポート」オブジェクトがダッシュボードに追加されました。このオブジェクトの「プロパティ」リンクをクリックします。

    図7-22 「プロパティ」リンク

    現時点では図の説明はありません。
  5. 「BI Publisher レポートのプロパティ」画面が表示されます。「参照」をクリックし、BI Publisherレポートのパスを参照および選択します。BI Publisherの「マイ・フォルダ」から「Region Sales in View Selector」レポートを選択し、「OK」をクリックします。もう一度「OK」をクリックして「BI Publisher レポートのプロパティ」画面を閉じます。

    図7-23 BI Publisher レポートのプロパティ

    現時点では図の説明はありません。
  6. これで、「ダッシュボードエディター」ページに戻ります。「保存」をクリックして、ダッシュボードの変更を保存します。

  7. このダッシュボードのページには、「地域」のプロンプトが表示されます。「地域」ドロップダウン・リストから「Americas」を選択します。プロンプトの「表示」ボタンをクリックします。このページのすべてのレポートには、「Americas」のセールスのみが表示されます。ダッシュボードが表示され、ダッシュボードを下にスクロールすると、追加したダッシュボードのセクションにBI Publisherレポートが表示されます。

    図7-24 Regional Sales Report

    現時点では図の説明はありません。

7.5 BI Serverメタデータを使用したOracle BI Publisherレポートの作成

このトピックでは、BI ServerメタデータからOracle BI Publisherレポートを作成します。また、事前作成済のテンプレートをレポートに関連付けて、データを表示します。

この項は次のトピックで構成されています。

7.5.1 BI ServerメタデータからのOracle BI Publisherレポートの作成

BI ServerメタデータからOracle BI Publisherレポートを作成する手順は次のとおりです。

  1. Oracle BI PublisherにAdministrator(パスワード: Administrator)としてログインします。


    注意:

    Oracle BI Publisherにログインするには、Presentation Servicesにログインして「他の製品」→「BI Publisher」オプションを選択します。また、Oracle BI Publisherに直接ログインするには、「スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle Business Intelligence」→「BI Publisher」を選択します。

  2. マイ・フォルダ」に移動して、「新規レポートの作成」をクリックします。レポート名として「From BI Server」と入力し、「作成」をクリックします。新規に作成したレポートがページに表示されます。

    図7-25 「From BI Server」レポート

    現時点では図の説明はありません。
  3. レポート名の下に表示される「編集」リンクをクリックして、プロパティを編集します。レポートが編集モードで表示されます。「データ・モデル」→「新規」をクリックして、このレポートのデータソースを定義します。

  4. 「データ・セット」画面で、「タイプ」ドロップダウン・リストから「SQL問合せ」を選択します。

  5. データソースとして「Oracle BI EE」を選択します。

    図7-26 「データ・セット」画面

    現時点では図の説明はありません。
  6. クエリー・ビルダー」をクリックすると、SQL問合せが作成されます。「クエリー・ビルダー」画面が開き、左側にサブジェクト・エリア「GEC_DW」のリポジトリ・オブジェクトが表示されます。

    図7-27 「クエリー・ビルダー」画面

    現時点では図の説明はありません。
  7. サブジェクト・エリア「GEC_DW」から「Time」、「Channels」、「Products」および「Sales」を、右側の「モデル」キャンバスに、1つずつドラッグ・アンド・ドロップします。次の列名の横にあるチェック・ボックスを選択して、これらの列を問合せに表示します。

    • TimesYear

    • ChannelsChannel_name

    • ProductsProduct Category

    • SalesProfit

    図7-28 問合せに表示する列の選択

    現時点では図の説明はありません。
  8. 保存」をクリックします。これで、BI Publisherの「データ・セット」画面に戻ります。「SQL問合せ」フィールドに問合せが表示されることを確認します。「保存」アイコンをクリックして、レポートを保存します。

7.5.2 テンプレートの公開によるOracle BI Publisherのレポート・データの表示

この項では、定義済のテンプレートを、作成したレポートに関連付け、そのテンプレートを使用してレポートをOracle BI Publisherで表示します。これを行う手順は次のとおりです。

  1. Microsoft Wordでbiserver.rtfファイルを開きます。

  2. Wordを使用して、Oracle BI PublisherAdministrator(パスワード: Administrator)としてログインします。「テンプレートを開く」画面が表示されます。

  3. From BI Server」レポートを選択します。一番下にある「レポートを開く」をクリックします。これで、Wordに戻ります。

  4. Oracle BI Publisher」メニューから「テンプレートの公開対象」を選択します。「新規としてアップロード」ダイアログ・ボックスが開きます。テンプレート名に「biserver」と入力し、「OK」をクリックします。

  5. テンプレートをアップロードすると、「biserverがレポート「From BI Server」に追加されました」というメッセージが表示されます。もう一度「OK」をクリックします。

  6. Oracle BI PublisherにAdministratorとして接続します。「マイ・フォルダ」から「From BI Server」レポートを開きます。

  7. レイアウト」をクリックします。これで、biserver.rtfテンプレートがレポートに関連付けられます。

    図7-29 「テンプレート・ファイルの管理」に表示されたbiserver.rtfテンプレート

    現時点では図の説明はありません。
  8. 表示」をクリックしてレポートを表示します。


    注意:

    このデータは、PDF、RTF、MS Excelなどの形式で表示することもできます。

    図7-30 HTML形式のレポート

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    下にスクロールすると、図7-31のような表形式のレポートが表示されます。

    図7-31 表形式のレポート

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